会社を作ったばかりの方が意外に苦労するのが「法人口座の開設」です。
個人では簡単に作れていた銀行口座が法人になると全然作ることができないなんてことがよくあります。
法人だと「審査がなかなか通らない」ということがあるのです。
税理士である筆者にも「法人口座が作れない。どこでもいいから口座を作らせてくれる銀行を紹介してくれ」といった相談がきます。
そんな時は、比較的審査が通りやすいネット銀行に申し込むよう勧めています。
そこで、今回は審査が比較的簡単に通り、各種手数料が安いネット銀行各社をおすすめ順に紹介していきたいと思います。
▼この記事でわかること
・法人口座なら審査が通りやすくて手数料が安い「住信SBIネット銀行」がおすすめ
【審査が通りやすい】おすすめネット銀行4選
早速ですが、おすすめネット銀行を紹介していきます。
ちなみに、紹介するおすすめネット銀行についてまとめた表は以下になります。
銀行名 | 住信SBI銀行 | GMOあおぞら銀行 | PayPay銀行 | 楽天銀行 |
おすすめ度 | ||||
基本料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
振込手数料 | 同行:無料 他行:130~145円 | 同行:無料 他行:145円 | 同行:54円 他行:172円or270円 | 同行:52円 他行:150円or229円 |
特典 | 口座開設月の当月と翌月 他行宛手数料10回無料 | 設立1年経過まで他行宛手数料 20回/月無料 | 前月末平均残高3,000万円以上で手数料5回無料 | なし |
ペイジー | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
必要日数 | 口座開設最短翌営業日 | 最短即日 | 最短3日~10日 | 1週間程度 |
ネット完結 | 口座開設〇 | 〇 | △ | × |
オフィス での口座開設 | バーチャル〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
口座開設申込 | 携帯電話での〇 | 〇 | 〇 | × |
の謄本提出 | 口座開設時不要 | 不要 | 不要 | 必要 |
住信SBIネット銀行(NEOBANK)
・比較的審査が通りやすい(無事審査通過したという口コミ多数)
・各種手数料が安い(業界最安値水準)
・Pay-easy対応(2024年4月より)
口座開設料 | 無料 |
口座維持費 | 無料 |
バンキング 利用手数料 | インターネット無料 |
(同行宛て) | 振込手数料無料 |
(他行宛て) | 振込手数料130~145円 ※口座開設日の当月,翌月は月10回無料 |
住信SBIネット銀行は、「比較的審査が通りやすい」と評判で、手数料が業界最安値なため、おすすめ度NO1のネット銀行になります。
住信SBIネット銀行は振込手数料が最安値なため、小規模法人や個人事業主に非常におすすめな法人口座です。
アプリのインターフェイスが利用しやすいと言っているユーザーが多かったところもオススメポイントです。
住信SBIネット銀行の口コミ・評判
法人口座はハードルが高いと聞いていたので心配していましたが、申込から1週間で無事に開設
法人口座のアプリも個人と同じで使いやすかった
住信SBIネット銀行のユーザビリティの高さは抜群で、ストレスなく利用できています。言わずもがな、振込手数料が無料であることも、大きな魅力の1つです。
住信SBIネット銀行の口座からの振込は、他銀行で同行間振込する手数料よりもさらに安いんですよね。給料や業者さんへの支払いなど、全てをこの口座から支払っています。
GMOあおぞらネット銀行
・審査がゆるい(他行で断られたけど、GMOあおぞらは通過したという口コミ多数)
・各種手数料がとにかく安い
・Pay-easy対応(2023年1月より)
・デビットカードは誰でも作れて還元率MAX1.5%と高い
口座開設料 | 無料 |
口座維持費 | 無料 |
インターネットバンキング利用手数料 | 無料 |
振込手数料(同行宛て) | 無料 |
振込手数料(他行宛て) | 145円 ※設立初年度月20回まで無料 |
細かいこと抜きにして、「審査がゆるい」と評判で、手数料が業界最安値水準のGMOあおぞらネット銀行もオススメ度は非常に高いです。
Pay-easy対応となっていますので税金などの支払いも3分で終わります。
また、インターフェイスなども非常に利用しやすいと言っているユーザーが非常に多いです。
「審査がゆるい」・「手数料が最安」・「使いやすい」の3点がそろったGMOあおぞら銀行は作って損はしない法人口座の一つと言えるでしょう。
GMOあおぞら銀行の口コミ・評判
起業した時、メガバンは全て断られたけどGMOあおぞらネット銀行は速攻で法人口座作れた。
アプリも使いやすくて最高。
GMOあおぞらの法人口座、2日くらいで開設できてびっくりしました。
某ネット銀行は店舗があるにもかかわらず審査落ちしたし、信金は1か月待たされました。
この審査のゆるさと、開設スピードは本当にうれしかったです。
決め手は、他行宛て振込手数料が業界最安値だったからです。振込手数料は短期的に見ると大した金額に見えませんが、長期的に見るとインパクトが大きいため、検討の大きな判断材料となりました。
GMOあおぞらネット銀行では、カード利用時にリアルタイムで通知が来るため、身に覚えがない利用通知のメールを受け取った場合には、カードロック設定をしてGMOあおぞらネット銀行宛てに連絡をするとすぐに対応してもらえます。また、万が一、第三者に不正利用をされた場合でも、1,000万円までの補償が受けられるサービスが付帯されている点もありがたいです。
ほかにも、法人口座の開設時も書類の郵送や印鑑の押印といった手間なく、オンライン上でスピーディーに開設できる点も良いと思います。
筆者も実際に手続きをしてみましたが20分足らずで申込は完了しました。
PayPay銀行
・審査通過はゆるすぎず、きつすぎず(通過できなかったという口コミも多め)
・手数料は少し高め
・Pay-easy対応
・海外送金サービスやアプリが充実
口座開設料 | 無料 |
口座維持費 | 無料 |
利用手数料 | インターネットバンキング無料 |
振込手数料(同行宛て) | 55円 |
振込手数料(他行宛て) | 160円 |
PayPay銀行は、GMOあおぞら銀行や、住信SBIネット銀行よりは、審査通過率や手数料の面でおとるものの、ネット銀行の中では比較的大手ということもあり、おすすめのネット銀行の一つです。
Pay-easy対応というのも嬉しいポイントです。
PayPay銀行の口コミ・評判
今更ながらPayPay銀行法人口座開設してみました。 地銀ネットバンキング使うより振込手数料が安い。
Paypay銀行の法人口座、開設までめちゃ早い。
楽天銀行
・審査通過はゆるすぎず、きつすぎず(通過できなかったという口コミも多め)
・手数料は少し高め
・Pay-easy対応
・デビットカードは誰でも作れて還元率MAX1%とそれなり
・海外送金サービスが充実
口座開設料 | 無料 |
口座維持費 | 無料 |
バンキング 利用手数料 | インターネット無料 |
(同行宛て) | 振込手数料52円~ |
(他行宛て) | 振込手数料150円(3万円未満) 229円(3万円以上) |
楽天銀行は、他のネット銀行よりは、審査通過率や手数料の面でおとるものの、ネット銀行の中では大手ということもあり、おすすめのネット銀行の一つです。
Pay-easy対応というのも嬉しいポイントです。
楽天銀行の口コミ・評判
メガバンクのネットバンキングはポンコツで、楽天銀行のようなネット専用の銀行のほうが使いやすく手数料も安いので、おすすめ
楽天銀行の法人口座の開設。なかなか時間かかりました。
【その他】法人口座を広く受け入れている金融機関(参考)
その他、法人口座を作るとしたらどういったところがあるのか。
大手メガバンクから地銀、信金まで参考として、様々なところをご紹介していきたいと思います。
三菱UFJ銀行
・言わずと知れたメガバンク最大手の銀行
・信用力が高い
・規模が大きな会社でないと口座を作るのが難しい
三菱UFJ銀行は言わずと知れた日本の最大手銀行です。
基本的に上場企業や売上10億規模の中堅企業以外は相手にされないと思った方がいいでしょう。
最も、信用力が高く三菱UFJ銀行の口座がもてるほど会社としてしっかりできることをアピールできることが魅力的です。
もし三菱UFJ銀行で口座を開設できるのであれば口座開設しておいて損はないでしょう。
三井住友銀行
・言わずと知れたメガバンク2番手の銀行
・信用力が高い
・規模が大きな会社でないと口座を作るのが難しい
三井住友銀行はメガバングの1つで、日本の銀行の中では2番手に位置付けられています。
三井住友銀行もUFJ銀行と同じで非常に信用力が高く、口座開設は難しい部類に入ります。
みずほ銀行
・メガバンクの一つ
・信用力が高い
・メガバンクの中では一番口座開設がしやすく、ベンチャー企業などでも口座開設が可能な場合がある
みずほ銀行は、日本のトップ銀行であった第一勧銀が前身となっているメガバンクの一つです。
メガバンクの中では口座開設が比較的容易で、IT企業などのベンチャー企業などでもメインバンクとしているところが多いのが特徴です。
もしみずほ銀行で口座を開設できるのであれば口座開設しておいて損はないでしょう。
りそな銀行
・日本の4大銀行の一つ(準メガバンク)
・信用力が高い
・メガバンクの一つとしてとらえられることも多く、大手3行の次に大きな銀行
りそな銀行は、大手銀行の一つでメガバンクの1つと言われることも。
りそな銀行をメインバンクとしていると信用力が高いため、りそな銀行をメインバンクとしている中小企業も多いです。
ゆうちょ銀行
・全国に支店があるところがメリット
・ATMでの現金引き出しが無料
ゆうちょ銀行は、全国に支店があるため、田舎に事務所があるような法人の口座開設には良いかもしれません。
口座開設・維持自体には手数料は発生しません。(ネットバンクは手数料がかかります)
メガバンクほどではないですが、信用力もそれなりに高いため、作れるのであれば作っておくことも良いでしょう。
きらぼし銀行
・東京都内に150店舗以上、神奈川県に50店舗以上ある地方銀行
・比較的中小規模の法人でも口座開設しやすい
きらぼし銀行は、東京を中心として幅広く対応している地方銀行です。
地方銀行ですので中小企業でも口座開設しやすいためおすすめの地銀の一つです。
支店のエリアに支店(できれば本店)登記していないと口座は原則作れませんので注意してください。
横浜銀行
・横浜を中心として店舗は全国に200店舗以上ある
・比較的中小規模の法人でも神奈川県に本店もしくは支店登記があれば口座開設しやすい
横浜銀行は、横浜を中心として全国に支店をかまえる地方銀行です。
神奈川県に支店(できれば本店)登記していないと口座は原則作れませんので注意してください。
千葉銀行
・千葉を中心として、関東圏に158店舗をかまえる地方銀行
・比較的中小規模の法人でも千葉県に本店もしくは支店登記があれば口座開設しやすい
千葉銀行は千葉を中心として関東圏に支店をかまえる地方銀行です。
千葉県に本社がある中小企業のメインバンクになっていることが多いです。
千葉県に支店(できれば本店)登記していないと口座は原則作れませんので注意してください。
武蔵野銀行
・埼玉県を中心として県内90か所以上に支店を構える地方銀行
・比較的中小規模の法人でも埼玉県に本店もしくは支店登記があれば口座開設しやすい
武蔵野銀行は埼玉県を中心として関東圏に支店をかまえる地方銀行です。
埼玉県に本社がある中小企業のメインバンクになっていることが多いです。
埼玉県に支店(できれば本店)登記していないと口座は原則作れませんので注意してください。
名古屋銀行
・愛知県名古屋市を中心として県内180か所以上に支店を構える地方銀行
・比較的中小規模の法人でも愛知県(できれば名古屋市内)に本店もしくは支店登記があれば口座開設しやすい
名古屋銀行は愛知県名古屋市を中心として愛知県に多くの支店をかまえる地方銀行です。
名古屋市に本社がある中小企業の顧客が多いのが特徴です。
愛知県名古屋市に支店(できれば本店)登記していないと口座は原則作れませんので注意してください。
大垣共立銀行
・岐阜県を拠点として全国に150か所の拠点をかまえる地方銀行
・比較的ベンチャー企業も含めた中小企業の支援に力を入れている
大垣共立銀行は、岐阜県を拠点とし全国に150か所の拠点をかまえる地方銀行です。
愛知県、岐阜県に本社がある中小企業の顧客が多いのが特徴です。
愛知県・岐阜県に支店(できれば本店)登記していないと口座は原則作れませんので注意してください。
関西みらい銀行
・りそなグループの地方銀行
・大阪を中心に滋賀県、兵庫県、京都府などに計260店舗以上を構える
関西みらい銀行はりそなグループで、大阪を中心に展開している地方銀行です。
大阪、滋賀などに本社がある会社であれば比較的口座開設しやすいでしょう。
池田泉州銀行
・池田泉州銀行は、大阪府・兵庫県を中心に支店250店舗以上をかまえる関西の地方銀行
・地方銀行の中では比較的チャレンジング
池田泉州銀行は大阪府・兵庫県を中心に支店250店舗以上をかまえる地方銀行です。
比較的中小企業の法人口座も受け付けているため、大阪、兵庫に本社がある会社は、法人口座開設をチャレンジするのも良いかもしれません。
京都銀行
・京都銀行は京都を中心に150店舗以上を構える
・M&Aなど比較的様々なことに前向きな銀行
京都銀行は、京都を中心に150店舗を構える銀行です。
比較的中小企業の口座獲得に前向きな企業で、M&Aなど様々な取り組みを中小企業と切磋琢磨してやっていこうという方針をかかげています。
福岡銀行
・福岡県内を中心に170店舗(福岡県内152店舗)
・九州にある地方銀行では一番規模が大きい
福岡銀行は、福岡県内を中心に170店舗を展開する地方銀行です。
本社が福岡にある中小企業はメインバンクが福岡銀行というところも多いでしょう。
また、福岡以外でも九州に本社がある会社であれば比較的口座は作りやすいでしょう。
西日本シティ銀行
・福岡を中心に180店舗以上を展開する地方銀行
・九州では3番目の規模をほこる大手地方銀行
西日本シティ銀行も九州では比較的中小企業向けの法人口座に力を入れている地方銀行です。
九州では3番目の規模をほこる地方銀行で、福岡以外でも九州に本社がある会社であれば比較的口座は作りやすいでしょう。
城北信用金庫
・東京荒川区に本社を置く信用金庫
・拠点は東京23区のほか埼玉県、神奈川県、千葉県など多数
城北信用金庫は関東全域に拠点をおく比較的規模の大きな信用金庫です。
関東圏に本社がある中小企業であれば口座は比較的作りやすいでしょう。
尼崎信用金庫
・兵庫県尼崎市に本社を構え兵庫県、大阪府を中心に90拠点
・関西の信用金庫では比較的規模が大きい
尼崎信用金庫は全国の信金の中でも10位以内の規模に入るなど、関西を代表する信用金庫です。
比較的中小企業向けの法人口座も間口がひろく、大阪府、兵庫県に本社を置く会社であれば口座は作りやすいでしょう。
商工中金
・中小企業のための政府系金融機関
・北海道から沖縄まで支店がある
・中小企業であれば口座開設は比較的容易
商工中金は中小企業のために設立された政府系金融機関です。
そのため、小規模な企業でもネット銀行以外で法人口座を作りたいということであれば比較的容易に作ることができます。
地方銀行や信用金庫に関しては、都市部の主だったところを紹介いたしました。
地方に本社がある会社の場合は、その各地方の地方銀行や信用金庫を探してみるとよいでしょう。
47都道府県どこでも、必ずその地域をカバーしている地方銀行や信用金庫がある形になっていますので、安心してください。
メガバンク、地方銀行、信用金庫、ネット銀行の特徴や違いを比較
審査が通りやすいネット銀行ですが、各種手数料が比較的安いといったうれしい特徴も忘れてはいけません。
一方で、メガバンクは審査が通りにくいかわりに、得意先・取引先からの信用力が高まるというメリットがあります。
ここからは、各銀行種類ごとの特徴を比較してみましょう。
メガバンク (都市銀行) | 大企業・上場企業がターゲット 審査が通りにくい 信用力が高まる 各種手数料が高い |
---|---|
地銀 (地方銀行) | 地元の中小企業・大企業がターゲット 審査が通りにくい 地元の信用力が高まる 各種手数料が高い |
信金 (信用金庫) | 地元の中小企業がターゲット 審査が通りやすい 地元の信用力が高まる 各種手数料が高い |
ゆうちょ 銀行 | 中小企業がターゲット 一定程度信用力が高まる 各種手数料が高い |
商工中金 | 中小企業がターゲット 審査が通りやすい |
ネット銀行 | 個人事業主・中小企業がターゲット 審査が特に通りやすい 各種手数料が安い |
メガバンク(都市銀行)の特徴とメリット・デメリット
メガバンクは、様々な専門的なサービスを受けられるというメリットから、基本的に大手企業、上場企業などが利用すると色々なメリットが受けられるという特徴があります。
もっとも、設立したばかりの会社だと、逆にメガバンクに口座があるというだけで、信用力のある企業とみなされるため、メガバンクの信用力を利用したい時には積極的に口座開設の申込をしてみるのは手でしょう。
主なメリットとデメリットを以下解説します。
メリット①信用力がある会社と思われる
メガバンクでの口座をもっているとなると信用力が高まります。
よく会社のホームページの会社概要の表に資本金などとともに、取引銀行という欄があり、メガバンクの名前が書いてあるのを目にしませんか?
これは、メガバンクの口座があることをアピールすることで、信用力を示しているのです。
メリット②様々な支援が受けられる
メガバンクは、M&Aや企業支援、コンサルなどの様々な法人向けサービスを用意しています。
料金が高かったり、質がよくないこともありますが、そのような法人向けサービスを提案してくれることで、時には役立つこともあるでしょう。
デメリット①口座開設の審査がおりにくい
口座開設は小規模企業では難しいでしょう。
みずほ銀行は比較的ベンチャー企業を受け入れる風土があります。
もし小規模企業でメガバンクの口座を作りたいということであれば、みずほ銀行にチャレンジしてみてください。
デメリット②各種手数料が高い
メガバンクは、大手らしく各種手数料が高い場合が多いです。
ただし、ネットバンクについてはネット銀行などの影響もあってだいぶ値下がりしてきました。
地方銀行(地銀)の特徴とメリット・デメリット
地銀は、地元に根付いた支援が受けられるというメリットから、比較的地元に根付いたサービスを行っている中小企業などが口座開設しているケースが多いです。
設立したばかりの会社でも地元の有名な地銀の口座が作れていると信用力のある企業とみなされますし、地元の中小企業や大手企業とのパイプを作るきっかけにすることもできるかもしれません。
主なメリットとデメリットを以下解説します。
メリット①地元では信用力がある会社と思われる
地元において地方銀行の立ち位置はまだまだ健在です。
地元の大手地方銀行の口座を開設できれば比較的地元での信用力が高まることでしょう。
メリット②地元に根付いた様々な支援が受けられる
地元企業同士のビジネスマッチングなどを地方銀行は頻繁にしてくれます。
また、地元を活性化するための取組などにも積極的に支援してくれるでしょう。
デメリット①口座開設の審査がおりにくい
メガバンクほどではないですが、地方銀行も比較的口座開設の審査が通りにくいでしょう。
デメリット②各種手数料が高い
メガバンクと同様に地方銀行も各種手数料が高い傾向があります。
信用金庫(信金)の特徴とメリット・デメリット
信金は、地銀の「より小規模企業向け」という感じです。
地元企業との連携や創業支援などを受けやすいというメリットがある一方、インターネットバンキングがない信金が多かったり、ネット化が全体的に遅れていることにより何をするにも時間がかかるなどのデメリットがあります。
主なメリットとデメリットを以下解説します。
メリット①口座開設の審査が厳しくない
信用金庫はそもそも地元の中小企業のための金融機関ですので、比較的口座開設の審査は通りやすいでしょう。
メリット②地元に根付いた様々な支援や創業支援が受けられる
地方銀行と同様に信用金庫も地元に根付いた活動をしています。
ですので、地元企業同士のビジネスマッチングなどで様々な支援を受けることができます。
また地方銀行よりも規模の小さな会社をターゲットにしていますので、創業支援などにも積極的です。
デメリット①審査に時間がかかることが多い
比較的中小企業でも口座開設の審査は通りやすい信用金庫ですが、審査に時間がかかることが多いです。
1カ月程度かかるような場合もあるため、特に数日で審査がおりるネット銀行と比較すると審査が長く感じることでしょう。
デメリット②メインバンクが信金だと企業としての信用力が低いと思われる可能性がある
信用金庫は審査が通りやすい反面、信用力という意味では弱いのが現状です。
したがって、取引銀行が信用金庫だけという場合には、信用力が低い会社と思われるリスクがあります。
ネット銀行の特徴とメリット・デメリット
ネット銀行は、メガバンクや地方銀行などと毛色が大きく異なる銀行です。
ネット決済を中心として取引をしている全ての企業において非常に有効に使える銀行としてどんな規模の法人であっても1つは開設しておきたい銀行口座といえます。
審査が通りやすいこともメリットですが、インターネットバンキングが使いやすく、手数料が安いというところも本当に魅力的です。
主なメリットとデメリットを以下解説します。
メリット①審査が通りやすい
ネット銀行は、他の銀行と段違いで審査が通りやすく、審査スピードもはやいのが特徴です。
これは、ネット銀行が主に小規模企業や個人事業主をターゲットにしていることにあります。
メリット②インターネットバンキングなどが使いやすい/手数料が安い
ネット銀行は、店舗がありませんので、インターネットバンキングの利用しやすさを武器としています。
そのため、インターネットバンキングがとにかく使いやすく、手数料も安く設定されているのが特徴です。
デメリット①インターネットやスマホを使えない人には不便
インターネットやスマホが使えない人にとっては、店舗がないネット銀行は不便に感じるかもしれません。
デメリット②メインバンクがネット銀行だと信用力がない会社だと思われやすい
ネット銀行は、あくまでインターネットバンキングを利用するための口座と割り切るのが良いでしょう。
公に取引銀行を示す時に、取引銀行がネット銀行しかないとなると、「小さい会社なのかな?」「大丈夫かな?」と思われてしまうかもしれません。
各銀行(金融機関)の振込手数料・維持手数料比較表
実際に、各銀行のインターネットバンク利用時の振込手数料や維持手数料を表にまとめました。
手数料は安さで考えるとやはりネット銀行が一つ飛びぬけて安い印象です。
ネット銀行の振込手数料・維持手数料
ネット銀行は、振込手数料が安く、維持手数料が完全無料というのが特徴です。
振込手数料 | 維持手数料 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
同一銀行宛 | 他銀行宛 | 契約料 | 月額 基本料 | |||||
同一支店内 | 他支店宛 | |||||||
3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | |||
GMOあおぞら | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 145円 | 145円 | 無料 | 無料 |
住信SBI | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 145円 | 145円 | 無料 | 無料 |
PayPay | 55円 | 55円 | 55円 | 55円 | 160円 | 160円 | 無料 | 無料 |
楽天 | 52円 | 52円 | 52円 | 52円 | 150円 | 229円 | 無料 | 無料 |
メガバンクの振込手数料・維持手数料
メガバンクはネット銀行よりは少し手数料全般が高めのイメージでしょうか。
振込手数料 | 維持手数料 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
同一銀行宛 | 他銀行宛 | 契約料 | 月額 基本料 | |||||
同一支店内 | 他支店宛 | |||||||
3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | |||
三菱UFJ | 110円 | 330円 | 110円 | 330円 | 484円 | 660円 | 無料 | 1,760円 |
三井住友 | 無料~ | 無料~ | 無料~ | 無料~ | 165円~ | 330円~ | 無料~ | 無料~ |
みずほ | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 490円 | 660円 | 無料~ | 3,300円~ |
りそな | 無料 | 無料 | 330円 | 330円 | 605円 | 605円 | 無料 | 3,300円~ |
地方銀行(地銀)の振込手数料・維持手数料
地方銀行は、メガバンクよりは少し安めですが、ネット銀行よりは高めの手数料設定となっています。
振込手数料 | 維持手数料 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
同一銀行宛 | 他銀行宛 | 契約料 | 月額 基本料 | |||||
同一支店内 | 他支店宛 | |||||||
3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | |||
きらぼし | 無料 | 無料 | 110円 | 220円 | 385円 | 550円 | 無料 | 無料~ |
横浜 | 無料 | 無料 | 110円 | 330円 | 385円 | 550円 | 無料~ | 無料~ |
千葉 | 無料 | 無料 | 110円 | 330円 | 385円 | 550円 | 無料 | 2,200円~ |
武蔵野 | 無料 | 無料 | 330円 | 330円 | 605円~ | 605円~ | 5,500円 | 2,200円~ |
名古屋 | 無料 | 無料 | 220円 | 220円 | 550円 | 550円 | 無料 | 1,100円~ |
大垣共立 | 無料 | 無料 | 110円 | 330円 | 385円 | 550円 | 無料 | 1,100円~ |
関西みらい | 無料 | 無料 | 330円 | 330円 | 605円 | 605円 | 無料 | 2,200円~ |
池田泉州 | 無料 | 無料 | 110円 | 220円 | 330円 | 550円 | 無料 | 1,430円~ |
京都 | 無料 | 無料 | 275円 | 275円 | 495円 | 495円 | 無料 | 550円~ |
福岡 | 無料 | 無料 | 55円 | 110円 | 330円 | 550円 | 無料 | 1,430円~ |
西日本シティ | 無料 | 無料 | 110円 | 110円 | 330円 | 550円 | 無料 | 無料~ |
信用金庫(信金)の振込手数料・維持手数料
信金に関しては、ネット銀行と地銀の間くらいの値段の手数料といった感じです。
振込手数料 | 維持手数料 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
同一銀行宛 | 他銀行宛 | 契約料 | 月額 基本料 | |||||
同一支店内 | 他支店宛 | |||||||
3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | |||
城北信金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 275円 | 275円 | 無料 | 1,100円~ |
尼崎信金 | 無料 | 無料 | 110円 | 220円~ | 275円~ | 440円~ | 無料 | 1,650円~ |
ゆうちょ銀行・商工中金の振込手数料・維持手数料
ゆうちょ銀行は維持手数料が比較的高めですが、他行宛ての手数料は安いのが特徴です。
商工中金は、ネット銀行には劣りますが、全般的に手数料は安いのが特徴です。
振込手数料 | 維持手数料 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
同一銀行宛 | 他銀行宛 | 契約料 | 月額 基本料 | |||||
同一支店内 | 他支店宛 | |||||||
3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | |||
ゆうちょ銀行 | 39円~ | 39円~ | 39円~ | 39円~ | 165円 | 165円 | 5,500円~ | 550円~ |
商工中金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 330円 | 330円 | 無料 | 1,100円~ |
法人口座開設する銀行・金融機関の選び方(ポイント)
各銀行のメリット・デメリットを踏まえた上で実際に口座開設でどの銀行を選べばいいのか、ポイントを改めて解説します。
複数の銀行の法人口座を作いこなす(振込用と記載用と支援用)
基本的には、振込用と記載用の二つの銀行口座を開設しておくことがポイントです。
振込用とは、自分の法人から取引先への支払いなどに利用する口座です。
振込用口座は信用力など気にする必要はなく、インターネットバンキングですぐに振り込めて、手数料が安いネット銀行を選択しておくのが得策です。
記載用とは、ホームページや得意先への請求書などに記載するための銀行口座です。
こちらは、対外的に信用力を示ことで得意先などへのアピールになり、有利に働きます。
また、振り込まれる側の銀行口座になるため、振込手数料なども発生しませんので、手数料を気にする必要がありません。
これ以外に、担当者などから支援を受けたい方は、複数のメガバンク・地銀・信金などに「お付き合い口座」を持っておく方法も時には有効です。
ちなみに、融資を受けられるというのを銀行口座開設のメリットにかかげている記事をよく見ます。
しかし、融資を受けたい場合には、最初から銀行口座を作っておく必要はまったくありません。
融資を受けられることが決まってから銀行口座を作れば全く問題ありません。
できるだけ振込手数料の安いネット銀行を振込(支払)用口座として開設する
何度もお伝えしていることですが、毎月の振込は大手企業であっても、いまやインターネットバンキングで振込作業をしています。
ですので、よほどの理由がない限り、振込手数料の安いネット銀行を振込用口座として利用すべきです。
また、インターネットバンキングはメガバンクのものだと非常に使いにくいものが多いですので、その点もネット銀行を活用するメリットになってきます。
HPや請求書などに記載する法人口座を大手銀行で作る
HPや請求書などに記載する振込を受ける側の口座、見せる用の口座は、できる限りメガバンクや大手の地銀になるように口座開設をしておきましょう。
メガバンクや地銀などは担当者が自分の目利きで一次審査をし、その後上層部に開設してよいかの稟議をはかります。
つまり、担当者に気に入られれば、口座開設に大きく近づきます。
知り合いや親せきなどに金融機関の方がいれば、つないでもらうなどすると口座開設の審査が通りやすくなるでしょう。
法人口座がなかなか作れない人は審査が通りやすいネット銀行を選ぶ
正直、法人口座が作れないと、お金のやりとりが行えませんので、実質企業としての活動は何もできません。
なにかしらの理由で審査が落ちてしまい法人口座が作れないという方は、とりあえず審査が通りやすいネット銀行にかたっぱしから口座開設の依頼をしていくしかないでしょう。
特に、GMOあおぞら銀行は審査が通りやすいという口コミが多かったので、真っ先に試してみましょう。
👇20分程度で審査申込が可能です👇
インターネットバンキングがオンライン上でスムーズ(簡単)に使える銀行を選ぶ
インターネットバンキングの使いやすさというのは意外に重要です。
手数料が安いことも重要ですが、同じような手数料の場合には、「インターネットバンキングの使いやすさ」を銀行口座選びのポイントにしておくのもありです。
Pay-easy(ペイジー)対応は意外に大事
Pay-easy(ペイジー)ができる銀行かどうかというのは、そこまで重要でないと考えている方も多いかもしれません。
ですが、法人設立後は年に数回、税金などの公的機関への支払いのタイミングがあり、通常は銀行にいかないとその振込を行うことができません。
こんなご時世にわざわざ銀行にいって手続きをするというのは本当に不便です。
銀行にいったら、インターネットが使えない高齢者などが多く待っていたりして、30分待ちなどは当たり前です。
インターネットだと3分で終わる振込が銀行までの往復の面倒さに加えて店頭で30分待ちとなると本当にたまったものじゃありません。
ですので、Pay-easyが使えるかどうかはかなり重要と言えます。
口座開設の審査で見られるポイント
さて、ここでは銀行口座開設にあたって見られる審査のポイントを解説していきます。
ポイント① 代表者の経歴
新しく法人を設立した会社に関しては、会社の活動実績はまだほとんどありません。
そこで、圧倒的に審査で見られるポイントとして、代表者そのものの経歴というのがあります。
「しっかりした前職があるか」、「犯罪歴がないかどうか」、「問題を過去に起こしていないかどうか」
などは審査の最重要ポイントであるといってもいいでしょう。
ポイント② 法人(会社)の業歴(事業の内容)
審査において、銀行が一番懸念しているのが、「開設した銀行口座が詐欺などの犯罪に利用されないか?」という点です。
そこで、「法人が今まで行ってきた事業の内容」や、「今後行う事業の内容が適切かどうか」は審査でかなりつっこんでみられるポイントになってきます。
よくある審査落ちの理由① 代表者に問題がある
銀行口座開設が全然できないという方に多いのが、法人の代表者が過去に問題を起こしており、ネットで検索すると名前がでてきてしまうという方です。
こういう問題を起こした経験がある方は、銀行からすると「開設した口座を悪いことに使う可能性がある」として審査落ちさせることが多いです。
こういった方は、知り合いなどにあたって、なんとか信頼してもらえるように地道にお願いするしかないでしょう。
よくある審査落ちの理由② 法人としての実態がわかりにくい
法人としての実態がわかりにくいという理由で、審査落ちする場合があります。
この場合には、法人として実績やこれから行う事業についてしっかりと説明する機会をもらって、改めて審査を受けるようにしましょう。
「代表者に問題がある」という審査落ち理由よりは、「法人としての実態がわかりにくい」という理由ははるかにリカバリーがきく内容ですので、めげずに頑張って根気よく説明してみましょう。
「住所」や「HPの有無」はそこまで重要でない
法人口座開設に関する記事を見ていると、「住所がバーチャルオフィスだと審査が通らない」「HPがないと審査が通らない」なんてことが書かれています。
こういった理由が主な原因で審査を落とす銀行は実態としてほとんどないと思ってもらっていいでしょう。
こういった細かな外堀を埋めるようなことをするよりは、「事業概要書を作りこむ」、「会社の事業内容をしっかりと説明できるようにする」といったことに時間をつかうようにすると審査に通りやすくなると言えるでしょう。
法人口座開設の流れや必要書類
さて、今回は実際に筆者が当記事で一押ししているGMOあおぞら銀行の口座開設手続きをしてみました。
他のネット銀行などは必要書類が微妙に異なるかもしれませんが、基本的な流れは同じだと思いますので、参考にしてみてください。
最初に法人番号や住所など必要な事項を入力します。
特に難しいところはなく、すぐに完了できると思います。
スマホで運転免許証や顔の撮影などを行います。
そこまで難しい作業ではなく5分程度で終わります。
事業をわかる書類を提出します。
筆者は普段営業やZOOMなどで使用している簡単な企業概要書(自社HPのURLも記載あり)を提出いたしました。
筆者は日曜日の夕方に審査をしてみまたのですが、審査受付が日曜日に完了し、数日後には審査完了の通知がメールできました。
事前情報入力
事前情報入力は、そこまで内容としては難しいものはありません。
スクロールすると結構ボリュームはあるように感じますが、10分程度で終わると思います。
写真撮影
PCで口座開設申請の作業をしていたのですが、スマフォにすぐに飛べるように、以下のようなQRコードがありました。
これでそのまま、スマフォにいって、撮影作業を継続することができます。
必要書類提出
必要書類として、ホームページのURLがわかるものを提出するだけでも問題はなさそうでした。
筆者は、ZOOM会議などで普段から利用している企業概要説明資料(スライド10P程度)がありましたので、そちらを提出いたしました。
ホームページがない法人でも営業で使っているパンフレットのPDFなどがあれば十分だと思います。
必要書類の提出で申請は完了です。
あとは審査を待つのみです。
最短即日審査完了の通知
私の場合は、日曜日に申請をしたということもあり、数日後に審査完了の通知がきました。
ですが、条件を満たせば最短即日で審査が完了するということですので、その点は非常にスピーディでうれしいところです。
その他法人口座開設で知っておくべきポイント
その他、法人口座開設に関して知っておくべきポイントをまとめました。
銀行の窓口に行くのは時間の無駄
銀行の窓口に行くのは本当に時間の無駄です。
ネット銀行以外に関しては、最低1回は口座開設のために銀行に赴いたり、担当者と面談する必要があります。
また、ネット銀行以外は定期的に担当者と面談があったりもします。
これらの時間は基本的にこのテレワーク化されたご時世に無駄になります。
まずは、できるだけ銀行に行く必要がないように、ネット銀行などを駆使してお金のやりとりをすることを心掛けていきましょう。
融資を受けたい(お金を借りたい)場合の口座開設は気にしないでいい
銀行の業務としてお金を貸すという業務は主要事業の一つになってきます。
銀行口座開設の記事においても、融資の話が出てくることがなぜか多いです。
しかしながら、銀行からお金を借りる場合の銀行とのお付き合いの話と、法人口座開設の話は全く別モノです。
お金を借りたい場合には、まずは日本政策金融公庫にお金を貸してほしい旨を伝えてみましょう。
創業したての会社であっても500万円程度は借りることができます。
日本政策金融公庫は口座開設をして利用する銀行ではないので、この点口座開設の話とは全く関係がありません。
また、銀行口座をもっていたらお金を借りやすいなんてことも全くありません。
銀行口座の入出金の動きがお金を借りる時の審査の一つになることはあります。
ですが、他の銀行の入出金明細でも審査に使えます。
個人事業主の屋号付き口座開設も基本的に法人口座開設と同じ
個人事業主の方が屋号付きの口座を開設したいという場合があります。
この場合も、銀行側は、「その口座が不正に利用されないか?」というポイントで審査をしてきます。
ですので、基本的に法人口座開設と同じ流れをふむと考えておけばよいでしょう。
インターネットバンキング利用手数料に注意(おすすめネット銀行は全て基本無料)
インターネットバンキングの利用手数料というものを最後に改めて考えておく必要があります。
今回おすすめで紹介したネットバンクはすべて月額利用手数料が無料になっています。
ですが、メガバンクをはじめとして多くの銀行がインターネットバンキング利用手数料をしっかりととってきます。
これは非常に腹立たしい話であり、インターネットバンキングを利用する全ての法人がネット銀行を活用すべきという理由になっています。
銀行 | 月額利用手数料 |
UFJ | 1,760円~ |
みずほ | 3,300円~ |
三井住友 | 基本無料 |
りそな | 3,300円~ |
ゆうちょ | 550円~ |
GMOあおぞら | 基本無料 |
住信SBIネット | 基本無料 |
楽天 | 基本無料 |
PayPay | 基本無料 |
なぜ法人口座の審査はきついのか?
さて、そもそも法人口座の審査はなぜ厳しいのでしょうか?
「個人」でメガバンクの銀行口座を開設できないという人はまずいないのではないでしょうか?
「個人」というのは基本的に死んだり、自己破産したりしない限り、ずっと続く権利義務の主体の1つとして存在しています。
そのため、そもそも「個人」には一定の信用力があります。
一方で「法人」は、いつでも解散や清算などでつぶすことができる権利義務の主体の1つとして信用力がそもそも低いのです。
悪いことをするために会社を作って、つぶしてを繰り返すような使われ方もされてしまっている現実があります。
そのため、銀行としても審査をきつくして、そういった悪い会社を排除する必要があるというわけです。
起業・独立したての方はGMOあおぞら銀行を導入しておけば間違いなし
いかがでしたでしょうか。
「口座開設の審査が通りやすい銀行はどこか?」
「ネットバンク手数料・振込手数料が安い銀行はどこか?」
「ネットバンクとして使いやすい銀行はどこか?」
と聞かれれば、GMOあおぞら銀行で間違いなしと言えると思います。
是非、一度チェックしてみてください。