丸投げできる記帳代行(経理代行)サービスおすすめランキング【税理士厳選/料金比較から相場まで】

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個人事業主から大手企業まで、記帳代行、経理代行は非常に利用されている便利なサービスです。

一般的に企業であれば、税務申告をお願いしている税理士事務所や経理アウトソーシング会社に記帳代行(経理代行)も依頼しています。

ですが、小規模な個人事業主、中小企業などは、知り合いの紹介などがないと税理士事務所で引き受けてくれないことも多々あります。

そこで、誰でも広く気軽に引き受けてくれる「記帳代行(経理代行)サービス会社」というものが存在します。

今回は、公認会計士・税理士である筆者が特にオススメできる”誰でも気軽に依頼できる”「記帳代行(経理代行)サービス」を紹介したいと思います。

オススメ記帳代行・経理代行サービス一覧比較表

スクロールできます
1位2位3位4位5位6位7位8位
サービス名i-Staff Accounting記帳代行お助けマン記帳代行ドットコムTMK記帳代行
サービス
ライト・コミュニケーションズKANBEIHELP YOUCASTER BIZ accounting
利用者中小企業個人事業主
小規模企業
個人事業主
小規模企業
個人事業主
中小企業
個人事業主
企業
個人事業主
中小企業
企業中規模以上の企業
業務範囲記帳代行
経理代行
記帳代行のみ記帳代行のみ記帳代行のみ記帳代行
債権債務管理
記帳代行
給与計算代行
請求代行
経理代行経理代行
記帳代行の
料金
1仕訳/100円程度月8,800円~1仕訳/110円程度1仕訳/60円程度1仕訳/130円程度1仕訳/200円程度月11万円~月25万円~
公式サイト公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP

※料金は税込
※料金は公式サイト掲載のプランより要約

オススメの記帳代行・経理代行サービスランキングは、各記帳(経理)代行サービスを筆者(公認会計士・税理士)の視点から、サービスの質と料金を総合勘案した上で決定したものです。
特に料金に関しては、税理士事務所と比較しても安め設定なところを中心に紹介していますので是非参考にしてみてください。

目次

記帳代行(経理代行)とは?

そもそも記帳代行(経理代行)とはどういったものか改めて解説します。

記帳代行(経理代行)は、個人事業主や企業の記帳業務、経理業務をかわりに行ってくれるサービスのことを言います。

つまり、記帳や経理業務を基本的に丸投げできるサービスということになります。

記帳代行と経理代行(経理アウトソーシング)の違い

記帳代行と経理代行(経理アウトソーシングとも言う)との違いは、業務範囲の違いです。

記帳とは、あくまで、仕訳を行い帳簿を作成する業務のみになります。

一方で、経理は、記帳以外にも、給与計算、請求書発行、売掛金の消込など様々な経理業務全般を含みます

そのため経理代行の方が業務範囲が広くなっています。

経理代行に含まれる範囲
・記帳代行
・領収書整理
・請求書発行
・給与計算
・支払予定表、現金出納帳などの作成
・売掛金買掛金管理
・ネットバンキング等での支払い

個人事業主が記帳代行(経理代行)を使う時の流れ

STEP
年末(もしくは定期的)に売上表、請求書、領収書などをまとめて郵送
STEP
記帳を記帳代行サービス会社が実施
STEP
記帳の結果出来上がった、仕訳、試算表、PLBSなどのデータや書類を受け取る
STEP
記帳の結果をチェックし問題があれば修正依頼などを行う
STEP
記帳代行サービス会社と連携している税理士により、確定申告まで実施
(税理士が所属もしくは税理士と提携している場合のみ)

個人事業主(フリーランス、副業者含む)の場合、確定申告まで依頼できるような税理士と連携している記帳代行サービス会社に依頼するのがベストです。

面倒な確定申告までの全ての手続きをほぼ丸投げできるので非常に楽です。

企業が記帳代行(経理代行)を使う時の流れ

企業が記帳代行を依頼する場合の多くは記帳代行サービス会社ではなく、税理士事務所になります。

そのため税理士事務所に記帳代行を依頼している場合のケースを以下解説します。

なお、記帳代行サービス会社が行っている場合も基本的に同じ流れになります。

STEP
企業で利用している会計ソフトを使って税理士事務所が日々の記帳・経理業務を実施
STEP
定期的(毎月もしくは期末)に経営成績や財務状況などを税理士事務所から企業に報告
STEP
税理士事務所にて期末の締め作業・税務申告書作成まで実施・提出

記帳代行(経理代行)を使うメリットデメリット

メリット
  • 記帳(経理)に時間をさかなくてよい(楽できる)
  • 記帳(経理)のミスが起こりづらい
デメリット
  • 費用がかかる
  • 記帳(経理)の知識が身につかない

記帳代行を使う最大のメリットは、面倒な経理業務、確定申告業務に時間をかけずに、事業に集中できることです。

一方で、それなりにコストがかかることはネックです。

また、自分で経理業務や確定申告を一切行わないため、経理や税金、節税に関する知識が身につかず、経費にできるものを経費にし忘れてたり、節税がうまくできていなかったりすることもあります。

記帳代行サービスの費用相場(1仕訳当たりの単価)

記帳代行サービスは、仕訳数に応じて金額が決定しているケースが一般的です。

また、月額固定報酬制を採用している記帳代行サービス会社もあります。

仕訳に応じた単価相場1仕訳 60~150円
月額固定報酬月 1~5万円

目安としては、1仕訳100円前後が相場だと考えておけばよいでしょう。

経理代行サービスの費用相場

経理代行サービスについては、時間単価で相場が決まっており、以下の通りです。

経理代行サービスの費用相場】
1時間当たり3,000~7,000円

時給換算で5,000円前後が相場だと考えておけばよいでしょう。

オススメの記帳代行・経理代行サービスランキング

それでは、オススメの記帳代行(経理代行)サービス会社を紹介していきます。

オススメの記帳代行・経理代行サービスランキングは、各記帳(経理)代行サービスを筆者(公認会計士・税理士)の視点から、サービスの質と料金を総合勘案し決定しています。特に料金に関しては、税理士事務所と比較しても安め設定なところを中心に紹介していますので是非参考にしてみてください。

オススメ記帳代行・経理代行サービス一覧比較表

スクロールできます
1位2位3位4位5位6位7位8位
サービス名i-Staff Accounting記帳代行お助けマン記帳代行ドットコムTMK記帳代行
サービス
ライト・コミュニケーションズKANBEIHELP YOUCASTER BIZ accounting
利用者中小企業個人事業主
小規模企業
個人事業主
小規模企業
個人事業主
中小企業
個人事業主
企業
個人事業主
中小企業
企業中規模以上の企業
業務範囲記帳代行
経理代行
記帳代行のみ記帳代行のみ記帳代行のみ記帳代行
債権債務管理
記帳代行
給与計算代行
請求代行
経理代行経理代行
記帳代行の
料金
1仕訳/100円程度月8,800円~1仕訳/110円程度1仕訳/60円程度1仕訳/130円程度1仕訳/200円程度月11万円~月25万円~
公式サイト公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP公式HP

※料金は税込
※料金は公式サイト掲載のプランより要約

i-Staff Accounting(アイスタッフアカウンティング)

i-Staff Accounting(アイスタッフアカウンティング)
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 経理代行の時間単価が安い
  • 丸投げOK
デメリット
  • 個人事業主には対応していない
  • 税理士業務は行っていない
記帳代行/経理代行記帳代行
経理代行
利用者の対象範囲中小企業
料金設定(税込)【記帳代行】
100仕訳まで:月10,780円
200仕訳まで:月10,800円
300仕訳まで:月28,380円
【経理代行】
月間実働20時間まで:3,300円/時間
月間実働21~40時間:3,080円/時間
月間実働41~80時間:2,860円/時間

i-Staff Accountingは、中小企業向けに、記帳代行から経理代行まで幅広くサービス提供を行っている会社です。

ただし、税理士事務所ではないため、申告業務を依頼することはできず、自社の顧問税理士を利用するか、自社自身で行う必要があります。

もっとも、税理士の紹介は受けることができます。

i-Staff Accountingの特徴は、経理代行の時間単価の安さです

経理スタッフ一人を採用し、教育するという手間やコストを考えると、この時給単価で依頼できるのは悪くないのではないでしょうか。

「経理スタッフを採用したくない」「経理のことは考えたくない」という企業に特にオススメのサービスです。

i-Staff Accountingの企業情報

会社名ファイブスターネット株式会社
所在地東京都渋谷区広尾1-3-18
広尾オフィスビル 11階
事業内容・ホームページ制作事業
・リスティング広告代理事業
・士業向けWebコンサルタント事業

記帳代行お助けマン

記帳代行お助けマン
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 料金設定が年商基準でかつ安い
  • 税理士のアドバイスも可
  • 丸投げOK
デメリット
  • 記帳代行のみ
記帳代行/経理代行記帳代行のみ
利用者の対象範囲個人事業主
小規模企業
料金設定(税込)年商1,000万円未満:月8,800円
年商1,000~3,000万円:月11,000円
年商3,000万円以上:月16,500円

記帳代行お助けマンは、記帳代行特化のサービス提供を行っている会社です。

ただし、税理士の紹介も行っているため、料金は別途かかりますが、確定申告や税理士のアドバイスなども合わせて受けることも可能です。

記帳代行お助けマンの特徴は、「料金設定が安い」「仕訳数ではなく年商ベースで料金が決まっている」というところです。

「安さを重視したい」「仕訳数が多くても安くすませたい」という個人事業主、企業に特にオススメの記帳代行サービスです。

記帳代行お助けマンの企業情報

会社名株式会社トライパートナーズ
所在地〒105-0013
東京都港区浜松町2-2-15-2階
事業内容・税理士紹介サービス
・税理士コンサルティングサービス
・記帳代行サービス

記帳代行ドットコム

記帳代行ドットコム
総合評価
( 4 )
メリット
  • 料金が安い
  • 提携税理士によるアドバイスや申告も可能
  • クラウド会計ソフト導入が無料+サポート有
デメリット
  • 記帳代行のみ
記帳代行/経理代行記帳代行のみ
利用者の対象範囲個人事業主
小規模企業
料金設定(税込)【シンプルプラン】
50仕訳/月:5,500円
100仕訳/月:6,600円
200仕訳/月:8,800円
【バリュープラン】
50仕訳/月:8,800円
100仕訳/月:9.900円
200仕訳/月:16,500円
【プレミアムプラン】
50仕訳/月:20,900円
100仕訳/月:22,000円
200仕訳/月:24,200円

記帳代行ドットコムは、記帳代行特化で、東証プライム上場企業が運営しているサービスです。

すでにクラウド会計ソフトを自分で導入している方以外は、クラウド会計ソフトのアカウント提供がついているバリュープランで申し込むのがオトクかもしれません。

クラウド会計ソフトは利用料が個人で年間2万円前後、法人で年間4万円前後発生します。

また、税理士の紹介も行っているため、料金は別途かかりますが、確定申告や税理士のアドバイスなども合わせて受けることも可能です。

記帳代行ドットコムの特徴は、「1仕訳当たりの料金がかなり安い」というところです。

「安さを重視したい」という個人事業主、企業に特にオススメの記帳代行サービスです。

記帳代行ドットコムの企業情報

会社名株式会社ビジョン
所在地〒160-0022
東京都新宿区新宿六丁目27番30号 
新宿イーストサイドスクエア8階
事業内容1.グローバルWiFi事業
 海外事業
 国内事業
2.情報通信サービス事業
 固定通信事業
 移動体通信事業
 ブロードバンド事業
 OA機器販売事業
 インターネットメディア事業
3.グランピング・ツーリズム事業
4.その他

TMK記帳代行サービス

TMK記帳代行サービス
総合評価
( 4 )
メリット
  • 料金が仕訳数に応じて細かく設定されていて安い
  • 提携税理士によるアドバイスや申告も可能
  • 料金が明確
デメリット
  • 記帳代行のみ
記帳代行/経理代行記帳代行のみ
利用者の対象範囲個人事業主
中小企業
料金設定(税込)【帳簿丸投げプラン】
仕訳数10以下:750円
仕訳数11~50:2,700円
仕訳数51~100:5,400円
仕訳数101~200:10,800円
仕訳数201~300;16,200円
以下100仕訳ごと:5,400円
【マスタープラン】
仕訳数100以下:9,800円
仕訳数101~200:19,600円
仕訳数201~300;29,400円
以下100仕訳ごと:9,800円
【決算料】
個人事業主:8,000円~
法人:15,000円~
【申告料】
個人事業主:20,000円~
法人:50,000円~
※様々なオプションあり

TMK記帳代行サービスは、記帳代行特化で個人、法人どちらにも対応しています。

また、提携税理士による、確定申告や税理士のアドバイスなども合わせて受けることも可能です。

TMK記帳代行サービスの特徴は、「1仕訳当たりの料金が細かく設定されている」というところです。

従業員数、仕訳数が少ない個人事業主に特にオススメの記帳代行サービスです。

TMK記帳代行サービスの企業情報

会社名TMK記帳代行サービス
所在地東京都八王子市
事業内容法人、個人事業主の記帳代行及び提携税理士による各種申告書の作成、提出

ライト・コミュニケーションズ

ライト・コミュニケーションズ
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 税理士事務所が運営母体で安心
デメリット
  • 料金が若干高め(1仕訳当たり130円程度)
記帳代行/経理代行記帳代行
債権債務管理
利用者の対象範囲個人事業主
企業
料金設定(税込)【月額記帳料】
200仕訳まで:27,500円
200仕訳以降:50仕訳毎6.875円
【月額債権債務管理料】
200仕訳まで:2,200円
200仕訳以降:50仕訳毎550円
【その他料金】
初期登録:27,500円
決算処理:27,500円
ファイリング:11,000円
コンサルティング:11,000円

ライト・コミュニケーションズは、記帳代行と債権債務管理代行を依頼できます。

個人、法人どちらにも対応しています。

また、母体が税理士事務所であるため、別途料金を払えば、確定申告や税理士のアドバイスなども合わせて受けることも可能です。

ライト・コミュニケーションズの特徴は、税理士事務所が運営母体で安心できるというところです。

料金が高めでも正確な記帳をお願いしたいという方に特にオススメの記帳代行サービスです。

ライト・コミュニケーションズの企業情報

会社名ライト・コミュニケーションズ株式会社
所在地東京都中野区上鷺宮3丁目11−6
事業内容[アウトソーシング業務]
1.経理の記帳代行
2.決算業務
3.給与計算代行
4.年末調整事務
5.資金繰り表の作成、銀行振込み、銀行借入の書類作成などの代行業務
6.総務・法務、人事・労務、税務・会計のワンストップサービス
[コンサルティング業務]
1.起業・会社設立コンサルティング
2.財務に関するコンサルティング
(資本増強、銀行融資、助成金獲得)

KANBEI(カンベイ)

KANBEI(カンベイ)
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 料金が明確で仕訳数が少ない場合安上がり
  • 様々なサービスをオプションとしてつけられる
デメリット
  • 1仕訳当たり200円程度と仕訳当たりだと高い
記帳代行/経理代行記帳代行
給与計算代行
請求代行
利用者の対象範囲個人事業主
中小企業
料金設定(税込)記帳代行:1仕訳200円程度
請求代行:1作成送付200円程度
給与計算代行:1名当たり1300円程度

KANBEI(カンベイ)は、記帳代行、給与計算代行、請求代行を依頼できるサービスです。

個人、法人どちらにも対応しています。

税理士の紹介を受けることも可能ですし、コンサルティングなども別途料金を払えば受けられます。

KANBEI(カンベイ)の特徴は、細かな料金設計を活用して仕訳数が少ない場合には安くすませられる可能性があるというところです。

個人事業主の場合、最低料金は月額1,100円~で利用が可能です。

仕訳が少ない個人事業主特にオススメの記帳代行サービスです。

KANBEI(カンベイ)の企業情報

会社名株式会社Wiz(ワイズ)
所在地〒170-0005
東京都豊島区南大塚2-25-15 South新大塚ビル12F
事業内容DX支援事業
GX支援事業
BPO事業
地域支援事業

HELP YOU(ヘルプユー)

HELP YOU
総合評価
( 3 )
メリット
  • 経理以外も含めて管理業務全般をチーム体制でサポート
デメリット
  • 料金が高い
  • 記帳代行単独のプランはない
記帳代行/経理代行経理代行
利用者の対象範囲企業
料金設定(税込)【HELP YOU プラン】
30時間 月11万円~
【経理プレミアムBasicプラン】
45時間 月19.8万円~
【経理プレミアムAdvanceプラン】
30時間 月19.8万円~

HELP YOUは、様々な経理業務、経理以外の管理部業務をまとめて依頼できる企業向けの経理代行サービスを運営しています。

料金プランは月額11万円~とやや高めの設定になっています。

HELP YOUの特徴は、経理以外の管理部業務全般を丸っと代行依頼できるというところです。

経理以外にも管理部業務そのものに時間をかけたくないという企業にはピッタリのサービスです。

HELP YOUの企業情報

会社名株式会社ニット
所在地〒150-0001
東京都渋谷区神宮前一丁目11番11号
グリーンファンタジアビル407号室
事業内容オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU」の運営
オウンドメディア「くらしと仕事」の運営

CASTER BIZ accounting(キャスタービスアカウンティング)

CASTER BIZ accounting
総合評価
( 3 )
メリット
  • 経理以外も含めて管理業務全般をチーム体制でサポート
  • 東証グロース上場企業が運営
デメリット
  • 料金が高い
  • 記帳代行単独のプランはない
記帳代行/経理代行経理代行
利用者の対象範囲中規模以上の企業
料金設定(税込)【従業員50名以下】
月247,500円程度
【従業員50~100名】
月247,500~748,000円程度

CASTER BIZ accountingは、様々な経理業務、税理士対応、クラウド会計導入などをまとめて依頼できる企業向けの経理代行サービスを運営しています。

料金プランは月額25万円程度と高めの設定になっていますが、東証グロース市場上場の規模の大きな会社が運営していて安心です。

CASTER BIZ accountingの特徴は、比較的規模の大きな会社でも経理代行が可能というところです。

管理部に時間をかけたくない中規模以上の企業にはピッタリのサービスです。

CASTER BIZ accountingの企業情報

会社名株式会社キャスター
所在地〒881-0104 
宮崎県西都市鹿野田11365-1 神楽酒造内 アグリ館2階
事業内容オンラインアシスタントをはじめとした人材事業運営

会計事務所向けの記帳代行サービスに注意

記帳代行サービスを調べていると、「弥生 記帳代行支援サービス」「CAV」「MRY記帳代行」といったサービスを見つけるかもしれません。

これらは、会計事務所向けの記帳代行サービスになっていますので、記帳代行をお願いしたい個人事業主や法人の依頼は受け付けていません。

記帳代行(経理代行)サービスの選び方

記帳代行サービス、経理代行サービスを選ぶ時のポイントを解説します。

記帳代行(経理代行)サービス選びのポイント
  • 手離れの良さ
  • 業務の正確性(信頼性)
  • 代行の必要性

手離れの良さ

そもそも記帳代行、経理代行をお願いしようと考えたきっかけは、記帳や経理業務に時間や人を割きたくないというところだと思います。

そのため、手離れの良さは非常に重要です。

代行サービスの中には、「記帳(経理)をサポートします」という記載があったりしますが、サポートといってアドバイスをもらえるだけ、記帳のための資料は自身で作成する必要があるといったところも中にはあります。

いかに「丸投げできるか」、「手離れが良いか」をしっかりと確認してから利用するようにしましょう。

業務の正確性(信頼性)

ついつい料金の安さだけで、サービスを選びがちです。

記帳や経理業務は単調作業と言えども、もし間違えると、税務署や労働監督署などから指摘が入ることがあります。

「経理業務を丸投げしてるから自身は悪くありません!」と税務署などに伝えてもムダです。

しっかりと課徴金をとられますし、最悪のケースでは逮捕される可能性だってあります。

そのため、安さだけでなく、しっかりと業務を正確に行ってくれるかどうか?信頼できるかどうか?といった視点も重要になります。

代行の必要性

経理代行サービスの中には、記帳代行以外にも請求業務であったり、給与計算業務、はたまたSNSの運用だって代行してくれるところがあります。

ですが、本当に代行してもらう必要があるのでしょうか?

ちょっと覚えれば誰でも1時間もかからずにできる業務、売上アップにつながる業務を他社に代行してもらう必要があるのでしょうか?

代行してもらう必要性がある業務だけを代行できるようなところを選ぶというのも非常に重要です。

記帳代行・経理代行に関するよくある質問、注意点

最後に、記帳代行、経理代行に関するよくある質問、注意点をまとめました。

記帳、経理の代行(アウトソーシング)は資格不要!!

記帳や経理は、税理士事務所で行っているケースが多いです。

そのため、記帳や経理の代行は税理士などの資格がないとできないのではないかと考えている人も多いかもしれません。

ですが、実際は全く必要ありません。

会社の重要な決算に関する業務なのに新卒1年目の無資格者が行っているというケースもあるのです。

筆者も税理士事務所で部下が記帳代行をしているのをチェックしていましたが、新卒1年目の無資格者がもし記帳したらめちゃくちゃ間違えることは間違いありません。

記帳代行、経理代行を依頼する場合は、どういった人が担当するのかもしっかり確認しておくようにしましょう。

税理士法上の独占業務は、税金に関することだけ!!

記帳代行・経理代行は資格不要です。

ですが、税務に関する相談、税務申告書(確定申告書・法人税申告書・消費税申告書など)の作成、申告に関することは税理士法上、税理士の独占業務と規定されています。

記帳代行を依頼したいという方の大半が、確定申告などの税務申告も丸投げしたいと考えているかと思います。

ですが、これはあくまで税理士事務所でないとできない業務になりますので、記帳(経理)代行会社に直接依頼することはできないということを改めて認識しておくと良いでしょう。

多くの記帳代行(経理代行)サービス会社では、税理士の紹介や提携を行っています。

税務申告に関しては、別途税理士と契約する必要があるのです。

記帳代行を利用せずともクラウド会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を利用すれば簡単!!

記帳代行サービスを利用する方を否定するつもりはありません。

ですが、昔と違って、現在の会計ソフトの主流であるクラウド会計ソフトを利用すれば、経理初心者でも記帳、経理が非常に簡単になっています。

クラウド会計ソフトであれば、クレカや銀行口座との紐づけで、資金が動けば自動で仕訳が生成され、後はそれを承認するだけで仕訳がきれます。

クラウド会計ソフトを導入してみて、「自分でやっても意外に簡単」と思って記帳代行を利用しないという方も多いと思います。

オススメの会計ソフトを紹介している記事もありますのでよろしければ参考にしてみてください。

経費をもれなく帳簿付けして節税を!!「領収書・請求書を送ればおしまい」ではない!!

記帳代行サービスを利用している方の中には、「領収書、請求書などを年末にまとめて送付して終わり」と考えている方も多いでしょう。

記帳代行サービス会社は、受け取った領収書の中から経費にできるものを仕訳として帳簿につけますが、「これは経費にするのは難しい」と判断したものは仕訳をしません。

なんでもかんでも経費にしてしまえば、税務署から指摘されてしまうため、できる限り誰でも経費にできると判断したものだけを経費にするのです。

ですので、業務内容や説明によっては、経費にできると考えられるものでも、「これは一般的に経費にはできません」という理由で経費にしてもらえない可能性があるのです。

こういう事態を避けるために、経費にならなかった領収書について、記帳代行サービス会社に確認して、「なぜ経費にできないのか?」を確認するようにしておくと良いでしょう。

個人事業主が経費にどこまでできるのかについて詳しく解説している記事もありますのでよろしければ参考にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

各記帳代行(経理代行)サービスをしっかり比較検討して、自身にあったサービスを選ぶようにしましょう。

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