ISO認証をとろうと思っているけど、
「どの認証審査機関を使えばいいのかわからない」
「検索しても各社の特徴がよくかわからない」
そういったお声をよくいただきます。
実はISO認証審査機関は日本国内だけで60社ほどあります。
今回は、ISO認証審査機関の事業責任者への取材を通じて、評判が良くて、安いおすすめのISO認証審査機関を厳選して紹介したいと思います。
是非最後までご覧ください。
株式会社QFSjapan 事業責任者
松田正一
ISO認証審査機関QFSジャパン創設メンバー。学生時代はアメリカ国内の大学にて経営学を学び、帰国後コンサルティング会社での経験を経て、QFSジャパンの立ち上げに参画。現在も責任者として顧客対応を行っている。
安くて評判の良いおすすめISO認証審査機関ランキング9選
では、安くて評判の良いおすすめISO認証機関を紹介したいと思います。
公式サイトには料金などの掲載はなく、基本的に見積をとる必要があることに注意してください。
ポイントは取材協力者やその他ISO認証審査機関に詳しい方へのヒアリング等の独自調査によるものです。
詳細は各認証審査機関に問合せて確認するようにしてください。
おすすめISO認証審査機関一覧比較表
紹介しているISO認証審査機関を一覧比較表にまとめました。
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
審査機関名 | QFS | EQA | ASR | G-CERTI | JQA | JACO | BSI | JSA | JICQA |
特徴 | 料金安い 審査比較的楽 認証発行率100% | 料金安い 審査員当たり外れあり | 料金安い 審査員当たり外れあり | 料金安い 審査員当たり外れあり 全国対応可 | 料金高め 有名・王道 審査厳しめ | 料金高め 有名 審査厳しめ | 料金高め 有名・王道 審査厳しめ | 料金高め 有名 審査厳しめ | 料金高め 有名 審査厳しめ |
対応規格 | ISO9001 ISO14001 ISO27001 ISO22000 ISO45001 | ISO9001 ISO14001 ISO27001 ISO39001 ISO45001 | ISO9001 ISO14001 ISO27001 ISO45001 | ISO9001 ISO14001 ISO27001 | ISO9001 ISO13485 ISO14001 ISO45001 ISO50001 ISO27001 ISO27017 ISO27701 ISO20000 ISO22000 ISO39001 ISO22301 ISO21001 | ISO9001 ISO14001 ISO27001 ISO45001 ISO27017 ISO20000 ISO22301 ISO55001 ISO41001 ISO39001 | ISO9001 ISO14001 ISO27001 ISO45001 ISO50001 ISO27017 ISO26000 ISO27018 ISO30401 ISO27701 ISO30414 ISO39001 ISO22301 ISO10002 ISO21001 ISO13485 ISO44001 ISO20000 ISO56002 ISO14068 ISO20121 ISO14067 | ISO9001 ISO14001 ISO27001 ISO22000 ISO45001 ISO27017 ISO17100 ISO22301 ISO39001 | ISO9001 ISO14001 ISO27001 ISO22000 ISO45001 ISO39001 |
詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ | 詳細ページ |
公式ページ | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
傾向としては、料金が安いところは一般的なISO規格のみ対応していることが多い点です。
一方で、有名どころは料金は高めですが、マニアックなISO規格も対応しているというところが多いです。
QFSjapan
- 料金が業界最安値水準
- 認証発行率が高い(2023年実績:審査後の認証発行率100%)
- 要求事項以外の指摘事項は基本的に出さない
QFSjapanは、重要なポイントを中心に審査を行うことで全体的な工数を抑えているため審査費用が業界でも最安値水準になっているとのこと。
また、認証発行率も2023年実績で100%と審査自体も最終的にはしっかりと通るということで安心して利用できるISO認証機関になっています。
相見積もり先の一つとして非常にオススメです。
ISOの審査は各規格の要求事項に沿って審査を行います。企業のISOマネジメントシステムがその要求事項に適合してるかどうかを審査するのが第三者の認証機関で、要求事項以外の指摘を出す審査員は多くいます。例えば誤字脱字、マーカーしてない場合、必要書類以外の書類を求める、ホッチキス留めしていない場合など審査員の主観だけで指摘を出すケースもあるので、QFSジャパンはそのような業務に関係ない指摘は出しませんし、顧客ニーズに合わせて会話を重視し、柔軟な審査が実施可能です。
QFSjapanの基本情報(会社名・代表・住所・対応しているISO種類)
会社名 | 株式会社QFSjapan |
---|---|
代表 | 菅谷和樹 |
住所 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町四丁目5番20号 KSビル8階 |
対応ISO | ISO9001 品質マネジメントシステム(QMS) ISO14001 環境マネジメントシステム(EMS) ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) ISO22000 食品安全品質マネジメントシステム(FSMS) ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS) |
EQA国際認証センター
- 料金安め
- 審査員によって当たり外れあり
EQA国際認証センターは、東京新宿に本社を構えるISO認証機関です。
ISO39001規格に対応しているのが特徴です。
料金も比較的安めになる可能性がありますので、相見積もり先に加えてみてもよいでしょう。
EQA国際認証センターの基本情報(会社名・代表・住所・対応しているISO種類)
会社名 | 株式会社EQA国際認証センター |
---|---|
代表 | Jason Moon Ph.D. |
住所 | 東京都新宿区新宿1-9-3 NBKビル6F |
対応ISO | ISO9001 品質マネジメントシステム(QMS) ISO14001 環境マネジメントシステム(EMS) ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) ISO39001 道路交通安全マネジメントシステム ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS) |
エイエスアール株式会社(ASR)
- 料金安め
- 審査員によって当たり外れあり
エイエスアール株式会社(ASR)は、東京日本橋に本社を構えるISO認証機関です。
料金は安め設定で対応いただける可能性がありますので、相見積もり先に加えて損はないでしょう。
エイエスアール株式会社(ASR)の基本情報(会社名・代表・住所・対応しているISO種類)
会社名 | エイエスアール株式会社 |
---|---|
代表 | 田口 大 |
住所 | 〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-10-15 JL日本橋ビル 7F |
対応ISO | ISO9001 品質マネジメントシステム(QMS) ISO14001 環境マネジメントシステム(EMS) ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS) |
ジーサーティジャパン(G-CERTI)
- 日本全国47都道府県で審査可能
- 料金安め
- 審査員によって当たり外れあり
ジーサーティジャパン(G-CERTI)は、本社は大阪になりますが、全国対応可能なISO認証機関です。
相見積もりを推奨しており、安い料金で審査ができる可能性が高いです。
ジーサーティジャパン(G-CERTI)の基本情報(会社名・代表・住所・対応しているISO種類)
会社名 | 株式会社GCERTI-JAPAN(ジーサーティ・ジャパン) |
---|---|
代表 | 一山 大介 |
住所 | 〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10−70 なんばパークスタワー19階 |
対応ISO | ISO9001 品質マネジメントシステム(QMS) ISO14001 環境マネジメントシステム(EMS) ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) |
日本品質保証機構(JQA)
- ISO認証審査機関として王道
- 料金が高め
- 審査が厳しい(要求事項以外の指摘も多め)
日本品質保証機構(JQA)は、ISO認証審査機関として王道の一つです。
基本的なISO規格は全て対応しています。
日本品質保証機構(JQA)の基本情報(会社名・代表・住所・対応しているISO種類)
会社名 | 一般財団法人日本品質保証機構 |
---|---|
代表 | 石井 裕晶 |
住所 | 〒101-8555 東京都千代田区神田須田町1-25 |
対応ISO | ISO9001 品質マネジメントシステム(QMS) ISO13485 医療機器品質マネジメントシステム ISO14001 環境マネジメントシステム(EMS) ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS) ISO50001 エネルギーマネジメントシステム ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) ISO27017 ISMSクラウドセキュリティ ISO27701 プライバシー情報マネジメントシステム ISO20000 ITサービスマネジメントシステム ISO22000 食品安全品質マネジメントシステム(FSMS) ISO39001 道路交通安全マネジメントシステム ISO22301 事業継続マネジメントシステム ISO21001 教育組織マネジメントシステム |
日本環境認証機構(JACO)
- ISO認証機関として有名
- 料金が高め
- 審査が厳しい(要求事項以外の指摘も多め)
日本環境認証機構(JACO)は、ISO認証機関として有名どころの一つです。
比較的審査対象のISOの種類も多めです。
ISO41001やISO55001の認証機関はなかなかありませんので、ここに審査を依頼するのも良いでしょう。
日本環境認証機構(JACO)の基本情報(会社名・代表・住所・対応しているISO種類)
会社名 | 株式会社日本環境認証機構 |
---|---|
代表 | 岡島 善明 |
住所 | 〒107-0052 東京都港区赤坂2-2-19 (アドレスビル) |
対応ISO | ISO9001 品質マネジメントシステム(QMS) ISO14001 環境マネジメントシステム(EMS) ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS) ISO27017 ISMSクラウドセキュリティ ISO20000 ITサービスマネジメントシステム ISO22301 事業継続マネジメントシステム ISO55001 アセットマネジメントシステム ISO41001 ファシリティマネジメントシステム ISO39001 道路交通安全マネジメントシステム |
BSIグループジャパン
- ISO認証審査機関として王道
- 料金が高め
- 審査が厳しい(要求事項以外の指摘も多め)
BSIグループジャパンは、ISO認証機関の王道どころの一つです。
イギリスをはじめとした世界的な認証機関グループの日本法人になります。
サステナビリティ関係のマニアックなISO規格の審査も対応しています。
料金は少し高めとのことですが、マニアックなISO規格の審査を依頼する場合には相見積もり先の一つになってくるでしょう。
BSIグループジャパンの基本情報(会社名・代表・住所・対応しているISO種類)
会社名 | BSI グループジャパン株式会社 |
---|---|
代表 | 漆原 将樹 |
住所 | 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 OCEAN GATE MINATO MIRAI3階 |
対応ISO | ISO9001 品質マネジメントシステム(QMS) ISO14001 環境マネジメントシステム(EMS) ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS) ISO50001 エネルギーマネジメントシステム ISO27017 ISMSクラウドセキュリティ ISO26000 社会的責任 ISO27018 パブリッククラウドでの個人情報保護 ISO30401 ナレッジマネジメントシステム ISO27701 プライバシー情報マネジメントシステム ISO30414 人的資本経営・開示 ISO39001 道路交通安全マネジメントシステム ISO22301 事業継続マネジメントシステム ISO10002 顧客満足マネジメントシステム ISO21001 教育組織マネジメントシステム ISO13485 医療機器品質マネジメントシステム ISO44001 提携事業関係マネジメントシステム ISO20000 ITサービスマネジメントシステム ISO56002 イノベーションマネジメントシステム ISO14068 カーボンニュートラル ISO20121 イベントサステナビリティ ISO14067 製品のカーボンニュートラル |
日本規格協会(JSA)
- ISO認証機関として有名
- 料金が高め
- 審査が厳しい(要求事項以外の指摘も多め)
日本規格協会(JSA)は、ISO認証機関として有名どころの一つです。
対応しているISO規格がとにかく豊富です。
ほぼ全てのISO規格に対応しているといっても過言ではないでしょう。
料金は少し高めの傾向のようです。
日本規格協会(JSA)の基本情報(会社名・代表・住所・対応しているISO種類)
会社名 | 日本規格協会ソリューションズ株式会社(JSA-SOL) |
---|---|
代表 | 山下 隆宣 |
住所 | 東京都港区三田3丁目11-28 三田 Avanti |
対応ISO | ISO9001 品質マネジメントシステム(QMS) ISO14001 環境マネジメントシステム(EMS) ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) ISO22000 食品安全品質マネジメントシステム(FSMS) ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS) ISO27017 ISMSクラウドセキュリティ ISO17100 翻訳サービス提供者 ISO22301 事業継続マネジメントシステム ISO39001 道路交通安全マネジメントシステム |
日本検査キューエイ株式会社(JICQA)
- ISO認証機関として有名
- 料金が高め
- 審査が厳しい(要求事項以外の指摘も多め)
日本検査キューエイ株式会社(JICQA)は、ISO認証機関として有名どころの一つです。
対応しているISO規格が豊富なところが特徴です。
料金は少し高めの傾向にあるようですが、有名どころということもありますので、相見積もり先に加えておいても良いでしょう。
日本検査キューエイ株式会社(JICQA)の基本情報(会社名・代表・住所・対応しているISO種類)
会社名 | 日本検査キューエイ株式会社 |
---|---|
代表 | 菅野 良一 |
住所 | 〒104-0042 東京都中央区入船2-1-1 住友入船ビル12F |
対応ISO | ISO9001 品質マネジメントシステム(QMS) ISO14001 環境マネジメントシステム(EMS) ISO27001 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) ISO22000 食品安全品質マネジメントシステム(FSMS) ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS) ISO39001 道路交通安全マネジメントシステム |
ISO認証審査機関の特徴で見るべきポイント
ここからは、ISO認証審査機関の特徴の中でしっかりと見ておくべきポイントについて解説します。
- 審査できる規格
- 審査できる業種
- 審査時の指摘箇所・数
- 審査費用
見るべきポイント①審査できる規格
審査できる規格はそもそも論としてしっかりみておく必要があります。
一般的な、ISO9001、ISO14001、ISO27001については紹介しているような審査機関大手では必ず取り扱っています。
一方でマニアックなSDGs関連の規格などは一部の外資系の審査機関でないと審査ができないということもあります。
見るべきポイント②審査できる業種
審査できる業種も確認しておく必要があります。
同じ規格でも、業種によって審査項目や内容が違うケースも多いです。
QFSjapanでは、風力、原子力、ガス、給水以外のほとんど業種の審査が可能です。
見るべきポイント③審査時の指摘箇所・数
審査においては、審査項目(要求事項)と直接関係のない細かい部分まで指摘する審査機関(審査員)もいます。
一方で、必要最小限の要求事項についての指摘だけを出してくれる審査機関もあります。
細かい部分まで指摘されて工数をとられたくないという会社では、審査機関ごとの審査時の指摘箇所や指摘の質についてしっかりと事前に確認しておくことが重要です。
当たりの審査員は顧客ニーズにもよりますが、杓子定規の審査ではなく、企業の実態に合った審査実施、柔軟な対応、スムーズに審査が行われることです。
見るべきポイント④審査費用
審査費用は、各社公表はしていません。
会社の規模などによって審査費用は各社でマチマチであるというのが理由です。
ですので、実際に審査費用を比較するときは相見積もりをとることが非常に重要になってきます。
一概に費用といっても業種、人数、拠点数、規格によってまちまちです。ちなみに、QFSjapanは業界最安値水準ですのでぜひ相見積もり先に加えていただけますと幸いです。
ISO認証審査機関を選ぶポイント(選び方)
ここからは、ISO認証審査機関を選ぶポイントについて解説します。
- 価格
- 審査の質
- スピード
選ぶポイント①価格
ISO認証審査機関選びでまず重要になるのが価格でしょう。
IOS認証審査の価格については、各社で公式発表されていませんし、公になっているような価格表も基本的にありません。
したがって、各社に見積もりをとる方法でしか確認することができません。
しっかりと相見積もりをとって価格面を抑えられるようにしましょう。
選ぶポイント②審査の質
審査の質は非常に重要です。
要求事項とされていること以外の細かい部分まで指摘される審査機関も多く存在します。
顧客のニーズに合わせて柔軟に対応してくれる審査機関を選ぶことが重要です。
選ぶポイント③スピード
ISO認証は、得意先や親会社などから要求されて取得するというケースが多いでしょう。
そういった場合に、ISO認証発行までスピード勝負となることもあります。
ISO認証審査のスピード、発行のスピードなどは確認しておく方が良いでしょう。
QFSjapanは審査後最短1週間以内での認証発行の事例もあります。スピードには自信があります。
ISO認証審査機関の評判や口コミを調べる方法
ISO認証審査機関の評判や口コミを調べる方法はなかなかありません。
ですが、以下のような方法は可能です。
- ISO認証コンサルタントに確認する
- ISO認証審査機関の比較サイトを参考にする
評判を調べる方法①ISO認証コンサルタントに確認する
ISO認証取得にあたっては、多くの会社がコンサルタントをいれています。
したがって、ISO認証審査機関の評判や口コミについては、コンサルタントに確認するというのが一般的です。
ちなみにISO認証コンサルタントについて詳しく解説している記事もありますのでよろしければご覧ください。
評判を調べる方法②ISO認証審査機関の比較サイトを参考にする
当記事もそうですが、ISO認証審査機関について解説しているような記事や比較サイトもごくわずかですが存在しています。
こういったサイトや記事も必要に応じて確認するのは良いでしょう。
ただし、実際の評判や口コミが詳細に掲載されているようなサイトは調べた限りありません。
サイトを確認する方法は、評判を詳細に調べる方法とまでは言えません。
ISO審査機関の格付け(月刊アイソスなど)はそこまで参考にならない
ISO審査機関の格付けを行っている「月刊アイソス」というISOの専門誌があります。
こういった専門誌で格付けをみるのは一つの評判のチェック方法にはなります。
ですが、審査を受ける企業ごとで意見が全然違うため、正直参考にはならないことが多いでしょう。
例えばしっかり審査して欲しい企業と審査内容は気にしないのでとにかく認証だけ欲しい企業との差があります。
ISO認証審査機関を選ぶタイミング
ISO認証審査機関を選ぶタイミングについて解説していきます。
- ISO認証取得に向けて動き出した時
- ISO審査機関の移転を検討している時
タイミング①ISO認証取得に向けて動き出した時
ISO認証取得に向けて動き出すタイミングでISO認証審査機関を選びます。
一般的な流れとしては以下のようになります。
タイミング②ISO審査機関の移転を検討している時
ISO審査機関を変更することを、「ISO審査機関の移転」と言います。
例えば、「ISO審査の費用を下げたい」「ISO審査対応を楽にしたい」といった理由から移転を検討するケースがあります。
このようなISO審査機関の移転を検討している時も、ISO審査機関を選ぶタイミングとなります。
ISO認証審査機関を選ぶ方法
ISO認証審査機関を実際に選ぶとなった場合、どのような方法で選ぶことになるのでしょうか。
- コンサル会社からの紹介
- 自社で検索し相見積もりをとる
選ぶ方法①コンサル会社からの紹介
ISO認証審査機関は基本的にコンサル会社からの紹介ですんなり決めてしまうということが多いです。
コンサル会社としても対応しやすい審査機関、ひいきにしている審査機関があるでしょう。
選ぶ方法②自社で検索し相見積もりをとる
コンサル会社からの紹介では、ISO審査費用を比較しにくいケースもあります。
そのため、自社で検索し相見積もりをとったり、自社なりに審査機関を調査することも重要になってきます。
ISOコンサル会社から審査機関を紹介されている場合でも、自社で複数社審査機関を知らべて、相見積もりをとってみるのは非常に有効です。
今回紹介したようなISO審査機関を相見積もり先の一つとして入れてみてください。
ISO認証審査機関を変更(移転)することのメリット・デメリット
ISO認証審査機関を変更することを「移転」と言います。
ISO審査機関を移転するケースはあまりありませんが、メリットを考えて移転を検討する会社もあります。
ISO認証審査機関を移転することでどんなメリットが得られて、どんなデメリットが考えられるのでしょうか。
- 費用が抑えられる可能性がある
- 審査対応が楽になる可能性がある
- ISO認証マークが変更になる
変更(移転)のメリット①費用が抑えられる可能性がある
ISO認証審査機関を移転する大きなメリットの一つが費用を抑えられる可能性があるということです。
会社の費用削減(リストラ)の一環として、ISO認証審査機関を移転を検討するのも良いでしょう。
変更(移転)のメリット②審査対応が楽になる可能性がある
ISO認証審査機関を移転するもう一つのメリットとして、審査対応が楽になる可能性があるということがあげられます。
ISO審査の費用そのものの削減も重要ですが、ISO審査対応にかかるコストの削減も考えてみると良いでしょう。
変更(移転)のデメリット①ISO認証マークが変更になる
ISO認証マークが変更になるのはデメリットです。
名刺や会社HPの修正などで余計なコストがかかる可能性があります。
ISO認証の種類について
ISO認証の種類は多岐にわたります。
しかし、多くの企業が取得するISO認証は限られています。
ISO認証のメジャーどころは以下となります。
ISO9001(品質マネジメントシステム)(QMS)
ISO9001 は、品質マネジメントシステムに関する規格です。
製品・サービスの品質を継続的に改善し、顧客満足を目指します。
製造業や建築業で取得されることが多いですが、最近ではITサービス業での取得も増えてきました。
ISO14001(環境マネジメントシステム)(EMS)
ISO14001は、環境マネジメントシステムに関する規格です。
ISO14001は、自然環境や労働環境などさまざまな組織を取り巻く環境のリスク低減を目的とします。
建設業や製造業を中心に取得されています。
また、商社などが取引先へ取得を求めることもあります。
ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)(ISMS)
ISO27001 は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する規格です。
企業が取り扱う情報リスクの低減を目指します。
IT業、運送業、廃棄物処理業など重要な情報を取り扱う企業が取得するのが一般的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
コンサルタントの紹介を鵜呑みにするだけでなく、自社でもしっかりと検討し、自社にあったISO認証審査機関を選ぶことが重要です。