これから個人事業主として事業をスタートさせていく上で欠かせないことが「日々の経理」です。
日々の収入と経費、利益をしっかりと把握することで事業を成長させるだけではなく、節税にもつなげることができます。
しかし、日々の経理を初心者が行うことは決して簡単なことではありません。
そこでおすすめなのが会計アプリ・ソフトを使うことです。
最近では外出先でも操作することのできる会計アプリもあり、その種類も増えています。
今回は、巷にある無料、有料の会計アプリ・ソフトの特徴などを公認会計士・税理士である筆者がわかりやすく解説いたします。
また、54人の個人事業主(フリーランス)のアンケート調査から判明したおすすめの会計アプリ・ソフトなども合わせて解説していきます。
この記事さえ見れば、会計アプリ、会計ソフト選びがスムーズに進むと思いますので、是非最後まで読んでみてください。
調査内容
【調査概要】会計アプリ(ソフト)に関するWEB調査
【回答者】会計アプリ(ソフト)を利用している個人事業主54名
【調査日】2022年3月18日~3月25日
個人事業主(フリーランス)のクラウド型会計ソフトの導入率は脅威の93%
弊社独自調査によると、今や個人事業主の93%がクラウド型会計ソフト(会計アプリ)を導入していることが判明しています。

また、会計ソフトを導入している個人事業主のうち86%が以下の「freee」、「マネーフォワード」、「やよいオンライン」のいずれかを導入していることも判明しています。

そんな代表的なクラウド型会計ソフトについて表にまとめていますので、参考にしてください。
~おすすめ会計ソフトまとめ~
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| マネーフォワード
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| やよいオンライン
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| |
個人 青色申告 | 初月無料 年間11,760円 (一番安いプラン) | 初月無料 年間9,600円 (一番安いプラン) | 初年度無料 年間8,000円 (一番安いプラン) |
個人
白色申告 |
初月無料 年間11,760円 (一番安いプラン) |
初月無料 年間9,600円 (一番安いプラン) |
永久無料 |
法人 |
初月無料 年間23,760円 (一番安いプラン) |
初月無料 年間35,760円 (一番安いプラン) |
初年度無料 ※最大2年間無料 年間26,000円 (一番安いプラン) |
使いやすさ |
初心者向け |
経験者向け |
経験者向け |
機能 |
クラウド会計としての機能充実 |
クラウド会計としての機能充実 |
クラウド会計として後発 |
公式HP | freee公式 | マネーフォワード個人向け | やよい青色申告オンライン |
スマホで使えるおすすめの会計アプリランキング13選 徹底比較
ここからは、スマホで使えるおすすめの会計アプリランキングをご紹介いたします。
仕事柄、10年以上会計ソフトと向き合ってきた筆者が法人、個人事業主問わず色々な経理をしている方や税理士などに確認し、良い会計アプリは何なのか徹底比較しました。
おすすめ順にランキング形式で発表いたします。
(※おすすめ度は筆者の独自調査と54人のアンケート調査などを総合勘案して決定したものです)
1位 freee(フリー)
おすすめ度1位【freee】 |
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用途 仕訳記帳/確定申告 |
料金
スタータープラン:年12,936円(税込) スタンダードプラン:年26,136円(税込) ※1か月お試し無料期間有り |
特徴 アプリのみで確定申告まで完了できる 54人の個人事業主に対する弊社独自調査では2位の利用度を誇る人気のクラウド型会計アプリ。 とにかく確定申告までの一連の経理を効率よくやりたい方におすすめ。家計簿のように簡単入力することで仕訳がきれる。 レシート撮影による領収書管理機能、銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実。取り込んだ日付、金額は原則変更できない。 |
~良い口コミ~
とても便利で、ネットですべて完結できる。すぐ機能が改善し、どんどん使いやすくなる。
簿記の専門知識がいらない。
~悪い口コミ~
使用を開始してから何度かのバージョンアップがされたが、UIの質が落ちていることと、最も安いプランで使える機能が減ったにもかかわらず月額が上がってしまったこと。
時々動作が重くなる。
メモ
※口コミは、弊社独自調査による。2022年3月実施。調査実施人数合計54人。
👇 今なら1カ月無料で使える!! 👇
また、freeeについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

2位 マネーフォワードクラウド会計
おすすめ度2位【マネーフォワードクラウド会計】 |
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用途 仕訳記帳/確定申告 |
料金
パーソナルミニ:年10,560円(税込) パーソナル:年12,936円(税込) ※料金はすべて年額プラン ※1か月お試し無料期間有り |
特徴 54人の個人事業主に対する弊社独自調査では3位の利用度を誇る人気のクラウド型会計アプリ。 freeeと同様にとにかく簡単な仕訳入力がウリ。銀行口座/クレジットカードやPOSデータなどとの連携での自動仕訳機能などが充実。取り込んだ日付、金額を変更することが可能。 会計以外の、「給与計算」、「請求書作成」、「経費精算」、「勤怠管理」、「マイナンバー管理」などが基本プランにセットになっているのがfreeeとの違いであり、特徴の一つ。 |
~良い口コミ~
簿記の知識を使用した詳細入力だけでなく、プルダウン型で直感的に入力出来る簡単入力機能があるところが良かった。
以下の点が良かった。
1:銀行口座の入出金明細やクレジットカードの利用明細が自動で同期されるところ
2:仕訳を進めていくうちに、事前に、ある程度自動で科目を判断しておいてくれるところ
3:どこからでもアクセスして作業ができるところ
4:パソコンだけではなくスマホでも作業ができるところ”
~悪い口コミ~
無料版でももっと多くのことが出来ればよいのだがそれが叶わない。結果、有料版へと移行になる点。無料版の性能がもっと上がると良い。
もう少し月額料金が安いと嬉しい
メモ
※口コミは、弊社独自調査による。2022年3月実施。調査実施人数合計54人。
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また、マネーフォワードについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

3位 弥生会計オンライン
おすすめ度3位【弥生会計オンライン】 |
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用途 仕訳記帳/確定申告 |
料金
セルフプラン:年8,800円(税抜)※初年度無料キャンペーン利用時 ベーシックプラン:年6,600円(税抜)※2年目以降年13,200円(税抜) ※1年間お試し無料期間有り(キャンペーン中) |
特徴 54人の個人事業主に対する弊社独自調査では堂々の1位の利用度を誇る人気のクラウド型会計アプリ。 銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実。 会計ソフトとしての歴史が長く安心感有り。 電話、画面共有サポートなどのサポート体制が充実。 2023年1月現在、初年度無料キャンペーン中!! |
~良い口コミ~
やよい会計のいいところは操作が簡単で、初心者でもわかりやすいところと、使っている人が多いのでわからないとこを調べると別のユーザーがそれに対して答えてくれるのでやよいにしてよかったです、あと最初の一年分は無料なので1年分の金額で2年使えるのが魅力ではじめました
あとは税理士さんに頼むより費用をグッと抑えられるのが一番の魅力です
初年度無料で全ての機能が使えて、税務相談まで付いている点です。
~悪い口コミ~
ある程度PCへ詳しくなければ使いこなすことが出来ない
まだ使い始めたばかりですが、スマホからレシート読み取りアプリとの連携をする時に必要な操作が分かりづらくQ&Aから直接飛べないので時間がかかりました。
メモ
※口コミは、弊社独自調査による。2022年3月実施。調査実施人数合計54人。
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完全永久無料のやよい白色申告オンライン公式サイトはこちらから
初年度無料の弥生会計オンライン(法人向け)公式サイトはこちらから
また、やよいオンラインについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

ちなみに、クラウド型会計ソフトを得意とする税理士へのインタビュー記事もありますので、よろしければご覧ください。

Taxnote
おすすめ度なし【Taxnote】 |
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用途 仕訳記帳 |
料金
Tzxnoteプラス:年3,500円(税込) Taxnoteクラウド:月600円(税込) ※月15件の仕訳までであれば無料で使い続けられる |
特徴
とにかく、簡単、高速に仕訳がきれる、仕訳特価型のアプリ。 確定申告にむけては、データを出力して、freeeなどの各会計ソフトに同期させる必要があるが、同期できる会計ソフトは多岐にわたるため問題ない。 |
HANJO
おすすめ度なし【HANJO】 |
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用途 仕訳記帳/確定申告 |
料金
月980円(税抜) ※無料お試しプランは2019年1月31日で廃止に。 |
特徴
飲食店経営者向けのアプリ。 カシオが運営しており、カシオのレジとの互換性を重視しているのが特徴。 |
LS会計帳簿
おすすめ度なし【LS会計帳簿】 |
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用途 仕訳記帳/確定申告 |
料金
1000円(税込)で永久無料 ※仕訳200件までは無料 |
特徴
Androidのみ対応(iphoneは対応していない)。 消費税非対応。 金額を抑えたい人向けだが、実用的ではない。 |
確定申告 個人事業主用 無料会計アプリ
おすすめ度なし【確定申告 個人事業主用 無料会計アプリ】 |
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用途 仕訳記帳/確定申告 |
料金 完全無料 |
特徴
Androidのみ対応(iphoneは対応していない)。 消費税非対応。 仕訳例を利用して仕訳ができる。 金額を抑えたい人向けだが、実用的ではない。 |
快速仕訳
おすすめ度なし【快速仕訳】 |
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用途 仕訳記帳 |
料金
月300円or年3,000円で無制限使い放題 ※月20件までは無料で利用できる |
特徴
Androidのみ対応(iphoneは対応していない)。 簡単操作で、仕訳入力可能。 登録不要。 確定申告にむけては、データを出力して、freeeなどの各会計ソフトに同期させる必要がある。同期できる会計ソフトはfreee、マネーフォワード、弥生など多数。 |
タブレット会計
おすすめ度なし【タブレット会計】 |
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用途 仕訳記帳/確定申告 |
料金 完全無料 |
特徴
iPadのみ対応(Androidは対応していない)。 全国のほぼすべての金融機関の明細データを取り込み可能。 |
CalQShare(カルクシェア)
おすすめ度なし【副業確定申告アプリCalQShare(カルクシェア)】 |
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用途 仕訳記帳/確定申告 |
料金 完全無料 |
特徴
Airbnb、クラウドワークスなどのシェアリング仲介サービスの副業者向けの会計アプリ。 シェアリングサービスごとの売上管理が可能。 経費を按分できる家事按分に対応。 確定申告書の作成まで可能。 |
KAIKEI会計ソフト
おすすめ度なし【KAIKEI会計ソフト】 |
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用途 仕訳記帳 |
料金
オプションプラン(追加プラン):月額300円or年額3,000円 ※料金はすべて税込 ※仕訳数の制限などがついた無料プラン有り |
特徴
簡単な仕訳入力がウリだが、銀行口座/クレジットカードとの連携機能はなし。 freee、マネーフォワードへのインポートなども可能。 カラーデコレーションなどの機能あり。 確定申告書出力機能はなし。 |
かいけいがかり
おすすめ度なし【かいけいがかり】 |
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用途 家計簿 |
料金 完全無料 |
特徴
Androidのみ対応(iphoneは対応していない)。 複式簿記ではなく、主に入出金管理に使う家計簿のアプリ。 サークルや部活動などで使う人向け。 複数のグループの登録が可能。 データ出力機能有り。 |
マネーフォワードME
おすすめ度なし【マネーフォワードME】 |
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用途 家計簿 |
料金
月額プラン:iPhone480円(税込)、Android500円(税込) 年額プラン:iPhone5,300円(税込)、Android5,500円(税込) ※1か月お試し無料期間有り |
特徴
確定申告作成目的の仕訳機能はないため、家計簿機能として利用する人向け。 レシート撮影で簡単に家計簿の入力が可能。 銀行口座/クレジットカードとの連携での自動家計簿入力。 |
(2020年7月25日時点の各公式HPより引用)
色々と紹介させていただきましたが、見るポイントは2つくらいしかありません。
まず、銀行口座/クレジットカードなどとの連係機能は必須です。
この機能でだいぶ仕訳入力時間を短縮できます。
あと、家計簿仕様のものは個人事業主にとっては必要ありませんし、仕訳記帳機能のみしかないものも、結局確定申告用に別のソフトが必要になるため、おすすめできません。
すなわち2つ目のポイントは、確定申告用の会計ソフトであるかどうかという点です。
この2つの条件を考えると、そもそも残るのは、freee、マネーフォワード、弥生会計オンラインしか残りませんよね。
(余談)弥生オンラインがおすすめ度3位の理由について
さて、冒頭、freeeかマネーフォワードの2択とお伝えしました。
弥生は、なぜおすすめ度3位なのか。
実は、弥生オンラインは自動仕訳や銀行口座/クレジットカードとの連係機能を搭載しはじめたのが、freeeやマネーフォワードより後発なのです。
そのため、その2つの機能だけでみると、やはり弥生オンラインが見劣りしてしまうというわけです。
とはいうものの、弥生オンラインも2社に負けじと最近は機能の追加を急ピッチで進めています。
今後の展開次第では、弥生オンラインも侮れないかもしれません。
【公認会計士・税理士厳選】会計アプリ、会計ソフトはfreeeかマネーフォワードの2択!!
本当にいろいろなアプリ、ソフトがあることはご理解いただけたかと思います。。
また特徴が色々と並んでいますが、正直言ってどれを選べばいいのかどうか、全くわかりません。
おすすめの会計アプリ、会計ソフト12選を紹介する前に、どれがいいのか1つだけ教えてほしいという質問も職業柄、筆者はよく受けます。
この答えはずばり、freeeかマネーフォワードの2択です。
ちなみに、個人事業主に限らず、法人であってもfreeeとマネーフォワードの2択です。
それ以外の会計ソフトは、使いやすさでいうとfreeeやマネーフォワードには劣ります。
では、freeeとマネーフォワードどっちを選べばいいかもお伝えしておきましょう。

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freeeがおすすめな人
確定申告をスピーディに済ませたい初心者向け

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マネーフォワードがおすすめな人
複数の従業員の管理機能もほしい経理経験者向け
ずばり、仕訳を簡単にうてて、確定申告を素早くやりたい初心者は、freeeを選びましょう。
規模が少し大きくなって従業員などが複数人いる場合などに、「給与計算」、「請求書作成」、「経費精算」、「勤怠管理」、「マイナンバー管理」などの機能も欲しければマネーフォワードを選べば間違いないです。
また、経理や簿記の知識がある人も、家計簿をつける感覚で仕訳がきれるfreeeより、実際の仕訳をいじれるマネーフォワードの方が使いやすいです。
公認会計士・税理士として簿記や仕訳のことをよく知っている筆者は、自分の確定申告や法人の会計ソフトとして、マネーフォワードを使っています。
【ユーザー人気NO1】初年度無料キャンペーン中の弥生会計オンラインが一番人気?!
機能面だけでいうと、freeeかマネーフォワードの2択なのは先ほどお伝えした通りです。
機能面では若干その2つより引けをとるものの、十分使い勝手がよく、かつ初年度無料キャンペーン中なのが弥生会計オンラインです。
また、設立2年以内の法人は2年間無料キャンペーンが新たに追加されました。
このキャンペーンは正直いつまで続けるかわかりません。
どうしても費用面が気になるという方は、今であれば、やよいオンラインを導入してみるのもよいでしょう。

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ちなみに、やよい白色申告は永久無料で使えます。
また、弥生会計オンライン(法人向け)も初年度無料で使えます。
※料金プランは2023年1月9日現在のものです。
やよい青色申告オンライン
![]() | やよい白色申告オンライン
![]() | 弥生会計オンライン
![]() | |
利用者 | 個人/青色申告 | 個人/白色申告 | 法人 |
料金(税抜) | 初年度無料
次年度以降8,000円/年 | 永久無料 | 初年度無料
※最大2年間無料 次年度以降26,000円/年 |
おすすめ度 | 〇 | × | 〇 |
公式HP | やよい青色申告オンライン公式HP | やよい白色申告オンライン公式HP | 弥生会計オンライン公式HP |
54人の個人事業主(フリーランス)への調査から判明した人気の会計アプリ・会計ソフト選びのポイント
会計アプリ・会計ソフト選びのポイントとして、圧倒的に重要視されていたのが使いやすさの面でした。
やはり安かろうがどんなにいい機能があろうが、使いにくかったら意味がないというのがユーザーの意見なのでしょう。

各ポイントの説明
・機能・・・口座との連携機能や請求書発行機能などの付随機能の充実度
・使いやすさ・・・違和感なくスムーズに、直感的に使えるか
・費用・・・安いかどうか
おすすめの会計ソフト12選
会計アプリを冒頭紹介いたしましたが、実は、経理を完全に会計アプリのみで完結させるようなことをしている人はまだ少ないのが現状です。
つまり、PCで利用する会計ソフトをメインとして経理処理するのが一般的ということです。
会計ソフトは会計アプリと連動させて利用すべきであるため、おすすめはfreeeかマネーフォワードの2択ということは最初にお伝えしておきます。
それでは、主に個人事業主や中小規模の法人向けの会計ソフト12選をご紹介していきたいと思います。
最初に簡単に会計ソフトの比較表を載せておきます。
▼会計ソフト一覧比較
会計ソフト名 | お試し期間(無料期間) | クラウド型/インストール型 | アプリの有無 |
freee | 1か月 | クラウド型 | 有り |
マネーフォワードクラウド会計 | 1か月 | クラウド型 | 有り |
弥生会計オンライン | 1年間 | クラウド型 | 有り |
インストール版弥生会計 | 1年間(制限付き) | インストール型 | ― |
会計王 | 1か月 | インストール型 | ― |
MJSかんたん法人会計 | 1か月 | インストール型 | ― |
フリーウェイ経理Lite | 制限なし | インストール型 | ― |
わくわく財務会計 | 1か月 | インストール型 | ― |
ちまたの会計 | 制限なし | インストール型 | ― |
大蔵大臣NX | 2か月 | インストール型 | ― |
ツカエル会計 | 1か月 | インストール型 | ― |
円簿会計 | 制限なし | インストール型 | ― |
freee(フリー)

特徴
- とにかく確定申告までの一連の経理を効率よくやりたい方におすすめ。家計簿のように簡単入力することで仕訳がきれる。
- レシート撮影による領収書管理機能、銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実。取り込んだ日付、金額は原則変更できない。
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マネーフォワードクラウド会計

特徴
- freeeと同様にとにかく簡単な仕訳入力がウリ。銀行口座/クレジットカードやPOSデータなどとの連携での自動仕訳機能などが充実
- 取り込んだ日付、金額を変更することが可能
- 会計以外の、「給与計算」、「請求書作成」、「経費精算」、「勤怠管理」、「マイナンバー管理」などが基本プランにセットになっているのがfreeeとの違いであり、特徴の一つ
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弥生会計オンライン

特徴
- 銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実。
- 会計ソフトとしての歴史が長く安心感有り。
- 電話、画面共有サポートなどのサポート体制が充実。
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初年度無料の弥生会計オンライン(法人向け)公式サイトはこちらから
インストール版弥生会計

特徴
- 基本性能だけでなくサポートサービスが充実しているインストール型会計ソフト
- インストール型では最も利用されている会計ソフトの一つとして有名
会計王

特徴
- 操作がシンプルで初心者でも操作しやすいインストール型会計ソフト
MJSかんたん法人会計

特徴
- 社内での部門管理機能など管理会計の機能が充実しているインストール型会計ソフト
フリーウェイ会計Lite

特徴
- 以前は有料提供されていた為、様々な機能が搭載されているインストール型会計ソフト
わくわく財務会計

特徴
- 小規模事業者向けのコストパフォーマンスに優れたインストール型会計ソフト
ちまたの会計

特徴
- データ登録から利用開始まで数分で完了するシンプルなクラウド型会計ソフト
- 非営利組織向けで「初」の無料で使えるクラウド会計ソフト
大蔵大臣NX

特徴
- 操作が非常にシンプルでセキュリティ面でのサポートも充実しているインストール型会計ソフト
ツカエル会計

特徴
- グラフなどを用いた分析機能が充実している中小規模事業者向け会計ソフト
円簿会計

特徴
- 無料でありながら仕訳帳関連の基本機能が充実している会計ソフト
おすすめの会計ソフトについては、こちらの記事も是非参考にしてみてください。

会計ソフト・会計アプリについての豆知識、注意点
ここからは、会計ソフト・会計アプリを導入するにあたって、これだけは知っておきたい、注意しておきたいということについて簡潔にまとめてみました。
クラウド型のソフトはアプリとの互換性が高いためおすすめ
さきほど様々な会計ソフトをご紹介しましたが、インターネット環境が整っていない、どうしても無料でやりたいなどのごく一部の人以外は、クラウド型が圧倒的におすすめです。

ちなみに、54人の個人事業主へのアンケート調査でも65%の人が「クラウド型の方が良い」と答えました。
なんといっても、クラウド型会計ソフトの一番のメリットは「作業時間や作業場所を選ばないこと」です。
なので、外ではアプリもしくはノートパソコン、事務所ではデスクトップパソコンといった具合で使い分けするイメージです。
空いた時間に経費管理を行うことで限られた時間を有効活用することができます。
また、例えば会食先で領収書をもらったときに、その場で仕訳やメモができるというのも最大のメリットになってきます。
クラウド型の会計ソフトとインストール型の会計ソフトの特徴については下記の表を参考にしてください。
▼クラウド型ソフトとインストール型ソフトの違い
クラウド型会計ソフト | インストール型会計ソフト | |
利用端末 | PC・スマートフォン・タブレット端末
会計ソフトによってはすべての端末で使用可能 | PCのみ |
ネット環境 | 必要 | 不要 |
料金 | 月額または年額制 | 購入時のみ発生することが多い |
ソフトの更新 | 基本無料 | 有料な場合がある |
会計ソフトを選ぶ目的を、まずは経費集計目的と割り切るのがよい
さて、よく会計ソフトを比較しているようなサイトでは、このソフトを使えば、「月の売上が一目瞭然で把握できる!」「コスト管理がやりやすい!」などといううたい文句が散見されます。
また会計ソフトの販売サイトなどでも、分析レポートのすごさなどをメリットとしているケースがよくあります。
しかし、実は個人事業主になりたての人がこのような機能を使いこなすことは難しいです。
また、結局分析は経営者自らがエクセルなどでカスタマイズして分析する方が、結局使い勝手よいというのが筆者の意見です。
なので、会計ソフトを選ぶ目的は、まずは経費集計目的であり、ひいては確定申告目的であると割り切る方がよいでしょう。
したがって、より経費集計を効率的に行えるクラウド型一択という結論になるわけです。
会計ソフトの役割は主に2つに集約されます。
会計ソフトの役割
- 日々の取引データを集計し、貸借対照表や損益計算書、確定申告書の作成などを行う「財務会計」
- 日々の収入や支出といった取引を集計した財務会計データや、それ以外のデータを駆使して、今後の経営にいかすために分析する「管理会計」
ここで改めておさらいですが、管理会計については、基本的に自社の費用構造を分析してより費用を削減したり、売上を拡大するために利用するもので、重要な機能にはなり得ますが、必ず必要な機能ではありません。
一方で、個人事業主は確定申告をする義務があるため、財務会計は必須の機能になります。
なので、まずは財務会計のために経費を集計管理する目的と割り切って会計ソフトを選ぶのが良いでしょう。
ちなみに大手の法人などは、各部署の経営成績を細かく把握したり、予算管理をしたりしていますので、会計ソフトの役割として管理会計も重視する傾向があります。
まずは無料のお試し版やフリーソフトなどではじめるのも手
まだ稼ぎの少ない、起業したての方にとって、「会計ソフトにお金を一銭も払いたくない」という人は多いのではないでしょうか。
会計ソフトは、無料のソフトよりも有料のソフトのほうが機能性も操作性も良い場合が多いといえます。
ずばり、機能性に優れており、初年度無料のやよいオンラインは「会計ソフトにお金を一銭も払いたくない」人にとって最善の選択肢となるでしょう。
👇 今なら初年度無料で使える!! 👇
完全永久無料のやよい白色申告オンライン公式サイトはこちらから
初年度無料の弥生会計オンライン(法人向け)公式サイトはこちらから
ちなみに、無料の会計ソフトでは経費管理ができないという訳ではありません。
単純な入力作業だけでみれば無料の会計ソフトのほうが優秀である場合もあります。
そのためいきなり有料版ではじめるのが怖いけど、やよいオンラインはどうしても合わないという人は、
まずはお試し版のソフトや無料の会計ソフトなどを使ってみて、自分に事業規模やレベルに合った会計ソフトを見つけていくのもありでしょう。
仮想通貨の損益計算、税金計算は会計ソフトでできるの?!
最近、「仮想通貨の損益計算、税金計算をどうやったらいいのか?」という質問をよくいただきます。
1年間の取引量が比較的多い方や自分で計算するのが苦手という方はクリプタクトを利用すればよいでしょう。
クリプタクトは、対応している仮想通貨の種類が5002種類(2020年11月現在)と他の仮想通貨損益計算サービスと比較してダントツで多い、メジャーな仮想通貨損益計算サービスです。
また、50件までの取引であれば無料で損益計算できるため、取引数が少ない人はいまのところ、永久に無料で使えます。
ちなみに、仮想通貨の損益計算ソフト・サイトの紹介や、仮想通貨の損益計算の方法、仮想通貨で利益が出てしまった人の節税方法などについて、
以下の記事で解説していますので是非参考にしてみてください。

freee、マネーフォワード、弥生会計を徹底比較
~おすすめ会計ソフトまとめ~
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| マネーフォワード
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| やよいオンライン
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| |
個人 青色申告 | 初月無料 年間11,760円 (一番安いプラン) | 初月無料 年間9,600円 (一番安いプラン) | 初年度無料 年間8,000円 (一番安いプラン) |
個人
白色申告 |
初月無料 年間11,760円 (一番安いプラン) |
初月無料 年間9,600円 (一番安いプラン) |
永久無料 |
法人 |
初月無料 年間23,760円 (一番安いプラン) |
初月無料 年間35,760円 (一番安いプラン) |
初年度無料 ※最大2年間無料 年間26,000円 (一番安いプラン) |
使いやすさ |
初心者向け |
経験者向け |
経験者向け |
機能 |
クラウド会計としての機能充実 |
クラウド会計としての機能充実 |
クラウド会計として後発 |
公式HP | freee公式 | マネーフォワード個人向け | やよい青色申告オンライン |
クラウド型の会計ソフト3種類(おすすめのfreee、マネーフォワードと今後期待の弥生会計の合計3種類)の特徴を改めて簡単にまとめましたので、参考にしてみてください。

クラウド型会計ソフトの中でも業界No.1を誇っており、法人企業よりも個人事業主からの高い支持を得ていることが特徴です。
弥生会計などの他社会計ソフトのデータを取り込む機能も搭載されている為、他社ソフトから乗り換えやすいのも特徴です。
料金プランはスタータープランからプレミアムプランまであり、それぞれの事業規模に合わせて料金体系が設定されています。
同社が提供している有料の請求書等作成ソフトを併せて使用することにより日々の会計業務を網羅することができます。
👇 今なら1カ月無料で使える!! 👇

最近では主流となりつつある銀行データの取り込みなどを行うことができる金融機関の種類が他社ソフトと比べ多い会計ソフトとなっています。
freeeと同様にいくつかのプランが設けられており、それぞれに合ったプランで使用することができます。
また、こちらのソフトも他社会計ソフトからのデータ移行を簡単におこなうことができる為、乗り換えやすい会計ソフトであるといえます。
そして、マネーフォワードクラウド会計の一番の特徴は「AI機能」です。
銀行データなどを取り込み、仕訳を訂正することでAIがそれらを学習し、次回の取り込みの際に自動修正してくれます。
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弥生会計オンラインは白色申告者向けのプランと青色申告者向けのプランを区別することでユーザーが迷うことなく最適なプランを選択できるよう工夫されています。
白色申告プランに関しては無料のプランがあるため、小規模事業者は無料ですべての機能を使用することができます。
上記の2社の会計ソフトに共通している銀行データなどの取り込み機能はもちろんのこと、レシートなどの写真を読み込み自動で仕訳を作成してくれる機能なども搭載されており、決算書や申告書の作成、税務署への電子申告など、確定申告に必要な一連の作業をスムーズに行うことができます。
また、モバイルアプリでの仕訳作成も可能となっており、今後も様々な機能が搭載されていくと思われます。
会計ソフトについてわからない点がある場合にも電話やメールでのサポート体制も充実しているため、安心して使用していくことが可能です。
👇 1年間無料で使える 👇
👇 完全永久無料 👇
👇 1年間無料で使える 👇
会計ソフトは確定申告のために入れる!
さて、freeeとマネーフォワードがおすすめなのは理解していただけたかと思いますが、そもそも会計ソフトってなんのために入れるのかをもう少し考えてみましょう。
サラリーマンなどの場合は毎月会社が定めた日に給料をもらいます。
しかし、個人事業主として事業を行う場合は決まった日に収入が発生する訳ではありません。
さらに、日々の収入だけでなく経費などの支出も発生していきます。
確定申告はこれらの収入と支出を集計し、正しい所得税を計算することが目的です。
この収入と支出の集計というのが非常に面倒で手間のかかる作業となることから、個人事業主だけでなく、法人企業などの多くの事業者は会計ソフトを導入し、日々の会計管理や経営管理をおこなっています。
もちろん手書きで集計することも可能ですが、多くの手間と時間がかかってしまいます。
そうなってしまうと、本業である事業に思うように時間を使えなくなり、売上も伸ばすことはできなくなるなど悪循環となってしまいます。
その為、事業を経営していく上で会計ソフトは切っても切り離すことができない存在ともいえるのではないでしょうか。

なぜ確定申告が必要なのか
会社勤めのサラリーマンなどは、「毎年、確定申告と同様のことを行っている」ということをお気づきでしょうか?
「確定申告しているつもりはない」
「そもそも確定申告とは?」
と思われる方も多いのではないでしょうか。
会社から給料をもらう際にはあらかじめ所得税が差し引かれています。
そして12月頃になると、雇用主である会社が1年間の給料から年間の所得税を計算し、毎月差し引かれている所得税の合計額と正しい年間所得税額を精算してくれます。
毎月の給料から差し引かれている金額が多い場合は還付という形で給料に上乗せして返金してくれます。
この一連の作業を「年末調整」といいます。確定申告はこの年末調整とやることは同じで、「年間の収入に基づいて所得税を計算する」という作業になります。
年間の収入に基づいて所得税を計算するという面では年末調整と確定申告は同じ意味合いとなりますが、個人事業主とサラリーマンは所得の種類が異なります。
個人事業主となった場合は、日々収入や経費などの支出が発生し、それらを正しく集計し所得税を計算していかなければなりません。
「自分で1年間の収入と支出を集計し、所得税額を確定させ、申告・納付する」
これが確定申告の目的であり流れとなります。
会計ソフトが必須な理由は自動入力機能などの効率性が高い機能の存在があるから
会計ソフトには様々な機能が搭載されており、その機能は販売会社によって様々です。
日々の取引の入力以外にも通帳やクレジットカードの自動入力機能など非常に便利な機能が搭載されている会計ソフトもあります。
振替伝票等を使って手作業で取引を集計していく場合には、
「借方科目」「借方金額」「貸方科目」「貸方金額」「摘要欄」
これらの項目を記載していかなければなりません。
例えば、
計算例
- 毎月500件の取引がある(年間取引数が6,000件)
- 1枚あたり1分の時間がかかる(=1時間に作成できる伝票件数は60件)
- 1時間あたりの時給を1,000円とする
上記の条件で費用計算すると、年間のコストとしては10万円もかかってしまうことになります。
計算例
6,000件 ÷ 60件 × 1,000円 = 100,000円
会計ソフトの場合は科目名などをコード管理することや入力作業の効率化が図られているため、1件あたりの入力時間は手作業の半分以下にもなります。
つまり、会計ソフトを導入すれば、10万円まるまるとは言わないまでも半分の5万円くらいはうく可能性があります。
個人事業主用の会計ソフトで月々5万円以下のものは山ほどあります。
有料の会計ソフトを導入することで得られるメリットを考慮すると、会計ソフトを導入した場合のほうが断然お得といえます。
最初に、会計アプリの一覧を表で示しましたが、大事なポイントとして、金額を上げなかったのはそのためです。
業界に精通している筆者から言わせれば、どれもめちゃくちゃ安いため、金額ではなく素直に機能で見ましょうというわけです。
仕訳自動作成のみならず、申告書なども自動で作成される
収入から経費を差し引いた残りの部分を所得といいますが、この所得はいくつかの種類に区分されます。
会社員などの給料は「給与所得」、通常の事業を営んでいるのであれば「事業所得」、家賃や地代などの収入は「不動産所得」というように所得の種類は細かく区分されています。
その為、確定申告を行う場合は以下の所得の種類に応じて所得を集計していかなければなりません。
確定申告における所得区分の種類は以下のとおりです。
所得区分の種類
- 事業所得
- 不動産所得
- 給与所得
- 配当所得
- 利子所得
- 退職所得
- 譲渡所得
- 山林所得
- 一時所得
- 雑所得
このように様々な種類のものがあり、譲渡所得や一時所得、利子所得などあまり聞きなれない言葉もあるのではないでしょうか。
しかし、確定申告においては、それぞれの所得区分に応じて正しい申告書様式で行わなければなりません。
それぞれの所得の種類によって申告書の様式が異なる為、すべての申告書を手書きで作成することは非常に難しい作業といえます。
そこで会計ソフトを使用することで所得区分に応じて適切な申告書を会計ソフトが自動で選択し作成してくれます。
申告書作成後はそのまま税務署に電子申告することもできるため、スムーズに確定申告をおこなうことができます。
また、確定申告に必要な書類だけでも上記のように様々な帳票がありますが、確定申告書の他にも償却資産税の申告書や固定資産台帳、総勘定元帳や各種財務分析に関する帳票など様々な資料を出力することができます。
それらを使って細かな経営分析をおこなうことも可能です。
白色申告でも会計ソフトは必須
確定申告をする際は次の2つの方法のうち、いずれかの方法で申告しなければなりません。
ポイント
- 青色申告
- 白色申告
それぞれの申告方法には特徴があり、
青色申告の特徴としては、こうです。
青色申告の特徴
- 10万円の青色申告特別控除を受けることができる(複式簿記であれば65万円)
- 赤字となった場合、赤字金額を3年間繰り越すことができ、翌年以降の黒字と相殺することができる
- 同一生計の家族への給料を経費にすることができる(事前の届出が必要)
- 30万円未満の資産を一括で費用処理することができる
- 水道光熱費など事業使用部分に相当する金額を費用計上することができる(白色申告よりも範囲が広い)
青色申告を行う場合には日々の出納帳や売掛帳や買掛帳などを作成することが義務化されており、その手間がかかる特典として所得計算を行う際の特別控除が認められることなど、税制面での優遇処置が多く設けられています。
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一方で、白色申告の特徴はこうです。
白色申告の特徴
- 帳簿の作成が青色申告に比べると簡単(売上と経費だけを集計)
- 確定申告の際に作成する決算書もシンプルなので簡単
白色申告については、以前は白色申告を行う場合には帳簿などの記帳義務がありませんでしたが、平成26年分からの確定申告においては、青色申告と同様に帳簿への記帳というのが義務化されています。
その為、帳簿を作成するという面では青色申告と白色申告では違いはほとんどなく、白色申告の場合でも収入と支出の集計をとるための会計ソフトが必要不可欠であるといえます。
さらに、この帳簿をより細かなもの(複式簿記による帳簿)にし、青色申告を選択することで、上記の65万円の青色申告特別控除を受けることができます。
青色申告特別控除を受けることができれば直接所得から差し引くことができる為、非常に高い節税効果を得ることができます。
現在は青色申告、白色申告のどちらも帳簿作成と保存義務がある為、作業自体の負担はどちらも大きな差はありません。
それならば白色申告ではなく青色申告を選択し65万円の特別控除を受ける方が税制上有利になります。
また、平成30年の税制改正により、令和2年分の確定申告からはe-taxによる電子申告と電子帳簿の保存が65万円控除の条件として追加されている為、会計ソフトの必要性が尚更高まっているといえます。
事業所得として認められるためには帳簿保存(会計ソフト)が必須に
さて、2022年8月にちまたを騒がせた副業300万円問題をご存知でしょうか。
実は、国税庁が、「2022年から年間の売上が300万円以下の場合は、事業所得ではなく雑所得にしなさい」というルールを作ろうとしていたのです。
しかし、これには7,000通もの否定的な意見が殺到しました。
「副業を推し進める政府の方針と相反する税制を作るべきでない!!」という意見です。
そこで、国税庁は、今まで通り「社会通念上事業と認められるかどうか」で事業所得にできるかどうかを判定することに戻しました。
そして、「社会通念上事業と認められるかどうか」の判定については、帳簿保存があることが一つの判定基準になるという文言が追加されました。
したがって、会計ソフトの重要性は高まったと言えると思います。
要するに「雑所得じゃなく事業所得にしたければ、とりあえず会計ソフトを導入して記帳しておけばOK」ということです。
ちなみに、雑所得と事業所得では事業所得が圧倒的に有利になるケースがほとんどです。
会計ソフトを使った応用機能について
会計ソフトは入力機能だけではなく、入力されたデータを基にした分析機能(管理会計)も充実しています。
「今いくらぐらいの利益がでているのか」
「どこに経費が多くかかっているのか」
「去年のデータと比較して収入と支出の増減はどうなっているのか」
「資金繰りはどのような状況なのか」
このように財務分析からキャッシュフローといった資金面の分析まで非常に幅広く行うことができます。
また数値だけでなく、グラフなどを自動作成することで直感的に経営状況や売上の推移などを把握することもできます。
従業員がいる場合には経費精算用に使うことができる
従業員がいる場合に面倒なのが交通費などの精算です。
営業をおこなっていく上で交通費は必ず発生しますが、その場合にはきちんとした社内ルールをつくっておかなければなりません。
また、交通費精算の場合は、
「いつの交通費なのか」
「どのルートを通ったのか」
「タクシーなど必要だったのか」
「何目的だったのか」
「誰に支払ったのか」
など確認していかなければならないことや、社員も交通費が発生するたびに経理担当者に申請しなければなりません。
このように交通費の精算は社員も経理担当者も非常に面倒な作業といえます。
そこで交通費精算システムが搭載されている会計ソフトを使うことで、オンライン上で社員が交通費を申請できることや、出張先でも支払った交通費の入力などをおこなうことができます。
移動時間にこれらの業務が行えることで業務の効率化を図ることができます。
また、入力項目が決まっているため、記載事項の漏れもなくなります。
損益分岐点の分析など、ビジネスをよりよくするための機能を紹介
事業を行っていくうえで大事なことは経営分析がしっかりとおこなえているかどうかです。
やみくもに働いても経費管理や売上が把握できていなければ事業を大きくしていくことはできません。
その為、会計ソフトの分析機能を使うことで現況の把握や、今後の課題を見つけることができます。
ここでは大きく分けて2つの分析機能についてご紹介します。
■損益分岐点の分析
売上に対して変動して発生する例えばリスティング広告のような費用を変動費、人件費や家賃のように固定的に発生する費用を固定費とよびます。
この変動費と固定費の比率などから、売上が何円以上なら利益がでるかという損益が分岐する売上高の額を損益分岐点とよびます。
これらの分析なども会計ソフトによっては自動的にできるようなものもあります。
■資金繰りの分析
キャッシュフロー計算書を見ることにより事業で得たお金が何に使われているかなど、事業資金の流れを把握することができます。
これにより現在の事業経営状態の把握や事業資金の管理を行うことができます。
黒字倒産などという言葉を聞いたことがありますでしょうか。
売上が伸びていても、お金がなくなってつぶれてしまう会社などもありますので、やはり資金繰りは非常に大事です。
このように会計ソフトは様々な機能を駆使して経営者をサポートしてくれます。
経営者にとって会計ソフトはビジネスパートナーのような役割であるといえるのではないでしょうか。
格安で確定申告が可能な税理士2選
会計ソフトがあっても節税の知識などは自分で勉強する必要があります。
また、確定申告は会計ソフトがあるとしてもやはり面倒な作業です。
そこで、税理士に安く依頼できないかと考える人もいるのではないでしょうか。
ずばり、格安で確定申告を依頼できる税理士を最後に紹介したいと思います。
税理士は質で選んだほうが節税に結果的につながるから良いと税理士である筆者は主張したいところですが、
ほとんどの方は税理士を値段で選ばれているのも事実です。
そこで、個人の皆様にできる限り安い税理士サービスを紹介できないかと選んできたサービスの二つがこちらになります。
弊社が調べた限り、この2つのサービスより安く確定申告を依頼できるところはありませんでした。
会計ソフトのことを勉強している方でまだ税理士をつけていない方は、少しくらい費用を払ってでもいいので税理士をつけることをおすすめします。
どれだけ自分で税金のことを勉強していても、多くの方が勘違いして、理解してしまっているという現状を筆者もよく見ています。
そういった勘違いを防ぐとともに、情報収集の手間を大幅に防げるのが税理士に依頼する最大のメリットなのです。
以下の2つの税理士事務所は10万円前後で確定申告代行を依頼できる非常に格安な税理士事務所です。
SMC税理士法人の確定申告代行

合計の収入が高い方は、SMC税理士法人の確定申告サービスを利用いただくと安くすむ可能性が高いと思います。
ただし、仮想通貨の収入がある方で、海外取引所を利用している方には対応してもらえない可能性もありますのでその点は注意してください。
みんなの会計事務所の確定申告代行

合計の収入が数百万円程度と低い方は、みんなの会計事務所の確定申告代行サービスを利用いただくと安くなる可能性が高いと思います。
ただし、仮想通貨の収入がある方で、海外の取引所を利用している方には対応していませんので注意してください。
よろしければ、お見積りをとってみてください。
会計ソフトを安く導入する裏技
実は、会計ソフトや様々な企業、個人事業主向けサービスを安く利用する裏技があります。
この裏技を紹介している記事は、まだほとんど見たことありません。
したがって、本記事でしか紹介していない裏技と言えるかもしれません。
その裏技がITreviewオンラインストアの初年度20%オフキャンペーンを利用することです。

会計ソフト以外にも、ZOOM(電話会議システム)やChatWork(業務コミュニケーションツール)、AdobeCreativeCloud(動画編集ソフト)など様々な業務上必要不可欠なツールを初年度20%オフで購入できる超お得なサービスになっています。
ぜひ、以下バナーより確認してみてください。
まとめ
会計ソフトについて調べてみると、それぞれのソフトに特徴があることがよくわかるかと思いますが、悩んだら、freeeかマネーフォワードを使うと良いでしょう。
会計ソフトの特徴をしっかりと理解し、比較することで自分に合った最適な会計ソフトを最終的には探し出してください。
~おすすめ会計ソフトまとめ~
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個人 青色申告 | 初月無料 年間11,760円 (一番安いプラン) | 初月無料 年間9,600円 (一番安いプラン) | 初年度無料 年間8,000円 (一番安いプラン) |
個人
白色申告 |
初月無料 年間11,760円 (一番安いプラン) |
初月無料 年間9,600円 (一番安いプラン) |
永久無料 |
法人 |
初月無料 年間23,760円 (一番安いプラン) |
初月無料 年間35,760円 (一番安いプラン) |
初年度無料 ※最大2年間無料 年間26,000円 (一番安いプラン) |
使いやすさ |
初心者向け |
経験者向け |
経験者向け |
機能 |
クラウド会計としての機能充実 |
クラウド会計としての機能充実 |
クラウド会計として後発 |
公式HP | freee公式 | マネーフォワード個人向け | やよい青色申告オンライン |
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