【審査ユルい・手数料安い】おすすめ法人口座ランキング4選【ネット銀行比較】

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会社を作ったばかりの方が意外に苦労するのが「法人口座の開設」です。

個人では簡単に作れていた銀行口座が法人になると全然作ることができないなんてことがよくあります。

法人だと「審査がなかなか通らない」ということがあるのです。

税理士である筆者にも「法人口座が作れない。どこでもいいから口座を作らせてくれる銀行を紹介してくれ」といった相談がきます。

そんな時は、比較的審査が通りやすいネット銀行に申し込むよう勧めています

そこで、今回は審査が比較的簡単に通り、各種手数料が安いネット銀行各社をおすすめ順に紹介していきたいと思います。

目次

【審査が通りやすい】おすすめネット銀行4選

早速ですが、おすすめネット銀行を紹介していきます。

おすすめネット銀行ランキングは、専門家の相談室編集部の独自調査(2023/2/20時点)により決定しております。当該ランキングは、公式サイトの情報、取材協力者への独自インタビュー、ネット上の評判・口コミなどをもとに①審査の通りやすさ、②手数料の安さ、③利用しやすさなどを軸として決定したものです。

ちなみに、紹介するおすすめネット銀行についてまとめた表は以下になります。

銀行名GMOあおぞら銀行住信SBI銀行PayPay銀行楽天銀行
おすすめ度
基本料金無料無料無料無料
振込手数料同行:無料
他行:145円
同行:無料
他行:130円~145円
同行:54円
他行:172円or270円
同行:52円
他行:150円or229円
特典設立1年経過まで他行宛手数料20回/月無料当月と翌月他行宛手数料10回無料前月末平均残高3,000万円以上で手数料5回無料なし
ペイジー対応非対応対応対応
口座開設
必要日数
最短即日最短翌営業日最短3日~10日1週間程度
口座開設
ネット完結
×
バーチャルオフィスでの口座開設
携帯電話での
口座開設申込
×
口座開設時
の謄本提出
不要不要不要必要

GMOあおぞらネット銀行

審査がゆるい(他行で断られたけど、GMOあおぞらは通過したという口コミ多数)
・各種手数料がとにかく安い業界最安値水準
・Pay-easy対応(2023年1月より)
・デビットカードは誰でも作れて還元率MAX1.5%と高い

口座開設料無料
口座維持費無料
インターネットバンキング利用手数料無料
振込手数料(同行宛て)無料
振込手数料(他行宛て)145円
※設立初年度月20回まで無料

細かいこと抜きにして、「審査がゆるい」と評判で、手数料が業界最安値のGMOあおぞらネット銀行は、おすすめ度間違いなくNO1となっています。

また、法人の振込作業の中で地味に面倒な地方税などの支払いは、Pay-easy対応でない場合、銀行にいって振り込む必要があります。

ですが、GMOあおぞら銀行は、Pay-easy対応となっていますので税金などの支払いも3分で終わります。

また、インターフェイスなども非常に利用しやすいと言っているユーザーが非常に多いです。

「審査がゆるい」・「手数料が最安」・「使いやすい」の3点がそろったGMOあおぞら銀行はまず間違いないと言えるでしょう。

GMOあおぞら銀行の口コミ・評判

起業した時、メガバンは全て断られたけどGMOあおぞらネット銀行は速攻で法人口座作れた。
アプリも使いやすくて最高。

GMOあおぞらの法人口座、2日くらいで開設できてびっくりしました。
某ネット銀行は店舗があるにもかかわらず審査落ちしたし、信金は1か月待たされました。
この審査のゆるさと、開設スピードは本当にうれしかったです。

筆者も実際に手続きをしてみましたが20分足らずで申込は完了しました。

住信SBIネット銀行(NEOBANK)

比較的審査が通りやすい(無事審査通過したという口コミ多数)
・各種手数料が安い業界最安値水準
・Pay-easy非対応

口座開設料無料
口座維持費無料
インターネットバンキング利用手数料無料
振込手数料(同行宛て)無料
振込手数料(他行宛て)130円~145円
※口座開設日の当月,翌月は月10回無料

住信SBIネット銀行は、GMOあおぞら銀行と同様に、「比較的審査が通りやすい」と評判で、手数料が業界最安値なため、おすすめのネット銀行の一つです。

GMOあおぞら銀行と違いPay-easyは非対応となっています。

アプリなどのインターフェイスは利用しやすいと言っているユーザーが多かったです。

住信SBIネット銀行の口コミ・評判

法人口座はハードルが高いと聞いていたので心配していましたが、申込から1週間で無事に開設

法人口座のアプリも個人と同じで使いやすかった

PayPay銀行

審査通過はゆるすぎず、きつすぎず(通過できなかったという口コミも多め)
・手数料は少し高め
・Pay-easy対応
・海外送金サービスやアプリが充実

口座開設料無料
口座維持費無料
インターネットバンキング利用手数料無料
振込手数料(同行宛て)55円
振込手数料(他行宛て)160円

PayPay銀行は、GMOあおぞら銀行や、住信SBIネット銀行よりは、審査通過率や手数料の面でおとるものの、ネット銀行の中では比較的大手ということもあり、おすすめのネット銀行の一つです。

Pay-easy対応というのも嬉しいポイントです。

PayPay銀行の口コミ・評判

今更ながらPayPay銀行法人口座開設してみました。 地銀ネットバンキング使うより振込手数料が安い。

Paypay銀行法人口座、開設までめちゃ早い。

楽天銀行

審査通過はゆるすぎず、きつすぎず(通過できなかったという口コミも多め)
・手数料は少し高め
・Pay-easy対応
・デビットカードは誰でも作れて還元率MAX1%とそれなり
・海外送金サービスが充実

口座開設料無料
口座維持費無料
インターネットバンキング利用手数料無料
振込手数料(同行宛て)52円~
振込手数料(他行宛て)150円(3万円未満)
229円(3万円以上)

楽天銀行は、他のネット銀行よりは、審査通過率や手数料の面でおとるものの、ネット銀行の中では大手ということもあり、おすすめのネット銀行の一つです。

Pay-easy対応というのも嬉しいポイントです。

楽天銀行の口コミ・評判

メガバンクのネットバンキングはポンコツで、楽天銀行のようなネット専用の銀行のほうが使いやすく手数料も安いので、おすすめ

楽天銀行法人口座の開設。なかなか時間かかりました。

メガバンク、地方銀行、信用金庫、ネット銀行の特徴や違いを比較

審査が通りやすいネット銀行ですが、各種手数料が比較的安いといったうれしい特徴も忘れてはいけません。

一方で、メガバンクは審査が通りにくいかわりに、得意先・取引先からの信用力が高まるというメリットがあります。

ここからは、各銀行種類ごとの特徴(メリット・デメリット)を比較してみましょう。

メガバンクのメリット・デメリット

メガバンクに分類される銀行(メガバンクと類するとされている銀行)
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行(りそな銀行・埼玉りそな銀行)

メリット
・信用力がある会社と思われる
・入出金口座としての利用以外にも、様々な支援が受けられる(例:業務提携の相談)

デメリット
・設立したばかりの会社や小規模な会社では口座開設の審査がおりにくい
・各種手数料が高い
・インターネットバンキングが使いにくい
・対応がめんどうな時がある(支店長や銀行担当者への対応が必要な場合がある)

メガバンクは、様々な専門的なサービスを受けられるというメリットから、基本的に大手企業、上場企業などが利用すると色々なメリットが受けられるという特徴があります。

もっとも、設立したばかりの会社だと、逆にメガバンクに口座があるというだけで、信用力のある企業とみなされるため、メガバンクの信用力を利用したい時には積極的に口座開設の申込をしてみるのは手でしょう。

地銀のメリット・デメリット

地銀に分類される銀行
第一地銀に分類される銀行62行★
【北海道・東北地方】
北海道銀行、北都銀行、東北銀行、青森銀行、荘内銀行、七十七銀行
みちのく銀行、山形銀行、東邦銀行、秋田銀行、岩手銀行
【関東地方】
群馬銀行、武蔵野銀行、横浜銀行、足利銀行、千葉銀行、山梨中央銀行
常陽銀行、千葉興業銀行、筑波銀行、きらぼし銀行
【信越・北陸地方】
第四銀行、北陸銀行、福井銀行、北越銀行、富山銀行、八十二銀行、北國銀行
【東海地方】
静岡銀行、大垣共立銀行、百五銀行、スルガ銀行、十六銀行、清水銀行
三重銀行
【近畿地方】
滋賀銀行、池田泉州銀行、但馬銀行、京都銀行、南都銀行、近畿大阪銀行
紀陽銀行
【中国地方】
鳥取銀行、中国銀行、山口銀行、山陰合同銀行、広島銀行
【四国地方】
阿波銀行、伊予銀行、百十四銀行、四国銀行
【九州・沖縄地方】
福岡銀行、佐賀銀行、大分銀行、沖縄銀行、筑邦銀行、十八銀行、宮崎銀行
西日本シティ銀行、親和銀行、鹿児島銀行、北九州銀行、肥後銀行、琉球銀行
第二地銀に分類される銀行32行★
北洋銀行,きらやか銀行,北日本銀行,仙台銀行,福島銀行,大東銀行,東和銀行,栃木銀行,京葉銀行,東日本銀行,東京スター銀行,神奈川銀行,大光銀行,長野銀行,富山第一銀行,福邦銀行,静岡中央銀行,愛知銀行,名古屋銀行,中京銀行,みなと銀行,島根銀行,トマト銀行,もみじ銀行,西京銀行,徳島大正銀行,香川銀行,愛媛銀行,高知銀行,福岡中央銀行,佐賀共栄銀行,長崎銀行,熊本銀行,豊和銀行,宮崎太陽銀行,南日本銀行,沖縄海邦銀行

メリット
・地元では信用力がある会社と思われる
・入出金口座としての利用以外にも、地元に根付いた様々な支援が受けられる(例:地元企業との業務提携の相談)

デメリット
・設立したばかりの会社や小規模な会社では口座開設の審査がおりにくい
・各種手数料が高い
・インターネットバンキングが使いにくいもしくはインターネットバンキングがない
・対応がめんどうな時がある(支店長や銀行担当者への対応が必要な場合がある)

地銀は、地元に根付いた支援が受けられるというメリットから、比較的地元に根付いたサービスを行っている中小企業などが口座開設しているケースが多いです。

設立したばかりの会社でも地元の有名な地銀の口座が作れていると信用力のある企業とみなされますし、地元の中小企業や大手企業とのパイプを作るきっかけにすることもできるかもしれません。

信用金庫のメリット・デメリット

信用金庫に分類される銀行
【北海道】札幌信用金庫,室蘭信用金庫,空知信用金庫,苫小牧信用金庫,北門信用金庫,伊達信用金庫,北空知信用金庫,日高信用金庫,函館信用金庫,渡島信用金庫,江差信用金庫,小樽信用金庫,北海信用金庫,旭川信用金庫,稚内信用金庫,留萌信用金庫,北星信用金庫,帯広信用金庫,釧路信用金庫,大地みらい信用金庫,北見信用金庫,網走信用金庫,遠軽信用金庫【青森県】東奥信用金庫,青い森信用金庫【秋田県】秋田信用金庫,羽後信用金庫【山形県】山形信用金庫,米沢信用金庫,鶴岡信用金庫,新庄信用金庫【岩手県】盛岡信用金庫,宮古信用金庫,一関信用金庫,北上信用金庫,花巻信用金庫,水沢信用金庫【宮城県】杜の都信用金庫,宮城第一信用金庫,石巻信用金庫,仙南信用金庫,気仙沼信用金庫【福島県】会津信用金庫,郡山信用金庫,白河信用金庫,須賀川信用金庫,ひまわり信用金庫,あぶくま信用金庫,二本松信用金庫,福島信用金庫【群馬県】高崎信用金庫,桐生信用金庫,アイオー信用金庫,利根郡信用金庫,館林信用金庫,北群馬信用金庫,しののめ信用金庫【栃木県】足利小山信用金庫,栃木信用金庫,鹿沼相互信用金庫,佐野信用金庫,大田原信用金庫,烏山信用金庫【茨城県】水戸信用金庫,結城信用金庫【埼玉県】埼玉縣信用金庫,川口信用金庫,青木信用金庫,飯能信用金庫【千葉県】千葉信用金庫,銚子信用金庫,東京ベイ信用金庫,佐原信用金庫,館山信用金庫【東京都】朝日信用金庫,興産信用金庫,さわやか信用金庫,東京シティ信用金庫,芝信用金庫,東京東信用金庫,東栄信用金庫,亀有信用金庫,小松川信用金庫,足立成和信用金庫,東京三協信用金庫,西京信用金庫,西武信用金庫,城南信用金庫,昭和信用金庫,目黒信用金庫,世田谷信用金庫,東京信用金庫,城北信用金庫,瀧野川信用金庫,巣鴨信用金庫,青梅信用金庫,多摩信用金庫【神奈川県】横浜信用金庫,かながわ信用金庫,湘南信用金庫,川崎信用金庫,平塚信用金庫,さがみ信用金庫,中栄信用金庫,中南信用金庫【新潟県】新潟信用金庫,長岡信用金庫,三条信用金庫,新発田信用金庫,柏崎信用金庫,上越信用金庫,新井信用金庫,村上信用金庫,加茂信用金庫【富山県】富山信用金庫,高岡信用金庫,新湊信用金庫,にいかわ信用金庫,氷見伏木信用金庫,砺波信用金庫,石動信用金庫【石川県】金沢信用金庫,のと共栄信用金庫,北陸信用金庫,鶴来信用金庫,興能信用金庫【福井県】福井信用金庫,敦賀信用金庫,武生信用金庫,小浜信用金庫,越前信用金庫【山梨県】甲府信用金庫,山梨信用金庫【長野県】長野信用金庫,松本信用金庫,上田信用金庫,諏訪信用金庫,飯田信用金庫,アルプス中央信用金庫【岐阜県】岐阜信用金庫,大垣信用金庫,高山信用金庫,東濃信用金庫,関信用金庫,八幡信用金庫,西濃信用金庫【静岡県】しずおか信用金庫,静清信用金庫,浜松信用金庫,沼津信用金庫,三島信用金庫,富士宮信用金庫,島田信用金庫,磐田信用金庫,焼津信用金庫,掛川信用金庫,富士信用金庫,遠州信用金庫【愛知県】愛知信用金庫,豊橋信用金庫,岡崎信用金庫,いちい信用金庫,瀬戸信用金庫,半田信用金庫,知多信用金庫,豊川信用金庫,豊田信用金庫,碧海信用金庫,西尾信用金庫,蒲郡信用金庫,尾西信用金庫,中日信用金庫,東春信用金庫【三重県】津信用金庫,北伊勢上野信用金庫,三重信用金庫,桑名信用金庫,紀北信用金庫【滋賀県】滋賀中央信用金庫,長浜信用金庫,湖東信用金庫【京都府】京都信用金庫,京都中央信用金庫,京都北都信用金庫【大阪府】大阪信用金庫,大阪厚生信用金庫,大阪市信用金庫,大阪商工信用金庫,永和信用金庫,北おおさか信用金庫,大阪東信用金庫,枚方信用金庫【兵庫県】神戸信用金庫,姫路信用金庫,播州信用金庫,兵庫信用金庫,尼崎信用金庫,日新信用金庫,淡路信用金庫,但馬信用金庫,西兵庫信用金庫,中兵庫信用金庫,但陽信用金庫【奈良県】奈良信用金庫,大和信用金庫,奈良中央信用金庫【和歌山県】新宮信用金庫,きのくに信用金庫【鳥取県】鳥取信用金庫,米子信用金庫,倉吉信用金庫【島根県】しまね信用金庫,日本海信用金庫,島根中央信用金庫【岡山県】おかやま信用金庫,水島信用金庫,津山信用金庫,玉島信用金庫,備北信用金庫,吉備信用金庫,日生信用金庫,備前信用金庫【広島県】広島信用金庫,呉信用金庫,しまなみ信用金庫,広島みどり信用金庫【山口県】萩山口信用金庫,西中国信用金庫,防府信用金庫,東山口信用金庫【徳島県】徳島信用金庫,阿南信用金庫【香川県】高松信用金庫,観音寺信用金庫【愛媛県】愛媛信用金庫,宇和島信用金庫,東予信用金庫,川之江信用金庫【高知県】幡多信用金庫,高知信用金庫【福岡県】福岡信用金庫,福岡ひびき信用金庫,大牟田柳川信用金庫,筑後信用金庫,飯塚信用金庫,田川信用金庫,大川信用金庫,遠賀信用金庫【佐賀県】唐津信用金庫,佐賀信用金庫,伊万里信用金庫,九州ひぜん信用金庫【長崎県】たちばな信用金庫【熊本県】熊本信用金庫,熊本第一信用金庫,熊本中央信用金庫,天草信用金庫【大分県】大分信用金庫,大分みらい信用金庫,日田信用金庫【宮崎県】宮崎信用金庫,都城信用金庫,延岡信用金庫,高鍋信用金庫,南郷信用金庫【鹿児島県】鹿児島信用金庫,鹿児島相互信用金庫,奄美大島信用金庫【沖縄県】コザ信用金庫

メリット
・地元の小規模企業向けの銀行としての役割を果たしているため、ネット銀行よりは厳しいものの、メガバンクや地銀ほど口座開設の審査が厳しくない
・入出金口座としての利用以外にも、地元に根付いた様々な支援や創業支援が受けられる(例:地元企業との業務提携の相談)

デメリット
・審査に時間がかかることが多い
・各種手数料が高い
・インターネットバンキングが使いにくいもしくはインターネットバンキングがない
・対応がめんどうな時がある(支店長や銀行担当者への対応が必要な場合がある)
・メインバンクが信金だと企業としての信用力が低いと思われる可能性がある

信金は、地銀の「より小規模企業向け」という感じです。

地元企業との連携や創業支援などを受けやすいというメリットがある一方、インターネットバンキングがない信金が多かったり、ネット化が全体的に遅れていることにより何をするにも時間がかかるなどのデメリットがあります。

ネット銀行のメリット・デメリット

ネット銀行に分類される銀行
・オススメで紹介した銀行(GMOあおぞらネット銀行・住信SBIネット銀行・PayPay銀行・楽天銀行)
・他のインターネット専業銀行
セブン銀行・ソニー銀行・auじぶん銀行・イオン銀行・大和ネクスト銀行・ローソン銀行・みんなの銀行・UI銀行

メリット
・審査が通りやすい/速い(インターネットやスマホで完結する銀行も多い)
・インターネットバンキングなどが使いやすい/手数料が安い

デメリット
・店舗がないため、インターネットやスマホを使えない人には不便
・担当などがつかないため、業務提携などの支援・高額な融資などを受けることが難しい
・メインバンクがネット銀行だと信用力がない会社だと思われやすい

ネット銀行は、メガバンクや地方銀行などと毛色が大きく異なる銀行です。

ネット決済を中心として取引をしている全ての企業において非常に有効に使える銀行としてどんな規模の法人であっても1つは開設しておきたい銀行口座といえます。

審査が通りやすいこともメリットですが、インターネットバンキングが使いやすく、手数料が安いというところも本当に魅力的です。

法人口座開設における銀行の選び方(ポイント)

各銀行のメリット・デメリットを踏まえた上で実際に口座開設でどの銀行を選べばいいのか、ポイントを改めて解説します。

複数の銀行の法人口座を作いこなす(振込用と記載用と支援用)

基本的には、振込用と記載用の二つの銀行口座を開設しておくことがポイントです。

振込用とは、自分の法人から取引先への支払いなどに利用する口座です。

振込用口座は信用力など気にする必要はなく、インターネットバンキングですぐに振り込めて、手数料が安いネット銀行を選択しておくのが得策です。

記載用とは、ホームページや得意先への請求書などに記載するための銀行口座です。

こちらは、対外的に信用力を示ことで得意先などへのアピールになり、有利に働きます。

また、振り込まれる側の銀行口座になるため、振込手数料なども発生しませんので、手数料を気にする必要がありません。

これ以外に、担当者などから支援を受けたい方は、複数のメガバンク・地銀・信金などに「お付き合い口座」を持っておく方法も時には有効です。

ちなみに、融資を受けられるというのを銀行口座開設のメリットにかかげている記事をよく見ます。

しかし、融資を受けたい場合には、最初から銀行口座を作っておく必要はまったくありません。

融資を受けられることが決まってから銀行口座を作れば全く問題ありません。

できるだけ振込手数料の安いネット銀行を振込(支払)用口座として開設する

何度もお伝えしていることですが、毎月の振込は大手企業であっても、いまやインターネットバンキングで振込作業をしています。

ですので、よほどの理由がない限り、振込手数料の安いネット銀行を振込用口座として利用すべきです。

また、インターネットバンキングはメガバンクのものだと非常に使いにくいものが多いですので、その点もネット銀行を活用するメリットになってきます。

HPや請求書などに記載する法人口座を大手銀行で作る

HPや請求書などに記載する振込を受ける側の口座、見せつける用の口座は、できる限りメガバンクや大手の地銀になるように口座開設をしておきましょう。

メガバンクや地銀などは担当者が自分の目利きで一次審査をし、その後上層部に開設してよいかの稟議をはかります。

つまり、担当者に気に入られれば、口座開設に大きく近づきます。

知り合いや親せきなどに金融機関の方がいれば、つないでもらうなどすると口座開設の審査が通りやすくなるでしょう。

法人口座がなかなか作れない人は審査が通りやすいネット銀行を選ぶ

正直、法人口座が作れないと、お金のやりとりが行えませんので、実質企業としての活動は何もできません。

なにかしらの理由で審査が落ちてしまい法人口座が作れないという方は、とりあえず審査が通りやすいネット銀行にかたっぱしから口座開設の依頼をしていくしかないでしょう。

特に、GMOあおぞら銀行は審査が通りやすいという口コミが多かったので、真っ先に試してみましょう。

👇20分程度で審査申込が可能です👇

インターネットバンキングがオンライン上でスムーズ(簡単)に使える銀行を選ぶ

インターネットバンキングの使いやすさというのは意外に重要です。

手数料が安いことも重要ですが、同じような手数料の場合には、「インターネットバンキングの使いやすさ」を銀行口座選びのポイントにしておくのもありです。

Pay-easy(ペイジー)対応は意外に大事

Pay-easy(ペイジー)ができる銀行かどうかというのは、そこまで重要でないと考えている方も多いかもしれません。

ですが、法人設立後は年に数回、税金などの公的機関への支払いのタイミングがあり、通常は銀行にいかないとその振込を行うことができません。

こんなご時世にわざわざ銀行にいって手続きをするというのは本当に不便です。

銀行にいったら、インターネットが使えない高齢者などが多く待っていたりして、30分待ちなどは当たり前です。

インターネットだと3分で終わる振込が銀行までの往復の面倒さに加えて店頭で30分待ちとなると本当にたまったものじゃありません。

ですので、Pay-easyが使えるかどうかはかなり重要と言えます。

審査で見られるポイント

さて、ここでは銀行口座開設にあたって見られる審査のポイントを解説していきます。

ポイント① 代表者の経歴

新しく法人を設立した会社に関しては、会社の活動実績はまだほとんどありません。

そこで、圧倒的に審査で見られるポイントとして、代表者そのものの経歴というのがあります。

「しっかりした前職があるか」、「犯罪歴がないかどうか」、「問題を過去に起こしていないかどうか」

などは審査の最重要ポイントであるといってもいいでしょう。

ポイント② 法人(会社)の業歴(事業の内容)

審査において、銀行が一番懸念しているのが、「開設した銀行口座が詐欺などの犯罪に利用されないか?」という点です。

そこで、「法人が今まで行ってきた事業の内容」や、「今後行う事業の内容が適切かどうか」は審査でかなりつっこんでみられるポイントになってきます。

よくある審査落ちの理由① 代表者に問題がある

銀行口座開設が全然できないという方に多いのが、法人の代表者が過去に問題を起こしており、ネットで検索すると名前がでてきてしまうという方です。

こういう問題を起こした経験がある方は、銀行からすると「開設した口座を悪いことに使う可能性がある」として審査落ちさせることが多いです。

こういった方は、知り合いなどにあたって、なんとか信頼してもらえるように地道にお願いするしかないでしょう。

よくある審査落ちの理由② 法人としての実態がわかりにくい

法人としての実態がわかりにくいという理由で、審査落ちする場合があります。

この場合には、法人として実績やこれから行う事業についてしっかりと説明する機会をもらって、改めて審査を受けるようにしましょう。

「代表者に問題がある」という審査落ち理由よりは、「法人としての実態がわかりにくい」という理由ははるかにリカバリーがきく内容ですので、めげずに頑張って根気よく説明してみましょう。

「住所」や「HPの有無」はそこまで重要でない

法人口座開設に関する記事を見ていると、「住所がバーチャルオフィスだと審査が通らない」「HPがないと審査が通らない」なんてことが書かれています。

こういった理由が主な原因で審査を落とす銀行は実態としてほとんどないと思ってもらっていいでしょう。

こういった細かな外堀を埋めるようなことをするよりは、「事業概要書を作りこむ」、「会社の事業内容をしっかりと説明できるようにする」といったことに時間をつかうようにすると審査に通りやすくなると言えるでしょう。

法人口座開設の流れや必要書類

さて、今回は実際に筆者が当記事で一押ししているGMOあおぞら銀行の口座開設手続きをしてみました。

他のネット銀行などは必要書類が微妙に異なるかもしれませんが、基本的な流れは同じだと思いますので、参考にしてみてください。

STEP
事前情報入力(10分程度)

最初に法人番号や住所など必要な事項を入力します。

特に難しいところはなく、すぐに完了できると思います。

STEP
写真撮影(5分程度)

スマホで運転免許証や顔の撮影などを行います。

そこまで難しい作業ではなく5分程度で終わります。

STEP
必要書類提出(5分程度)

事業をわかる書類を提出します。

筆者は普段営業やZOOMなどで使用している簡単な企業概要書(自社HPのURLも記載あり)を提出いたしました。

STEP
即日審査完了の通知

筆者は日曜日の夕方に審査をしてみまたのですが、審査受付が日曜日に完了し、数日後には審査完了の通知がメールできました。

事前情報入力

事前情報入力は、そこまで内容としては難しいものはありません。

スクロールすると結構ボリュームはあるように感じますが、10分程度で終わると思います。

写真撮影

PCで口座開設申請の作業をしていたのですが、スマフォにすぐに飛べるように、以下のようなQRコードがありました。

これでそのまま、スマフォにいって、撮影作業を継続することができます。

必要書類提出

必要書類として、ホームページのURLがわかるものを提出するだけでも問題はなさそうでした。

筆者は、ZOOM会議などで普段から利用している企業概要説明資料(スライド10P程度)がありましたので、そちらを提出いたしました。

ホームページがない法人でも営業で使っているパンフレットのPDFなどがあれば十分だと思います。

必要書類の提出で申請は完了です。

あとは審査を待つのみです。

最短即日審査完了の通知

私の場合は、日曜日に申請をしたということもあり、数日後に審査完了の通知がきました。

ですが、条件を満たせば最短即日で審査が完了するということですので、その点は非常にスピーディでうれしいところです。

その他法人口座開設で知っておくべきポイント

その他、法人口座開設に関して知っておくべきポイントをまとめました。

銀行の窓口に行くのは時間の無駄

銀行の窓口に行くのは本当に時間の無駄です。

ネット銀行以外に関しては、最低1回は口座開設のために銀行に赴いたり、担当者と面談する必要があります。

また、ネット銀行以外は定期的に担当者と面談があったりもします。

これらの時間は基本的にこのテレワーク化されたご時世に無駄になります。

まずは、できるだけ銀行に行く必要がないように、ネット銀行などを駆使してお金のやりとりをすることを心掛けていきましょう。

融資を受けたい(お金を借りたい)場合の口座開設は気にしないでいい

銀行の業務としてお金を貸すという業務は主要事業の一つになってきます。

銀行口座開設の記事においても、融資の話が出てくることがなぜか多いです。

しかしながら、銀行からお金を借りる場合の銀行とのお付き合いの話と、法人口座開設の話は全く別モノです。

お金を借りたい場合には、まずは日本政策金融公庫にお金を貸してほしい旨を伝えてみましょう。

創業したての会社であっても500万円程度は借りることができます。

日本政策金融公庫は口座開設をして利用する銀行ではないので、この点口座開設の話とは全く関係がありません。

また、銀行口座をもっていたらお金を借りやすいなんてことも全くありません。

銀行口座の入出金の動きがお金を借りる時の審査の一つになることはあります。

ですが、他の銀行の入出金明細でも審査に使えます。

個人事業主の屋号付き口座開設も基本的に法人口座開設と同じ

個人事業主の方が屋号付きの口座を開設したいという場合があります。

この場合も、銀行側は、「その口座が不正に利用されないか?」というポイントで審査をしてきます。

ですので、基本的に法人口座開設と同じ流れをふむと考えておけばよいでしょう。

インターネットバンキング利用手数料に注意(おすすめネット銀行は全て基本無料)

インターネットバンキングの利用手数料というものを最後に改めて考えておく必要があります。

今回おすすめで紹介したネットバンクはすべて月額利用手数料が無料になっています。

ですが、メガバンクをはじめとして多くの銀行がインターネットバンキング利用手数料をしっかりととってきます

これは非常に腹立たしい話であり、インターネットバンキングを利用する全ての法人がネット銀行を活用すべきという理由になっています。

銀行月額利用手数料
UFJ1,760円~
みずほ3,300円~
三井住友基本無料
りそな3,300円~
ゆうちょ550円~
GMOあおぞら基本無料
住信SBIネット基本無料
楽天基本無料
PayPay基本無料

なぜ法人口座の審査はきついのか?

さて、そもそも法人口座の審査はなぜ厳しいのでしょうか?

「個人」でメガバンクの銀行口座を開設できないという人はまずいないのではないでしょうか?

「個人」というのは基本的に死んだり、自己破産したりしない限り、ずっと続く権利義務の主体の1つとして存在しています。

そのため、そもそも「個人」には一定の信用力があります。

一方で「法人」は、いつでも解散や清算などでつぶすことができる権利義務の主体の1つとして信用力がそもそも低いのです。

悪いことをするために会社を作って、つぶしてを繰り返すような使われ方もされてしまっている現実があります。

そのため、銀行としても審査をきつくして、そういった悪い会社を排除する必要があるというわけです。

GMOあおぞら銀行を導入しておけば間違いなし

いかがでしたでしょうか。

「口座開設の審査が通りやすい銀行はどこか?」

「ネットバンク手数料・振込手数料が安い銀行はどこか?」

「ネットバンクとして使いやすい銀行はどこか?」

と聞かれれば、GMOあおぞら銀行で間違いなしと言えると思います。

是非、一度チェックしてみてください。

【PR】マネーフォワード クラウド会計

ここで少し宣伝させてください。

法人を設立したての方が悩むのが法人口座開設であることは間違いないのですが、もう一つ重要なのが会計ソフト選びです。

会計ソフト選びでは、クラウド型会計ソフトとよばれるものを利用すると大変便利です。

クラウド会計ソフトの中でも特におすすめなのが、マネーフォワードクラウド会計です。

このマネーフォワード、実は筆者も使っています。

基本的な機能は「freee」や「やよいオンライン」といった他のクラウド型会計ソフトと大差はありません。

ですが、使いやすさや請求書機能がすぐに使えるところなど非常に魅力的です。

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