おすすめ会計ソフトランキング37選(個人/法人)【個人事業主・フリーランス・副業・中小企業・大企業別】

個人から法人まで経理、申告書作成などで必須の会計ソフト。

今回は、そんな会計ソフトの中でおすすめ・人気・評判の良いものを事業規模別に紹介します。

ちなみに、「とりあえず一番良い会計ソフトを一つだけ教えて」と聞かれることも多いです。

そんな時は、「1年間無料で使えるやよいオンライン(弥生会計オンライン)をとりあえず使ってみたらどうか」とアドバイスしています。

1年間無料で使える機能がしっかりしているクラウド型会計ソフトはやよいオンラインだけです。

	やよい青色申告 オンライン	やよい白色申告 オンライン	弥生会計 オンライン
利用者	個人/青色申告	個人/白色申告	法人
料金	初年度無料 次年度以降 11,330円/年	永久無料	初年度無料 次年度以降 30,580円/年
詳細	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ
公式	公式サイト	公式サイト	公式サイト

当記事作成にあたっては以下の弊社独自調査を実施しています。

独自調査および公認会計士・税理士である筆者、他の税理士へのヒアリング調査などを元にランキングを作成しています。ランキングは「価格(コスト)」「使いやすさ」「必要な機能」「口コミ・評判」の4項目を総合的に評価し作成しています。

おすすめ会計ソフト一覧比較表(事業規模別)

紹介する会計ソフトを一覧表にまとめました。

青色申告用おすすめ・人気・評判の良い会計ソフト一覧比較表

青色申告用おすすめ・人気・評判の良い会計ソフト一覧比較表が以下になります。

※料金は全て税込です。

	やよいの青色申告 オンライン	マネーフォワード クラウド確定申告	freee	クラウド円簿	ジョブカン青色申告	インストール版 やよいの青色申告	フリーウェイ 経理Lite	ジョブカン Desktop青色申告	MJSかんたん 青色申告	みんなの青色申告	やるぞ！青色申告
料金	年11,330円～	年11,880円～	年12,936円～	永久無料	年13,200円	年15,400円	永久無料	年5,500円～	年7,920円	年10.780円	年11,880円
無料期間	1年間	1カ月	1カ月	―	30日間	30日間	―	30日間	30日間	30日間	なし
オススメ度
使いやすさ 機能性
詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ
公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

青色申告用ソフト（確定申告用ソフト）に絞っておすすめを紹介している記事もありますので、よろしければご覧ください。

また、個人事業主(フリーランス・副業含む)向け会計ソフトを紹介している記事もありますので、よろしければご覧ください。

白色申告用おすすめ・人気・評判の良い会計ソフト一覧比較表

白色申告用おすすめ・人気・評判の良い会計ソフト一覧比較表が以下になります。

※料金は全て税込です。

	やよいの白色申告 オンライン	マネーフォワード クラウド確定申告	freee	クラウド円簿	フリーウェイ 経理Lite	CalQShare （カルクシェア）
料金	永久無料	年11,880円～	年12,936円～	永久無料	永久無料	永久無料
無料期間	―	1カ月	1カ月	―	―	―
オススメ度
使いやすさ 機能性
詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ
公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

法人用(中小企業用)おすすめ・人気・評判の良い会計ソフト一覧比較表

法人用(中小企業用)おすすめ・人気・評判の良い会計ソフト一覧比較表が以下になります。

※料金は全て税込です。

	弥生会計 オンライン	マネーフォワード クラウド会計	freee	インストール版 弥生会計	JDL IBEX 出納帳 Major	Main財務管理	魔法陣クラウド	会計らくだ	ジョブカン Desktop会計	ジョブカン会計	MJSかんたん 法人会計	わくわく財務会計	会計王	MJSかんたん 会計
料金	年30,580円～	年39,336円～	年39,336円～	年40,370円～	永久無料	永久無料	年13,200円～	年13,200円～	年16,500円～	年33,000円～	年33,000円～	年20,900円～	年44,000円～	年27,500円～
無料期間	1年間	1カ月	1カ月	30日間	―	―	―	―	30日間	30日間	30日間	30日間	30日間	30日間
オススメ度					[star25]
使いやすさ 機能性
詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ
公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

法人(中小企業・大企業・非営利法人)向け会計ソフトについて詳しく紹介している記事もありますのでよろしければご覧ください。

会計ソフトを条件で選べる絞込検索ツール

弊社では、会計ソフトを様々な条件で絞り込んで探せるツールを提供しています。

よろしければご利用ください。

▼自分にピッタリの会計ソフトを条件で選べる▼

事業形態で選ぶ（複数選択可能）

副業フリーランス個人事業主法人(従業員10人以下)法人(従業員30人程度)法人(従業員50人以上)

申告方法で選ぶ（複数選択可能）

白色申告対応青色申告対応事業会社向け

料金(税込)で選ぶ（複数選択可能）

永久無料無料期間30日無料期間1年年間~15,000円年間15,000円~30,000円年間30,000円~100,000円年間100,000円~

経理レベルで選ぶ（複数選択可能）

経理初心者経理中級者(簿記3級レベル)経理上級者

使いやすさで選ぶ（複数選択可能）

レベル1(使いにくく感じる時がある)レベル2(使いやすい)レベル3(かなり使いやすい)

機能で選ぶ（複数選択可能）

見積書・請求書作成可能(所得税・法人税)申告書作成可能消費税申告書作成可能e-Tax可能AI仕訳自動化機能搭載レシート撮影自動仕訳機能搭載銀行口座・クレカ連動自動仕訳搭載承認機能搭載部門管理機能搭載

こだわり条件で選ぶ

プロ(公認会計士・税理士)おすすめ40代以上利用者多い30代以下利用者多い上場企業利用可インストール型クラウド型スマホアプリ有りスマホアプリで申告まで可能他ソフトとの連携可インボイス制度対応電子帳簿保存法対応税理士・会計事務所連携可サポート充実実績十分連結会計対応国際会計基準(IFRS)対応管理会計(原価計算)対応

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【青色申告】おすすめ人気会計ソフトランキング11選
(個人事業主・フリーランス・副業向け)

青色申告向けのおすすめ人気会計ソフトランキングを紹介します。

「使いやすさ・機能性」と「安さ」を重視してランキングを作成しています。

1位：やよいの青色申告 オンライン（１年無料）

やよい青色申告オンラインの口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

やよいの青色申告オンラインは、使い勝手が良いという意見が非常に多かったのが特徴的でした。

やよいオンラインは機能性が良いクラウド型会計ソフトにもかかわらず１年間無料です。

しかも、その後の月額料金も安いのが特徴です。

初めて会計ソフトを使うという方であれば間違いなくオススメ度NO1の会計アプリです。

また、やよいオンラインについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

2位：マネーフォワードクラウド確定申告（マネフォ）（1カ月無料）

マネーフォワードの最大の特徴は、会計以外の、「給与計算」、「請求書作成」、「経費精算」、「勤怠管理」、「マイナンバー管理」などが基本プランにセットになっているという点になります。

請求書作成は意外に面倒ですし、従業員がいる場合は給与計算や勤怠管理なども面倒ですので、マネフォワードはおすすめの確定申告ソフトの一つです。

やよいオンラインと比べると料金面で若干見劣りするため第２位となりましたが、機能性は抜群ですのでおすすめの会計ソフトと言えます。

ちなみに筆者もこのマネーフォワードを愛用しています。

マネーフォワードクラウド確定申告の口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

マネーフォワードクラウド確定申告は、使いやすく、操作が簡単という口コミが多くあがっていました。

また、マネーフォワードについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

3位：freee（フリー）（1カ月無料）

freeeの最大の特徴は、家計簿のような感覚で初心者でも仕訳をきりやすい工夫がなされているという点です。

ただし、やよいオンライン、マネーフォワードより料金が高い点や経験者だと使いにくいと感じる点などから第３位とさせていただいています。

freeeの口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

freeeは初心者でも簡単に操作ができるという口コミが多く上がっていました。

また、freeeについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

4位：クラウド円簿

クラウド円簿は基本無料で確定申告まで作成できるため人気の会計ソフトの一つです。

ただし、機能面でどうしてもやよいオンライン、マネーフォワード、freeeなどと見劣りします。

どうしても会計ソフトは無料が良いという方は、初年度やよいの青色申告オンラインを使い、２年目以降クラウド円簿を使うといった方法も手でしょう。

ただし、優秀なクラウド型会計ソフトの便利さを知ってしまった方にとっては不便に感じるでしょう。

無料で確定申告までできるという点から4位にランクインとなりました。

5位：ジョブカン青色申告

ジョブカン青色申告は、株式会社ジョブカン会計が提供しているクラウド型会計ソフトです。

銀行口座やクレジットカード明細と連携ができる本格的なクラウド型会計ソフトです。

クラウド型会計ソフトの先駆けである「やよいオンライン」や「マネーフォワード」に比べて機能面で見劣りします。

料金面でも、freeeの最安値プランより少し高い程度の設定になっています。

ジョブカン青色申告の口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

ジョブカン青色申告は弥生会計やマネーフォワードとの互換性があるという点を評価している口コミがありました。

6位：インストール版やよいの青色申告

クラウド会計ソフトの「やよいの青色申告」のインストール版です。

「＋クラウド機能」ということで、銀行口座やクレジットカードの明細との自動連携可能できる点が魅力的です。

買い切り価格のため、長期で利用できるから節約になると考える方がいるかもしれません。

ですが、税務や会計のルールは日々変化していますし、会計ソフトの機能も日々進化しています。

ですので、日々アップデートされるクラウド型会計ソフトに比べるとどうしても見劣りしてしまいます。

7位：フリーウェイ経理Lite

フリーウェイ経理Liteは、無料で利用できる会計ソフトとして人気です。

クラウド型のように銀行口座やクレジットカード明細との自動連携機能はないですが、手入力で利用する会計ソフトとしてはそん色なく利用できます。

クラウド型の便利さを知ってしまった方にとっては無料といえど、不便に感じるでしょう。

8位：ジョブカンDesktop青色申告

ジョブカンDesktop青色申告は、ジョブカン青色申告のインストール版です。

料金自体はジョブカン青色申告よりも安い点が良いところです。

ただし、クラウド型会計ソフトに比べるとどうしても機能面で見劣りしてしまいます。

9位：MJSかんたん青色申告

MJSかんたん青色申告は、比較的料金がリーズナブルなインストール型の会計ソフトです。

銀行口座やクレジットカード明細との自動連携機能がある点が良いところです。

操作画面が昔ながらの会計ソフトに近いため、年配の方には使いやすく感じるかもしれません。

10位：みんなの青色申告

会計ソフトで有名なソリマチ株式会社が提供しているインストール型会計ソフトです。

クラウド型のように銀行口座やクレジットカードの明細との自動連携可能できる点が魅力的です。

11位：やるぞ！青色申告

「やるぞ！青色申告」は長年多くの方に利用されているインストール型会計ソフトです。

昔から同じ会計ソフトを利用しているという方でいまだに「やるぞ！青色申告」を利用されている方も多くいらっしゃいます。

クラウド型会計ソフトと違い、銀行口座やクレジットカードの明細との自動連携可能などがなく、機能性で見劣りします。

【白色申告】おすすめ人気会計ソフトランキング6選
(個人事業主・フリーランス・副業向け)

白色申告向けのおすすめ人気会計ソフトランキングを紹介します。

「使いやすさ・機能性」と「安さ」を重視してランキングを作成しています。

1位：やよいの白色申告 オンライン（永久無料）

とにかく、無料の中で機能や使いやすさ面で圧倒的に充実しているのがやよいの白色申告オンラインです。

ここまで機能が充実している永久無料の会計ソフトはやよい白色申告オンラインだけでしょう。

青色申告用や法人用は永久無料とはいきませんが、白色申告用に関してはこの機能性や使いやすさで無料というところで圧倒的におすすめ度NO1です。

2位：マネーフォワードクラウド確定申告

マネーフォワードクラウド確定申告は、青色申告で使う人が多いですが、白色申告にも対応しています。

やよいの白色申告オンラインと比較すると料金が発生してしまうところがマイナスポイントですが、非常に使いやすい、機能性抜群というところで、ランキング2位としました。

3位：freee

freeeも、青色申告で使う人が多いですが、白色申告にも対応しています。

やよいの白色申告オンラインと比較すると料金が発生してしまうところがネックです。

料金はかかりますが、初心者でも非常に使いやすい、機能性抜群というところで、ランキング3位としました。

4位：クラウド円簿

クラウド円簿は、クラウド型会計ソフトで永久無料です。

白色申告で利用するのであれば機能性よりも料金ということで、永久無料のところを重視して4位としました。

銀行口座やクレジットカード明細の自動取得機能や自動仕訳機能などの便利な機能は無料版にはついていません。

5位：フリーウェイ経理Lite

フリーウェイは白色申告だけでなく青色申告や法人にも対応しています。

無料版ではクレジットカード明細や銀行明細などとの連携機能など便利な機能が使えないなど不便な点が多いです。

ですが、白色申告ということで、機能性よりも永久無料というところを重視してランキング5位としました。

6位：CalQShare（カルクシェア）

カルクシェアは副業者向けの簡単なアプリです。

Uberや民泊などの副業をしていて確定申告が必要な人はこういった白色申告向け無料ソフトを利用するのも良いと思います。

本当に仕訳数が少なくPCを持っていないという人にはこういった会計アプリを利用してみるのも手かもしれません。

おすすめの会計アプリ(確定申告アプリ)を紹介している記事もありますので、よろしければご覧ください。

【法人向け】おすすめ人気会計ソフトランキング14選
(中小企業向け)

中小企業けのおすすめ人気会計ソフトランキングを紹介します。

「使いやすさ・機能性」と「安さ」を重視してランキングを作成しています。

1位：弥生会計オンライン

弥生会計オンラインの最大の特徴は、全プラン初年度無料で利用できる点です。

法人用のクラウド型会計ソフトの中で機能もしっかりしていながら1年間無料で使える会計ソフトはこの「弥生会計オンライン」だけでしょう。

ちなみに、弥生会計オンラインは上場企業などで必要とされている承認機能などはまだ整備されていませんので、その点は注意してください。

初年度無料で使えるクラウド型会計ソフトは弥生会計オンラインだけですのでおすすめ度NO1です。

インストール版弥生会計の口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

インストール版弥生会計は、使いやすいという意見があがっていました。

2位：マネーフォワードクラウド会計

マネーフォワードは、「給与計算」、「請求書作成」、「経費精算」、「勤怠管理」、「マイナンバー管理」との連携もでき、会計ソフト以外の機能として法人向けの機能がかなり充実しています。

中小企業を中心に非常に利用され始めているクラウド型会計ソフトの一つです。

また、上場企業など内部統制をしっかりと整備しなければならない企業では必須とされている承認機能なども存在します。

さらに、マネーフォワードは連結会計には対応していますので、連結会計が必要な大手でも十分使えるクラウド型会計ソフトです。

マネーフォワードクラウド会計の口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

マネーフォワードクラウド会計は、銀行口座やクレカとの自動連携が非常に好評でした。

3位：freee

freeeは、個人事業主向けの会計ソフトと思われていましたが、近年中小企業でも利用者が増えています。

また、freeeには、上場企業などで必要な内部統制上の機能である承認機能もしっかりと存在しています。

ですので、中小企業から大企業まで利用され始めているクラウド型会計ソフトとして人気があります。

連結会計にも対応しています。

4位：インストール版弥生会計

インストール版弥生会計は、部門管理機能や承認機能など、上場企業レベルで必須な機能も兼ね備えているため、中小企業でも安心して使える会計ソフトです。

その上、利用料金はリーズナブルで操作性もシンプルであることから、中小企業では幅広く利用されている会計ソフトになっています。

クラウド型が出るまでは、筆者も長年愛用していました。

インストール型の中では筆者の知る限りもっとも使われている会計ソフトの一つだと思います。

5位：JDL IBEX 出納帳 Major

「JDL IBEX 出納帳 Major」は機能が比較的充実しているにもかかわらず永久無料で使える会計ソフトです。

インストール型であるため、スマホやノートPCなどで気軽に仕訳をうつということができないのがネックです。

6位：Main財務管理

Main財務管理は、法人専用の完全永久無料の会計ソフトです。

ただし、無料版では便利な機能（自動データ取込や自動仕訳）を使えず、サポートなども受けられないという点が非常にネックなためランキングとしては6位となりました。

Main財務管理の口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

Main財務管理は、銀行口座やクレカとの自動連携がないところがBADということでしたが、使いやすい部分はGOODという口コミがありました。

7位：魔法陣クラウド

昔から使われてきたインストール版会計ソフト魔法陣のクラウド版です。

クラウド型会計ソフトとしての機能性はまだまだ劣っている部分も多いです。

料金は比較的安めというところで、ランキングとしては7位となりました。

インストール版の魔法陣を使っていた人には使いやすいため、インストール版魔法陣から乗り換えたという人も多いです。

8位：会計らくだ

会計らくだは株式会社BSLシステム研究所が提供するインストール型会計ソフトです。

クラウド型会計ソフトのように銀行口座やクレジットカードの明細との自動連携機能がありません。

料金がかなり安いというところで、ランキングは8位となりました。

インターフェイスが昔ながらの会計ソフトのような感覚で使えるため、年配の方に人気の会計ソフトです。

9位：ジョブカンDesktop会計

ジョブカンDesktop会計は、株式会社ジョブカン会計が提供している企業向けインストール型会計ソフトです。

クラウド型のように銀行口座やクレジットカード明細と連携ができます。

料金は安めですが、機能性としては劣る部分が多く、ランキングは低くなっています。

買い切りではありますが、1年間はバージョンアップが無料で行われます。

10位：ジョブカン会計

ジョブカン会計は、株式会社ジョブカン会計が提供している企業向けクラウド型会計ソフトです。

銀行口座やクレジットカード明細と連携ができる本格的なクラウド型会計ソフトです。

クラウド型会計ソフトの先駆けである「やよいオンライン」や「マネーフォワード」に比べて機能面で見劣りするため、ランキングとしては低めになっています。

11位：MJSかんたん法人会計

MJSかんたん法人会計は、中小企業向けインストール型の会計ソフトです。

銀行口座やクレジットカード明細との自動連携機能がある点は良いところです。

また、操作画面が昔ながらの会計ソフトに近いため、年配の方には使いやすく感じるかもしれません。

昔から利用している人が継続して利用しているという点でまだまだ人気はある会計ソフトです。

MJSかんたん法人会計の口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

MJSかんたん法人会計は、法改正のたびにしっかりとアップデートしてくれるところが良いという口コミがありました。

12位：わくわく財務会計

わくわく財務会計は、長年インストール版として広く利用されてきた会計ソフトです。

昔から使い続けている利用者は多くいらっしゃいます。

比較的値段は高めで、機能性もクラウド型に劣るということで、ランキングとしては低めです。

13位：会計王

会計王は、ソリマチ株式会社が提供している中小企業向けインストール型会計ソフトです。

クラウド型会計ソフトのように銀行口座やクレジットカードの明細との自動連携が可能です。

料金は比較的高めで、バージョンアップには別途料金が発生してしまうのがネックです。

14位：MJSかんたん会計

MJSかんたん会計は、個人事業主～中小企業向けインストール型の会計ソフトですが、主に中小企業で利用されています。

銀行口座やクレジットカード明細との自動連携機能がある点など基本的には、MJSかんたん法人会計と機能性はかわりません。

入力画面などをMJSかんたん法人会計よりよりシンプルにしているところが違いです。

操作画面が昔ながらの会計ソフトに近いため、年配の方には使いやすく感じるでしょう。

大企業(上場企業)向け人気の会計ソフトランキング6選

大企業向向けの人気会計ソフトランキングを紹介します。

こちらは、よく大企業で利用されている会計ソフトを紹介しています。

料金が非常に高いため、筆者としてはおすすめできません。

大手が提供しているしっかりとした会計ソフトとして人気があるため、稼いでいる大手企業や上場企業では料金が気にならないということで利用されています。

PCAクラウド

PCAクラウドは、クラウド会計ソフトではあるものの、自動仕訳や明細自動取り込み機能などは後発なため使い勝手が悪い部分はあるかもしれません。

税理士の多くが使い慣れた会計ソフトになります。

税理士との連携という意味で、税理士から薦められて利用している法人も多いです。

JDL

JDLは税理士事務所、会計事務所向けの製品です。

企業で利用する場合には、会計事務所のJDLを利用させてもらうような方法が一般的です。

税理士の多くが使い慣れた会計ソフトになりますので、税理士との連携という意味で、こちらも利用している企業が多いです。

また、独自開発のAIシステムにより、高精度な自動仕訳が可能となっていることが特徴です。

勘定奉行（奉行クラウド）～株式会社オービック（OBC）～

勘定奉行も税理士で使えない人はいないというくらいよく利用されている人気ソフトです。

多くの企業でも利用されています。

こちらも、税理士の多くが使い慣れた会計ソフトになりますので、税理士との連携がしやすいです。

また、セキュリティ面がしっかりしており、大企業でも安心して利用できます。

さらに、勘定奉行は様々な〇〇奉行という連携可能なソフトが用意されており、給与計算から連結会計まで企業にあわせて様々な機能をオプションすることが可能です。

勘定奉行（奉行クラウド）の口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

勘定奉行（奉行クラウド）は、部門管理がしやすいところが非常に好評でした。

FXクラウド（TKC）

FXクラウドはクラウド型会計ソフトで銀行の取引明細から自動で仕訳をすることが可能です。

また管理会計機能が充実している点も特徴です。

税理士もTKCを利用している場合が多く、税理士との連携もしやすいのが特徴です。

FXクラウド（TKC）の口コミ・評判

※口コミは2024年弊社独自調査より

FXクラウド（TKC）は、豊富なデータベースやヘルプデスクが非常に好評でした。

SuperStream

SuperStreamは、Canonが提供する大企業向けの会計ソフトです。

IFRS（国際会計基準）や連結会計などにも対応しています。

GLOVIA

GLOVIAは連結グループ会計などにも対応している大企業向けの会計ソフトとして富士通が提供しています。

中小企業向けにGLOVIAきららというものがありますが、料金は比較的高めの印象です。

独自調査から見えたみんなが選ぶ会計ソフト３選

法人・個人を問わず、独自調査の結果から多くの方が「やよい」「マネフォ(MF)」「freee」のどれかを選んでいることがわかりました。

この３種は、クラウド型会計ソフトとして非常に使いやすく料金もリーズナブルなことが理由としてあります。

また、法人の場合は勘定奉行(奉行クラウド)を利用している率もそれなりに高いことがわかりました。

勘定奉行(奉行クラウド)は昔から多くの事業会社で利用されている王道会計ソフトであることが理由としてあります。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=44)

※2022年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=54)

※2022年度『専門家の相談室』利用者1,860人のクラウド型会計ソフト導入割合調査

やよいオンライン(弥生会計オンライン)

総合評価　
4.2点/5点
※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=17)

やよいオンラインはとにかく使いやすいということで高評価でした。

また、無料で使える(無料期間が長い)というところも評価をあげていたポイントでした。

	やよい青色申告 オンライン	やよい白色申告 オンライン	弥生会計 オンライン
利用者	個人/青色申告	個人/白色申告	法人
料金	初年度無料 次年度以降 11,330円/年	永久無料	初年度無料 次年度以降 30,580円/年
詳細	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ
公式	公式サイト	公式サイト	公式サイト

マネーフォワードクラウド確定申告（マネーフォワードクラウド会計）

総合評価　
4.0点/5点
※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=6)

マネーフォワードクラウドは使いやすく、操作が簡単ということで高評価でした。

freee

総合評価　
3.6点/5点
※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=7)

freeeは初心者でも使いやすいということで高評価でした。

（参考）勘定奉行(奉行クラウド)

総合評価　
3.0点/5点
※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=4)

勘定奉行は部門管理がしやすいということで高評価でした。

ただ利用料が高いことからコスパが悪いという評価もありましたので、料金が高めなところがネックになりそうです。

会計ソフト選びで重視すべき3ポイント(選び方)

会計ソフト選びで重視すべき３つのポイントを紹介します。

会計ソフトとは？【会計ソフト導入の目的・役割】

重視すべきポイントをお伝えする前に、会計ソフト導入の目的や役割を最初に解説します。

会計ソフトとは、個人・法人(企業)における日々のお金に関する動きを記録（記帳・仕訳）し、決算書や税務申告書などを作成してくれるシステムのことです。

日々の記帳・仕訳のことを経理と呼びますが、その経理業務を様々な面でサポートし効率化できる機能が備わっているのが会計ソフトの魅力です。

また、紙やエクセルなどを利用して計算するよりミスがなくなり、正確性も向上します。

会計ソフト選びのポイント①機能面

まず、なんといっても重要なのは機能面です。

規模	重視すべき機能
個人事業主 フリーランス 副業	【入力支援機能】 ・売上や費用を極力手間をかけずに集計できるような機能 （自動仕訳機能・明細自動取り込み機能） ・領収書などのスキャン自動入力機能 ・AIを駆使した自動仕訳機能
中小企業	【入力支援機能】 ・売上や費用を極力手間をかけずに集計できるような機能 （自動仕訳機能・明細自動取り込み機能） ・領収書などのスキャン自動入力機能 ・AIを駆使した自動仕訳機能 【各種制度対応機能】 ・消費税対応・固定資産台帳機能、固定資産税対応 【連携機能】 ・給与計算システムなどとの連携 ・会計事務所とのデータ共有機能
大企業	【入力支援機能】 ・売上や費用を極力手間をかけずに集計できるような機能 （自動仕訳機能・明細自動取り込み機能） 【各種制度対応機能】 ・連結会計対応 ・部門、予算などを細かく設定できる機能 ・会計事務所・監査法人とのデータ共有機能 （管理会計対応） 【承認申請機能】 ・仕訳のダブルチェック、承認機能 【連携機能】 ・給与計算システムなどとの連携

必要な機能は、会計ソフトの利用者の規模によって異なりますが、

一番重要なのは、売上や費用を極力手間をかけずに集計できるような機能（自動仕訳機能・明細自動取り込み機能）があるかどうかです。

いろんな会計ソフトを見てきた公認会計士・税理士である筆者からすれば、この機能以外の機能はなくてもなんとかなると言い切れるくらい重要です。

会計ソフト選びのポイント②使いやすさ

使いやすさについては、個々人の感覚や経理知識の程度によって異なるため、使ってみて判断するのが良いでしょう。

一般的によく使われているfreee、マネーフォワード、弥生オンラインの3種類で比較すると、

freeeは、初心者が使いやすく、マネーフォワード、弥生オンラインはある程度経理知識がある人の方が使いやすいという評価をよく聞きます。

個人的には初心者でもマネーフォワード、やよいオンラインは非常に使いやすいと思います。

無料期間を使って色々試してみて自分にあった会計ソフトを見つけてみると良いでしょう。

会計ソフト選びのポイント③費用面（値段）

費用面は個人事業主用の会計ソフトは1年間で1~1.5万円が相場になります。

一方、企業の会計ソフトの値段は本当にまちまちです。

やよい、freeeやマネーフォワードなどは比較的安く年間3~4万円前後です。

一方で、PCA会計のクラウド版などは年間30万円程度かかります。

また、大企業向けのソフトであれば、年間数100万円くらいかかるような会計ソフトもあります。

会計ソフト選びで最も重視されているのは「使いやすさ」

弊社独自調査によると会計ソフト選びで最も重視されているのは使いやすさであることがわかりました。

また、口コミや評判、有名かどうかなどを重視している人も一定数いました。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=44)

【個人・法人属性別】実際に利用している会計ソフトは何？

ここからは、2024年独自アンケート調査結果から見えた属性ごとに選ばれた会計ソフトの統計を紹介します。

ちなみに、今回の調査では、多くの方が「やよいオンライン」「マネーフォワード(MF)」「freee」「勘定奉行(奉行クラウド)」のいずれかを選択していたため、その４種類の会計ソフトを中心に紹介しています。

副業者の多くはやよいオンラインを選ぶ

2024独自調査で回答していただいた副業者は16人いました。

副業をしている会社員の半数はやよいオンラインを選択していました。

やよいオンラインは、青色申告用だと1年間無料で使えますし、無料期間が終わっても年間利用料がかなり安いです。

また、白色申告用は永久無料で使えます。

会計ソフトにお金をかけられない副業者は、コストの理由からやよいオンラインを選択する人が多いようです。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=16)

	やよい青色申告 オンライン	やよい白色申告 オンライン	弥生会計 オンライン
利用者	個人/青色申告	個人/白色申告	法人
料金	初年度無料 次年度以降 11,330円/年	永久無料	初年度無料 次年度以降 30,580円/年
詳細	詳細ページ	詳細ページ	詳細ページ
公式	公式サイト	公式サイト	公式サイト

フリーランスの多くはやよいオンラインを選ぶ

副業している人と同様にフリーランスも半数以上がやよいオンラインを選択していました。

理由は副業している人と同様に会計ソフトにコストをかけたくないというところが主なところだと思われます。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=7)

個人事業主は「やよい」「MF」「freee」のどれかを選択

会計ソフトはある程度コストをかけても良いから使いやすさを重視したいということでしょうか。

「やよい」一強の副業・フリーランスと比べると、「マネーフォワード(MF)」や「freee」を選択する人もそれなりにいました。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=8)

法人(事業会社)は勘定奉行(奉行クラウド)を利用するところが多い

事業会社となってくると、少し傾向がかわります。

今回の調査では一番多かったのが勘定奉行となりました。

税理士事務所で多くのクライアントと接している公認会計士・税理士の筆者としてもこの結果に関しては一定程度理解できます。

実際に勘定奉行は昔から非常に多くの事業会社に利用されている王道の法人向け会計ソフトです。

とはいえ、最近ではクラウド型会計ソフト(「やよい」「MF」「freee」)に乗り換えている事業会社が非常に多くなっています。

今回の調査ではサンプル数が少なかったこともあり勘定奉行がかなり多い結果となってしまったように見えます。

実際のところ、ここまで勘定奉行が圧倒的に強いというわけではないと思います。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=12)

【簿記レベル別】実際に利用している会計ソフトは何？

2024年独自アンケート調査結果から見えた簿記レベルごとに選ばれた会計ソフトの統計を紹介します。

ちなみに、今回の調査では、簿記レベルが低い人ほど「freee」を選択し、簿記レベルに関係なく「やよい」を利用している人が多いという傾向がありました。

簿記初心者は「やよい」「freee」を利用している率が高い

簿記初心者は「やよい」と「freee」を利用しているという人がそれぞれ30%程度を占めました。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=13)

簿記3級レベル以上は「やよい」を利用している率が高い

簿記3級レベル以上の人は「やよい」を利用しているという人が実に40%以上を占めました。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=31)

【経理経験年数別】実際に利用している会計ソフトは何？

2024年独自アンケート調査結果から見えた経理経験ごとに選ばれた会計ソフトの統計を紹介します。

ちなみに、今回の調査では、経理経験が浅い人ほど「freee」を選択する傾向がありました。

経理初心者は「やよい」「freee」を利用している率が高い

経理初心者は、やよいで35%程度、freeeで29%程度という結果になりました。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=17)

経理歴1年～5年は「やよい」を利用している率が高い

経理歴1年～5年の方は、やよいを利用している率が実に46%と高い割合を占めました。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=13)

経理歴5年超は「やよい」を利用している率が高い

経理歴5年超となると、利用している会計ソフトの割合に偏りがなくなってきています。

とはいえ、やよいの割合は実に36%と高い結果になりました。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=14)

会計ソフトを利用し始める（変更を検討する）きっかけ

2024年独自アンケート調査結果によると、会計ソフトを利用（変更）する理由として、多くの人が「楽さ・便利さの追求」「独立・起業」のどちらかをあげていました。

※2024年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=44)

楽さ・便利さの追求

※2024年弊社独自調査より

楽さや便利さを追求するために会計ソフトを導入することにしたという人が多くいました。

独立・起業きっかけ

※2024年弊社独自調査より

独立・起業をきっかけに、会計ソフトが必要になったため導入したという声が多くあがっていました。

【初心者必見】クラウド型とインストール型(ダウンロード型)の違い

会計ソフトはひと昔前は、全てインストール型でした。

ですが、現在はクラウド型が中心になっています。

クラウド型の方が便利で使いやすいからです。

ちなみに、弊社独自調査（54人の個人事業主へのアンケート調査）でも６５％の人が「クラウド型の方が良い」と答えました。

※2022年会計ソフトに関するアンケートWEB調査(N=54)

クラウド型のメリットデメリット比較

クラウド型会計ソフトがインストール型よりメリットがあるというところを紹介します。

インターネット環境がないという方はほとんどいないでしょう。

また、画面の切り替わりが遅いという点について、タブを複数開いておくなどで対応すれば全く気になりません。

電子帳簿保存法がクラウド型の追い風に

電子帳簿保存法は、ペーパーレス化を推進するために、最近整備された新たなルールです。

領収書などの書類や帳簿を電子データとしてもっていたとしても、紙の書類や帳簿と同等であるものと認めるルールです。

そのため、PDFファイルや写真などのデジタルデータとして保存すれば、紙の書類や帳簿は、不必要にということです。

電子帳簿保存法とクラウド型会計ソフトの相性は抜群です。

そういった電子化の流れも受けてクラウド型会計ソフトは爆発的に利用されはじめています。

大企業ではオンプレミス型も

基本的には会計ソフトはクラウド型とインストール型に分類されます。

ですが、会計ソフトにはオンプレミス型というものも存在します。

オンプレミス型とは自社でサーバーを構築し、自社仕様の会計ソフトシステムを構築するというものです。

非常に導入コストはかかりますが、日本を代表するような大企業グループには導入されているケースもあります。

【初心者必見】会計ソフト導入のメリット・デメリット

ここからは、会計ソフト導入のメリット・デメリットを解説したいと思います。

メリット①仕訳・経理・確定申告（税務申告）・決算が効率的かつ正確に行える

会計ソフト導入の目的ともいえる、最大のメリットは仕訳、経理、申告、決算などが効率的かつ正確に行えることでしょう。

紙の帳簿やExcelで仕訳や経理を行ったりすることは現実的には可能です。

ですが、時間が非常にかかりますし、正確に決算を組むこともかなり難しいです。

メリット②損益状況、財務状況がリアルタイムで把握できる

会計ソフト導入により、仕訳や経理の結果、今現在どれくらいの「利益が出ているのか？」「赤字があるのか？」「資産があるのか？」などをリアルタイムに把握することができます。

これは非常に重要なことで、損益状況、財務状況をリアルタイムで把握することで、今後の経営方針などをこまめに考えることができます。

メリット③税金を抑えることができる（節税効果）

会計ソフト導入により、日々の損益状況がわかります。

基本的には１年間の利益がたくさん出てしまうとそれだけ多くの税金（法人税or所得税）を支払う必要があります。

そこで、１年間の利益を調整するために、経費の使い方を調整することが節税に非常に有効になります。

会計ソフトの導入により、リアルタイムに損益状況が把握できるため、今の利益に対して、どれくらい今後経費を使うのかなどを把握し、１年間の利益を調整することができます。

デメリット①お金がかかる

会計ソフト導入のデメリットとして会計ソフトは基本的に有料であるということでしょう。

会計ソフトにお金を払うのはバカらしいと考えている人もいるかもしれません。

ですが、前述した節税効果や経理の効率化などのメリットが本当に大きいため、結果として有料ソフトを導入したとしても、見返りの方が大きくなることの方が多いです。

年間数万円程度の会計ソフトであれば十分導入するメリットの方が大きいと考えていただいて問題ないでしょう。

デメリット②慣れていないと（知識・経験がないと）使い方に戸惑う

会計ソフトは、基本的に経理の知識が一定程度ある人向けに作られています。

そのため、経理の知識がなかったり会計ソフトを使ったことがない人は最初、苦労するかもしれません。

ですが、経営や経理を学ぶ上で当然知っておくべき最低限の知識は、会計ソフトを使うことで学ぶことができるでしょう。

会計ソフトは「慣れていないと使い方に戸惑う」というデメリットはありますが、むしろ勉強のツールとしてとても有効に活用できるというメリットに変えて考えると良いでしょう。

【初心者必見】会計ソフトを導入すべき人・すべきでない人

こからは、会計ソフト導入すべき人・すべきでないを解説していきたいと思います。

導入すべき人①経理・確定申告・税務申告・決算などが苦手、初めての人

経理や確定申告などが苦手な人ほど、会計ソフト導入すべきと言えます。

これは、会計ソフト導入により、経理や確定申告が格段に楽になるからです。

また、経理や確定申告などが初めてという人も、会計ソフトを導入することで、経理や確定申告にすぐ慣れることができると思います。

導入すべき人②独立・起業したての個人事業主、フリーランス、副業してる人

独立・起業したての個人事業主やフリーランス、副業してる人も会計ソフト導入を検討すべきでしょう。

初めての決算、経理、確定申告、税務申告など慣れないことだらけだと思いますが、会計ソフトがあると非常に楽になります。

経理などを自分でせずに、全て税理士に頼りっきりというのは結構危険です。

税理士も間違いがありますし、節税術などは自分で経理をしながら考えていく方が効果的にできます。

導入すべき人③今まで紙の帳簿やExcelなどで経理をしていた人

今まで紙の帳簿やExcelなどで経理をしていた人は、今すぐ会計ソフトの導入を検討しましょう。

まだ紙やExcelで十分と思っている人でも、一度会計ソフトを入れてみてください。

その便利さに唖然とすることでしょう。

導入すべきでない人①仕訳数が極めて少ない人や給料所得しかない人

副業をしている方で、仕訳数が極めて少ないという方は会計ソフトを入れるまでもないということもありえます。

また、給料所得しかない人で確定申告を行う必要がある人(年収が2,000万円以上の人)に関しては会計ソフト導入は必要ありません。

そもそも仕訳をきる必要があるのは、法人と事業所得がある個人だけです。

給与所得しかない人や、事業をほとんどしていない人で仕訳が少ない人は、確定申告の時期に、確定申告だけをすれば問題ないでしょう。

会計ソフト選びでの注意点・よくある質問

最後に会計ソフト選びの注意点やよくある質問をまとめました。

無料のエクセル会計ソフトは使えない

無料のエクセル会計ソフトを利用している人もまだいるかもしれません。

ですが、安い会計ソフトや無料の会計ソフトでいいから、まずはエクセルをやめるべきと断言できます。

エクセルは間違いやすい上に、経理に時間がかかってしまい事業に使う時間がなくなってしまって損するというのが理由です。

よく使われてる無料のエクセル会計ソフト

エクセル簿記	青色申告向け	公式サイト
楽しいかもしれない青色申告	青色申告向け	公式サイト

ちなみに、おすすめの無料会計ソフト（会計アプリ）を紹介している記事もありますのでよろしければご覧ください。

白色申告はやめて青色申告にすべき

個人事業主の確定申告に関する質問は、専門家の相談室にも多く寄せられます。

特に多いのが、「青色申告と白色申告どちらがいいの？？」という質問です。

結論としては、迷う余地もなく、青色申告一択です。

多くの個人事業主の方が勘違いされているのが、白色申告の方が楽と思っていることです。

現行制度では、白色申告でも帳簿の保存義務があります。

ですので、白色申告でも会計ソフトを利用する必要が原則あるのです。

だとしたら、65万円の青色申告特別控除をはじめとする節税がしやすい青色申告を選ぶ方がどう考えても得です。

会計ソフトの分類(確定申告ソフト・青色申告ソフト・白色申告ソフトなどの違い)

確定申告ソフト、青色申告ソフト、白色申告ソフト、会計ソフトなど様々な呼び方をされている会計に関するソフトですが、正直ほとんど同じものと考えてもらって結構です。

特に、フリーランスや個人事業主の方が利用する会計ソフトというのは、青色申告ソフト、確定申告ソフトと同じととらえてもらってかまいません。