【法人向け】オススメ会計ソフトランキング13選【公認会計士・税理士厳選】徹底比較

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会計ソフトで検索すると個人事業主向けの会計ソフトばかり出てきます。

一方で、法人向けの会計ソフトはネット上ではなかなか見つかりません

ですが、本来会計ソフトのことを真剣に考える必要があるのは個人事業主ではなくて法人です。

そこで、今回は、法人向けの会計ソフトのみに絞って紹介したいと思います。

長年、様々な企業で様々な会計ソフトを見てきた公認会計士・税理士の筆者だからこそ理解している各会計ソフトの特徴をしっかりと解説していきます。

法人向け会計ソフト選びで悩んでいる人はこの記事を最後まで読めば、きっと良い会計ソフトに出会えるでしょう。

是非最後まで読んでみてください。

目次

中小企業向けおすすめ会計ソフトランキング4選

では、まずは中小企業向けのおすすめ会計ソフトランキングを紹介していきます。

~中小企業向け向け会計ソフトまとめ~

弥生会計オンライン

マネーフォワード

freee

インストール版弥生会計

価格

(税抜)

初年度無料

※最大2年間無料

年間27,800円

(一番安いプラン)

初月無料

年間35,760円

(一番安いプラン)

初月無料

年間23,760円

(一番安いプラン)

初年度無料

年間33,650円

(一番安いプラン)

使いやすさ(業務効率)

経験者向け

経験者向け

初心者向け

経験者向け

インストール型のため業務効率化×

機能

クラウド会計だが後発

クラウド会計としての機能充実

クラウド会計としての機能充実

インストール型のため機能面△

公式HP

弥生会計オンライン(法人向け)マネーフォワード法人向けfreee公式インストール版弥生会計公式

第1位:弥生会計オンライン

特徴

  • 銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実。
  • 会計ソフトとしての歴史が長く安心感有り。
  • 電話、画面共有サポートなどのサポート体制が充実。

弥生会計オンラインは「インストール版の弥生会計」とは別物ととして販売されており、クラウド型となっています。

弥生会計オンラインの最大の特徴は、全プラン初年度無料で利用できる点です。

法人用のクラウド型会計ソフトの中で機能もしっかりしていながら1年間無料で使える会計ソフトはこの「弥生会計オンライン」だけでしょう。

ちなみに、弥生会計オンラインは上場企業などで必要とされている承認機能などはまだあまり整備されていませんので、その点は注意してください。

初年度無料で使えるクラウド型会計ソフトは弥生会計オンラインだけですのでおすすめ度NO1です。

👇1年間無料で使える👇

弥生会計オンライン(法人用)公式

また、やよいオンラインについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

第2位:マネーフォワード(MoneyForward)



特徴

  • freeeと同様にとにかく簡単な仕訳入力がウリ。銀行口座/クレジットカードやPOSデータなどとの連携での自動仕訳機能などが充実
  • 取り込んだ日付、金額を変更することが可能
  • 会計以外の、「給与計算」、「請求書作成」、「経費精算」、「勤怠管理」、「マイナンバー管理」などが基本プランにセットになっているのがfreeeとの違いであり、特徴の一つ

マネーフォワードは、「給与計算」、「請求書作成」、「経費精算」、「勤怠管理」、「マイナンバー管理」との連携もでき、会計ソフト以外の機能として法人向けの機能がかなり充実しています。

中小企業を中心に非常に利用され始めているクラウド型会計ソフトの一つです。

また、上場企業など内部統制をしっかりと整備しなければならない企業では必須とされている承認機能なども存在します。

さらに、マネーフォワードは連結会計には対応していますので、連結会計が必要な大手でも十分使えるクラウド型会計ソフトです。

今なら1カ月無料で使える!!

マネーフォワード(法人向け) 公式サイトへ

また、マネーフォワードについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

第3位:freee(フリー)

特徴

  • 一連の経理を効率よくやりたい方におすすめ。家計簿のように簡単入力することで仕訳がきれる。
  • レシート撮影による領収書管理機能、銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実。取り込んだ日付、金額は原則変更できない。

freeeは、個人事業主向けの会計ソフトと思われていましたが、近年中小企業でも爆発的に利用が高まっています

また、freeeには、上場企業などで必要な内部統制上の機能である承認機能もしっかりと存在しています。

ですので、中小企業から大企業まで利用され始めているクラウド型会計ソフトとして人気があります。

連結会計にも対応しています。

freee 公式サイトへ

また、freeeについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

第4位:インストール版弥生会計

特徴

  • 部門管理機能や承認機能などが充実
  • 原則、利用ユーザー数に応じた従量課金制となっており、大企業であっても必要以上に多額のコストがかからない

インストール版弥生会計は、部門管理機能や承認機能など、上場企業レベルで必須な機能も兼ね備えているため、中小企業でも安心して使える会計ソフトです。

その上、利用料金はリーズナブルで操作性もシンプルであることから、中小企業では幅広く利用されている会計ソフトになっています。

クラウド型が出るまでは、筆者も長年愛用していました。

インストール型の中では筆者の知る限りもっとも使われている会計ソフトの一つだと思います。

インストール版弥生会計 公式へ

永久完全無料の中小企業向け会計ソフト4選

中小企業向け会計ソフトは先ほど紹介した「弥生会計オンライン」「マネーフォワード」「freee」「インストール版弥生会計」の4つが圧倒的におすすめです。

しかしながら、これらの会計ソフトは無料お試し期間があるものの、永久に無料で使えるというわけではありません。

そこで、たまに聞かれるのが「法人向けソフトで永久に完全無料の会計ソフトはないのか?」というものです。

正直、ここで紹介する会計ソフトは先ほど紹介した4つよりかははるかに使いにくく機能面も弱いです。

ですが、「どうしても永久無料の会計ソフトが良い」という人は一度使ってみてもよいかもしれません。

円簿会計

特徴

  • 永久無料でありながら仕訳帳関連の基本機能が充実しているクラウド型会計ソフト
  • 無料版では便利な機能(自動データ取込や自動仕訳)を使えず、サポートなども受けられない
  • スマホアプリでは利用できない

クラウド型でありながら完全永久無料であるところが最大の魅力です。

ただし、銀行口座やクレジットカード明細の自動取得機能や自動仕訳機能などの便利な機能は無料版にはついていません。

円簿会計 公式サイトへ

フリーウェイ経理Lite

特徴

  • 完全永久無料で使えるインストール型会計ソフト
  • 無料版では便利な機能(自動データ取込や自動仕訳)を使えず、サポートなども受けられない
  • インストール型のためアプリやスマホなどで利用することはできない

フリーウェイは法人対応しているインストール型会計ソフトです。

無料版ではクレジットカード明細や銀行明細などとの連携機能など便利な機能が使えないなど不便な点が多いのがマイナスポイントになります。

フリーウェイ会計Lite 公式サイトへ

Main財務管理

特徴

  • 完全永久無料で使える法人用のインストール型会計ソフト
  • 無料版では便利な機能(自動データ取込や自動仕訳)を使えず、サポートなども受けられない
  • 複式簿記で記帳していくタイプの会計ソフトであるため初心者には扱いづらい

Main財務管理は、法人専用の完全永久無料の会計ソフトです。

ただし、無料版では便利な機能(自動データ取込や自動仕訳)を使えず、サポートなども受けられないという点はネックになります。

Main財務管理 公式サイトへ

JDL IBEX 出納帳 Major

特徴

  • 永久無料でありながら自動仕訳入力や明細取込などの基本機能が充実しているインストール型会計ソフト
  • 会計事務所(税理士事務所)との連携などがしやすい

「JDL IBEX 出納帳 Major」は機能が充実しているにもかかわらず永久無料で使える会計ソフトです。

インストール型であるため、スマホやノートPCなどで気軽に仕訳をうつということができないのがネックです。

JDL IBEX 出納帳 Major公式へ

ちなみに、無料で使える会計ソフトについて解説した記事もありますので、よろしければ参考にしてみてください。

大企業向けおすすめ会計ソフト5選

大企業向けの会計ソフトであっても、基本的には中小企業向けで紹介した「弥生会計オンライン」「マネーフォワード」「freee」「インストール版弥生会計」の4つが圧倒的におすすめです。

ですが、大企業の場合、連結会計が必要であったり、セキュリティ面が重要であったり企業ごとに重視するポイントも異なります。

以下で紹介するような大企業向けの会計ソフトはそういった大企業ならではのポイントを抑えているようなものが多いため、必要に応じてチェックしてみると良いと思います。

PCAクラウド

特徴

  • 仕訳の承認機能や部門会計などの管理会計が充実
  • 内部統制機能などもあり、セキュリティ面も安心

クラウド会計ソフトではあるものの、自動仕訳や明細自動取り込み機能などは後発なため使い勝手が悪い部分はあるかもしれません。

また、PCAクラウドの料金は月額11,550円~と比較的高額です。

一方で税理士の多くが使い慣れた会計ソフトになりますので、税理士との連携という意味で、税理士から薦められて利用している法人も多いです。

PCAクラウド 公式サイトへ

JDL

特徴

  • 独自開発のAIシステムを搭載し、高精度の自動仕訳が可能
  • 会計事務所向けの製品であるため、様々な機能が充実

JDLは税理士事務所、会計事務所向けの製品であるため、企業で利用する場合には、会計事務所のJDLを利用させてもらうような方法が通常になります。

税理士の多くが使い慣れた会計ソフトになりますので、税理士との連携という意味で、こちらも利用している企業が多いです。

また、独自開発のAIシステムにより、高精度な自動仕訳が可能となっていることが特徴です。

JDL 公式サイトへ

勘定奉行(奉行クラウド)~株式会社オービック(OBC)~

特徴

  • 世界トップレベルのセキュリティ
  • データの自動連携機能や自動化機能、学習機能などが充実

勘定奉行も税理士で使えない人はいないというくらいよく利用されており、多くの企業でも利用されている会計ソフトです。

こちらも、税理士の多くが使い慣れた会計ソフトになりますので、税理士との連携がしやすいです。

また、セキュリティ面がしっかりしており、大企業でも安心して利用できます。

さらに、勘定奉行は様々な〇〇奉行という連携可能なソフトが用意されており、給与計算から連結会計まで企業にあわせて様々な機能をオプションすることが可能です。

勘定奉行(奉行クラウド) 公式サイトへ

DIVA

特徴

  • 連結会計システム国内シェアNO1(導入企業1000社以上)
  • グループ管理会計、海外子会社との連携などが強み

DIVAはグループ会社をもつ大手企業の多くが導入している連結会計システムです。

DIVAに関しては、各社で通常の会計ソフトを利用しつつ、連結会計用としてもう1つのシステムとしてDIVAを用意するという使い方が最も一般的です。

日本の多くの上場大手企業が入れている連結会計システムですので、安心感があります。

DIVA 公式サイトへ

FXクラウド(TKC)

特徴

  • 365日変動型損益計算書管理など、管理会計機能が充実
  • 中期経営計画の策定などをサポートする機能も満載

FXクラウドはクラウド型会計ソフトで銀行の取引明細から自動で仕訳をすることが可能です。

また管理会計機能が充実している点も特徴です。

税理士もTKCを利用している場合が多く、税理士との連携もしやすいのが特徴です。

月額料金が42,000円~と比較的高めなところがデメリットです。

FXクラウド 公式サイトへ

法人向け会計ソフト選びのポイント

さて、ここからは法人向け会計ソフト選びのポイントを紹介していきます。

会計ソフト選びのポイントは主に以下の3つです。

各ポイントの説明

・業務効率(使いやすさ)・・・いかに経理や決算に使う時間(工数)を短縮できるか。違和感なくスムーズに、直感的に使えるか。

・機能・・・企業が必要な機能を兼ね備えているか。(承認機能・経費申請機能・部門分け機能・管理会計機能など)

・価格(値段)・・・値段は相応か

業務効率(使いやすさ)

会計ソフト選びでもっとも重要なポイントがこの「業務効率」です。

この業務効率は簡単にいうと、会計ソフトを利用しない場合と比べて会計ソフトを利用したらどれくらい経理の時間(工数)が減らせるのかという観点です。

究極的には、会計ソフトで経理の時間(工数)を減らせる分だけ、会計ソフトにお金をかけても費用対効果があうという話になってきます。

ですの、この業務効率というのは非常に重要なポイントになります。

以下具体的に業務効率(使いやすさ)はどういうところに影響するのか個別にみていきます。

電子帳簿保存法への対応

電子帳簿保存法は、ペーパーレス化を推進するために、領収書などの書類や帳簿を電子データとしてもっていたとしても、紙の書類や帳簿と同等であるものと認める法律です。

そのため、PDFファイルや写真などのデジタルデータとして保存すれば、紙の書類や帳簿は、不必要にということです。

クラウド型会計ソフトは電子帳簿保存法と相性が良いため、中小企業でもクラウド型会計ソフトが急速に普及しています。

仕訳入力スピードと帳簿作成機能は特に重要

まずは、仕訳入力スピードは帳票作成機能が業務効率に非常に重要になってきます。

経理作業の中でも仕訳入力作業は非常に時間がかかる作業です。

昔ながらの会計ソフトの場合は、一つ一つの仕訳をPCで手打ちで入力していましのたで、仕訳入力の効率はめちゃくちゃ悪いものになっていました。

今は、自動でAIで仕訳などをきってくれる機能や各種決済と連動して自動で金額含めて仕訳が入力される機能などが充実しているため、この仕訳入力スピードは各段に向上しています。

また、実際に仕訳を入力した後に、会議などで数値を報告したり決算書を作ったりするために必要な帳簿作成機能も非常に重要になります。

毎月の売上報告をするために帳簿を出力してからエクセル加工に時間がかかるようでは、非常に業務効率を損なうことになります。

勘定科目の入力スピードも重要

意外に忘れがちなのが勘定科目の入力スピードです。

最近の会計ソフトはAIで自動で勘定科目も予想入力してくれます。

当然AIが間違っていることもありますが、勘定科目の入力を毎回手打ちでしていた昔と比べるとはるかに効率化が進んでいます。

経費申請アプリとの連動が業務効率化には重要に

企業では、様々な部署の従業員が交通費を申請したり、立替経費を申請したりします。

これらの立替経費申請に対して、毎回個別に振込や現金渡ししていると、その工数や経理処理の時間も馬鹿になりません。

そこで、経費申請アプリや振込データと会計ソフトの連動が実は業務効率化には非常に重要になってきます。

法人向け会計ソフトは決算書も自動で作成

最近の法人向け会計ソフトは決算書もほぼ自動で作成できるようになっています。

これも本当に便利な機能です。

上手く活用できれば、税理士がいなくても法人税申告書などを作成することも十分可能になるでしょう。

機能

機能は業務効率とも連動する部分がありますが重要なポイントの一つです。

必要な機能は企業によって本当にまちまちです。

製造業の会社は原価計算機能がついている会計ソフトを使うこともあります。

グループ会社がある会社は連結決算機能がついている会計ソフトを使うこともあります。

重要なのは、「必要な機能がしっかりと整備されているかどうか、「余計な機能がついていないかどうか」でしょう。

ちなみに、余計な機能はついていても問題はないのですが、その分価格(値段)が高くなることも多いですので注意が必要です。

価格(値段)

やはり価格も重要です。

価格に関しては、業務効率と連動します。

業務効率が格段によくなるのであれば、高い会計ソフトでも問題ないと割り切るのが重要です。

注意すべき点としては、価格を安くしようとしすぎて業務効率が図れないようなポンコツな会計ソフトを導入してしまうことです。

会計ソフトをいれているのに経理の工数が下がらないなんてことがないように十分注意してください。

インストール型ではなくクラウド型一択

今回紹介したオススメ会計ソフト4選のうち、インストール型はおすすめ度4位の「インストール版弥生会計」だけです。

おすすめ度1位~3位の「弥生会計オンライン」「マネーフォワード」「freee」は全てクラウド型です。

ですが、いまだに、中小企業や大手法人はクラウド型ではなくインストール型を入れている会社が多いです。

これは、はっきりいって時代遅れと言わざるをえません。

なんでこのような時代遅れな状態が起こっているのでしょうか?

これは、おそらく以下のような理由が関係しているでしょう。

各ポイントの説明

・経理のおばちゃんが自分の仕事がなくなるのを恐れているため

・社長が会計ソフトに興味がないため

・会計ソフトを変えるなんて発想になかなかならないため

・税理士は年配の人が多いため

ですが、将来的にはほとんどの会計ソフトがクラウド型にかわり、インストール型はほとんど死滅すると思います。

それくらい企業にとってもクラウド型会計ソフトはメリットが山盛りだからです。

クラウド型インストール型
メリット

・クレジットカード、銀行口座、ICカード、Amazon等のデータを自動取得

・複数人で同時に経理作業ができる

・領収書はスマホで撮影すれば、自動仕訳

・ノートPCやスマホでネット環境されあればどこでも仕訳可能

・税理士との連携がスムーズ

・税務のルール変更がタイムリーに反映

・ネット環境がなくても使える

・買い切りのソフトであれば、継続的に費用がかからない

デメリット

・画面遷移が遅い

・データ自動取得機能やスマホ撮影画像認識などがない

・インストールしたPCがないと作業できない

・税理士とリモートで連携するのが難しい

・税務のルール変更がタイムリーに反映されない

・Macに対応していないものが多い(Windowsのみ対応が多い)

クラウド型のメリット①:クレジットカード、銀行口座、ICカード、Amazon等のデータを自動取得

これは、そこらの記事でもよく書かれていることですが、本当に便利かつ業務効率化が図れる最高のクラウド型のメリットになります。

簡単にいうと、クレジットカード会社や銀行、ICカード会社などと会計ソフトが連携されており、決済したタイミングでそのデータが会計ソフトに飛び、自動で仕訳までしてくれる機能です。

企業では個人事業主よりもさらに決済数が多く、決済の種類も豊富になってきます。

ですので、この決済サービスとの自動連携機能は、業務効率化が図れる重要な機能になっています。

クラウド型のメリット②:複数人で同時に経理作業ができる・ノートPCやスマホでネット環境されあればどこでも仕訳可能

クラウド型のメリットとして、複数人であっても同時に色々な場所から経理作業ができるというものがあります。

個人事業主などではあまりこのメリットは感じませんが、経理が複数人いてテレワークが中心の会社などではこのメリットは非常に良いものと感じることでしょう。

クラウド型のメリット③:領収書はスマホで撮影すれば、自動仕訳

タクシー代など領収書を利用して経費申請したり会計処理したりする際に領収書をスマホで撮影するだけで経費申請から自動仕訳までできる機能がクラウド型にはあります。

これも非常に便利な機能です。

一昔前までは、紙にのりで領収書を張り付けて申請書を提出していたわけですから、だいぶ業務効率が上がっていると思います。

クラウド型のメリット④:税理士との連携がスムーズ

多くの中小企業では税理士をつけています。

テレワークやZOOM会議が中心となっている今の時代でも会社にわざわざ訪問にきている税理士もいまだに多いのが現状です。

正直言って、クラウド型会計ソフトであれば、税理士にきてもらう必要は全くありません

税理士が会社にくることで税理士の工数がかかるわけですから、訪問の頻度を減らしてもらって、その分税理士の顧問報酬を下げてもらいましょう。

インストール型のメリットやクラウド型のデメリットは全く問題ではない

そこらの記事をみていると、「インストール型もメリットがあるからインストール型も良いというとらえ方がされている」ような記事も散見されます。

でも待ってください。

そもそも、インストール型のメリットは全く魅力的ではありません。

継続的に費用がかからないと言われても、その分毎年の税制改正アップデートがされないわけなんでプラスとはいえませんし、その辺の離島でもネット環境はあります。

クラウド型のデメリットである「画面遷移が遅い」ことを理由にインストール型をすすめる税理士もいます

ですが、クラウド型のメリットである自動仕訳機能などを考えるとこの「画面遷移が遅い」ことによる工数増加など全くマイナスとはいません。

また、タブを複数開いて作業をすることでこの「画面遷移の遅さ」も苦にならなくなります。

インストール型会計ソフトはMacに対応していないものが多い

IT系の会社やデザインの会社など、最近はMacで作業をしている企業も多いのではないでしょうか。

実はインストール型会計ソフトはほとんどがMacに対応していません

クラウド型はすべてMacでも使えますので、そういう点でもインストール型は非常に遅れていると言わざるをえません。

クラウド型会計ソフトは個人事業主の確定申告向けと思われているが、実は違う!!

クラウド型会計ソフトは個人事業主が確定申告をするために使う子供だましの会計ソフト」だと思っている税理士がいまだに沢山います。

しかし正直言って、そういう税理士は、クラウド型会計ソフトのメリットを全く理解できていないと言わざるをえません。

クラウド型会計ソフトは仕訳の数が多ければ多いほど、経理の人数が多ければ多いほど、決済手段が多ければ多いほど業務効率が図れるメリットを多く享受できます。

ですので、クラウド型会計ソフトは実は中小企業や大手企業こそ使ってほしい会計ソフトと言えます。

ちなみに、クラウド型会計ソフトについて専門の税理士にインタビューした記事もありますので、よろしければ参考にしてみてください。

また、そもそも法人以外の個人事業主向けの会計ソフトや会計アプリについて紹介している記事もありますので、よろしければご覧ください。

法人向けクラウド型会計ソフトのシェアはfreee、MFクラウド、弥生会計オンラインで70%弱を独占

株式会社MM総研が2017年9月に実施した「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査」にて、クラウド型会計ソフトを導入している会社130社に利用している会計ソフトを調査しています。

この調査結果によると、今回ご紹介したfreee、マネーフォワード、弥生会計オンラインの3つの会計ソフトでシェア70%弱を占める結果となっていたようです。

参考:株式会社MM総研クラウド会計の法人導入実態調査

2024年4月現在さらに3つの会計ソフトのシェアは拡大していると思われます。

ですので、筆者がおすすめとして紹介している会計ソフトは、実際の導入シェアで考えても非常によく使われている一般的な会計ソフトであるということを最後にお伝えしておきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自社にあった法人向けの会計ソフトを選んで、業務効率化をしっかり図っていきましょう。

~中小企業向け向け会計ソフトまとめ~

弥生会計オンライン

マネーフォワード

freee

インストール版弥生会計

価格

(税抜)

初年度無料

※最大2年間無料

年間27,800円

(一番安いプラン)

初月無料

年間35,760円

(一番安いプラン)

初月無料

年間23,760円

(一番安いプラン)

初年度無料

年間27,200円

(一番安いプラン)

使いやすさ(業務効率)

経験者向け

経験者向け

初心者向け

経験者向け

インストール型のため業務効率化×

機能

クラウド会計だが後発

クラウド会計としての機能充実

クラウド会計としての機能充実

インストール型のため機能面△

公式HP

弥生会計オンライン(法人向け)マネーフォワード法人向けfreee公式インストール版弥生会計公式
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