北海道でも7月~9月頃はハチの被害が相次ぎます。
ハチに刺されると痛いのはもちろんのこと、最悪死に至るケースもあります。
ハチの巣が家の軒下や庭の木などにできてしまったら、すぐに駆除しましょう。
駆除作業は危険ですし、準備する物も多いため、慣れていない方は業者に依頼する方が良いでしょう。
そこで、今回は北海道(主に札幌市)でおすすめのハチの巣駆除業者を紹介したいと思います。
【この記事のまとめ】
・料金・スピード・質で最もオススメなハチ駆除業者は「ハチ110番」⇒公式サイトへ

家内 守(やない まもる)氏
1998年より愛知県名古屋市内のビルメンテナンス会社にて害虫・害獣駆除スタッフを経て、 担当マネージャーを歴任。その後独立し、現在にいたるまで害虫・害獣駆除の現場で活躍中。
蜂の駆除はアシナガバチ、スズメバチ、ドロバチ、ミツバチ等の駆除経験多数。愛知万博では有害生物管理センタースタッフとして活躍。主にオオスズメバチの駆除に従事。
【保有資格】
しろあり防除施行士、家屋害虫1級防除士、第1種衛生管理者(国家資格)、建築物環境衛生管理技術者(国家資格)、ペストコントロール1級技術者、
※本稿では「おすすめ駆除業者」以外の章の監修を担当いただいております。
北海道おすすめハチの巣駆除業者ランキング
早速、北海道でおすすめのハチの巣駆除業者をランキング形式で紹介します。
おすすめハチの巣駆除業者比較一覧表
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
業者名 | ハチ110番 | 池沢屋 | サクシード | 阿部企画 | ダスキン | 蜂の巣駆除 センター | ハチ王 | |
業者規模(安心度) | 〇 | × | × | × | 〇 | × | × | |
口コミ・評判 | △ | △ | △ | △ | △ | × | × | |
実績 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | × | △ | |
料金(ミツバチ) | 12,100円~ | 要問合せ | 6,000円~ | 要問合せ | 38,500円 | 3,000円~ | 9,900円~ | |
料金(アシナガバチ) | 12,100円~ | 5,800円~ | 6,000円~ | 6,000円~ | 22,000円 | 3,000円~ | 9,900円~ | |
料金(スズメバチ) | 16,500円~ | 7,700円~ | 6,000円~ | 8,000円~ | 49,500円 | 8,000円~ | 9,900円~ | |
対応スピード | 〇 | △ | △ | × | △ | × | △ | |
対応エリア | 北海道全域 | 札幌市周辺 | 札幌、石狩、江別 周辺 | 札幌市周辺 | 北海道全域 | 札幌市周辺 | 北海道全域 | |
公式HP | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※料金は全て税込
※料金はHP表示上の価格になります。実際の施工金額は見積でしっかり確認してください。
1位:ハチ110番(シェアリングテクノロジー株式会社)(北海道全域)


ハチ110番は、上場企業のシェアリングテクノジー株式会社が運営するハチの巣駆除サービスです。
全国各地に加盟店がおり、道内でもすぐに出動できる加盟店を多くかかえています。
地場のハチ駆除業者は札幌周辺しか対応していないことも多いですが、ハチ110番は北海道内はほぼ全域対応しています。
問合せすると、近場で対応できる業者をアテンドしてくれますので、かけつけスピードが早いところが魅力的です。
また、加盟店を評価する仕組みが確立されており、悪質な加盟店や評価が低い加盟店は紹介しない仕組みが採用されているため、サービス品質も間違いありません。
料金に関しては、電話口で希望料金や他社見積金額などを伝えることで、HP掲載金額以下で対応してくれることもあるとのことです。
プラットフォーム型であることを利用して料金交渉もしっかりとすることで安くすませられるとよいでしょう。
- 上場企業運営で安心
- 料金が明確で安い
ハチ110番の料金(税込)
※巣の駆除料金になります。
ミツバチ駆除 | 12,100円~ |
---|---|
アシナガバチ駆除 | 12,100円~ |
スズメバチ駆除 | 16,500円~ |
ハチ110番の評判・口コミ
※口コミは公式サイトを参照しています。
頼んだ場所以外も家の周りをぐるっとみていただき、他の場所にもある蜂の巣を見つけてくれ,丁寧な説明の上駆除してくれました。
遅い時間にもかかわらず、訪問、調査いただき、その結果や対応についても丁寧に説明してもらい、助かりました。
2位:池沢屋(札幌)


池沢屋は、北海道札幌市南区に拠店をかまえるハチ駆除業者です。
札幌市周辺を対応しています。
料金が安く、口コミがよく実績豊富なところが特徴です。
- 口コミが良い
- 料金安い
池沢屋の料金(税込)
※巣の駆除料金になります。
ミツバチ駆除 | 要問合せ |
---|---|
アシナガバチ駆除 | 5,800円~ |
スズメバチ駆除 | 7,700円~ |
池沢屋の評判・口コミ
※口コミはGoogleMapの口コミを参照しています。
前日21時過ぎにご連絡をしたのですが、翌日に来ていただけました。 事前の説明も丁寧で、30分程度で駆除していただき、駆除後の説明も丁寧でした。
江別エリアで、物置の軒先に20㎝ほどのスズメ蜂と思われる巣を発見した為、急いで駆除業者様を探したところ、すぐに対応して頂けました。 説明はとても詳しく丁寧で、さすがに蜂のプロだな、と言う納得感がありました。提示された料金も適正と感じる事が出来ましたし、ご対応頂いた和田様のお人柄も良く、安心してお任せする事が出来ました。
3位:サクシード(札幌)


サクシードは、札幌市西区に本社をかまえるハチ駆除業者です。
札幌、石狩、江別周辺をカバーしています。
基本料金が安めで、口コミが良いところが特徴です。
- 基本料金が安い
- 口コミが良い
サクシードの料金(税込)
※巣の駆除料金になります。
ミツバチ駆除 | 6,000円~ |
---|---|
アシナガバチ駆除 | 6,000円~ |
スズメバチ駆除 | 6,000円~ |
サクシードの評判・口コミ
※口コミはGoogleMapの口コミを参照しています。
所有しているマンションの敷地内で大量のスズメバチ等が散見され、どうしたらいいかと悩みながら電話したところ、直ぐに調査に来てくれました。 生えている雑草のアザミに着いたアブラムシを捕食しに遠くから来ていると直ぐに判断してくれ、料金と施工方法を提示してくれました。依頼してアブラムシの殺虫剤を敷地内に散布してくれ、仰ったようにその後来なくなりました。経験に基づいた早く正確な判断はプロだなと実感。
スズメバチの駆除をお願いしました。電話で事前に巣の状況などを説明し見積もりをもらいました。現場で確認後見積もりの金額内で作業をしていただきました。
4位:阿部企画(札幌)


阿部企画は、札幌市南区に拠店をかまえるハチ駆除業者です。
札幌市周辺であれば対応可能です。
対応エリア
札幌市北区、札幌市東区、札幌市西区、札幌市南区、札幌市手稲区、札幌市豊平区、札幌市清田区、札幌市白石区、札幌市厚別区、江別市、北広島市、恵庭市、千歳市、小樽市、石狩市
口コミが良く、基本料金も安いところが魅力的です。
- 口コミが良い
- 基本料金安い
阿部企画の料金(税込)
※巣の駆除料金になります。
ミツバチ駆除 | 要問合せ |
---|---|
アシナガバチ駆除 | 6,000円~ |
スズメバチ駆除 | 8,000円~ |
阿部企画の評判・口コミ
※口コミはGoogleMapの口コミを参照しています。
電話したら、すぐに来てくれて駆除してくれました。変な場所にできて、高さもあり危険だったのにやります!と頼もしかったです。おすすめしたい駆除業者さんです。
連絡してその日にすぐに来てくださり、何度か足を運んで見ていただき、大変丁寧に対応してくださりました。 巣の状態を教えてもらい、その後もご相談しやすく、安心してお任せすることが出来ました。 この度はどうもありがとうございました♪
5位:ダスキン(北海道全域)


ダスキンは、言わずとしれた大手上場企業で、清掃などで有名です。
実は、ダスキンは、ハチ駆除サービスも提供しています。
全国各地にダスキン加盟店がおり、北海道内もしっかりカバーしています。
サービス品質は大手企業ということもあり間違いありませんが、料金が少々高めなところがネックです。
- 大手上場企業運営で安心
- 料金高め
ダスキンの料金(税込)
※巣の駆除料金になります。
ミツバチ駆除 | 38,500円 |
---|---|
アシナガバチ駆除 | 22,000円 |
スズメバチ駆除 | 49,500円 |
ダスキンの評判・口コミ
※口コミは公式サイトを参照しています。
家の庭先にスズメバチが巣を作り、家への出入りに大変危険を感じていました。迅速な駆除実施とアフターフォローをしていただきまして、安心できる生活に戻れました。ありがとうございました。
スズメバチの巣を駆除していただきました。迅速なご対応ありがとうございました。危険な作業を伴うので難しいとは思うのですが、作業前や作業後の写真のプリントサービスなどがあるといいなと思いました。
6位:蜂の巣駆除センター(札幌)


蜂の巣駆除センターは、全国対応で全国にある加盟店を利用したハチ駆除業者です。
北海道は札幌市を中心に対応しています。
基本料金は安いですが、口コミがないため、ユーザー評価が得られていないという点が少し不安材料です。
- 全国対応
- 料金が安い
蜂の巣駆除センターの料金(税込)
※巣の駆除料金になります。
ミツバチ駆除 | 3,000円~ |
---|---|
アシナガバチ駆除 | 3,000円~ |
スズメバチ駆除 | 8,000円~ |
7位:ハチ王(株式会社クイックキャット)


ハチ王は、東京都清瀬市に本社があるクイックキャットが運営するハチ駆除サービスです。
全国に加盟店をかかえてサービス提供する施工タイプのハチ駆除業者になっています。
対応エリアは日本全国で、北海道も対応エリアに入っています。
オプション料金が明確に設定されていますので、詳細な料金を事前に確認できるところが嬉しい特徴です。
- 全国対応
- 料金が明確
ハチ王の料金(税込)
※巣の駆除料金になります。
基本料金 | 9,900円 |
---|---|
オプション料金 | 深夜早朝+8,800円 7~9月+3,300円 巣の場所によって+5,500円~ |
ハチ駆除業者の選び方(見るべきポイント)
ハチ駆除業者の選び方、選ぶときに見ておくべきポイントについて解説します。
費用(料金)
ハチ駆除の料金は、どんなに高くても5万円程度が上限ですが、最低料金の設定は、各社で様々です。
上手くいけば15,000円程度で駆除してもらえる場合もあります。
また料金を完全固定にしている業者もあります。
まずは、できる限り料金が安くすむ業者を選ぶようにしたいところです。

駆除の費用を色々と比較してみてあまりにも安い業者は逆に危ないと思います。また逆にべらぼうに高い値段を出している業者は「あまりその業務を受けたくない為」又は「他の業者に出して任せている(つまり自社施工では無い)」可能性がありますので注意が必要です。
ちなみに、北海道は全国的にみても相場自体が安く、6,000円~で駆除してくれる業者もあります。
スピード
「ハチの巣が屋根裏にありすぐに解決してほしい」「ハチに刺されそうで怖い」という時はできるだけ早く駆除してもらいたいところです。
そこで、駆け付けスピードも非常に重要です。
駆け付けに数日かかると言われたら、すぐに駆け付けてくれる業者がないか別の業者に連絡して確認してみるのも良いでしょう。
また、料金を上げるから今日中に対応してほしいといった要望を伝えるとすぐに来てくれる業者もあります。
実績
今回紹介したハチ駆除業者は実績が豊富で口コミ評判も良い凄腕業者や安心して依頼できる大手業者ばかりです。
そのため、品質にそこまで差はないと言えるでしょう。
もっとも、今回掲載している業者以外に依頼しようと考えている場合には、しっかりとハチ駆除業者の実績が豊富かどうか、口コミ評判は問題ないかどうかも含めて確認しておくと良いでしょう。
夜に駆除してくれる業者を選ぶ
必ずハチの巣駆除は日没以降の夜間に実施すべきというのは、家内さん。

夜に駆除を行いますと返答する業者を選ぶべきです。蜂の駆除は緊急対応が求められる筈なので、極力連絡をしたその当日の夜に駆除に来てくれる業者を選んで下さい。
昼間に無理やり駆除しようとすると、沢山格闘しなければならない上に、戻り蜂が発生する事も増えて結果的に二度手間になります。
ハチ駆除の料金相場(北海道で業者にハチ駆除を依頼した場合)
ハチの巣駆除の料金相場や、料金を安くする方法などについて紹介します。
ハチの巣駆除は何円が相場?具体的な金額は?
ハチの巣駆除業者のHPなどを見ると、最低料金しか示されていないことも多いです。
ハチの巣がある場所、ハチの巣の大きさ、出張料金などが別途発生することもあり、高くなると3万~5万円程度になることもあります。
ハチの巣駆除相場の上限もしっかり把握しておくことで、ボッタクリにあうリスクを減らせますので覚えておきましょう。
ちなみに北海道は、全国的に見ると相場が安く、1万円以下で駆除してくれる場合も多いです。
スズメバチ | 6,000~50,000円 |
---|---|
アシナガバチ ミツバチ | 6,000~50,000円 |
実際に業者目線で考える適正価格について家内氏によると、全国的に見ると1万円くらいの金額が妥当だろうということでした。

アシナガバチは1万円前後、スズメバチは1万円~2万円程度。
大凡この位が適正な価格かと私は思います。
相見積もりでハチ駆除料金(価格)は下げられる
ハチ駆除料金はダスキンなどは固定料金になっています。
一方で、地元の便利屋などは固定でない場合がほとんどです。
そのため、値下げ交渉も場合によってはできます。
値下げ交渉の材料として相見積もりをとることは非常に重要です。
また、相見積もりをとることで悪質な高額請求業者を排除することもできます。
急いでいるとしても最低2社からの相見積もりはとるようにしましょう。
市区町村によっては無料で駆除依頼できる場合も
市区町村によっては、危険なハチの巣であれば無料で駆除してくれる場合や駆除に対して補助金助成金が出る場合もあります。
住んでいる市区町村のHPなどをまずは確認してみると良いでしょう。
蜂の巣を自分で駆除する方法
業者を呼ばずに自分自身でハチの巣を駆除することも可能ではあります。
ただし、防護服を着ていてもその上から刺されるなどの危険性があります。
また防護服などの用具や専用の殺虫剤などを用意する必要があり手間も非常にかかります。
よほどのことがない限り業者を呼ぶことをオススメします。
もし、自分でハチの巣を駆除するとなるとどのような流れになるのでしょうか。

もし自宅に庭の木等に蜂の巣を見つけた場合には、むやみに近づく事は厳禁です。特に黒い服装、香水、見付けていきなり走り出す等は逆に刺激してしまうので、襲われる可能性が高くなりますので、絶対に止めた方が無難です。
用意する物
ー服装(防護服・手袋)、薬剤(殺虫剤)、懐中電灯、ゴミ袋、長い棒、ほうきetc
基本的には、以下のような必要なものを準備してからハチの巣駆除を行います。
ハチから身を守るための服装 | 防護服・手袋 |
---|---|
ハチを殺すための薬剤 | エアゾール系の殺虫剤 |
巣を照らすため(作業が日没のため) | 懐中電灯・赤いセロハン |
巣を壁から外すための器具 | 長い棒もしくは剪定バサミ |
巣やハチを回収するための道具 | ゴミ袋、ほうき、ちりとりなど |
もし、足りない物があれば、Amazonなどのネットショップやホームセンターなどで買いそろえましょう。
自治体によっては、用具を無料で貸し出してくれるところもあるため、自分が住んでいる区や市の役所にも確認してみると良いでしょう。
ハチから身を守るための服装

引用:みんなのハチ駆除屋さん
ハチから身を守るための服装として、防具服や軍手などの手袋を着用します。
また、隙間を作らないように、長袖、長ズボン、長靴、タオルや帽子なども着用し、隙間をテープで止めます。
服装はハチが攻撃的にならないようにできる限り黒色を避け、白色のものを利用しましょう。
ハチ用の殺虫剤(薬剤)

ハチの巣に吹きかけるための殺虫剤は、スプレータイプのエアゾール系の殺虫剤を利用します。
殺虫剤は、Amazonなどのネットショップやホームセンターで購入できます。
殺虫剤の価格は1,000円前後と比較的安いため、切れた時用のため2本購入しておく方が無難です。
ハチの巣駆除のタイミング(夕方~夜間)
ハチの巣駆除は、日没から2時間後の夕方から夜間あたりに行います。

日没後には全ての蜂が巣に戻る為、比較的に大人しくなります。
夜はハチは巣で休憩しているため、ハチを一網打尽にできるからです。
夜間に作業を行うため、懐中電灯を必ず用意しておきましょう。
また、懐中電灯の光を直接巣に向けるとハチを刺激してしまうため、赤いセロハンをライト部分に付けて、光をやわらげるようにしましょう。

全ての蜂が巣に戻る夜間に実施する事が非常に重要です。
TVで蜂駆除の特集等を頻繁に放映しますが、昼間に駆除していますので、戻り蜂は出ている筈です。こうした業者は何故昼間に実施するかというと同時期に沢山の駆除をしないといけないので、やむなく昼間に沢山実施しているものと思われます。
ハチの巣駆除の流れ
ハチの巣駆除の準備が整ったら、いざハチの巣駆除を実践します。
流れ自体は非常にシンプルです。
殺虫剤をハチの巣に向かって噴射します。
噴射後にすぐ網(タモ)を巣にかぶせます。
ハチは巣から一斉に飛び立ちますが、そのうち動かなくなります。
噴射は30秒程度し続けることが重要です。
(ほぼ全てのハチが動けなくなったら噴射完了)
網(タモ)を巣にかぶせることで、巣内から飛びたとうとするハチもまとめて回収できます。
剪定バサミなどを使って、ハチの巣を根元から切り落とします。
ハチの巣が落ちる地点にゴミ袋を置いておくと処分が楽なためオススメです。
ハチの巣があった場所に再度、殺虫剤を噴射します。
これは、10秒~20秒程度で結構です。
ハチが同じ場所に巣をつくりに戻ってくることがないようにするためです。
ハチの巣をゴミ袋に入れ、落ちたハチもまとめて同じゴミ袋に入れてしまいます。
ハチはまだ生きている可能性があるため、絶対に手でさわらずほうきやちりとりを使ってゴミ袋まで運びます。
ゴミ袋は、燃えるゴミとして出すことができます。

一般の方が駆除を自ら実施するとすれば、アシナガバチ、ドロバチにしておいた方が無難です。
ドロバチは泥の塊の中に1匹いるかいないか程度で危険性が低いです。
アシナガバチの場合、日没後に巣に静かに近づいてタモ(昆虫捕獲の網)を被せてから市販のゴキブリ駆除スプレー等で噴霧すれば少し時間は掛かりますが駆除可能です。ドロバチも同様に市販のスプレーをかけてから泥の塊を除去するだけで駆除完了です。
スズメバチは万が一の場合を考えて一般の方が駆除を自らする事はお勧めできません。我々プロの駆除業者は専用の防護服を着用の上、効き目抜群のプロ使用の薬剤を使います。
北海道の自治体行政サービス(無料駆除・無料用具貸し出し・補助金助成金など)
自治体(区役所・市役所)によっては、以下のような無料サービスが受けられる場合があります。
- 電話での相談やアドバイス
- 危険なハチの巣の駆除
- ハチの駆除用具(防護服・薬剤・殺虫剤など)の貸し出し
- ハチ駆除業者の紹介
- (参考)ハチ駆除に補助金や助成金が出る場合も
北海道でどのような無料サービスが受けられるか具体的に見ていきましょう。
電話での相談やアドバイス
各市区町村や保健所などでは電話で簡単に相談やアドバイスを無料で受けられます。
どうしようか悩んでいるという方であれば、各市区町村の相談窓口に電話相談してみるのが良いでしょう。
参考:札幌市
危険なハチの巣の駆除
北海道では例えば以下の自治体で無料でハチの巣駆除を依頼できます。
各市区町村で無料の条件など細かい部分が違いますので詳しくは各自治体のHPを確認してください。
ハチの駆除用具(防護服・薬剤・殺虫剤など)の貸し出し
北海道では深川市、旭川市など多くの自治体で防護服や殺虫剤の貸し出しをしています。
特に多くの自治体でスズメバチ以外のハチの駆除に関しては、自分自身で駆除もしくは業者を自腹で利用するように促しています。
そのため、自分自身で駆除できるように駆除用具を貸し出している自治体が多くあります。
ハチ駆除業者の紹介
北海道のほぼすべての自治体で、ハチ駆除業者の紹介をしています。
今回紹介しているような業者は大手やすご腕の業者ばかりですが、もし繁忙期などで対応してくれないという場合には、自治体に紹介してもらうというのも手でしょう。
(参考)ハチ駆除に補助金や助成金が出る場合も
ハチ駆除に補助金や助成金が出る市区町村もあります。
基本的にハチが出るシーズンまでは公表されないため、参考として過去にハチ駆除の補助金が出た市区町村を紹介します。
条件 | 補助限度額 | 自治体公式HP | |
---|---|---|---|
伊達市 | 指定業者の利用 | 10,000円 | 自治体HP |
歌志内市 | 特になし | 15,000円 | 自治体HP |
北広島市 | スズメバチなど | 自己負担3,000円 | 自治体HP |
恵庭市 | スズメバチのみ | 7,000円 | 自治体HP |
上記は一例です。上記以外にも補助金や助成金が出る自治体がある場合があります。
申請書の提出など面倒なところもありますが、補助金や助成金が出る可能性があるということは覚えておきましょう。
オススメの蜂駆除スプレー(殺虫剤)
Amazonや楽天でよく売れているオススメのハチ駆除スプレーを紹介します。

ハチの巣駆除スプレーは、有効成分を考慮して購入しましょう。プラレトリン、フタルスリン等の有効成分含有の物がお勧めです。
もちろん、紹介しているスプレーは全てハチの巣駆除用にも利用できます。
詳しく見たいという方は以下のAmazonや楽天の公式HPで確認してみてください。
アースジェット ハチアブスーパージェット

価格 (税込) | 919円 |
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容量 | 455ml |
噴射時間 | 35秒 |
予防効果 | 4か月 |
有効成分 | フタルスリン モンフルオロトリン ビフェントリン etc.. |
その他 | 屋外専用 |
アースジェット ハチアブマグナムジェット

価格 (税込) | 1,127円 |
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容量 | 550ml |
噴射時間 | 不明 |
予防効果 | 4か月 |
有効成分 | フタルスリン モンフルオロトリン ビフェントリン etc.. |
その他 | 巣には3mから4mの距離から噴射可能 |
フマキラー バズーカジェット

価格 (税込) | 1,318円 |
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容量 | 800ml |
噴射時間 | 不明 |
予防効果 | 1か月 |
有効成分 | ピレスロイド (フタルスリン、ビフェントリン) |
その他 | 遠くまで届く超強力噴射 |
ハチの種類と特徴(危険性)
北海道でよく発生するハチの種類とその特徴や危険性について解説します。
スズメバチ:攻撃的で毒性が強い
アシナガバチ:おとなしいが毒性は強い
ミツバチ:おとなしく毒性も弱い
このほかに、クマバチやドロバチなども有名ですが、危険性が低く、駆除の必要性も乏しいため、ここでは割愛しています。
スズメバチ

スズメバチは、オレンジ色と黒色の縞々模様の見た目のハチです。
巣は、マーブル模様で何層にも重なっている茶色系統の色です。

スズメバチはハチの中でも最も危険性の高いハチです。
スズメバチは非常に毒性が高く、攻撃的なのが特徴です。
巣の近くを通ると襲われることもあり、毎年20万人程度がスズメバチに襲われて死んでいます。
このような危険性が高いスズメバチの巣は家で見つけたら業者を呼んで駆除してもらう方が無難でしょう。

スズメバチは、万が一刺されたら大変危険です。刺された時に人間の体内に注入される毒は生涯抜けないので3回刺されたら命の危険が出てくると言われております。その為、プロに依頼すべきです。死んで地面に落ちている蜂の針に間違って刺さっても刺されたと同様になるとの話もありますので、駆除の際には地面に落下した死んだ蜂を一匹残らず回収する必要があります。また、地方自治体によっては蜂の防護服を貸出ししている所もありますので、レンタル可能なら一般の方でもチャレンジ出来るかもしれません。
アシナガバチ

アシナガバチは黄色と黒の縞々模様が特徴のハチです。
長細い体の形が特徴で、飛び方もフラフラと飛びます。
巣は非常に特徴的で、六角の巣穴が丸くつらなっています。

アシナガバチは、攻撃性は低く、何もこちらから仕掛けなければ自ら攻撃してくることは少ないです。
ただし、毒は強力で、刺されるとスズメバチよりも痛い場合もあります。
アシナガバチの巣そのものはほっておいてもそこまで害はありませんが、アシナガバチの巣を捕食するスズメバチが近寄ってくるリスクがあります。
そのため、アシナガバチの巣を家の近くで見つけた場合も業者を呼んで速やかに駆除しておく方が無難でしょう。

アシナガバチは、スズメバチに比べれば蜂毒の強さが弱いです。ただし、分類的にはスズメバチ科ですので、万が一刺されると霜焼けになったかのように大きく腫れてしまってかなり痛いです。一般の方が駆除を実施する場合には夜間に巣に静かに近づいてタモで被せる様にしながら市販のゴキブリ用のスプレーを噴霧すれば、少し時間は掛かりますが駆除は可能です。スズメバチ同様に落ちた死骸の針には絶対に刺されないように注意が必要です。
ミツバチ

ミツバチは、丸っぽい形のハチです。
ミツバチの巣は板が垂れ下がったような形をしているのが特徴で、大きい巣は直径1mくらいになる場合もあります。
ミツバチの巣は住宅であれば雨風をしのげる床下や天井裏に作ります。
ミツバチは、攻撃性が低く穏やかな性格が特徴です。
また、毒性も比較的低いため、刺された場合には、ピンセットで毒針を抜き、消毒すれば問題ない場合も多いです。
ミツバチは攻撃性が低いと言えど、状況次第で人を襲う場合があります。
やはりミツバチの巣が家の近くで見つかった場合でも業者に頼んで駆除しておいた方が無難と言えます。

ミツバチは、新女王蜂が誕生する際に旧女王蜂が仲間を引き連れて飛び立つ前に一時的に木の枝に1週間ほど待機する”分封”という現象があるので、こちらは近づかなければ刺されないのでそのまま放置で問題ありません。床下や天井裏に営巣された場合は駆除は困難を極めますので一般の方では絶対に不可能です。プロに頼みます。
ハチを寄せ付けない(ハチの巣を作らせない)ための対策(予防策)
ハチを寄せ付けない、ハチの巣をつくらせないための対策として、以下のような方法があります。
- 誘引剤で女王蜂を駆除
- 忌避剤(薬剤)でハチを近づけない
毎年にようにハチに巣を作られるという方は、予防策をしっかりととり、ハチの巣を作らせないようにすることが重要です。
誘引剤で女王蜂を駆除
ハチの巣は、女王蜂がいることで作られます。
女王蜂を巣を作る前に駆除できれば、ハチの巣を作られることはありません。
そこで、女王蜂を駆除するための誘引剤を設置しておくことがハチの巣対策になります。
誘引剤設置 の時期 | 巣を作り始める4月前後 |
---|---|
誘引剤の 作り方 | ①2Lペットボトルの上側にアルファベット「H」の形になるように切り込みを入れて折り曲げる(ハチが入れるけど出れないような入口を作る) ②酒200ml,酢100ml,砂糖100mlを入れる |
誘引剤の 設置場所 | 2mほどの高さの場所に吊り上げる (木や屋根などを利用) |
誘引剤は簡単に作れますが、1,000円程度で市販のものもありますので、それを購入するのも手です。
忌避剤(薬剤)でハチを近づけない
ハチ用の殺虫剤や木酢液は忌避効果があります。
忌避効果とは、ハチを寄せ付けない効果のことです。
ハチが巣を作り始める4月~ハチが活発になる7月8月くらいまでの間、ハチの巣を作りやすい屋根裏、軒下などを中心に巻いておくと、ハチが近寄ってこなくなります。
庭の枝を適正に処理する
庭の木の状態や種類も重要というのは家内氏。

庭に比較的枝が込み入っている木が植えてある、栗の木が植えてある、柘植が植えてある等の場合には営巣される可能性が高いです。庭に木が植えてあっても適正に枝が処理してあって風通しが良い状態であれば、比較的に営巣され難いです。
ハチ駆除(蜂の巣駆除)に関するよくある質問・注意点
ハチ駆除、ハチの巣駆除に関するよくある質問や注意点をまとめました。
テレビ出演歴があるからといって必ずしも安心してはダメ
ハチの巣駆除の動画は興味深く、必ずといっていいほど毎年テレビで取り上げられます。
テレビで取り上げている業者は、基本的にネットで検索してハチ駆除をしている業者にアプローチして取材させてもらっていることが多いです。
また、中にはハチ駆除業者がお金を出して広告としてテレビに取り上げてもらっていることもよくあります。
テレビ出演が多いハチ駆除業者だからといって必ずしも安心できる業者であるとは限りません。
口コミが悪い業者は高額請求の悪徳業者の可能性あり
悪い口コミばかりの業者は悪質な高額請求業者の可能性があるため注意です。
インターネット上の不特定多数の口コミでは悪い口コミも多くなること自体は問題ありません。
ですが、良い口コミも悪い口コミも様々上がるのが普通です。
悪い口コミだけがあるような業者であれば悪質な業者であることもありえます。
注意しておきましょう。
ハチ駆除に関するトラブルは毎年のように発生
ハチ駆除業者が「高額請求をした」「ずさんな駆除をした」ということで毎年ニュースになっています。
ほとんどのハチ駆除業者は安心して依頼できます。
また、今回紹介したようなハチ駆除業者は、ハチ駆除業界では比較的大手なため安心です。
悪質なハチ駆除業者に出会わないように、
「料金を事前に確認してから依頼する」「作業内容を確認する」「業者の実績や口コミを事前に確認する」
などして用心して業者選びをするようにしておいた方が無難でしょう。
参考:読売オンライン「ハチの巣駆除「削りに削って30万円」?HPで「550円から」とあったのに…高額請求にご注意」
ハチ駆除の研修や講習会が各自治体で開催
毎年5月頃に、各自治体やペストコントロール協会といった害虫駆除に関連する業界団体が中心となって、研修や講習会が無料で開かれています。
毎年のように家にハチがでて困っているという方は、業者を呼ぶくらいなら自分で対策する方法や駆除する方法を学ぶべきだと思います。
ぜひこのような研修や講習会を活用してみてください。
冬でもハチに刺されることがある?
ハチは種類によっては冬でも飛んでいることがあります。
また寒さから逃れるために洗濯物にからまっていたりすることもたまにあります。
冬のハチは危険なんて書いてある記事を目にすることがありますが誤りです。
冬に飛んでいるハチは、アシナガバチ、スズメバチに関しては越冬女王蜂のみです。
ミツバチに関しては集団で越冬します。
したがって、基本的に冬に出現するハチは危険性の低いハチになります。
再発防止保証付きのハチ駆除が結果的に安くなる場合も
庭の木にハチの巣を毎年のように作られているという方もいるかもしれません。
そういった方は、再発防止保証付きのハチ駆除サービスを選ぶのが良いでしょう。
ハチ駆除業界では再発防止保証として保証期間があったとしても1年以内と言ったことが多いです。
ですが、毎年のようにハチの巣を作られるという場合には、長期保証のサービスを利用することで、トータルコストを安くできる可能性があります。
また、再発防止保証を付けてもらう場合、業者は再発させたくないため、より慎重に再発防止のための薬剤を巻いたりしてくれます。
スズメバチの巣は出入りの穴の位置が重要
スズメバチの巣は、出入りの穴の位置で駆除の難易度が大きく変わるというのは家内氏。

スズメバチの巣は出入りの穴がたった1つしかありません。
その為、この出入口が分かり易い位置にあるかどうかで駆除の難易度が大きく変わってきます。
クマバチは駆除の必要はない

今回紹介は割愛しましたが、クマバチは駆除の必要はないというのは家内氏。

クマバチは体が大きくて、羽音も大きな音がする為、危険な感じがしますが、分類的にはミツバチ科。花蜜を食する大変に大人しい性質。
駆除の必要はありません。
巣は木の枝の中に穴を開けたものです。こちらを毎年使い回します。ぐるぐると飛び回っているのは「偵察行動」と考えられております。危険性はほとんどありません。
ハチの巣駆除で悩んだらとりあえず区役所・市役所に相談
ハチの巣を自分で駆除しようかどうか、業者にお願いしようかどうかなど悩んでいる場合には、とりあえず区役所や市役所などの行政機関に相談するのも良いでしょう。
日常的に区役所や市役所にはハチの巣駆除に関する相談が入っており、対応策など詳しく説明してくれるはずです。
近くにあるハチ駆除業者(便利屋)が早いとは限らない
ハチ駆除業者は、ハチの巣が出る7月~9月前後は本当に忙しく駆除のために動き回っています。
GoogleMapで近くにあるハチ駆除業者に依頼するという方も多いかもしれませんが、住所が近いからといって、すぐに対応してくれるとは限りません。
もし連絡して、すぐに来てくれないようだったら、他も色々と電話してすぐにこれるか確認すべきでしょう。
どこにもハチの巣がない場合には屋根裏や床下も確認
一般的には軒下や庭の木などにハチの巣ができることが多いです。
ですが、意外にもスズメバチなどは、屋根裏や床下にも巣を作る習性があります。
屋根裏や床下にハチの巣がある可能性がある場合には、探す間にハチに警戒されて刺されるリスクもあります。
もし家でハチがわいているような状況であれば、業者をすぐに呼ぶべきでしょう。
ハチ被害が多い時期は7月~10月頃
ハチは繁殖期である7月~10月頃に狂暴になりやすく被害が続出します。
ですが、ハチが、ハチの巣を作ったりと活動的になる時期は4月~5月頃からです。
ハチ被害が発生し始める7月~10月はハチ駆除業者は依頼が殺到し忙しくなります。
ハチの巣が5月~7月頃に見つかった場合には、ハチ駆除業者がまだ忙しくなっていないタイミングですので、そこですぐに駆除依頼するのが良いでしょう。
業者が忙しくない時期であれば、値引き交渉ができる場合もありますし、対応も早いことが多いです。
まとめ
ハチの巣を見つけたら慌てずに、今回紹介しているような業者に相談するか、自治体に相談するようにしましょう。