私は【フォーサイト】の通信講座で約1年勉強し、社労士試験に合格しました。
この記事では、そうした私の体験談を通して、【フォーサイト】をどのように活用しながら社労士受験の勉強を進めていったかをすべてお伝えしようと思います。
結論からいうと、社労士試験に合格するためのポイントは以下の3つです。
▼この記事でわかること
【社労士試験合格のポイント】
・あくまで「一発合格」を目指す
・試験勉強は「過去問の反復」を最重視
・独学で勉強を進めようとしない
本稿を読めば、働きながらでも社労士試験に一発合格をするための具体的な試験勉強の進め方がしっかりイメージできるようになります。
社労士試験の対策として【フォーサイト】を検討されている方は、【フォーサイト】をうまく活用しながら一発合格を実現しましょう!
筆者紹介
まず簡単に私の自己紹介をします。
▼自己紹介
・年齢:20代後半
・仕事:IT系企業の事務系職種
・勤務時間:月~金のフルタイム勤務。残業は月10〜30時間程度
・通勤時間:片道90分(電車に乗っているのは60分程度)
受験当時、社労士試験で扱われるような人事系業務の実務経験はまったくありませんでしたし、会社員としてフルタイムで働きながら受験勉強をする必要がありました。
決して試験合格に有利とはいえない状況にいた私を合格に導いてくれたのが、【フォーサイト】の通信講座です。
私と同じように、実務経験がない方でも、働きながら勉強しなければいけない方でも、【フォーサイト】の講座を最大限活用すれば、社労士試験に合格できるということをお伝えしたいと思います。
ほぼ【フォーサイト】だけでも社労士試験に合格できる
私はほとんど【フォーサイト】の教材だけを使って1年間勉強し、社労士試験に合格しました。
いざ勉強を始めようと情報収集をしたときには、複数の講座の併用をすすめる意見も多く目にしました。
その理由としては「1社の教材だけだと講師の得意科目・不得意科目によって内容に偏りが生じる」「A社の教材で基礎を固めて、B社の教材で応用力をつけるべき」などが挙げられていました。
ですが、実際に受験勉強をしてみて感じたことはまったく逆です。
使う教材を一つに絞り、その教材を信じてひたすらやり込むことが合格への一番の近道だと感じました。
ここからは私が社労士試験に合格するために実際にやったことを詳しくお伝えしたいと思います。
社労士試験に合格するためにやったこと
試験勉強の過程は、労働・社会保険関連法令の要点を理解したり、頻出の事柄を暗記したりする「インプット」と、インプットした情報をもとに実際に問題を解けるようになるための「アウトプット」に大別されます。
▼社労士試験の勉強
インプット | 労働・社会保険関連法令の 要点を理解したり、 頻出の事柄を暗記する |
アウトプット | インプットした情報をもとに 実際に問題を解いていく |
私は特に後者のアウトプットを重視して勉強を進めました。
試験勉強の最終目標は「試験に合格する」ことで、そのためには「問題を解ける」ようにならなければなりません。
そこで問題演習によるアウトプットを繰り返すことで、
1.問題を読み解く
2.正誤を判断する
3.自分が持っている知識に当てはめる
という問題を解くためのプロセスの正確性とスピードが向上し、「問題を解ける」ようになっていくのです。
また、アウトプットによってどの部分がインプット不足か明確になるので、範囲を絞ってインプットの効率性を上げることもできます。
そのため、私は「インプット:アウトプット=3:7」くらいの比率で、アウトプット重視の勉強をしていました。
【フォーサイト】の講座は、各科目で「基礎講座」(テキストと講義映像)というインプット用の教材と、「過去問講座」(問題集)というアウトプット用の教材がセットになっていて、インプットとアプトプットの行き来が非常にしやすかったです。
試験準備のタイムスケジュール
次に社労士試験のタイムスケジュールは、次の3つの時期にわけて進めました。
試験対策の進め方
■【9月~翌3月】地道なインプット&アウトプットの積み重ね期
1.講義動画を見ながらテキストを読む⇒過去問演習をする⇒インプットが弱いところはテキストに戻って確認、をひたすら各科目繰り返す
※同じ問題集を各科目2周は解いた
2.平日は通勤電車の約2時間をインプットに活用、会社から帰宅後に1時間勉強。(⇒1日3時間×1カ月あたり20日=60時間)
3.休日は1日約4時間勉強(×1カ月あたり5日=20時間)2日のうち1日は勉強お休みデー
まず私は試験本番(毎年8月の第4日曜日)の約1年前の9月ごろから【フォーサイト】で勉強を開始しました。
1年間みっちり勉強して、なんとか試験までに間に合わせることができました。
【フォーサイト】の教材は、申し込み後にすべて一度に届くわけではなく、理想的な勉強のペースに合わせて月に約2回の頻度で少しずつ送られてきます。
基本的には、教材が発送されるペースに合わせて勉強を進めました。
前に届いた教材の勉強が終わらないうちに次の教材が届くと「少し勉強が遅れているな」ということがわかります。
そのため「ペースをあげきゃ」とモチベーションがアップするので、定期的に教材が届くシステムはとてもいいと思いました。
社労士試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的に800~1,000時間が目安だと言われていますが、特に私のような初学者にとっては1,000時間が最低ラインだと感じました。
社労士試験は決して楽々と合格できるものではなく、かなり多くの時間を費やして合格に向けて努力する心構えが必要です。
【フォーサイト】以外で使った教材
「ほとんど」【フォーサイト】の教材だけで合格することができた、と書きましたが、直前期だけは他社の教材も取り入れて勉強しました。
使ったのは、TAC社会保険労務士講座の『みんなが欲しかった! 社労士の直前予想模試』です。
(画像引用元:Amazon)
TAC社の予想問題が本試験と同じ形式で2回分収録されています。
【フォーサイト】の教材にも模擬試験形式の教材は入っていますが、直前期には「初見の問題に対応する練習」をできるだけたくさんしたいと思い、追加でTAC社の教材を購入しました。
特に選択式試験では、TAC社の問題がそのまま本試験に出題され、得点することができたので、やっておいてよかったと思いました。
ただし、初見の問題に対応する練習といっても、一度解き終わったあとの復習も非常に重要です。
一度出会った問題は、「見たことがある」だけでなく、「根拠をもって解ける」状態になるまでしっかり復習しておくようにしましょう。
このように、問題演習との向き合い方は、社労士試験に合格するうえでとても重要なポイントです。次章からは、社労士試験に合格するためのポイントをさらに掘り下げたいと思います。
社労士試験を合格するための3つのポイント
私の実体験から、社労士試験に合格するためには3つのポイントがあります。
試験勉強は「過去問の反復」を最重視
1.社労士試験合格のポイント
2.あくまで「一発合格」を目指す
3.独学で勉強を進めようとしない
それぞれの詳細をみていきましょう。
あくまで「一発合格」を目指す
社労士試験に挑む姿勢として、はじめから複数回受験することを前提とするのはおすすめできません。
あくまでも1回の受験で合格することを目指しましょう。
前述のとおり、社労士試験に合格するためには1,000時間を超える膨大な時間を勉強に割かなければなりません。
長期間にわたる受験勉強は、気力・体力ともに消耗する非常に大変なことです。
また、受験勉強中は、趣味や遊びなど他のやりたいことを我慢したり、仕事量を調整したり、家族の理解や協力を得たりすることも必要になります。
社労士試験は1年に1回しかないため、複数回受験する場合はこのような期間が何年も続くことになり、心身の負担が大きくなってしまいます。
他にも、勉強が複数年にまたがると、毎年法改正情報をアップデートしなければならず、混乱しやすくなるデメリットもあります。
もちろん社労士試験は難易度が高い試験なので、結果的に1回の試験では合格に至らない場合もあるでしょう。
ですが、最初から受からないつもりで受験するべきではありません。
できるだけ短期間に多くの勉強時間を確保して集中的に学習し、あくまでも一発合格する心構えで臨みましょう。
試験勉強は「過去問の反復」を最重視
前述のとおり、試験勉強は過去問演習の繰り返しによるアウトプットを重視して進めることをおすすめします。
過去問演習を重視する理由としては、
・本試験で同一もしくは類似の問題が出題される可能性がある
・本番の形式(5つの選択肢から正答の選択肢を1つ選ぶ)に慣れることができる
・問題が解けるようになると勉強が楽しくなる
などがあります。
テキストや講義動画を1回見たら、過去問題集を1周して知識の定着度合いを確認します。
特に択一式の問題では、正誤の判断をする際に、「具体的にどの記述が誤っているのか」「どう書き換えれば正解の選択肢になるのか」をメモしながら解くようにしてください。
最初は時間がかかりますが、これをやることでより一層知識の定着を図ることができます。
【フォーサイト】の教材には「演習ノート」が付属していて、効果的な過去問演習をサポートしてくれました。
間違えた問題や、自信をもって解答できなかった問題を中心に、テキストに戻ってもう一度インプットをしたら、過去問題集の2周目に入ります。
これを繰り返していくと、根拠を持って正誤を判断できる問題がどんどん増えていきます。
そうすると、着実に勉強した成果が実を結んでいることを実感できるようになり、勉強が楽しくなっていくはずです。
独学で勉強を進めようとしない
社労士試験の勉強方法としては「通学制講座」「通信教育」「独学」の主に3つがありますが、独学はおすすめできません。
独学で勉強する際には
・どのテキストがいいのか
・そのテキストをどのように使うのが効果的か
・どのようなスケジュール感で進めればいいのか
・何にどのくらい時間をかければいいのか
など、勉強のプランを立てるうえで検討すべき様々な要素について、すべて自分で情報収集して決めなければいけません。
最初に決めたプランで思うように力が伸びない場合は、途中でプランを練り直す必要も出てきてしまいますし、そもそも着実に力が伸びているかどうかを自分で判断するのは難しいことです。
ただでさえ多くの勉強時間を確保しなければならない社労士試験の勉強においては、このようなプラン設計上のトライアンドエラーの時間はない方がいいと思います。
各予備校が提供する講座は、合格するためのノウハウが凝縮されているので、提案通りに勉強することで、効果的・効率的に合格を目指すことができます。
社労士試験の通信教育なら【フォーサイト】をおすすめする理由
いくつもある社労士試験対策の通信講座のなかで、私が【フォーサイト】をおすすめする理由を3つにまとめました。
【フォーサイト】のおすすめポイント
1.教材テキストが視覚的に頭に入りやすい
2.効果的なアウトプットができるノートが優秀
3.費用を安く抑えられる
以下、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
教材テキストが視覚的に頭に入りやすい
【フォーサイト】の教材テキストは視覚的に頭に入りやすく作られており、おすすめできるポイントのひとつです。
ちなみに【フォーサイト】の教材テキストの特徴を、ほかの通信教育サービスと比較するとこうなります。
※他の通信教育サービスを確認したい方は表中のリンクをクリックすると各社公式HPへジャンプします。
▼教材テキストの比較
フルカラー | 紙のテキスト | |
フォーサイト | ◎ | あり |
クレアール | × | あり |
ユーキャン | × | あり |
アガルート | × | あり |
スタディング | 〇 | なし |
【フォーサイト】のテキストはフルカラーで制作されており、視覚的に学習効果を高めるような工夫がされています。
例えば、選択式問題に出題された実績のある「一字一句暗記したほうがいい」文言は「赤字」、暗記する必要はないが択一式問題で論点を問われた実績があるため「抑えておいたほうがいい」ポイントは「青字」、のように情報の重要度が一目でわかるように整理されています。
また、イラストも豊富に添えられているので、イラストと記載されている内容が記憶の中で結びつきやすく、問題を解く際には、「イラストを思い出す⇒関連する情報を思い出す」と知識が芋づる式にスルスルと出てくることが実感できました。
一方で、「クレアール」「ユーキャン」「アガルート」など、多くの予備校が出すテキストは、黒と赤、黒と青などの「2色刷り」になっています。
2色刷りだと、ある程度重要度の高い情報にはすべて色がついていて、それ以上の段階分けはされていません。
「★」の数で重要度分けをしているテキストもありますが、一見しただけで認識できる色分けされた情報には及びません。
各ページに視覚的な変化が少ないため、集中力も途切れやすくなってしまいます。
また【フォーサイト】のほかに【スタディング】もフルカラーのテキストを採用していますが、デジタルテキストのみで、紙テキストは付属していません。
私は紙のテキストに書き込んだり、「あのテキストのだいたいあの辺に書いてあったな」と実際にページをめくったりすることで記憶が定着しやすくなるタイプなので、デジタルテキストのみのスタディングは選択肢からは外しました。
テキストを使って必要な知識をインプットする学習は、非常に時間がかかり、疲労する過程です。
私自身、インプットはとても辛く、テキスト全ページを本当にしっかり読み込んだのは各科目1周だけです。
その1周の効率をできるだけ高めるために、視覚的なインプット効果の高いフルカラーのテキストがおすすめです。
各社のホームページに掲載されているサンプルテキストを確認してみてください。
効果的なアウトプットができるノートが優秀
【フォーサイト】の講座に申し込むと、メインのテキストと問題集以外にもたくさんのアイテムがついてきますが、これがとてもいいと思いました。
フォーサイトの教材以外のアイテム
・過去問演習用のノート
・学習計画の管理用のスケジュール帳
・暗記事項をまとめた単語カード
・社労士として働くイメージが湧くマンガや元受講生の合格体験記
特に役に立ったのは過去問演習の際に使う「演習ノート」です。
択一式の問題形式に合わせて、「正解だと思う選択肢」「選択肢ごとの正誤判断」「正誤判断の根拠」が記入できるように罫線が引かれています。
前述したように、過去問演習の効果を高めるためには、ただなんとなく問題を解いて正解・不正解に一喜一憂するだけではダメで、正誤判断の根拠を明確に説明することが大切です。
演習ノートを使用すると、自然と正誤判断の根拠までアウトプットする習慣が身につくので、学習効果が高まりました。
演習ノートを使い切ったら追加購入もできますが、1冊1,000円程度とノートにしてはかなりお高くなっています。
罫線の引き方自体はそれほど特殊ではないので、普通のノートに自分で線を引けば十分です。
ただ、最初に付属物としてこのノートがついてきたことで、「こうやって問題演習をすればいいんだ」と目から鱗でした。
社労士試験受験生にはぜひ一度使ってみてほしいノートです。
スキマ時間を活用しやすい多様な学習コンテンツ
紙の教材だけだと、学習できる場所や時間が限定されてしまいますが、【フォーサイト】に申し込むと学習アプリ「道場破り」(※現:ManaBun)上でも学習できるようになったので、日常生活の様々な時間を勉強時間に変えることができました。
学習アプリでできること
・紙の教材のPDF版の閲覧
・講義動画の閲覧
・ゲーム形式で取り組める問題演習
・LIVE配信形式で取り組める問題演習
・学習に関する不明点その他の問い合わせ機能
など様々な学習コンテンツがアップされていました。
私は通勤電車内では必ずこの学習アプリを使って勉強するようにしていました。
平日は毎日、往復で約2時間電車に乗る時間があるので、それだけで1日2時間の勉強時間を確保することができました。
また、「eライブスタディ」というLIVEで問題演習をしていくコンテンツはとても面白いと思いました。
月2回程度開催されて、講師の方がLIVE配信をしながらリアルタイムで問題演習と解説をします。
一緒に参加している受講生の解答状況が即座に集計されて正解率が表示されるので、自分の現在地の把握に役立ちました。
また、いわゆるLIVE配信と同じようにコメント機能もついているので、他の受講生の存在を感じられたり、自分のコメントに先生が反応して励ましの言葉をくれたりすると、モチベーションも上がります。
ほとんどの予備校の講座で紙の教材とeラーニングがセットになってはいますが、テキストや講義動画の閲覧機能しかないものも多いです。
スキマ時間の使い方が限られてしまうと、自宅で学習できる時間が少ない場合は学習効率が下がってしまいます。
【フォーサイト】のように学習アプリ内のコンテンツも充実している講座がおすすめです。
費用を安く抑えられる
資格の大原、TAC、LECなどの大手の通信講座を利用する場合の費用は、20~30万円程度です。
一方【フォーサイト】の場合、もっとも高い「バリューセット3」でも133,800円(DVDなしの場合は121,800円)と比較的費用を安く抑えることができます。
スタディングは59,800円~79,800円、ユーキャンは79,000円となっていて、【フォーサイト】が最安値というわけではありません。
ですが、教材の充実度や合格実績を考えると、【フォーサイト】が割高というわけではないと思います。
社労士試験は一度合格すれば、ずっと活かせる資格です。
十数万円で合格できるなら長い目で見ればたいした出費ではありません。
安さだけにとらわれずに、自分を合格に近づけてくれる教材かどうかをしっかり見極めるといいでしょう。
【フォーサイト】社労士試験講座の評判
ここまでは筆者が思う【フォーサイト】のおすすめポイントを見てきました。
では一方で、ほかの【フォーサイト】の受講生はどんな評価をしているのか、について代表的な評判をピックアップして触れておきます。
フォーサイトへの【良い評判】
まず目につくのは、フルカラーのテキストや講義動画の分かりやすさに対する口コミが多かったです。
また私が感じたノートや学習アプリの使いやすさを他にも感じている人が多いことがわかりました。
費用と内容のバランスの良さに対する口コミもたくさん見つかりました。
単純に費用だけでみると、スタディング(6~8万円程度)など【フォーサイト】よりも費用が安く抑えられる通信講座もあります。
ですがアナログとデジタル両方の教材が充実していて10万円台前半で学習できる【フォーサイト】の「バリューセット3」の人気が非常に高いようです。
ちなみにバリューセット3よりも1~4万円程度安いバリューセット1、バリューセット2のプランもありますが、おすすめはバリューセット3です。
というのもバリューセット3には、バリューセット2までにはない「過去問一問一答演習」というeラーニングのコンテンツが付属しており、これがとても評判がいいからです。
また、万が一試験に合格できなかった場合の全額返金保証制度があるのもバリューセット3だけです。
バリューセット1 | ・基礎講座(テキスト)
・過去問講座 | 78,800円 |
バリューセット2 | ・基礎講座(テキスト)
・過去問講座 ・直前対策講座 | 110,800円 |
バリューセット3 | ・基礎講座(テキスト)
・過去問講座 ・直前対策講座 ・過去問一問一答 | 133,800円
(DVDなし:121,800円) ※「全額返金保証制度」あり |
フォーサイトの【悪い評判】
まず教材の内容に関してですが、これは特に学習経験者に多い意見のようです。
実際【フォーサイト】のテキスト・講義動画は他社と比べてページ数が少ない、時間が短い傾向にあります。
他社の教材に慣れている人からすると、【フォーサイト】の教材は必要な情報が網羅されていないのではないか、と不安に思うみたいです。
これは【フォーサイト】が「満点主義」ではなく「合格主義」をとっていることと関連しています。
合格に必要な情報が無駄なく整理されているので、一見情報量が少なく見えるのかもしれません。
私は初学者かつ【フォーサイト】のテキストのみでインプットを行いましたが、それで合格できたので特に情報量に不足はないと思います。
また教材が届くのが遅いというのも、実際に他社と比較すると遅いというのは事実です。
特に「直前対策講座」といわれる法改正対策、白書・統計対策、横断まとめなどが届くのは試験の約1カ月前の7月下旬頃です。
白書・統計などは難易度が高く得点が難しい範囲でもあるので、「あと1カ月で間に合うのか…?」と私も不安になりました。
次の教材が届いたらすぐに取り掛かれるように、前の教材はしっかり終わらせておくことを心がけるといいと思います。
試験勉強中のつらさを乗り切るためのTIPS
私は結果的には1回の受験で合格することができましたが、試験本番まではモチベーションが下がってしまったり、なかなか勉強時間を確保できない期間があったりと、たくさん大変なこともありました。
この章では私の経験をもとに、他の受験生の様子が分かりにくい通信教育でモチベーションを保ち続けるコツと、忙しいときでも勉強時間を捻出するコツを書きたいと思います。
通信教育でモチベーションを保ち続けるコツ
まず長い勉強期間でモチベーションを保つコツからお伝えしていきます。
モチベーションを保つコツ
・教材と自分を信じる
・後悔しないためにとにかく勉強する
モチベーションを下げる要因の一つとして、自分が申し込んだ講座への不信感があります。
ネットで悪い口コミなどを見かけてしまうと「講座選びを失敗したのではないか」「このまま勉強を続けても合格できないのではないか」といった迷いや不安が生じます。
結論をいうと、こうやって悩んでいる時間には何の意味もありません。
迷って他の講座に変えて勉強を振り出しに戻すよりも、1問でも多く問題を解くことが合格への近道になります。
「自分はこれだけやってきたのだから大丈夫」とかみしめながら勉強すると自信が湧いてきます。
勉強時間がすべてではありませんが、勉強時間の記録をつけておくといいでしょう。
私自身、「こんなに勉強したんだから絶対大丈夫」という気持ちと「こんなに勉強したのにダメかもしれない」という気持ちが交互に湧いてきて、受験勉強はとても辛かったです。
でも、もし合格できなかったときに「自分の勉強不足だ」と後悔したくない気持ちで必死に勉強しました。
忙しいときでも勉強時間を捻出するコツ
私のように働きながらの受験勉強の場合、平日は少なくとも8時間、業務が繁忙な場合はそれ以上の時間は必ず仕事に取られてしまいます。
それ以外のいわゆるスキマ時間をいかに勉強時間に変えられるかが重要です。
私の場合は、通勤時間が長いので、そこは必ず勉強時間にするようにしていました。
それだけで2時間確保できるので、仕事が忙しくてあまり勉強できない日は通勤中だけでも勉強すればいいと考えるようにしました。
また、勉強時間の実績を記録するのと同時に、1カ月単位くらいで勉強時間の見込みの計画を立てていました。
仕事の繁閑の状況と組み合わせることで、だいたいどの時期にどれくらい勉強できそうかが把握できるので、それに基づいて具体的な学習計画を立てました。
試験前は仕事のことを考えずに勉強に集中したいと思っていたので、相当前もって試験前1週間を有給休暇取得予定にして、業務の調整も行いました。
まとめ
私がどのように【フォーサイト】の講座に取り組んできたかを紹介しました。
【フォーサイト】の通信教育に申し込むかどうか迷っている方の参考になったらうれしいです。
初学者で実務経験もない私が【フォーサイト】の社労士講座にひたすら真面目に取り組んで合格することができたので、【フォーサイト】の通信教育で十分合格できるということは間違いないと思います。
ただ、どんな講座を選んでも大切なのはその教材をどれだけやり込めるかということです。
受験勉強はとても大変で辛いこともたくさんありますが、その分合格したときの喜びはひとしおです。
この記事を読んでくださった方が合格をつかみ取れるように応援しています!