ネットショップ初心者が個人でも無料で簡単に始められる!3つのおすすめネットショップサービス

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ネットショップ初心者が個人で始めるなら何から始めた方がいいの?、といった悩みを持っていませんか?

なんとこれから紹介するサービスを利用すると、ネットショップ経験のない個人の方でもかんたんにネットショップが作れて、すぐに商品を販売できるようになります!

ネットショップを使うと全国各地の人に商品を販売することができるうえ、SNSで商品の感想や感謝を直接もらうことができるようになります。

この記事では、ネットショップ初心者が個人でスタートするための最適なネットショップを3つご紹介します。

今回の調査のため、実際に筆者は様々なネットショップに登録して使いやすさや費用の面から、心からおすすめできるネットショップを厳選しました。

さらに、今回は国内最大級のネットショップサービスを運営するカラーミーショップの方に取材をさせていただきました。

記事の中でネットショップを成長させる手法やよくある疑問にも答えているので、ネットショップ開設に興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください。

本記事のおすすめネットショップサービスは『専門家の相談室』編集部の独自調査により、各サービスの費用・サービス内容・集客力などを総合的に評価して決定したものです。取材協力者や掲載されている会社は当該記事の決定に一切関与しておりません。

取材協力者

GMOペパボ株式会社
EC事業部 マーケティングチーム 
外山 佳季氏

GMOペパボ株式会社

 EC事業部 マーケティングチーム
外山 佳季氏

大学卒業後、官公庁や企業のチームビルディングやコミュニケーション力向上を目的とした産業保健コンサルタントとして活躍。GMOペパボ入社後はカラーミーショップのマーケティングチームにて、サービスの魅力を伝えることに注力している。

目次

1.個人が始めるのにおすすめのネットショップ3サービス

これからおすすめのネットショップを3つ紹介しますが、結論から言うと下の表のオススメ度のとおり、もっともおすすめのサービスは【BASE】です。

個人がネットショップを開設し運営していくうえで発生する費用はもちろん、各ネットショップがどのようなフォローをしてくれるのか?という点も踏まえて比較したものが下表です。

下表の評価項目に関しての詳しい説明は2章で詳述しますので、まずは下表をご覧になって各サービスにはどのような違いがあるのかおおまかに把握しておいてください。

個人向けネットショップの比較表

スクロールできます
評価項目BASEカラーミーショップStores
オススメ度1098
月額費用0円0円0円
決済手数料3.6%+40円6.6%+30円5%
サービス利用料3%なしなし
最安プランの機能10点6点8点
デザインページの使いやすさ10点5点7点
無料テンプレートの質9点7点6点
有料テンプレートの値段・質9点7点
集客力8点8点5点
月商ごとの運営費7点8点10点
各評点は筆者が実際にサービスに登録して、各項目をスコアリングしたもの。各種最安プランでの比較。月額費用は年払いの割引を含む。決済手数料はクレジットカードを利用した場合のもの。

ではおすすめのネットショップ3つを、それぞれ詳しく見ていくことにしましょう。

1-1.BASE

ネットショップ作成サービス、BASEの公式ホームページ

▼BASE(ベース)のおすすめポイント

  • ネットショップの新規開設数が5年連続国内No.1
  • ショップが軌道に乗るまでほとんど費用が掛からない
  • 直感的にデザインを編集できる

こんな方におすすめ

  • 一番選ばれているサービスを使いたい方
  • ある程度費用を節約したい方
  • パソコンが苦手な方

BASEの良い口コミ

800万人が使う専用のショッピングアプリやブログ機能などのサービスに満足。(40歳男性 BASEの集客機能の満足度:やや満足している)

とにかく操作が簡単。(36歳女性 BASEの総合的な満足度:やや満足している)

BASEの悪い口コミ

商品を出品してもメルカリなどと比べてしまうと周知度が低いのかなかなか売れない。(41歳男性 BASEの集客機能の満足度:やや不満足である)

不具合が頻繁にある。(34歳女性 BASEの総合的な満足度:平均的)

口コミはBASEを利用したことがある全国の男女に対するインターネットアンケート調査による。2023年7月実施。

BASEはネットショップの新規開設数が5年連続国内No.1、累計開設数が200万以上であり、個人を含む非常に多くのネットショップ初心者がBASEを利用しています。

実際に2021年のネットショップサービスについての調査アンケートでは、直近1年以内に新しくネットショップを開設した人の47.9%がBASEを利用していると答えています。(BASEのサービス紹介資料による)

これからネットショップを個人で開設するなら、鉄板のサービスということですね。

BASEがネットショップ初心者や個人に選ばれる理由
・高品質なのに無料の機能が多い
・直感的にデザインを編集できる

多くのネットショップには無料プランと有料プランがあります。

初心者が個人でネットショップを始める場合、最初は月商が少ないため基本的に無料プランを選びます。

通常だと無料プランは月々の料金がかからない分、手数料が割高になったり機能の面で劣っていますが、BASEの無料プランと有料プランの機能は全く同じです。

つまり無料プランで始めても、有料プランで作ったネットショップと遜色のないものが作れるということです。

また、一部のネットショップは「アプリストア」という形でアプリを公開しています。

このアプリというのは、たとえば商品検索機能やGoogleへの広告など様々な機能をネットショップに導入できるようになるもののことです。

BASEにもアプリストアが存在するのですが、なんと88種類あるアプリの中で月額料金がかかるものは2つしかありません。

その他のアプリは完全無料で利用できるものが58種類、売上状況に応じて料金がかかるものが28種類であり、ネットショップが軌道に乗るまでほとんどお金がかからないシステムになっています。

次にデザインの視点から、BASEをおすすめする理由を説明します。

ネットショップのデザインは、訪れたユーザーの第一印象を決定する重要な要素です。

デザインが見づらかったり、古臭かったりすると購入率やリピート率に悪影響が出てしまいます。

これは店舗で商品を買うときに、商品の陳列の仕方が悪かったり、お店がボロボロだったりするのと同じようなものです。

そのため、ネットショップをより現代風で見やすいデザインで作ることが重要なのですが、その時に重要になるのが「テンプレート」です。

テンプレートとは基本的なデザインの配置や色使いなどがあらかじめ設定されている、デザインのサンプルのようなものです。

HTMLやCSSなどサイト制作の知識がないと一からデザインすることはできないので、多くのネットショップ初心者がデザインを作る場合、選んだテンプレートをもとに自分で細かいところをアレンジすることになります。

したがって、初心者が良いデザインを作るには土台となる良質なテンプレートが必要なのですが、このテンプレートの内容が各サービスによってまったく違います。

多くのネットショップのテンプレートは、無料版だとデザインがあまり良くなく、デザインは凝っているものの買いきりで数万円程する有料版を使う羽目になるというのが「あるある」です。

一方でBASEは無料版のテンプレートの質が良いだけでなく、有料版の価格が1万円を切っているものも多いです。

実際にBASEのテンプレートを用いたデモショップ(サンプル)の画像を下にのせたので、参考にしてみてください。

ネットショップ作成サービス、BASEの無料テンプレート
(無料テンプレートのデモショップ)
ネットショップ作成サービス、BASEの無料テンプレート
(無料テンプレートのデモショップ)

無料のデモショップにもかかわらず、カラフルな画像や文字をおしゃれに配置していたりするのがわかります。

そして、これらのテンプレートは、下の画像のような画面で編集することができます。

ネットショップ作成サービス、BASEのデザイン編集画面

テンプレートをそのまま使いたい場合は、指示されている通りに画像やテキストを設定するだけで問題ありません。

テンプレートを自分好みに編集する場合は、左のパーツ一覧から欲しいパーツを置きたい場所にドラッグ&ドロップするだけです。

このように直感的でかんたんな操作だけでデザインページを作ることができるので、パソコンが苦手な初心者の方でも安心して利用できます。

BASEの評判や口コミについてもっと知りたい方は下の記事をご覧ください。

関連記事:BASEの評判・口コミを徹底解説! 知ると得するBASEを活用するコツもご紹介

1-2.カラーミーショップ

ネットショップ作成サービス、カラーミーショップの公式ホームページ

▼カラーミーショップのおすすめポイント

  • 充実したサポート体制
  • 料金プランが豊富で、自分に合った料金設定を選べる
  • 有料プランが1ヶ月無料

こんな方におすすめ

  • すぐに相談できるシステムがほしい方
  • 初めてネットショップを開くのに無料のサービスだと不安という方
  • ネットショップを長く続けて成長させたい方

カラーミーショップの良い口コミ

サイトデザインのカスタマイズが自由。(40歳男性 カラーミーショップのデザイン編集の満足度:やや満足している)

各種イベントやサポート体制が充実している。(40歳男性 カラーミーショップの総合的な満足度:やや満足している)

カラーミーショップの悪い口コミ

他のショップに比べて知名度が低く、不安だった。(37歳男性 カラーミーショップの総合的な満足度:やや満足している)

無料テンプレートの種類が限られている。(40歳男性 カラーミーショップのデザインテンプレートの満足度:やや満足している)

口コミはカラーミ―ショップを利用したことがある全国の男女に対するインターネットアンケート調査による。2023年7月実施。

カラーミーショップは国内最大級のネットショップサービスであり、総流通額は1兆円以上になります。

さらに利用者満足度・売上が期待できるサービス・食品事業者がおすすめするサービスの3つの項目で1位を獲得しています。(日本マーケティングリサーチ機構調べ。2022年1月調査。)

このような高い満足度の理由について、「豊富な料金プランと充実したサポート体制」だとカラーミーショップ・マーケティングチームの外山さんは語ります。

EC事業部 外山氏

事業フェーズに合わせて常に最適なコストパフォーマンスを発揮するよう、豊富なプラン展開をしています。一番人気のレギュラープランでは月額5,000円を切るリーズナブルな価格であるにも関わらず、350種類以上の機能を搭載しています。サポートも低コストなのに、メールサポートだけでなく、電話サポートや他社ではみられない実際のお客様の画面を見て行う画面共有サポートもございます。

さらにカラーミーショップのどこがネットショップ初心者におすすめなのか外山さんに聞いてみたところ、一番のポイントは「サポート面」だと教えてくれました。

EC事業部 外山氏

未経験のユーザーさまで最も注目いただきたいのはサポート面です。どのサービスにも基本的にお試し期間がありますので一度サポートに連絡してその後の対応のちがいを確認してみてほしいです。初めてのネットショップ運営が不安な場合、気軽に相談ができるサポートがあるかどうかは重要視した方がよいと考えます。サポートがしっかりほしいという方にはカラーミーショップはおすすめです。

カラーミーショップのサポート体制はメールサポートの返答時間が業界トップクラス、電話サポートで画面を見ながら相談できることから、ユーザー満足度が92%(カラーミーショップ調べ)と非常に高いです。

個人でネットショップを運営する場合、最初のうちはわからないことが非常に多く、商品もあまり売れないので、そのままネットショップを諦めてしまう初心者の方も多いです。

しかし、気楽に相談できるサポート体制が整っている場合、何かわからないことがあってもすぐに相談できるので、ネットショップを長く続けることができるようになります。

加えて、カラーミーショップには「よむよむカラーミー」というネットショップの運営ノウハウに特化したWebメディアや公式Youtubeチャンネル、セミナーなどが存在します。

『よむよむカラーミー』

カラーミーショップのWebメディア、よむよむカラーミー

よむよむカラーミーではネットショップ運営に役立つ記事を数多く投稿しています。

人気ショップの店長さんへのインタビューなど独自の企画も多いので、一度読んでみてはいかがでしょうか。

『カラーミーショップch』

カラーミーショップの公式Youtubeチャンネル、カラーミーショップch

こちらのYoutubeチャンネルでは、240本以上の動画でネットショップの運営ノウハウをわかりやすく解説してくれています。

動画でわかりやすく、自分のペースで学べるため、忙しい方にもおすすめのサービスです。

『ネットショップ運営・開業セミナー』

カラーミーショップ、ネットショップ開業セミナー

ここではネットショップの運営・開業に役立つ知識をセミナー形式で配信しています。

ネットショップ開業セミナーはオンラインでいつでも視聴できるようになっているので、ネットショップを始めようとしている方はぜひ視聴することをおすすめします。

一方、カラーミーショップが他のネットショップに比べて劣っている点として、デザイン編集のわかりにくさがあります。

カラーミーショップでデザインを編集する場合、編集によってサイトのデザインがどう変わるかということを比較しながら作業することができません。

サイトのデザインを見るためには、編集を一度やめてプレビュー画面を見に行く必要があるという面倒な仕様になっています。

さらにくわしいデザインの編集をするためにはHTMLやCSSといったプログラミングの知識が必要になる、という点もデザイン編集がわかりにくい原因です。

カラーミーショップの評判についてもっと知りたい方は下の記事をご覧ください。

関連記事:カラーミーショップのいい評判・悪い評判から、まるごと活用するコツ・登録方法まですべて解説

1-3.Stores

ネットショップ作成サービス、Storesの公式ホームページ

▼Stores(ストアーズ)のおすすめポイント

  • 手数料がもっとも安い
  • ネットショップのデザインにかかる費用が完全に無料

こんな方におすすめ

  • とにかく費用を節約したい方
  • 機能が多すぎると混乱してしまう方

Storesの良い口コミ

無料ではじめることができて、使えるテンプレートなどもなかなか豊富なので、初心者としては助かりました。(38歳女性 Storesの総合的な満足度:やや満足している)

手数料が安いので、余計なコストをかけずに取り組めました。(28歳女性 Storesの料金設定の満足度:大変満足している)

Storesの悪い口コミ

集客に強い機能やサービスがないため、なかなか売り上げにつながる集客ができない。(38歳女性 Storesの集客機能の満足度:平均的)

デザイン編集の自由度が低い。(40歳男性 Storesのデザイン編集の満足度:やや満足している)

口コミはStoresを利用したことがある全国の男女に対するインターネットアンケート調査による。2023年7月実施。

初心者が個人でネットショップを始めるケースだと、Storesがもっとも手数料が低いサービスです。

個人でネットショップを始める場合、月商がそこまで多くないので基本的に無料プランから始めるのは先ほど説明したとおりです。

無料プランは月々の定額費用がかからない分、手数料が割高になりますが、その中でもStoresは手数料が5%と非常に低いです。

実際に他のサービスと比べてみます。

サービス名手数料月商5万円で月々かかる費用
Stores5%2,500円
カラーミーショップ6.6%+1商品当たり30円4,050円
BASE3.6%+3%+1商品当たり40円4,300円
送料を含め2,000円の商品による売上だと仮定。決済手数料はクレジットカードを利用した場合のもの。

月商5万円のネットショップだと、Storesは手数料が40%前後安くなるのがわかりますね。

また詳しくは後述しますが、商品単価が数百円くらいのショップにもStoresは強くおすすめできます。

BASEやカラーミーショップは1つ商品が売れるたびに30〜40円の手数料が乗りますが、Storesにはそれがありません。

手数料が利益を圧迫しないという点で、Storesは商品単価が低いショップにはかなり使えるサービスとなります。

次におすすめするポイントは、ネットショップのデザインを完全に無料でおこなえる点です。

ほとんどのネットショップには「テンプレート」があるのは、先ほどお伝えした通りです。多くのネットショップは無料版と有料版のテンプレートにわかれており、有料版だと数万円するテンプレートも珍しくありません。

しかし、Storesには有料テンプレートがなく、48種類のテンプレートをすべて無料で利用することができるため、安価にネットショップを構築できます。

一方、StoresがBASEに比べて劣っている点として、機能の少なさがあります。

Storesはほとんど全ての機能が無料で使える分、機能の拡張性はBASEやカラーミーショップよりも少ないです。

例えば、他の2サービスではHTML・CSSを変更できるため、かなり自由度の高いデザイン編集が可能ですが、Storesではそれを変更する機能自体がありません。

STORESの評判や口コミについて、もっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事:Storesの評判・口コミを徹底解説!知ると得するStoresの活用方法もご紹介

2.個人運営のネットショップ初心者が確認するべき5つの項目

ここまでおすすめのネットショップについて紹介してきましたが、ここではネットショップを選ぶ際にどのようなポイントをチェックすればいいのか?という点を見ていきます。

▼ネットショップ初心者が確認すべき5つの項目

  • 最安プランで使える機能
  • デザインテンプレートの値段と質の高さ
  • デザインページの使いやすさ
  • 集客力の高さ
  • 月商ごとのネットショップ運営費

これらは冒頭の表で3つのネットショップを比較する際に用いた項目でもあります。

ではそれぞれの項目で、先に挙げた3つのネットショップにどのような違いがあるのか掘り下げて見ていくことにしましょう。

2-1.最安プランで使える機能

サービス名最安プランで使える機能評価
BASE有料プランとの違いはない10点
カラーミーショップ容量や画像登録数などいくつかの基本機能が縮小6点
Storesアクセス解析や品番管理などいくつかの機能がない8点
筆者が各サイトのHPで調査、調査日:2023年6月22日

多くのネットショップには無料プランと有料プランがあり、基本的に無料プランの機能は有料プランに比べて制限されています。

そして先ほどから説明しているように、ネットショップ初心者が最初に使うことになるのは無料プランの場合が多いです。

そのため、各サービスの無料プランについて機能面で比較し、それぞれ10段階で評価したのが上表です。

・BASEは有料プランと無料プランの違いが手数料のみであるため、最高評価

・カラーミーショップは商品画像やメールなどを保存するためのディスク容量が有料プランの5GBから200MGと大幅に制限、1商品当たりの画像登録数が4枚までなどの制限に加え、レビュー機能がなかったりと本格的な運営に支障をきたす可能性があるため、6点の評価

・Storesは69個ある機能の中、14個のみが制限されているだけであり、規模の小さいネットショップを運営する分にはそこまで支障が出ないことから8点の評価

2-2.デザインテンプレートの値段と質の高さ

サービス名無料テンプレート評価
BASE17種類あり、モダンな雰囲気のものが多い9点
カラーミーショップ15種類あるが、やや古臭いものが多い7点
Stores48種類あるが、壁紙や商品の配置を変えただけのものが多い6点
筆者が各サイトのHPで調査、調査日:2023年6月22日
サービス名有料テンプレート評価
BASE1万円を切るものが多く、かなりお手頃9点
カラーミーショップモダンな雰囲気なものが多いが、3万円台がほとんど7点
Storesなし
筆者が各サイトのHPで調査、調査日:2023年6月22日

ネットショップのデザインは先ほど述べたように、一からデザインできない初心者にとって非常に重要な要素です。

加えて、多くのネットショップでテンプレートは有料版と無料版に分かれています。

そこでそれぞれのサービスのテンプレートについて無料版と有料版に分けて10段階で評価しました。

・BASEは無料・有料テンプレートともに質が高く、5,000円台の有料テンプレートがあるなど価格でも優れているため、どちらも高評価

・カラーミーショップの有料テンプレートは良質だが値段が3万円近いため、ネットショップ初心者が購入するには負担になることから7点の評価

・Storesは無料テンプレートが48種類あるものの、それぞれの差別化ができておらず、似たようなものが多かったため6点の評価

2-3.デザインページの使いやすさ

サービス名デザインページの使いやすさ評価
BASE直感的な操作で簡単にデザインできる10点
カラーミーショップ大幅な変更にはHTML・CSSの知識が必要5点
Storesある程度使いやすいが、機能が少ない7点
筆者が各サイトのHPで調査、調査日:2023年6月22日

ネットショップを作る際に、ストアのデザインを編集する場所が「デザインページ」です。

ネットショップ運営において購入率やリピート率を高くするには魅力的なデザインが欠かせません。

ただし魅力的なネットショップのページを作るのは、これからネットショップを始める方にとっては苦戦するところでもあります。

そのため、筆者がそれぞれのサービスのデザインページを実際に使ってみて、その使い勝手を10段階で評価しました。

・BASEは画像や動画といったパーツを選んで配置するだけ、という直感的な操作でデザインを完成させることができるため最高評価

・StoresもBASEと同じくパーツを選んで配置するが、パーツの数や自由度がBASEに比べて低く、操作も分かりづらかったので7点の評価

・カラーミーショップはデザインを大幅に変更するためにはプログラミングの知識が必要であったり、完成後のページを見るためにページ遷移が必要など使いづらいため5点の評価

2-4.集客力の高さ

スクロールできます
サービス名集客力の高さ評価
BASE「Pay ID」という独自のショッピングアプリやGoogleとSNSに広告を流すことができる専用アプリがある8点
カラーミーショップAIを活用してGoogleやSNSに自動で広告を流してくれるアプリなど、多くの集客用アプリを利用できる8点
Stores特有の機能はなく、SNSとの連携機能やメルマガなど一般的な機能のみ5点
筆者が各サイトのHPで調査、調査日:2023年6月22日

ネットショップで商品を売るためには、自分のネットショップに集客をする必要があります。

そのため、SNSやブログなどを活用して集客をするのですが、それ以外にも各サービスごとに集客のための便利な機能が備わっています。

例えば、BASEとカラーミーショップには「アプリストア」という形でアプリを公開するプラットフォームが存在し、広告やSNS連携など様々な機能を持ったアプリが存在しています。

各サービスにおいて、集客に役立つどんな機能があるのかを調査し、その機能について10段階で評価しました。

・BASEには月間100万人程度の人が訪れる「Pay ID」という独自のショッピングアプリや「AdSIST」という広告アプリが存在するため8点の評価

・カラーミーショップにショッピングアプリはないものの、同じく「AdSIST」は存在し、SNSで人気のハッシュタグや投稿内容を把握できる「Tofu Analytics」など集客に役立つアプリが数多くあるので同じく8点の評価

・Storesは集客に役立つ特有の機能がなく、他のネットショップサービスでも一般的に使われているものしかなかったため、5点の低評価

  2-5.月商ごとのネットショップ運営費

ネットショップ、運営費の比較
スクロールできます
サービスとプラン名月商5万円での運営費月商10万円での運営費月商15万円での運営費月商20万円での運営費評価
BASE・スタンダードプラン
(手数料3.6%+3%+1商品40円)
4,300円8,600円12,900円17,200円7点
BASE・グロースプラン
(月額4,980円+手数料2.9%)
6,430円7,880円9,330円10,780円8点
カラーミーショップ・フリープラン
(手数料6.6%+1商品30円)
4,050円8,100円12,150円16,200円8点
カラーミーショップ・レギュラープラン
(月額4,950円+手数料4%)
6,950円8,950円10,950円12,950円6点
Stores・フリープラン
(手数料5%)
2,500円5,000円7,500円10,000円10点
Stores・スタンダードプラン
(月額2,980円+手数料3.6%)
4,780円6,580円8,380円10,180円9点
送料を含め2000円の商品による売上だと仮定。手数料はクレジットカードに準拠。月額費用は年払いの割引を含む。1ドル=140円とする。

月商ごとにかかるネットショップの運営費を計算することで、どのサービスが一番自分に合っているのかを知ることができます。

例えば、数百円の小物を売りたい場合、BASEやカラーミーショップの無料プランだと1商品当たりの追加費用がかかってしまうため、適していないということがわかります。

そのため、各サービスの料金プランから月額費用や手数料を調査し、2,000円の商品を売った場合にかかる月々の費用を試算しました。

2,000円というのは、個人がネットショップで販売する1商品の平均的な金額です。

そして、計算結果をもとに各サービスのコースの料金プランについて、初心者にとって適しているかどうかを10段階で評価しました。

・無料プランにおいては、Storesの料金プランが圧倒的に安いため最高評価

・有料プランにおいてもStoresは安いので高評価だが、手数料が3.6%であり、将来的に月商が上がるにつれて他の手数料が安いプランに追い抜かされてしまうことが予想される

3.個人でネット通販を始めるならネットショップから始めるべき理由

ここまではおすすめのネットショップを紹介してきましたが、Amazonや楽天などのECモールはおすすめじゃないの?と疑問を持たれたかもしれません。

結論を言えば、長期的にはネットショップの方が、Amazonや楽天などのECモール(複数の企業や個人が大きなサイトの中に出品する形式のネットショップ)よりも大きいメリットを得られます。

というのも、個人がネットショップをゼロからスタートする際に、こうしたECモールはデメリットのほうが大きくなってしまうためです。

しかし、ECモールを利用するべきではないと言いたいわけではありません。

ECモールには手続きがかんたんで手軽に利用できるというメリットもあるので、ネットショップを作った後にサブとしてECモールを利用することをおすすめします。

以下、ネットショップとECモールのメリット・デメリットを比較していきましょう。

3-1.Amazonや楽天のメリットとデメリット

Amazonや楽天のデメリット
・誰が販売しているのか認知されにくい
・価格競争が起きやすい
・手数料が高い

最初のデメリットはどれだけAmazonや楽天で購入されても、それが自分のブランドの認知率やリピート率にはつながりにくいということです。

なぜなら、Amazonや楽天で買い物をするユーザーはAmazonや楽天で購入したのであり、誰が出品しているのかを確認して買っているわけではない、からです。

そのため、膨大な種類の商品が存在するAmazonでは似たような商品が多く、次も自分の商品を買ってくれるとは限りません。

次のデメリットは価格競争が起きることで、値下げしないと売れない状況になってしまうことです。

この原因としては、数多くの企業や個人が出品しているため、似たような商品が多くなってしまうことにあります。

似たような商品が多くなると、他と差別化するためには値段を下げるしかないので、どんどん値段が下がっていってしまい、利益も減ってしまいます。

最後のデメリットとして、ECモールの運営費用の高さが挙げられます。

サービス名各種手数料月商5万円で月々かかる費用
Amazon12%+1商品当たり100円8,500円
楽天19,500円+3.5%+(PC:6.5%,スマホ:7%)24,625円
Yahoo!ショッピング3.24%+1%+1.5%2,870円
メルカリshops10%5,000円
BASE3.6%+3%+1商品当たり40円4,300円
カラーミーショップ6.6%+1商品当たり30円4,050円
Stores5%2,500円
送料を含め2,000円の商品による売上だと仮定。商品は服もしくはファッション小物を想定。売り上げはPCとスマホが半々だと仮定。決済手数料はクレジットカードを利用した場合のもの。
スクロールできます
サービス名月額費用決済手数料販売手数料その他手数料
Amazon0円1商品100円8%~15(商品によって異なる)なし
楽天19,500円3.5%なしシステム利用料3.5%~7%(PCとスマホで金額が異なる)
Yahoo!ショッピング0円3.24%なしストアポイント負担1~15%、キャンペーン負担1.5%など
メルカリshops0円なし10%なし
BASE0円3.6%+1商品当たり40円なしサービス利用料3%
カラーミーショップ0円6.6%+1商品当たり30円なしなし
Stores0円5%なしなし
筆者が各サイトのHPで調査、調査日:2023年6月22日、売上金が50万円未満を想定

まとめた結果を見ると、Yahoo!ショッピングが安いのでお得に思えるかもしれませんが、この価格は最低限の価格にすぎません。

競合店に負けないためにストアポイント負担(顧客がもらえるポイントをショップが増やすことができる)を増やしたり、広告から購入されるとその分手数料がとられてしまいます。

そのため、長期的な利益を考えると、ネットショップを作った方が大きなメリットを得られることがわかります。

逆にAmazonや楽天のメリットとしては以下の点が挙げられます。

Amazonや楽天のメリット
・ネットショップを作る手間がない
・ユーザーからの信頼度が高い
・多くのユーザーが訪れる

Amazonなどからインターネット販売を始める理由として、自分で一からサイトを作るのが大変そうだからという方も多いと思います。

しかし、これまで紹介してきたように、テンプレートを利用してそこまで手間をかけずにネットショップを作ることができます。

先ほどから説明しているように、長期的な利益を考えるなら多少の手間をかけてでもネットショップを作るべきです。

次のメリットは、Amazonや楽天などはユーザーからの信頼度が高いということです。

信頼度が高いとユーザーは安心して商品を購入できるため、ネットショップを訪れる人に比べて商品を購入する人の割合が高くなります。

最後のメリットは非常に多くのユーザーが訪れるため、商品が売れやすいということです。

たとえばBASE独自のネットショップの月間アクティブユーザー数が100万人程度だったのに対して、楽天の国内平均月間アクティブユーザー数は3,900万人と大きな違いがあります。(2023年2月14日の楽天グループの決算報告による)

多くのユーザーが訪れるということは自分の商品を見られる数も多いということなので、商品の売れるチャンスが多くあります。

しかし、先ほども説明したように、価格競争などの点でデメリットの側面もあることに注意が必要です。

3-2.ネットショップのメリットとデメリット

ネットショップのメリット
・誰が販売しているのか認知してもらいやすい
・自分好みのネットショップを制作できる
・手数料が安い

ネットショップで商品を販売することにはリピート率が高くなるというメリットがあります。

Amazonや楽天と違って、ネットショップでの販売は誰から・どこから購入したかということを認識されやすいので、商品を気に入ってもらえたらリピートしてくれる可能性が高くなります。

加えて、ネットショップでは購入してくれた方にメールマガジンを配信できるため、商品の継続的な購入につなげやすいです。

次のメリットは自分でデザインや導入する機能を決めることができるので、自分の思い通りのネットショップを制作できることです。

ECモールでは楽天など商品ページのデザインを変更できるサービスはあるものの、自由度や導入できる機能の数といった点でネットショップに比べて非常に劣っています。

自分の商品の雰囲気に合わせたデザインにしたり、商品をかんたんに管理できるような機能を導入したりできるのはネットショップ独自の強みです。

一方、ネットショップのデメリットを紹介します。

ネットショップのデメリット
・ネットショップを作る手間がかかる
・ユーザーからの信頼度が低い
・自分で集客をする必要がある

ネットショップを作る手間がかかるというデメリットに関しては先ほど説明したとおり、長期的な利益を考えるなら多少の手間をかけてでもネットショップを作るべきです。

次にユーザーからの信頼度が低いため、ネットショップを訪れる人に比べて商品を購入する人の割合が少ないというデメリットがあります。

これも先ほど説明したのですが、Amazonなどの有名なECモールに比べて、ユーザーからの信頼度が低いネットショップではECモールよりも商品を購入される確率が低いです。

この問題の対策としては、商品ページにユーザーからのレビュー機能を搭載するなど、各ネットショップサービスの機能を生かすことが重要です。

最後のデメリットとして、ネットショップは自分で集客をする必要があるという問題があります。

例えば、集客のためにネットショップの広告機能を使って有料でGoogleやSNSに広告を出したり、SNSで商品を宣伝したりといったことをする必要があります。

これらのデメリットがあるなかで、ネットショップを成長させるにはどうしたらいいのか、ということを次の章で解説していきます。

4.ネットショップを成長させるために重要なポイント4選

ネットショップを成長させるためにはちゃんと戦略をもってネットショップを運営することが重要です。

ここではその戦略について説明します。

▼ネットショップを成長させるために重要なポイント4選

  • 大手ECモールを併用しよう
  • 配送料を決めよう
  • SNSをうまく活用しよう
  • 拡張機能を利用しよう

この4つの戦略を全て実行することができれば、あなたのネットショップが大きく成長するための土台が完成しますので、がんばって進めていきましょう。

4-1.大手ECモールを併用しよう

ネットショップと大手ECモール(Amazonなど)を併用することは、ECモールしか利用しないユーザーを取りこぼさないようにするという点で重要です。

ECモールを利用するという人の中には、ECモールだけ使うという人が一定数存在しており、そのような人たちへ販売する機会を得ることができます。

さらに、ECモールはそこまで複雑な手続きが必要でなく、本人確認書類などを提出するだけで気軽に作ることができるというメリットもあります。

では、ECモールを併用するデメリットはあるのでしょうか。

主なデメリットとしては業務が煩雑になるというものです。

例えば、在庫の管理の際にもネットショップとECモールを併用した場合、二つのサイトで在庫の数を同じにしたり、異なる注文処理をしなければいけません。

しかし、各サービスにはECモールとネットショップの在庫を一元管理する機能が存在します。

カラーミーショップでは専用のアプリストアにAmazon連携アプリが存在し、受注情報や価格・在庫データを一元管理できます。

さらに各サービスでネクストエンジンという一元管理システムとの連携機能を使うことで、Amazonだけでなく他のECモールとも在庫や受注などを一元管理できます。

加えて、カラーミーショップの連携アプリとネクストエンジンのどちらも30日間の無料期間があります。

以上のように、大手ECモールを利用することで様々な販路にアクセスできるうえ、無料期間を使えばノーリスクで試すことができるので、ぜひ大手ECモールの兼用にチャレンジしてみてください。

4-2.配送料を決めよう

配送料は商品の売り上げに大きくかかわってくる非常に重要なポイントであるため、商品の値段やサイズ、重さを考えながら、慎重に配送料を設定する必要があります。

国土交通省のアンケート調査によると、「いくらまでなら送料を支払えるか」という質問に対して、一番多かったのが送料が無料だから利用するという人で38.6%です。

次に多かったのが500円以下なら利用するという人で、32%になります。

つまり、高すぎる配送料は本来得られた顧客を取りこぼす危険性があります。

通販で許容できる送料、アンケートデータのまとめ
2022年3月に国土交通省によって実施。対象者が1074人で有効回答数は988人。

次の表では配送料を決めるために考えるべきポイントをおおまかに示します。

1.商品のサイズや重さによる配送方法の設定・小物:クリックポスト、レターパックプラスなど
・雑貨:ゆうパック、宅急便
・食品:クール宅急便
2.配送料のパターンの設定・一定の金額以上購入で配送料無料
・全国一律の配送料
・地域別に配送料を決定
・発送手段別の配送料
・配送料無料

では、具体的な配送料の決め方を説明します。

上の表の1番目にあるように、まず自分が発送する商品のサイズと重さを測る必要があります。

測る場合には実際に梱包をしてみてから、「縦・横・高さ」を計測しましょう。

商品のサイズと重さが分かったら、次はどの配送方法を利用するのか決めてみましょう。

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発送方法サイズ・重さ料金おすすめの商品の種類
クリックポスト幅:25cm以内
長さ:34cm以内
厚さ:3cm以内重量:1kg以内
185円(全国一律)文房具・アクセサリーなど、あまりかさばらない商品に最適。
ネコポス幅:31.2cm以内
長さ:22.8cm以内
厚さ:2.5cm以内
重量:1kg以内
385円(全国一律)
(BASEで「かんたん発送App」を導入すると280円
基本的にクリックポストと同じだが、航空輸送なので遠い地域に早く送ることが可能。また、BASEを使う方はお得に利用可能。
レターパックプラス幅:24.8cm以内
長さ:34㎝以内
厚さ:無制限
重量:4kg以内
520円(全国一律)厚さが無制限なので、衣服など、かさばってしまう商品に最適。
宅急便コンパクト縦:25cm
横:20cm
高さ:5cm
重量:無制限
710円~(距離に応じて変動)+専用Box70円
(BASEで「かんたん発送App」を導入すると全国一律500円+専用Box70円)
重量が無制限なので、金属製品など、サイズに対して重い商品に最適。また、BASEを使う方はお得に利用可能。
ゆうパック縦・横・高さの合計が170cm以内
重量:25kg以内
810円~(距離に応じて変動、サイズの合計が60cm以内の場合)
スマホ割アプリで180円割引
生活雑貨やインテリアなど、さまざまな商品に対応可能。
宅急便縦・横・高さの合計が200cm以内
重量:サイズに応じて上限が変更(60サイズだと2kgまでなど)
940円~(距離に応じて変動、サイズの合計が60cm以内の場合)
(BASEで「かんたん発送App」を導入すると全国一律890円~)
基本的にゆうパックと同じだが、BASEを利用する場合、全国一律890円から利用できるため、非常にお得。
クール宅急便縦・横・高さの合計が120cm以内
重量:宅急便と同じ
1160円~(距離に応じて変動、サイズの合計が60cm以内の場合)
ヤマトメンバーズ割引や持ち込み割引など
冷蔵タイプと冷凍タイプを選んで発送できるので、食品の発送に最適。
7月3日に筆者が各サービスのHPで調査、料金は各種割引を含んでいない

上の表を見ると、基本的にクリックポストやレターパックプラス、ゆうパックなど日本郵便のサービスを利用したほうが費用を抑えられることがわかります。

しかし、BASEを利用する方は、ヤマト運輸とBASEが協力した「かんたん発送App」というサービスを無料で導入することができます。

この「かんたん発送App」は発送料がお得になるだけでなく、QRコードを使って送り状を印刷することができるので、あて名書きなどの面倒な作業をする必要がありません。

さらに、発送料金の支払いは売上金からの引き落としになるので、余計な会計処理をする必要もなくなります。

BASEでネットショップを制作する方はぜひ利用してみるといいでしょう。

次に配送料のパターンを設定する必要があります。

配送料のパターンとは、「一定の金額以上購入すると送料無料」のように送料を免除したりすることで、商品を買ってもらいやすくする設定のことです。

配送料のパターンにはいくつかの種類があります。

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配送料のパターンメリットデメリット
全国一律の配送料・かんたんな料金設定で顧客にとってわかりやすい・距離によって配送料が違う場合、遠距離の配送にコストがかかる
地域別の配送料・遠距離へ配送する場合にショップ側のコストが少なくすむ・遠い地域の顧客があまり購入しなくなる
・異なる送料を管理する必要がある
一定の金額以上購入で無料・顧客がより多くの商品を購入してくれるようになる
・商品をまとめて購入してくれるようになる
・無料になる条件が高すぎると、顧客が送料を負担に感じて購入しなくなる危険性がある
配送料無料・顧客の購買意欲が高まる
・競合するサービスと差別化ができる
・ショップの負担が大きくなる
・少額の注文が増えて、配送料が増えてしまう危険性がある
配送方法別の配送料・発送手段に応じた適切な送料を設定することでコストを削減できる・大量の商品を購入すると送料も増えるので、あまり購入されなくなる危険性がある
・異なる送料を管理する必要がある

上の表で示したメリットとデメリットを比較して、自分の商品に合った配送料のパターンを決定することが重要です。

例えば、アクセサリーなどの小物を販売する場合、配送料が一律であるクリックポストなどを主に利用することになるので、配送料を全国一律にした方がいいでしょう。

次に一定の金額以上購入で配送料を無料にするかどうかですが、これはアクセサリーの利益率や顧客が商品をまとめて購入する傾向にあるかを考える必要があります。

アクセサリーの利益率が高い場合、送料無料にしてもショップの負担は少ないですが、利益率が低いと送料が大きな負担になってしまいます。

また、顧客が商品をまとめて購入する傾向にある場合、送料無料になるまで商品を購入してくれる可能性が高いです。

しかし、顧客が商品を少しずつしか購入しない場合、逆に送料を負担に感じて購入しなくなってしまうかもしれません。

これ以外にも配送料に影響する要素はショップごとに違いますので、この記事を参考にしつつ、ぜひ自分のショップに適した配送料を探してみてください。

4-3.SNSをうまく活用しよう

ネットショップを始めるなら、Instagram(インスタグラム)で商品の宣伝をすることをおすすめします。

なぜなら、インスタグラムは写真や動画を中心としたSNSであるため、商品の魅力を視覚的に伝えるのに最適だからです。

さらに各ネットショップサービスにはインスタグラムとの連携機能が備わっており、商品の投稿から直接商品ページへ誘導できたり、商品の広告を流すことができます。

しかし、ここで一つの問題があります。

それはいくら商品の宣伝をしたとしても、それを見てくれる人が少ないとあまり意味がないということです。

そのため、インスタグラムのフォロワーを増やすための方法をかんたんに説明します。

  • インスタグラムの仕組みを理解する
  • 投稿頻度は2~3日に1回、朝か夜に投稿する
  • フォロワーと積極的に交流する
  • 質の高い画像を投稿する

まず1つ目として重要なのはインスタグラムの仕組みを理解することです。

インスタグラムで投稿をすると、最初にそれがフォロワーの「フィード」(ホーム画面)に表示されます。

そしてその投稿がフォロワーによって「いいね」などの反応をされると、エンゲージメント率(フォロワー数や閲覧数に対して「いいね」などの反応がどのくらいか)が高まっていきます。

エンゲージメント率が高い投稿はインスタグラムによって質が高い投稿と判断されて、多くのユーザーに拡散されるという仕組みになっています。

つまり、フォロワー数を増やすために重要なのは

・自分の投稿がどれだけフォロワーのフィード(ホーム画面)に出る

・自分の投稿がどれだけ反応される

・投稿が拡散した後にどれだけフォローされる

という3点になります。

それでは具体的にどのような行動をとるべきか解説していきます。

2つ目にあるようにインスタグラムの投稿頻度は2〜3日に1回、投稿時間は朝6〜7時ごろ、もしくは夜17時〜21時が最適です。

せっかくだから毎日たくさん投稿したほうがいいのではないかと考える方もいるかと思いますが、あまりに投稿しすぎるとフォロワーが投稿に飽きてしまう可能性があります。

また、インスタグラムはビジュアル重視のSNSであり、魅力的で質の高い投稿をすることが重要です。

毎日たくさんの投稿をするよりも、2〜3日に1度、高品質な投稿をすることでフォロワーの興味を引くことができます。

次に投稿時間についてですが、多くのユーザーがインスタグラムを利用するのは通勤や通学時間である朝7時ごろか、会社や学校から帰ってきて寝る準備をするまでの17〜21時ごろまでです。

そのため、このどちらかの時間帯に投稿するべきなのですが、忙しくて投稿する暇がなかったり、忘れてしまったりするかもしれません。

そんな時に便利なのが予約投稿システムです。

インスタグラムのアプリから予約できるので、あらかじめ決まった日時に投稿できるようにしておきましょう。

3つ目のポイントとして、フォロワーと積極的に交流することが重要です。

なぜならフォロワーのホーム画面に自分の投稿を表示するためには、フォロワーとの「親密度」を上げる必要があるからです。

「親密度」とはインスタグラムにおけるユーザー同士のつながりの深さを示すもので、投稿に対するコメントに返信したり、「いいね」などの反応をしたりすることで深まっていきます。

そして「親密度」があがるとその人のフィードに自分の投稿が表示される確率が上がっていくというわけです。

最後のポイントは高品質な画像を投稿することです。

高品質とは、画質が高品質なのはもちろん、対象物が魅力的であったり、加工アプリで明るさなどを調整した画像のことを指します。

加工アプリを使ったことがない人におすすめのアプリは「Snapseed」(スナップシード)です。

Snapseed、画像編集アプリ
Snapseed

このアプリは明るさやコントラストを調整できるだけでなく、チュートリアルがしっかりと用意されているため、初心者でも魅力的な画像を作ることができます。

このようにインスタグラムのフォロワーを増やすコツをかんたんではありますが、紹介しました。

集客はショップを成長させる上では絶対に避けて通ることができない問題なので、しっかりと対策していきましょう。

4-4.拡張機能を利用しよう

同じネットショップの中でも「拡張機能」を利用できるかどうかで差が生まれます。

これまで説明してきたように、BASEやカラーミーショップには「拡張機能」というものが存在するのですが、お金がかかるものも多いため、あまり利用しないという方もいます。

しかし、拡張機能を上手に利用すると値段以上の効果を生み出せるため、恐れずに利用するのが重要です。

そこでカラーミーショップ・マーケティングチームの外山さんにネットショップ初心者におすすめの拡張機能を聞いてみたところ、インスタグラム連携機能を紹介してくれました。

EC事業部 外山氏

Instagramアカウントをお持ちの方、これからInstagramを使ってみようと思われている方におすすめです。アプリインストール数でも一位ですが、SNSはネットショップを始める際集客として一番手が出しやすいため、それと連携ができる本アプリはおすすめです。

では各ネットショップから、個人のネットショップ初心者におすすめの拡張機能をピックアップしたので紹介します。

スクロールできます
BASEサービスの詳細
(無料)
Instagram販売インスタグラムと連携して、自分の投稿から商品ページへ誘導できる。
クーポン・メールマガジン・レビュー・セールネットショップにあると便利な機能をまとめた。これらは導入しても損はないのでおすすめ。
配送日設定購入者が配送日時を指定できるようになる。
お知らせバナーショップページの上部に様々なお知らせなどを表示できる。
各種データダウンロード機能送り状・納品書・注文データ・売上データ・商品情報など便利なデータをそれぞれダウンロードできる。
Google Analytics設定Google Analyticsと連携して、ショップを訪れたユーザーの情報を分析できる。
メッセージショップ上でユーザーと直接やり取りができる。
再入荷自動通知再入荷リクエストを受け付け、在庫が復活すると希望者に自動でメールを送ってくれる。
(一部有料)
AdSIST自動でSNSなどに広告を流してくれるアプリ。チャットで操作方法などを説明してくれる。広告を流す分だけ費用が掛かるため、固定費はかからない。
ネクストエンジン他ECサイトやAmazonなどのECモールと在庫を連携できる。月額5,500円
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カラーミーショップサービスの詳細
Instagramショッピング連携インスタグラムと連携して、自分の投稿から商品ページへ誘導できる。
月額550円、15日間無料
カスタムオプション1商品の中にサイズ・色・パターンなど様々なオプションを追加できる。
月額1,100円、7日間無料
CART RECOVERY(カートリカバリー)カートに商品を入れたまま離脱したユーザーに自動でメールを送ってくれる。グラフでアプリの効果をわかりやすく表示。アプリによる売り上げが3,333円以下なら無料。それ以上ならアプリによる売り上げの3%がかかる。
ネクストエンジン連携他ECサイトやAmazonなどのECモールと在庫を連携できる。
月額1,100円
Amazon連携Amazonとカラーミーショップの在庫を連携できるだけでなく、かんたんにAmazonへ出品できたり、Amazonの受注・発送をカラーミーショップの管理画面で行うことが可能。月額1,100円+5件まで110円で6件以降は22円、30日間無料
AdSIST自動でSNSなどに広告を流してくれるアプリ。チャットで操作方法などを説明してくれる。広告を流す分だけ費用が掛かるため、固定費はかからない。
再入荷通知再入荷リクエストを受け付け、在庫が復活すると自動でメールを送ってくれる。
月額1,650円、7日間無料

上の表のとおり、BASEを利用するなら固定料金がかかるアプリがほとんどないので、初心者の方でも気軽に導入することができます。

一方、カラーミーショップはほとんどが有料アプリであるため、自分のネットショップに必要なアプリだけを厳選して導入しなければなりません。

先ほども紹介したとおり、ネットショップの集客にはインスタグラムが非常に有効なので、ネットショップ初心者の方はまずInstagramショッピング連携を導入するべきです。

そのほかにカラーミーショップでおすすめのアプリを紹介してくれたのは、EC事業部 マーケティングチームの外山さんです。

EC事業部 外山氏

商品に様々なオプションをつけられる「カスタムオプション」。こちらも不動の人気です。ネットショップを始めた際に、商材によっては1商品の中でもさまざまラインナップを揃えていることは少なくありません。そういった商品に「サイズ」「色」「パターン」などいろいろなオプションを使いたい方に人気のカスタムオプション。

ここまででネットショップが成長するために重要な4つのポイントを説明してきました。

これらすべてをいきなり実行するのは難しいので、ぜひ少しずつ進めていってください。

すべてを実行すれば、あなたのネットショップが大きくなるための土台は完成です。

個人のネットショップに関するよくある質問

ここではネットショップ初心者がよく疑問に思う点をまとめましたので、回答していきます。

・開業までの手順を教えて

ネットショップで事業を開始した日の1カ月以内に所轄の税務署へ開業届を出す義務があります。

開業届を提出する方法は3つあります。

1.直接税務署へ提出する(マイナンバーカードか、マイナンバーがわかる書類と本人確認書類が別途必要)
2.税務署へ郵送する(1で必要なカードや書類の写しに加えて、返信用封筒と切手の同封が必要)
3.e-Taxを利用して提出

この中でも特におすすめするのが、国税庁が運営するオンラインサービスである「e-Tax」を利用した提出です。

e-Taxを利用すれば自宅にいながら開業届の提出や確定申告ができるうえ、青色申告での控除額が55万円から10万円分増えて最大額である65万円も控除できます。

青色申告で控除された分は税金がかからないので、e-Taxを利用することで65万円も節税できるというのは魅力的です。

それでは開業届をe-Taxで提出する手順をみていきましょう。

まず必要になるのが、マイナンバーカードについている「署名用電子証明書」です。

しかし、「署名用電子証明書」が自分のマイナンバーカードで発行されているかわからない方が多いと思います。

それなら「JPKI利用者ソフト」というマイナンバーカードの電子証明書を確認できるスマホアプリを使ってみてください。

JPKI利用者ソフト

このアプリでは暗証番号を入力して、スマホをマイナンバーカードにかざすだけで電子証明書の有無を調べることができます。

「署名用電子証明書」がなかったり、パスワードがわからない場合はお近くの市役所や区役所に行って発行手続きをしてください。

この「署名用電子証明書」は確定申告をe-Taxで行う場合にも必要になるので、早いうちに取っておくことをおすすめします。

「署名用電子証明書」を取得できたら、実際に開業届を提出します。

そこで便利なのが、無料でスマホから開業届を提出できるfreee開業です。

「freee開業」では必要事項を入力するだけで開業届と青色申告申請を手軽に提出できます。

青色申告申請も事業開始から2か月以内に提出しなければいけないので、「Freee開業」でまとめて提出してしまいましょう。

Freee開業、公式ホームページ

・開業届ってださなきゃだめなの?

開業届を出さなくても罰則はありませんが、様々な優遇制度が受けられなくなってしまいます。

開業届を出すことのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット
・青色申告で最大65万円の控除を受けられるので節税対策になる
・ネットショップの名義で銀行口座を作ることができる
・小規模企業共済に加入することで積み立てしつつ、掛け金分を節税できる
・個人事業主としての証明になる

デメリット
失業給付を受けられなくなることがある
・健康保険の被扶養に入れなくなる可能性がある

基本的に開業届を提出したほうが節税などの面で有利ですが、失業中で給付を受け取っているなどの状況では出さないほうがいい可能性もあります。

・確定申告ってしないといけないの?

個人事業主の事業所得なら年間48万円、会社員の副業なら年間20万円を超えると絶対に確定申告をしなければいけません。

仮に確定申告をせずにいた場合、無申告加算税が納税額の15〜20%、延滞税が年14.6%も追加で徴収されてしまいます。

しかし、確定申告できるということは個人事業主にとっての大きなメリットなのです。

個人事業主が青色申告で確定申告する場合、最大65万円分税金を免除されるので、有効な節税対策になります。

青色申告をするには、正式な簿記の原則で記帳していることが必要です。

しかし、いきなり会計をやろうとしても未経験者には難易度が高いので、会計ソフトを利用するのがおすすめです。

おすすめの会計ソフト3選
第1位:Freee
第2位:マネーフォワード(MoneyForward)
第3位:やよい青色申告オンライン(やよい会計オンライン)

もっともおすすめなのは「Freee」という会計ソフトです。

「Freee」は初心者でもかんたんに経理ができるサービスで、確定申告までの一連の会計を効率よくやることができます。

年間11,760円から導入できるうえ、今なら1ヶ月無料キャンペーンを実施しているので、無料で試してみて気に入ったら継続するといいでしょう。

おすすめの会計ソフトについて、こちらの記事でさらに詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。

関連記事:おすすめ・人気の青色申告ソフト(確定申告ソフト)ランキング7選【個人事業主・初心者必見】

・どんな物でも売っていい?

一部の商品は、販売するために許可や資格が必要な場合があります。

商品の種類必要な許可・資格
食品許可:食品営業法にもとづく営業許可(種類による)
資格:食品衛生責任者(種類による)
酒類許可:通信販売酒類小売業免許
資格:なし
中古品許可:古物商許可
資格:なし
化粧品許可:化粧品製造販売業許可
資格:なし
ペット許可:第一種動物取扱業(種類による)
資格:動物取扱責任者

▼食品販売に必要な許可・資格

食品を販売する場合、扱う商品によって許可や資格・届出が必要かどうかは変わってくるので、まずは最寄りの保健所に相談するべきです。

カップ麺のような密閉された商品や農作物を扱うだけなら許可や資格は必要ありません。

調理、肉や魚の販売、お菓子や漬物などの製造を行う場合は「食品営業法にもとづく営業許可」と「食品衛生責任者」が必要になります。

それ以外のコーヒーを焙煎して販売するなどの場合は届出をするだけでいいのですが、届出の内容は自治体によって違うので、やはり保健所で相談するべきです。

▼酒類販売に必要な許可・資格

酒類のネット販売には「通信販売酒類小売業免許」が必要です。

「通信販売酒類小売業免許」の条件として、課税移出数量(年間出荷量)が3000キロリットル未満である製造者が製造・販売する酒類しか扱うことができません。

課税移出数量3000キロリットル未満といってもイマイチ規模がわからないと思うのですが、なんと約97.5%の企業がこの条件を満たしています。(平成29年度、国税庁、清酒製造業の概況

つまり、中小メーカーからならある程度自由に酒類を仕入れて販売することができます。

古物販売に必要な許可・資格

古物をネット販売する場合、最寄りの警察署で古物商許可申請を行う必要があります。

そもそも古物とは古物営業法における3つの定義のうち、いずれかを満たすものを指します。

・一度使用された物品
・一度取引された物品
・これらの物品に手入れをした物品

そして古物は13のカテゴリーに分類されており、これらの物品を販売する場合、「古物商許可」が必要になります。

品目具体例
美術品類絵画、彫刻、陶芸品など
衣類洋服、布団など
時計、宝飾品類時計、宝石類、眼鏡、コンタクトレンズなど
自動車自動車、自動車の部品
自動二輪車及び原動機付自転車オートバイ、オートバイの部品
自転車自転車、自転車の部品
写真機類カメラ、望遠鏡、双眼鏡など
事務機器パソコン、コピー機、レジスターなど
機械工具類スマートフォン、タブレット、ゲーム機、家電、工具など
道具類家具、楽器、ゲームソフト、CD、トレーディングカードなど
皮革・ゴム製品カバン、靴など
書籍一般的な書籍
金券類商品券、郵便切手、イベントチケット、航空券など

▼化粧品販売に必要な許可・資格

仕入れた化粧品を販売するだけなら許可や資格はいりませんが、化粧品を製造したり、流通させたりするには「化粧品製造業許可」と「化粧品製造販売業許可」が必要になります。

「化粧品製造業許可」は化粧品を作るために必要な許可で、「化粧品製造販売業許可」は化粧品を流通させるために必要な許可です。

どちらの資格も薬剤師や薬学の専門課程を修了した人しか取得できません。

この条件を満たせそうにない方はOEM商品に挑戦することをおすすめします。

OEM商品とは専門の製造会社に委託して商品を作ってもらい、その商品を自分のブランドとして販売することです。

化粧品の場合、販売するのにも「化粧品製造販売業許可」が必要なので、2つの資格をどちらも持っている会社に委託する必要があることに注意です。

▼ペット販売に必要な許可・資格

魚類や昆虫、ペット用品やペットの餌を販売する場合、許可や資格は必要ありません。

しかし、哺乳類や鳥類・爬虫類を販売する場合、「第一種動物取扱業」の許可が必要です。

この許可を得るには実店舗と実務経験がある「動物取扱責任者」が最低限必要になります。

・副業でもできる?

個人でネットショップを運営するなら、むしろ副業の方が適しています

ネットショップを成長させるためには、この記事で説明した手法を用いるのはもちろん、独自のノウハウを蓄積させる必要があります。

月商10万円以下の期間も長いでしょうし、専業で取り組むよりも副業として趣味代わりに長く続けていった方が成功しやすいです。

また、本業をしながらネットショップを運営する時間があるのか気にする方もいると思いますが、そのような心配はあまり不要です。

ネットショップは運営にかかる時間を効率化する機能が多数備わっており、商品の保管・梱包・出荷をすべて自動でやってくれるサービスもあります。

・どこから仕入れればいいの?

ネットショップ初心者はインターネット上の仕入れサービスを利用するのがおすすめです。

おすすめの仕入れショップネットショップの詳細
SUPER DELIVERY(スーパーデリバリー)アパレル・家具・電化製品・食品・生活雑貨など、多様な商材を扱う仕入れサイト2ヶ月月会費無料、それ以降は月2000円
NETSEA(ネッシー)国内最大級のオンライン仕入れサイトアパレル・ファッションなどが豊富入会金・月会費無料
Cmall(シーモール)海外のアクセサリーやファッション雑貨に特化した仕入れサイト無料プランでは入会金・年会費無料

ネットショップ初心者は仕入れに関しての知識が少なく、実績や信用もないので、大手の卸問屋と取引するのは難しいです。

さらに、大手卸問屋だと商品をまとめて買うことになるので、在庫を抱えてしまうリスクもあります。

そのため、最初は1点から購入することもできるオンライン仕入れサイトを活用するべきです。

・ネットショップって儲かるの?

ネットショップは人件費や家賃などの経費が少ないので手元に残る金額が多く、これからもネットショップが成長することを考えると、ネットショップは儲かるといえます。

では実際にネットショップの運営でどのくらい儲かるのか見ていきましょう。

ネットショップの利益率の目安は一般的におよそ2〜3割程度と言われています。

これを参考に月商10万円のネットショップを運営する場合の収入を計算してみます。

月の売り上げ10万円
月収の目安3万円
年収36万円

月収だけで見ると低いように思えますが、年収で見ると36万円と悪くない額です。

さらにネットショップの月商が30万・50万と成長できることを考えると、ネットショップは儲かる事業であるといえます。

・ネットショップ初心者がやるべきでないことは?

 ネットショップ初心者は成果が出ないからすぐにネットショップを諦めるべきではないと、カラーミーショップ・マーケティングチームの外山さんは語ります。

EC事業部 外山氏

やるべきでないことは基本ないですが、ネットショップを始めた方でよくあるのが「短期間でネットショップを諦めてしまう」というケースはもったいないと考えております。ネットショップを作っただけでは売れないのは当たり前で、まず集客・宣伝を地道に行っていくことが大切です。例えばSEO対策や広告を出すことであったり、最近ではSNSの運用によってネットショップでの購入に繋げている方も多いです。

つまり、ネットショップを運営するうえで一番重要なのは、諦めずにネットショップを続けるということです。

そのうえで、この記事で紹介したような戦略を実行すればネットショップが成長すること間違いなしです。

まとめ

この記事ではおすすめのネットショップやネットショップを運営するために重要な戦略などを解説しました。

近年、ネットショップが無料で気軽に作れるようになったことで多くの人がネットショップを開店しましたが、そのうちの大多数がやめてしまっています。

ネットショップを成長させるためには戦略をもって運営するだけでなく、すぐに諦めずに根気強く続けていくことが重要です。

ここまで記事を読んでくださったみなさんは、記事の内容を参考にしつつ、長い目でネットショップを運営してみてください。

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