国内の仮想通貨取引所といっても、2022年現在で実に多くの取引所が開設されています。
そのためこれから仮想通貨取引を始めたいと思ったとき、どの取引所を選択すべきか悩む方も多いでしょう。
ここではそうした仮想通貨取引所の選び方について、解説します。
仮想通貨の取引所選びの大事なポイントは、以下の3点あります。
▼仮想通貨取引所を選ぶ3つポイント
・投資スタイルに合っていること
・取引手数料を安くおさえられること
・取扱いがある暗号資産の種類が多いこと
この3つの観点で各取引所を比較したとき、誤差のような小さな違いではなく、かなり変わります。
つまりどの取引所に口座を作るか?は、仮想通貨投資で失敗しないためにもかなり重要な要因となります。
本稿を読めば、仮想通貨投資を始めるべき取引所がしっかり理解することができるようになりますよ。
▼本稿のおすすめ仮想通貨取引所
短期トレード (レバレッジあり) | GMOコイン | 口座開設へ |
短期トレード (レバレッジなし) | bitbank | 口座開設へ |
長期積立投資 | GMOコイン | 口座開設へ |
長期投資 | bitbank | 口座開設へ |
仮想通貨取引所の選び方は投資スタイルで変わる
ひと口に仮想通貨取引所といってもすべて特徴が異なり、特徴によって投資スタイルから利用すべき仮想通貨取引所が変わってきます。
中でも、投資スタイルは使うべき取引所が大きくわかれるところです。
そのため本稿では、短期トレードと長期トレードの投資スタイルで選ぶべき仮想通貨取引所をわけて解説します。
短期トレードがおすすめの取引所
短期トレードでおすすめな仮想通貨取引所は【GMOコイン】がいいでしょう。
短期トレードはどうしても取引する回数が多くなります。
トレードするたびに手数料が発生してしまうので、高頻度でトレードする短期トレードでは取引コストをおさえることが利益を残す上で大事になってきます。
その取引コストをおさえる方法として、手数料の高い販売所取引ではなく、取引所取引をおこなうことが有効です。
▼短期トレードの取引所の選び方
・取引所取引(板取引)ができること
・板取引ができる仮想通貨の種類が豊富なこと
という条件に見合う取引所が、おすすめの取引所の条件となります。
それらの条件をもっとも満たすのが【GMOコイン】というわけです。
【GMOコイン】については、次章で詳しく見ていきます。
長期の資産運用がおすすめ取引所
続いて長期的な資産運用で仮想通貨取引を行う場合も、短期トレードと基本は同じですが、取引所取引ができる通貨の種類が多い取引所を選択することがいいでしょう。
というのも、自分が保有したい仮想通貨の取り扱いがない場合、取り扱いがあるところで新たに口座開設をするという手間がかかってしまうためです。
そこでおすすめとなるのは【bitbank】です。
bitbankは現物取引の取引板で提供している通貨数は15種類となっています。
この【bitbank】については、3章にて詳しく説明します。
短期トレードにおすすめの取引所
短期トレードは取引手数料で選ぶ
冒頭でもお伝えしたとおり、仮想通貨では取引手数料というのはとても重要なポイントです。
理由としては、販売所取引と取引所取引では手数料が大きく異なります。
そのため利益を出していく上で、この取引手数料は重要な材料となります。
▼取引所取引と販売所取引の違い
取引所取引 (板取引) | 販売所取引 | |
取引手数料 | かなり低い | 高い |
取引相手 | ユーザー同士 | 販売所 |
つまり、おさらいになりますが短期トレードで使う仮想通貨取引所の選び方はこうなります。
▼短期トレードの取引所の選び方
・取引所取引(板取引)ができること
・板取引ができる仮想通貨の種類が豊富なこと
この観点から、短期トレードにおすすめの仮想通貨取引所を2つご紹介します。
レバレッジ取引なら【GMOコイン】
仮想通貨でレバレッジを用いた短期トレードを行う場合はGMOコインがおすすめです。
レバレッジは国内の仮想通貨取引所なら2倍までかけることができるのですが、10万円の口座資金なら20万円分の取引ができることになります。
つまり原理上、口座に入れる資金を半分におさえることができるので、スモールで仮想通貨取引をスタートしたい方は、現物取引ではなくレバレッジ取引を選択肢に入れてみてください。
GMOコインはこうしたレバレッジ取引を行うことができる通貨が多いです。
そのため今後レバレッジ取引を行いたいと考えているのであれば口座を保有しておいて損はない一社です。
▼国内の主要取引所との比較表(レバレッジ取引)
取引所 | 取引所方式 (板取引) | レバレッジ取引 | 通貨ペア数 (レバレッジ取引) | 取引手数料 |
---|---|---|---|---|
GMOコイン | 〇 | 2倍 | 10種類 | 無料 |
bitFlyer | 〇 | 2倍 | 1種類 | 無料 |
DMM Bitcoin | × | 2倍 | 15種類 | 無料 |
SBI VC Trade | 〇 | 2倍 | 7種類 | 無料 |
LIGHT FXコイン | × | 2倍 | 2種類 | 無料 |
Coincheck | 〇 | × | ― | ― |
Zaif | 〇 | × | ― | ― |
bitbank | 〇 | × | ― | ― |
※レバレッジ取引には別途レバレッジ手数料がポジションの保有日数に応じて発生します。
※DMM BitcoinはBitMatch注文という独自の注文方式が利用できますが、取引手数料が発生します。
GMOコインの2つのレバレッジ取引の違い
ちなみにGMOコインには「レバレッジ取引」と「暗号資産FX取引」という2つのレバレッジ取引できるメニューが提供されています。
少しややこしいのですが、本稿でカッコつきで「レバレッジ取引」と表記するものは、一般的なレバレッジを利かせた取引のことではなく、GMOコインでレバレッジ取引ができる取引メニューのひとつ、のことを指します。
結論からいえば、GMOコインでは「レバレッジ取引」のほうを利用するのがおすすめです。
このふたつの違いを簡単にまとめるとこうなります。
▼「レバレッジ取引」と「暗号資産FX取引」の違い(GMOコイン)
レバレッジ取引 | 取引相手 | |
「レバレッジ取引」 | 〇 | ユーザー同士 (板取引) |
「暗号資産FX取引」 | 〇 | GMOコイン |
「レバレッジ取引」も「暗号資産fx」も、どちらもレバレッジを利用してできる取引という点は変わりません。
GMOコイン内での「レバレッジ取引」は「レバレッジを利用して取引所取引(板取引)ができる仕様」となっています。

一方で、「暗号資産FX取引」のほうはGMOコインが取引の相手となって、売りと買いを行うことができる価格を提供しています。

板取引の取引相手は仮想通貨取引所を利用しているユーザー同士であり、手数料は「レバレッジ取引」で取引を行うと無料となっています。
一方で、「暗号資産FX」のほうも取引手数料は無料ですが、上図の「スプレッド」という実質的な手数料が発生します。
このスプレッドについては後述します。
つまりここでは「暗号資産FX」と「レバレッジ取引」の両方で取引したい通貨がある場合は、「レバレッジ取引」のほうで取引を行ったほうが手数料が安くなります。
▼取扱い通貨
「レバレッジ取引」 | 「暗号資産FX」 |
---|---|
BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、QTUM、ENJ、DOT、ATOM、ADA、MKR、DAI、LINK | BTC/JPY ETH/JPY BGH/JPY XRP/JPY XEM/JPY XLM/JPY BAT/JPY XTZ/JPY LTC/JPY OMG/JPY |
現物取引なら【bitbank】
続いてレバレッジをかけない現物取引で短期トレードをする場合の、おすすめ取引所を説明します。
現物取引の手数料で仮想通貨取引所を選ぶなら、【bitbank】がおすすめです。
取引所取引での通貨数が比較的多く、また手数料もマイナス手数料があるため、現物取引で短期売買を行うなら外せない仮想通貨取引所の1つと言えるでしょう。
マイナス手数料というのは、本来なら手数料として差し引かれるものが、報奨金として受け取れるということです。
たとえばbitbankで1万円分のメイカ―取引をしたとき、2円がもらえるということです。
▼国内の主要取引所との比較表(現物取引)
取引所 | 取引所方式 (板取引) | 通貨ペア数 (現物取引) | 取引手数料 |
---|---|---|---|
bitbank | 〇 | 15種類 | メイカー -0.02% テイカ― 0.12% |
GMOコイン | 〇 | 18種類 | メイカ―:-0.01% テイカー:0.05% |
bitFlyer | 〇 | 14種類 | 0.01~0.15% |
DMM Bitcoin | × | 12種類 | 無料※ |
SBI VC Trade | 〇 | 7種類 | 無料 |
LIGHT FXコイン | × | 2種類 | 無料 |
Coincheck | 〇 | 4種類 | 無料 |
Zaif | 〇 | 14種類 | メイカ―:-0.0% テイカー:0.1~0.3% |
取引ツールならGMOコインとbitbankはどちらもおすすめ
ちなみに仮想通貨取引でテクニカル分析を重視したい方は、取引所から提供されている取引ツールも大事なポイントになりますよね?
その取引ツールで仮想通貨取引所を選択する場合でも、bitbankとGMOコインがおすすめです。
この理由としては2社とも「Tradingview」と呼ばれる日本でも人気のテクニカル分析ツールを導入していて、取引ツール内で利用できるようになっているためです。
またbitbankの方がtradingviewのツールに対応している通貨数が多いため、bitbankをメインにテクニカル分析を行ってもらうといいでしょう。

また注文方法の使いやすさではGMOコインが視覚的に見やすいと評判が良く、初心者にも使いやすくなっています。
実際に、以前当サイトがGMOコインの取引ツールの使い勝手を調査した結果では、実際にGMOコインを利用している10名の聞き取り調査で、下表の結果でした。
どちらも口座開設を行って利用してみることをおすすめします。
▼GMOコインのツール・アプリに対する満足度
取引ツールの使用感 | 4.2点(5点中) |
スマホアプリの使用感 | 4.1点(5点中) |

長期の資産運用なら通貨の種類が多く「積立プラン」がある取引所を選ぶ
長期的に資産形成のために仮想通貨を利用したいという方は、
▼長期投資に使う取引所の選び方
・通貨の種類が多く提供されていること
・「積立プラン」があること
という基準で、仮想通貨取引所を選ぶのがベターでしょう。
前者の取り扱い通貨の種類が豊富であることは、短期トレードと同じです。
一方で「積立プラン」は、毎月や毎日積立を行うことで平均購入単価を均していくことができます。
そのため将来的に仮想通貨の価格が上昇していくという視点があれば、仮想通貨の積立を資産形成法の一つとしていいのではないかと思います。
ただし長期の資産運用の注意点として、仮想通貨は値動きが激しいため、資産全体のポートフォリオの割合としては少なめに調整することが大切でしょう。
全体の資産の5%程度に抑えることで他の資産(株やFX、投資信託等)とのバランスが調整しやすいと思います。
仮想通貨の積立投資ができるおすすめの取引所
仮想通貨積立が行える仮想通貨取引所は【coincheck】と【GMOコイン】があります。
結論からいえば、この2つの取引所なら【GMOコイン】がおすすめです。
coincheckは通貨数が多く、色々な種類で積立を行うことができるため資産を分散したいという点ではメリットがあるでしょう。
またcoincheckは「月イチつみたてプラン」と「毎日つみたてプラン」を用意しているため、自分自身がどのくらいのスパンで積立を行いたいかで決めてもらうといいでしょう。
GMOコインも「つみたて暗号資産」というサービスを提供しています。
GMOコインも毎月積立を行うプランと毎日積立を行うプランが用意されています。
しかしながら、2社で違うのは通貨の種類と最低積立金額です。
▼積立プランの比較
GMOコイン | coincheck | |
積立の頻度 | 毎日or毎月 | 毎日or毎月 |
最低積立金額 | 500円 | 1万円 |
通貨の種類 | 18種類 | 16種類 |
積立金額はcoincheckが1万円であるのに対してGMOコインはワンコインの500円で積立を行うことが可能です。
取引したい通貨にこだわりがなければ、少額からできるGMOコインで積立を行うのがいいでしょう。
ワンコインで1通貨から積立を行うことができることによって、予算が毎月1万円でも最大20通貨分散して毎月積立を行うことができます。
通貨も分散することでさらにリスク分散が可能となるため、GMOコインのワンコインでの積立は長期投資で利用するといいでしょう。
取引通貨の種類が豊富な【bitbank】
積立ではなく、自身で長期トレードをしたいという方は【bitbank】がおすすめです。
というのも、長期投資の場合は基本的にレバレッジを利用しない方がいいからです。
仮想通貨自体の値動きが大きいにもかかわらず、レバレッジを長期投資で利用するのは、評価損益の幅が大きくなりすぎてしまいます。
そのため長期投資では、現物取引で通貨数が多く、板取引で手数料を安くすることができるbitbankがおすすめです。
またbitbankは取引手数料がmaker(指値注文)で取引を行った場合はマイナス手数料となっているため、手数料も安く済むことから、取引はできる限りmaker注文で取引を行うことがいいでしょう。
販売所取引は手数料が高くおすすめできない
ところで取扱いのある通貨数という観点だと、coincheck等も販売所取引では16種類と多くの通貨を提供しています。
ですがcoincheckにはこれまで紹介してきた取引所取引(板取引)がなく、販売所取引しかありません。
販売所自体のスプレッド(売りと買いのレートの価格差)がとても広く、これは実質的な取引コスト(仮想通貨取引所の収益)となるため、利用することはおすすめできません。
というのも、販売所取引では買うタイミングと売るタイミングで数%の手数料が課せられるため、価格が大きく上昇しないと利益とならないことから投資家としては不利なレートとなります。
例として以下をご覧ください。
売り | 買い | スプレッド | |
bitbank | 3,811,949円 | 3,928,050円 | 116,101円 |
DMMbitcoin | 3,833,004円 | 3,895,366円 | 62,362円 |
上記はbitbankとDMMbitcoinの販売所のスプレッドを示しています。
簡単に言うと、仮想通貨を買った瞬間に6~11万円分の含み損を抱えた状態でスタートするということになります。
そもそも販売所のスプレッドが大きいことがわかります。
そのため販売所ではなく、取引所で売り買いをすることで手数料は大幅に低下します。
販売所の手数料は、先ほど見たようにbibankだと、「メイカー取引で-0.02%、テイカ―取引で0.12%」とかなり低いですね。
こうした手数料の大きな差が販売所と取引所ではあるので、取引所を利用することを優先した方がいいわけです。
取引する仮想通貨の選び方
ここまではトレードスタイルごとの取引所の選び方について見てきました。
ここからは取引所に口座を作ったあと、「どの仮想通貨をトレードするべきか?」という点について説明していきます。
結論からいえば、取引を行う仮想通貨の選択は、初心者ならビットコインとイーサリアムくらいのメジャーな通貨でスタートすることがいいでしょう。
その理由は、2つあります。
▼初心者向けの仮想通貨ペア選び
・ビットコインなどメジャーな暗号資産は値動きが比較的緩やか
・メジャーな暗号資産なら情報収集しやすい
そもそも仮想通貨は他の株やFXなどの投資商品よりも値動きが平均的に大きいです。
例として、暗号資産でもっともポピュラーなビットコインでも年間に100%ほど値動きが出ます。
一方で、FXでのドル円は年間値幅の平均が10%ですので、ドル円と比較しても仮想通貨は10倍もの値動きが発生します。
ですがそうした仮想通貨の中でも、ビットコインは流動性(取引量)が高いため、ビットコイン以外のアルトコインと呼ばれる通貨と比較して値動きが小さいです。
なぜ取引量が小さいマーケットの値動きが大きくなるのかというと、もしも100万円しか取引がされていないマーケットに50万円を投資すると、1日の取引高から見た場合、50万円という金額与える影響度合いが強くなります。
一方で、もしも市場が時価総額で100億円あり、そのような市場に50万円分を売り買いしても影響は弱く、比較すると同じ50万円の大きさがまったく異なるのは理解しやすいでしょう。
例としてビットコインとオーエムジーと呼ばれるアルトコインの騰落率を下記で示しています。

2021年からの騰落率はビットコインは190%まで上昇していることに対して、オーエムジーは700%まで上昇する場面も出ています。
このように取引量の少ないアルトコインは、値動きがビットコインと比較して大きくなりやすいということがわかるでしょう。
またビットコインが上昇すればアルトコインも全体的に上昇しますが、アルトコインの個別要因は相当知識をつけたり勉強したりしないと理解できないでしょう。
最初は流動性の高い(取引量の多い)ビットコインで値動きの幅等に慣れていきながら、通貨のプロジェクトや特徴を勉強して他の通貨に挑戦するという流れで進んでいくことがいいと思います。
初心者でも失敗しない仮想通貨投資のコツ
この章では、仮想通貨投資を初めてする方も、失敗しにくいコツを3つ紹介します。
▼失敗しにくい仮想通貨投資のコツ
1.エントリーは分散すること
2.取引ルールを決めてルール通り行うこと
3.取引は現物取引から行うこと
以下、それぞれのコツを詳しく見ていきます。
エントリーは分散すること
仮想通貨投資は、値動きの幅が大きいことで失敗する投資初心者が多いマーケットです。
つまりリスクの取り方が難しい投資商品とも言えます。
そのため失敗しないために必ず行うべきことは、自分自身に合ったリスクの取り方を試行錯誤しながら学ぶことが大切でしょう。
リスクの取り方は先ほどお伝えした資産の5%程度で仮想通貨の割合は抑えるというのも工夫の一つですが、特に行ってほしいのは「取引は分散してエントリーすること」です。
ポジションを取るときに利用できる資産をすべて1回のタイミングでエントリーしようとしてしまったりしますが、これはNGです。
ピンポイントで相場のタイミングを測ることは不可能なので、エントリーのタイミングを分散してリスクを軽減させてください。
取引ルールを決めてルール通り行うこと
次に大事な点としては、取引ルールを決めて淡々とルール通り取引を行うことです。
例として
・エントリーは分割して行う
・移動平均線がゴールデンクロスやデットクロスを確認してからエントリーする
・損切りは○○pipsで
等、色々トレードによって判断軸となるものが定まってくるため、そのルールを厳密に守るということは大事なことでしょう。
これは仮想通貨に限らず全ての投資に言えることであり、ルールを明確にしてトレードを行うようにしましょう。
取引は現物取引から行うこと
初心者の場合、レバレッジ取引は最初は避けた方がいいでしょう。
理由としては仮想通貨の値動きの大きさを体感せずに取引を行うことにより、思いがけない損失を被る可能性があるためです。
最初は現物取引で仮想通貨というものの値動きを理解してから、その値動きをどのようにレバレッジ取引で利用できるか考えることが順番としてはいいでしょう。
仮想通貨取引所の取引タイプの違い
これまで見てきたように、仮想通貨取引所には、さまざまな取引タイプが用意されています。
取引タイプによってリスクの取り方が変わりますし、どのように活用していけばいいか変わります。
そうした取引タイプの違いを、理解しておくといいでしょう。
現物取引
現物取引は実際に仮想通貨の現物を受け渡しする取引です。
現物取引は実際に物の受け渡しがされるため、その後送金したり支払いに充当する等が可能となります。
現物取引の場合は、ある程度長期的なスパンで取引判断を行うことも多いため、どのラインで損切りを行うのかという点を明確してからエントリーすることが大事です。
短期的なトレードができない訳でもありませんが、ある程度大きな値幅の変動を想定しながら、エントリーする水準を決めていくことになると思います。
レバレッジ取引
レバレッジ取引は実際に物の受け渡しは行われず、その価値を売り買いして、売り買いを行った後の差額分を精算する取引です。
レバレッジ取引は自己資本を担保に日本では2倍までのリスクでポジションを保有することができるため、資本効率が良くなると言われています。
レバレッジ取引の場合は長期で保有することは評価損益の動き方が大きいため、難しいと言えるでしょう。
そのためエントリーも細かく分散して行うことが大事であり、早めに損切りラインを近い位置で設定してトレードすることがいいでしょう。
また少しパソコンから離れるときは逆指値注文を出して、みていない時でも損切りを行えるように工夫することが大切です。
長期的に保有したい場合はレバレッジ取引ではなく現物取引をおすすめします。
仮想通貨積立
仮想通貨積立は現物取引の一種で、予め設定を行っておくことで操作を行わなくても自動で決まった周期に仮想通貨を購入する仕組みの取引です。
長期的な資産形成のために利用する方法であり、将来的に価格が上昇することを前提として行うようになります。
仮想通貨積立はリスク管理というよりは積立を行っていることでリスク管理をしているとも言えるため、このまま継続していくというのが大事でしょう。
仮想通貨取引のよくあるQ&A
この章では、仮想通貨取引に関するそのほかの疑問にお答えしていきます。
仮想通貨投資の資金はどれくらいから始めるべき?
仮想通貨は数千円から数万円からスタートしていいでしょう。
1日で何十%という値動きが生じる場合もあるため、最初は少額からスタートし値動きの幅というものを把握することが大切です。
仮想通貨投資で儲けると税金がかかる?
仮想通貨での利益は雑所得に分類され、総合課税の課税対象となっています。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。

学生や無職でも口座を開設できるか?
学生や無職でも口座開設は可能です。
しかし口座開設には審査があります。
審査基準は仮想通貨取引所の判断となるため詳しくは仮想通貨取引所に問い合わせしてください。
仮想通貨に関するニュースや情報収集はどうするべき?
仮想通貨に関するニュースはcoinpostやコインテレグラフ、coindesk等のサイトで様々な仮想通貨の動向をチェックすることができます。
またSNSでもTwitter等で色々な方が情報を発信しているため、利用してもらうといいでしょう。
まとめ
ここでは仮想通貨取引所の選び方から取引での注意点等を解説しました。
仮想通貨取引所は色々な種類があり、特徴的なサービスを提供しているところも多く存在します。
仮想通貨取引所口座開設は無料で行うことができるため、気になる仮想通貨取引所があればとりあえず口座開設を行い利用してみるということがいいと思います。
気軽に口座開設を行って見てから判断してみるようにしましょう。
最後にトレードスタイルごとのおすすめ取引を再掲しておきます。
▼おすすめ仮想通貨取引所