【2024年最新】オススメの会計アプリ(ソフト)ランキング10選【公認会計士・税理士解説】無料・格安会計アプリ一挙紹介

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スマホで使える会計アプリ入門

これから個人事業主として事業をスタートさせていく上で欠かせないことが「日々の経理」です。

日々の収入と経費、利益をしっかりと把握することで事業を成長させるだけではなく、節税にもつなげることができます。

しかし、日々の経理を初心者が行うことは決して簡単なことではありません。

そこでおすすめなのが会計アプリ・ソフトを使うことです。

最近では外出先でも操作することのできる会計アプリもあり、その種類も増えています

今回は、巷にある無料、有料の会計アプリ・ソフトの特徴などを公認会計士・税理士である筆者がわかりやすく解説いたします。

また、54人の個人事業主(フリーランス)のアンケート調査から判明したおすすめの会計アプリ・ソフトなども合わせて解説していきます。

この記事さえ見れば、会計アプリ、会計ソフト選びがスムーズに進むと思いますので、是非最後まで読んでみてください。

調査内容

【調査概要】会計アプリ(ソフト)に関するWEB調査

【回答者】会計アプリ(ソフト)を利用している個人事業主54名

【調査日】2022年3月18日~3月25日

目次

個人事業主(フリーランス)のクラウド型会計ソフトの導入率は脅威の93%

弊社独自調査によると、今や個人事業主の93%がクラウド型会計ソフト(会計アプリ)を導入していることが判明しています。

また、会計ソフトを導入している個人事業主のうち86%が以下の「freee」、「マネーフォワード」、「やよいオンライン」のいずれかを導入していることも判明しています。

そんな代表的なクラウド型会計ソフトについて表にまとめていますので、参考にしてください。

~おすすめ会計ソフトまとめ~

freee

マネーフォワード

やよいオンライン

個人 青色申告




初月無料
年11,760円
(一番安いプラン)
初月無料
年10,800円
(一番安いプラン)
初年度無料
年8,800円
(一番安いプラン)
個人

白色申告

初月無料

年11,760円

(一番安いプラン)

初月無料

年10,800円

(一番安いプラン)

永久無料

法人

初月無料

年23,760円

(一番安いプラン)

初月無料

年35,760円

(一番安いプラン)

初年度無料

※最大2年間無料

年27,800円

(一番安いプラン)

使いやすさ

初心者向け

経験者向け

経験者向け

機能

クラウド会計としての機能充実

クラウド会計としての機能充実

クラウド会計として後発

公式HP

freee公式マネーフォワード個人向け

マネーフォワード法人向け

やよい青色申告オンライン

やよい白色申告オンライン

弥生会計オンライン(法人向け)

※表中の金額は全て税抜です。

スマホで使えるおすすめの会計アプリランキング10選 徹底比較

ここからは、スマホで使えるおすすめの会計アプリランキングをご紹介いたします。

仕事柄、10年以上会計ソフトと向き合ってきた筆者が法人、個人事業主問わず色々な経理をしている方や税理士などに確認し、良い会計アプリは何なのか徹底比較しました。

おすすめ順にランキング形式で発表いたします。

※おすすめ度は筆者の独自調査と54人のアンケート調査などを総合勘案して決定したものです
※口コミ、評判は独自アンケート調査結果及びGooglePlayストア、Appleストアレビューなどから抜粋

1位 やよい青色申告オンライン(弥生会計オンライン)

【料金】
セルフプラン:年8,800円(税抜)
ベーシックプラン:年13,800円(税抜)
※初年度無料
【特徴】
54人の個人事業主に対する弊社独自調査では堂々の1位の利用度を誇る人気のクラウド型会計アプリ
銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実
会計ソフトとしての歴史が長く安心感有り
電話、画面共有サポートなどのサポート体制が充実

やよい青色申告オンラインの口コミ・評判

GOOD
やよい会計のいいところは操作が簡単で、初心者でもわかりやすいところと、使っている人が多いのでわからないとこを調べると別のユーザーがそれに対して答えてくれるのでやよいにしてよかったです、あと最初の一年分は無料なので1年分の金額で2年使えるのが魅力ではじめました
あとは税理士さんに頼むより費用をグッと抑えられるのが一番の魅力です

GOOD
初年度無料で全ての機能が使えて、税務相談まで付いている点です。

BAD
まだ使い始めたばかりですが、スマホからレシート読み取りアプリとの連携をする時に必要な操作が分かりづらく、Q&Aから直接飛べないので時間がかかりました。

BAD
ある程度PCへ詳しくなければ使いこなすことが出来ない

やよいオンラインは機能性が良いクラウド型会計アプリにもかかわらず無料or安いため、初めて会計アプリを使うという方であれば間違いなくオススメ度NO1の会計アプリです。

やよい白色申告オンラインは永久無料で使えますし、やよい青色申告オンラインも初年度無料です!

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完全永久無料のやよい白色申告オンライン公式サイトはこちらから

初年度無料の弥生会計オンライン(法人向け)公式サイトはこちらから

また、やよいオンラインについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

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ちなみに、クラウド型会計ソフトを得意とする税理士へのインタビュー記事もありますので、よろしければご覧ください。

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2位 マネーフォワードクラウド会計

マネーフォワード
【料金】
パーソナルミニ:年10,800円(税抜)
パーソナル:年15,360円(税抜)
※1か月お試し無料期間有り
【特徴】
54人の個人事業主に対する弊社独自調査では3位の利用度を誇る人気のクラウド型会計アプリ
とにかく簡単な仕訳入力がウリ
銀行口座/クレジットカードやPOSデータなどとの連携での自動仕訳機能などが充実
取り込んだ日付、金額を変更することが可能
会計以外の、「給与計算」、「請求書作成」、「経費精算」、「勤怠管理」、「マイナンバー管理」などが基本プランにセットになっており利便性が高い

マネーフォワードの口コミ・評判

GOOD
簿記の知識を使用した詳細入力だけでなく、プルダウン型で直感的に入力出来る簡単入力機能があるところが良かった。

GOOD
1:銀行口座の入出金明細やクレジットカードの利用明細が自動で同期されるところ
2:仕訳を進めていくうちに、事前に、ある程度自動で科目を判断しておいてくれるところ
3:どこからでもアクセスして作業ができるところ
4:パソコンだけではなくスマホでも作業ができるところ

BAD
もう少し月額料金が安いと嬉しい

やよいオンラインほどの安さや無料期間ではないものの、やよいオンライン以上に使いやすく機能性も抜群なのがマネーフォワードです。

何を隠そう筆者もマネーフォワード利用者であり、かなり使いやすさを感じています。

利便性の高さによって経理の時間を極限まで減らせることを考えるとこの料金でもかなり安い方だと感じてしまいます。

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マネーフォワード(個人向け)公式サイトへ

マネーフォワード(法人向け)公式サイトはこちらから

また、マネーフォワードについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

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3位 freee(フリー)

freee
【料金】
スタータープラン:年11,760円(税抜)
スタンダードプラン:年23,760円(税抜)
※1か月お試し無料期間有り
【特徴】
アプリのみで確定申告まで完了できる
54人の個人事業主に対する弊社独自調査では2位の利用度を誇る人気のクラウド型会計アプリ
とにかく確定申告までの一連の経理を効率よくやりたい方におすすめ
家計簿のように簡単入力することで仕訳がきれる
レシート撮影による領収書管理機能、銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実
取り込んだ日付、金額は原則変更できない

freeeの口コミ・評判

GOOD
とても便利で、ネットですべて完結できる。すぐ機能が改善し、どんどん使いやすくなる。

GOOD
簿記の専門知識がいらない。

BAD
使用を開始してから何度かのバージョンアップがされたが、UIの質が落ちていることと、最も安いプランで使える機能が減ったにもかかわらず月額が上がってしまったこと。

BAD
時々動作が重くなる。

freeeは初心者向けの会計アプリとして非常に人気です。

家計簿のように仕訳ができるのが最大の特徴です。

一方で仕訳のことを知っている人からすると逆に使いにくいと感じる方もいます。

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freee 公式サイトへ

また、freeeについて詳しく解説している記事もありますので、よろしければご覧ください。

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スマホ会計

【料金】
年5,600円(税込)
※画像読み取り、銀行口座などの明細取得の制限有りの無料版あり
【特徴】
銀行明細、クレカ明細などとAPI自動連携で簡単にスマホだけで会計処理が可能
確定申告までスマホだけで完結

スマホ会計の口コミ・評判

GOOD
口座を登録するだけで、いつの間にか仕訳ができているのがめっちゃ楽。

GOOD
税務署に行かなくても申告できた
マイナンバーカードがあったら電子申告がこれ単体でできると聞いてインストール。 去年はわざわざ税務署で並ばなくても確定申告できたので大変助かりました。 毎日帳簿付したくない私にとって口座登録だけしたら勝手に帳簿付してくれるのも助かっています。リ。

BAD
操作性がすこし気になる
他の会計アプリよりは見やすい分
粗が気になります
月ごとの収支がないのと過去の領収書を登録する際、
いちいち日付を変えないといけないのが手間で使いにいく
せっかく仕訳項目があるから、そこ開いてる時は
その年、月になるように設定してくれた方が使いやすい

スマホ会計は、クラウド型会計ソフトの大手3社(やよい、マネーフォワード、freee)の次にくるアプリとしては優秀でおすすめの会計アプリとなっています。

確定申告をこのアプリで完結させることができるという点と、銀行口座やクレカなどとAPI連携で自動仕訳ができる点は非常に魅力的です。

ただし、会計ソフトという観点でいうとまだまだ大手3社に比べると見劣りしてしまう点があります。

スマホ会計 公式サイトへ

Taxnote

taxnote
【料金】
Tzxnoteプラス:年3,500円(税込)
Taxnoteクラウド:月600円(税込)
※月15件の仕訳までであれば無料で使い続けられる
【特徴】
とにかく、簡単、高速に仕訳がきれる、仕訳特化型のアプリ
確定申告にむけては、データを出力して、freeeなどの各会計ソフトに同期させる必要がある
同期できる会計ソフトは多岐にわたるため同期させる前提で使う人も多い

Taxnoteの口コミ・評判

GOOD
パソコンや紙媒体と電卓で処理するより5倍速位で作業が進みます。 なにより、入力すれば勝手に計算してくれるので、こんなに便利なことはないです。

GOOD
軽くて使いやすく、個人事業主にはオススメ出来るアプリ。

BAD
アップデートされてから他の方が書かれているように不具合多数です。 前はサクサク入力出来ていましたが、アップデート後は立ち上げ・入力・スクロール等の動作が遅くなり、表示の文字も小さく・薄くなり、使い勝手が非常に悪くなりました。 

簡単にアプリで仕訳がきれるというのがTaxnoteの特徴です。

確定申告をこのアプリで完結させることができないため、他のクラウド型会計ソフトなどと並行して利用する方が多いです。

中途半端になってしまうため、それであればクラウド型会計アプリ一本でやってしまった方が楽だという方もいるでしょう。

Taxnote 公式サイトへ

HANJO会計

hanjo
【料金】
月980円(税抜)
【特徴】
飲食店経営者向けのアプリ
カシオが運営しており、カシオのレジとの互換性を重視しているのが特徴

HANJO会計の口コミ・評判

GOOD
スマホでのレシート読み取り機能があり、かつ青色申告に対応しているということで、選びました。また、カシオレジと連動し、売り上げのDATA化を自動化できます。

GOOD
会計サービスとの連動がすごく使いやすい。新版で高速になり、使いやすくなりました。。

BAD
レシート読み込み能力が低くく大体手入力しなければならない。 アプリも高頻度で落ちるのでストレスがすごい。

BAD
もう少し
軽くなればいいと思いました

飲食店の方が売上を仕訳におこす時に便利ということで利用している方が多いです。

今だとスマレジなどを導入しておけば、やよいオンラインやマネーフォワードなどに直接クラウド型会計ソフトに連動させることも可能なため、飲食店であってもHONJO会計を入れるべきとはいいがたいところもあります。

気軽に安く入れられるため、飲食店の方がこのアプリを試しに利用してみるというのは良いと思います。

HANJO 公式サイトへ

快速仕訳

快速仕訳
【料金】
月300円or年3,000円で無制限使い放題
※月20件までは無料で利用できる
【特徴】
Androidのみ対応(iphoneは対応していない)
簡単操作で、仕訳入力可能
登録不要
確定申告をするにはデータを出力して、freeeなどの各会計ソフトに同期させる必要がある
同期できる会計ソフトはfreee、マネーフォワード、弥生など多数。

快速仕訳の口コミ・評判

GOOD
簡単に素早く入力ができて便利。複数口座を持っているため、補助科目を登録すれば口座ごとに入出金管理でき、普通預金を選んでからどの口座と何度もクリックせずにすぐ一覧から選択できる。

BAD
本来の用途から少し離れるが、家計簿には不向きのため。 無料版は1月に20件しか仕訳が入力できないので、課金必須。 勘定科目の編集の自由度が低い。

安く、簡単操作で仕訳入力ができるということで使っている人も多いのがこの快速仕訳です。

一方で、やよいオンラインなどの高機能なクラウド型会計アプリと比べるとなんとも中途半端という印象もあります。

快速仕訳 公式サイトへ

タブレット会計

タブレット会計
【料金】
完全無料
【特徴】
iPad,iPhoneのみ対応(Androidは対応していない)
全国のほぼすべての金融機関の明細データを取り込み可能

タブレット会計の口コミ・評判

GOOD
入力は若干クセがあるのですが、月ごとの集計、日ごとの仕分けが見やすく設計されていると思います。

BAD
貸方借方の知識がないと使えません。
チュートリアルが簡素で、その通りにやっても自動で仕分けはされない。手動になる。

完全無料だが、金融機関の明細データを取り込みできるというところが特徴のタブレット会計。

無料と言えど、中途半端な感じはいなめないため、起業したての方であれば導入してみてもよいと思いますが、事業が軌道にのってきて仕訳が増えてきた場合には、他の会計アプリへの乗り換えなども検討すべきでしょう。

タブレット会計 公式サイトへ

CalQShare(カルクシェア)

カルクシェア
【料金】
完全無料
【特徴】
Airbnb、クラウドワークスなどのシェアリング仲介サービスの副業者向けの会計アプリ
シェアリングサービスごとの売上管理が可能
経費を按分できる家事按分に対応
確定申告書の作成まで可能

カルクシェアの口コミ・評判

GOOD
スマホでできるのは楽ですね。助かります。

GOOD
去年から利用。シンプルで簡単,使いやすいところが気に入っています♪機能が少ない分,思い通りに入力できないフラストレーションもありますが、無料なので我慢できますw

BAD
シンプルで使い勝手はいいが申告書と帳簿の数字にずれがおきる。 二年連続で同じずれが発生し、再インストールしたが解消されず。土壇場で気づき他社に乗り換え。 問い合わせをしても返答がなかったためアンインストール。

BAD
かなり使いやすいと思ったけど、青色申告の65万控除はこのアプリではできなかった。副業って書いてあるしね。副業の人が軽く確定申告するには良いと思います!

CalQShare(カルクシェア)は、完全無料で確定申告まで可能ということで比較的好評です。

副業で個人事業主をしているような方にとっては、複雑な仕訳もあまりないため、このアプリで十分という方も多いでしょう。

本格的な個人事業主になってくるとこのアプリだけだと結構きつくなってくるため、本格的なやよいオンラインやマネーフォワードなどのクラウド型会計アプリに乗り換えるのがおすすめです。

CalQShare 公式サイトへ

KAIKEI会計ソフト

kaikei
【料金】
スタンダードプラン:月3,500円
オプションプラン(追加プラン):月300円or年額2,800円
※仕訳数の制限などがついた無料プラン有り
※料金はすべて税込
【特徴】
簡単な仕訳入力がウリだが、銀行口座/クレジットカードとの連携機能はなし。
freee、マネーフォワードへのインポートなども可能。
確定申告書出力機能はなし。

KAIKEI会計ソフトの口コミ・評判

GOOD
今回の確定申告書類用に利用しました。今まで手書き書類でしたので、かなり簡略化出来ました。白色なので必要十分でした。

GOOD
家計簿に近いので 簡単に入力が出来ます

BAD
ソフトで申告書類が作れず。無駄に。

KAIKEI会計ソフトは、低価格で簡単な仕訳入力ができるアプリです。

どうしても本格的なクラウド型会計アプリに比べると機能性がおちてしまいますが、仕訳数が少ない副業メインの個人事業主などであれば使い勝手は悪くないと思います。

KAIKEI会計ソフト 公式サイトへ

色々と紹介させていただきましたが、結局会計アプリは以下の2パターンに分類されます。

料金は高いが機能性が高い料金は安いが機能性が低い
・やよいオンライン
・マネーフォワード
・freee
・スマホ会計
・Taxnote
・HANJO会計
・快速仕訳

・タブレット会計
・カルクシェア
・KAIKEI会計ソフト

機能性が低い会計アプリは料金が安かったとしても逆に仕訳や確定申告の効率がよくなく中途半端になってしまいます。

ですので、機能性が高い、やよいオンライン、freee、マネーフォワードが圧倒的におすすめです。

この3つの会計アプリは機能性を考えれば、正直安すぎるくらいです。

【公認会計士・税理士厳選】コスパ最強のやよいオンライン

本当にいろいろなアプリ、ソフトがあることはご理解いただけたかと思います。。

また特徴が色々と並んでいますが、正直言ってどれを選べばいいのかどうか、悩みます。

公認会計士、税理士である筆者は職業柄「コスパ最強で使いやすい会計アプリを1つだけ教えてくれと言われれば何か?」と聞かれることも多いです。

そんな時は、「とりあえずやよいオンラインを使ってみれば?」と答えます。

やよいオンラインは、クラウド型会計ソフト大手3社の中でも無料期間が長く、月額料金も安いのが最大の特徴です。

やよい青色申告公式サイトへ

ちなみに、やよい白色申告は永久無料で使えます。

また、弥生会計オンライン(法人向け)も初年度無料で使えます。

※料金プランは2024年4月13日現在のものです。

やよい青色申告オンライン
やよい白色申告オンライン
弥生会計オンライン
利用者個人/青色申告個人/白色申告法人
料金(税抜)初年度無料

次年度以降8,800円/年

永久無料初年度無料

※最大2年間無料

次年度以降27,800円/年

公式HPやよい青色申告オンライン公式HPやよい白色申告オンライン公式HP弥生会計オンライン公式HP

54人の個人事業主(フリーランス)への調査から判明した人気の会計アプリ・会計ソフト選びのポイント

会計アプリ・会計ソフト選びのポイントとして、圧倒的に重要視されていたのが使いやすさの面でした。

やはり安かろうがどんなにいい機能があろうが、使いにくかったら意味がないというのがユーザーの意見なのでしょう。

各ポイントの説明

・機能・・・口座との連携機能や請求書発行機能などの付随機能の充実度

・使いやすさ・・・違和感なくスムーズに、直感的に使えるか

・費用・・・安いかどうか

おすすめの会計ソフト12選

会計アプリを冒頭紹介いたしましたが、実は、経理を完全に会計アプリのみで完結させるようなことをしている人はまだ少ないのが現状です。

つまり、PCで利用する会計ソフトをメインとして経理処理するのが一般的ということです。

会計ソフトは会計アプリと連動させて利用すべきであるため、おすすめはやはり、大手3社(やよい、マネフォ、freee)ということは最初にお伝えしておきます。

それでは、主に個人事業主や中小規模の法人向けの会計ソフト12選をご紹介していきたいと思います。

最初に簡単に会計ソフトの比較表を載せておきます。

▼会計ソフト一覧比較

会計ソフト名お試し期間(無料期間)クラウド型/インストール型アプリの有無
freee1か月クラウド型有り
マネーフォワードクラウド会計1か月クラウド型有り
やよいオンライン1年間クラウド型有り
インストール版弥生会計1年間(制限付き)インストール型
会計王1か月インストール型
MJSかんたん法人会計1か月インストール型
フリーウェイ経理Lite制限なしインストール型
わくわく財務会計1か月インストール型
ちまたの会計制限なしインストール型
大蔵大臣NX2か月インストール型
ツカエル会計1か月インストール型
円簿会計制限なしインストール型

freee(フリー)

特徴

  • とにかく確定申告までの一連の経理を効率よくやりたい方におすすめ。家計簿のように簡単入力することで仕訳がきれる。
  • レシート撮影による領収書管理機能、銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実。取り込んだ日付、金額は原則変更できない。

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freee 公式サイトへ

マネーフォワードクラウド会計

特徴

  • freeeと同様にとにかく簡単な仕訳入力がウリ。銀行口座/クレジットカードやPOSデータなどとの連携での自動仕訳機能などが充実
  • 取り込んだ日付、金額を変更することが可能
  • 会計以外の、「給与計算」、「請求書作成」、「経費精算」、「勤怠管理」、「マイナンバー管理」などが基本プランにセットになっているのがfreeeとの違いであり、特徴の一つ

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マネーフォワード(個人向け) 公式サイトへ

マネーフォワード(法人向け)公式サイトはこちらから

弥生会計オンライン(やよいオンライン)

特徴

  • 銀行口座/クレジットカードとの連携での自動仕訳機能などが充実。
  • 会計ソフトとしての歴史が長く安心感有り。
  • 電話、画面共有サポートなどのサポート体制が充実。

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やよい青色申告オンライン 公式へ

完全永久無料のやよい白色申告オンライン公式サイトはこちらから

初年度無料の弥生会計オンライン(法人向け)公式サイトはこちらから

インストール版弥生会計

特徴

  • 基本性能だけでなくサポートサービスが充実しているインストール型会計ソフト
  • インストール型では最も利用されている会計ソフトの一つとして有名

インストール型弥生会計 公式へ

会計王

特徴

  • 操作がシンプルで初心者でも操作しやすいインストール型会計ソフト

会計王 公式サイトへ

MJSかんたん法人会計

特徴

  • 社内での部門管理機能など管理会計の機能が充実しているインストール型会計ソフト

MJSかんたん法人会計 公式サイトへ

フリーウェイ会計Lite

特徴

  • 以前は有料提供されていた為、様々な機能が搭載されているインストール型会計ソフト

フリーウェイ会計Lite 公式サイトへ

わくわく財務会計

特徴

  • 小規模事業者向けのコストパフォーマンスに優れたインストール型会計ソフト

わくわく財務会計 公式サイトへ

ちまたの会計

特徴

  • データ登録から利用開始まで数分で完了するシンプルなクラウド型会計ソフト
  • 非営利組織向けで「初」の無料で使えるクラウド会計ソフト

ちまたの会計 公式サイトへ

大蔵大臣NX

特徴

  • 操作が非常にシンプルでセキュリティ面でのサポートも充実しているインストール型会計ソフト

大蔵大臣NX 公式サイトへ

ツカエル会計

特徴

  • グラフなどを用いた分析機能が充実している中小規模事業者向け会計ソフト

ツカエル会計 公式サイトへ

円簿会計

特徴

  • 無料でありながら仕訳帳関連の基本機能が充実している会計ソフト

円簿会計 公式サイトへ

おすすめの会計ソフトについては、こちらの記事も是非参考にしてみてください。

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会計ソフト・会計アプリについての豆知識、注意点

ここからは、会計ソフト・会計アプリを導入するにあたって、これだけは知っておきたい、注意しておきたいということについて簡潔にまとめてみました。

クラウド型のソフトはアプリとの互換性が高いためおすすめ

さきほど様々な会計ソフトをご紹介しましたが、インターネット環境が整っていない、どうしても無料でやりたいなどのごく一部の人以外は、クラウド型が圧倒的におすすめです。

ちなみに、54人の個人事業主へのアンケート調査でも65%の人が「クラウド型の方が良い」と答えました。

なんといっても、クラウド型会計ソフトの一番のメリットは「作業時間や作業場所を選ばないこと」です。

なので、外ではアプリもしくはノートパソコン、事務所ではデスクトップパソコンといった具合で使い分けするイメージです。

空いた時間に経費管理を行うことで限られた時間を有効活用することができます。

また、例えば会食先で領収書をもらったときに、その場で仕訳やメモができるというのも最大のメリットになってきます。

クラウド型の会計ソフトとインストール型の会計ソフトの特徴については下記の表を参考にしてください。

▼クラウド型ソフトとインストール型ソフトの違い

クラウド型会計ソフトインストール型会計ソフト
利用端末PC・スマートフォン・タブレット端末

会計ソフトによってはすべての端末で使用可能

PCのみ
ネット環境必要不要
料金月額または年額制購入時のみ発生することが多い
ソフトの更新基本無料有料な場合がある

会計ソフトを選ぶ目的を、まずは経費集計目的と割り切るのがよい

さて、よく会計ソフトを比較しているようなサイトでは、このソフトを使えば、「月の売上が一目瞭然で把握できる!」「コスト管理がやりやすい!」などといううたい文句が散見されます。

また会計ソフトの販売サイトなどでも、分析レポートのすごさなどをメリットとしているケースがよくあります。

しかし、実は個人事業主になりたての人がこのような機能を使いこなすことは難しいです。

また、結局分析は経営者自らがエクセルなどでカスタマイズして分析する方が、結局使い勝手よいというのが筆者の意見です。

なので、会計ソフトを選ぶ目的は、まずは経費集計目的であり、ひいては確定申告目的であると割り切る方がよいでしょう。

したがって、より経費集計を効率的に行えるクラウド型一択という結論になるわけです。

会計ソフトの役割は主に2つに集約されます。

会計ソフトの役割

  1. 日々の取引データを集計し、貸借対照表や損益計算書、確定申告書の作成などを行う「財務会計」
  2. 日々の収入や支出といった取引を集計した財務会計データや、それ以外のデータを駆使して、今後の経営にいかすために分析する「管理会計」

ここで改めておさらいですが、管理会計については、基本的に自社の費用構造を分析してより費用を削減したり、売上を拡大するために利用するもので、重要な機能にはなり得ますが、必ず必要な機能ではありません。

一方で、個人事業主は確定申告をする義務があるため、財務会計は必須の機能になります。

なので、まずは財務会計のために経費を集計管理する目的と割り切って会計ソフトを選ぶのが良いでしょう。

ちなみに大手の法人などは、各部署の経営成績を細かく把握したり、予算管理をしたりしていますので、会計ソフトの役割として管理会計も重視する傾向があります。

まずは無料のお試し版やフリーソフトなどではじめるのも手

まだ稼ぎの少ない、起業したての方にとって、「会計ソフトにお金を一銭も払いたくない」という人は多いのではないでしょうか。

会計ソフトは、無料のソフトよりも有料のソフトのほうが機能性も操作性も良い場合が多いといえます。

ずばり、機能性に優れており、初年度無料のやよいオンラインは「会計ソフトにお金を一銭も払いたくない」人にとって最善の選択肢となるでしょう。

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やよい青色申告オンライン 公式へ

完全永久無料のやよい白色申告オンライン公式サイトはこちらから

初年度無料の弥生会計オンライン(法人向け)公式サイトはこちらから

ちなみに、無料の会計ソフトでは経費管理ができないという訳ではありません。

単純な入力作業だけでみれば無料の会計ソフトのほうが優秀である場合もあります。

そのため、いきなり有料版ではじめるのが怖いけど、やよいオンラインはどうしても合わないという人は、

まずはお試し版のソフトや無料の会計ソフトなどを使ってみて、自分に事業規模やレベルに合った会計ソフトを見つけていくのもありでしょう。

仮想通貨の損益計算、税金計算は会計ソフトでできるの?!

最近、「仮想通貨の損益計算、税金計算をどうやったらいいのか?」という質問をよくいただきます。

1年間の取引量が比較的多い方や自分で計算するのが苦手という方はクリプタクトを利用すればよいでしょう。

クリプタクトは、対応している仮想通貨の種類が20,109種類(2024年4月現在)と他の仮想通貨損益計算サービスと比較してダントツで多い、メジャーな仮想通貨損益計算サービスです。

また、50件までの取引であれば無料で損益計算できるため、取引数が少ない人はいまのところ、永久に無料で使えます。

クリプタクト 公式

ちなみに、仮想通貨の損益計算ソフト・サイトの紹介や、仮想通貨の損益計算の方法、仮想通貨で利益が出てしまった人の節税方法などについて、

以下の記事で解説していますので是非参考にしてみてください。

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freee、マネーフォワード、弥生会計を徹底比較

~おすすめ会計ソフトまとめ~

freee

マネーフォワード

やよいオンライン

個人

青色申告




初月無料
年11,760円
(一番安いプラン)
初月無料
年10,800円
(一番安いプラン)
初年度無料
年8,800円
(一番安いプラン)
個人

白色申告

初月無料

年11,760円

(一番安いプラン)

初月無料

年10,800円

(一番安いプラン)

永久無料

法人

初月無料

年23,760円

(一番安いプラン)

初月無料

年35,760円

(一番安いプラン)

初年度無料

※最大2年間無料

年27,800円

(一番安いプラン)

使いやすさ

初心者向け

経験者向け

経験者向け

機能

クラウド会計としての機能充実

クラウド会計としての機能充実

クラウド会計として後発

公式HP

freee公式マネーフォワード個人向け

マネーフォワード法人向け

やよい青色申告オンライン

やよい白色申告オンライン

弥生会計オンライン(法人向け)

※表中の金額は全て税抜です。

クラウド型の会計ソフト3種類の特徴を改めて簡単にまとめましたので、参考にしてみてください。

freee

freeeロゴマーク

クラウド型会計ソフトの中でも業界No.1を誇っており、法人企業よりも個人事業主からの高い支持を得ていることが特徴です。

弥生会計などの他社会計ソフトのデータを取り込む機能も搭載されている為、他社ソフトから乗り換えやすいのも特徴です。

料金プランはスタータープランからプレミアムプランまであり、それぞれの事業規模に合わせて料金体系が設定されています。

同社が提供している有料の請求書等作成ソフトを併せて使用することにより日々の会計業務を網羅することができます。

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マネーフォワード

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最近では主流となりつつある銀行データの取り込みなどを行うことができる金融機関の種類が他社ソフトと比べ多い会計ソフトとなっています。

freeeと同様にいくつかのプランが設けられており、それぞれに合ったプランで使用することができます。

また、こちらのソフトも他社会計ソフトからのデータ移行を簡単におこなうことができる為、乗り換えやすい会計ソフトであるといえます。

そして、マネーフォワードクラウド会計の一番の特徴は「AI機能」です。

銀行データなどを取り込み、仕訳を訂正することでAIがそれらを学習し、次回の取り込みの際に自動修正してくれます。

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やよいオンライン

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やよいオンラインは、料金が非常に安く、初心者にオススメ度NO1の会計ソフトと言えます。

やよいオンラインは白色申告者向けのプランと青色申告者向けのプランを区別することでユーザーが迷うことなく最適なプランを選択できるよう工夫されています。

白色申告プランに関しては永久無料のプランがあるため、小規模事業者は無料ですべての機能を使用することができます

銀行データなどの取り込み機能はもちろんのこと、レシートなどの写真を読み込み自動で仕訳を作成してくれる機能なども搭載されており、決算書や申告書の作成、税務署への電子申告など、確定申告に必要な一連の作業をスムーズに行うことができます。

また、モバイルアプリでの仕訳作成も可能となっており、今後も様々な機能が搭載されていくと思われます。

会計ソフトについてわからない点がある場合にも電話やメールでのサポート体制も充実しているため、安心して使用していくことが可能です。

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やよい青色申告オンライン公式

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会計ソフトは確定申告のために入れる!

さて、そもそも会計ソフトってなんのために入れるのかをもう少し考えてみましょう。

サラリーマンなどの場合は毎月会社が定めた日に給料をもらいます。

しかし、個人事業主として事業を行う場合は決まった日に収入が発生する訳ではありません。

さらに、日々の収入だけでなく経費などの支出も発生していきます。

確定申告はこれらの収入と支出を集計し、正しい所得税を計算することが目的です。

この収入と支出の集計というのが非常に面倒で手間のかかる作業となることから、個人事業主だけでなく、法人企業などの多くの事業者は会計ソフトを導入し、日々の会計管理や経営管理をおこなっています

もちろん手書きで集計することも可能ですが、多くの手間と時間がかかってしまいます。

そうなってしまうと、本業である事業に思うように時間を使えなくなり、売上も伸ばすことはできなくなるなど悪循環となってしまいます。

その為、事業を経営していく上で会計ソフトは切っても切り離すことができない存在ともいえるのではないでしょうか。

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なぜ確定申告が必要なのか

会社勤めのサラリーマンなどは、「毎年、確定申告と同様のことを行っている」ということをお気づきでしょうか?

確定申告しているつもりはない

「そもそも確定申告とは?」

と思われる方も多いのではないでしょうか。

会社から給料をもらう際にはあらかじめ所得税が差し引かれています。

そして12月頃になると、雇用主である会社が1年間の給料から年間の所得税を計算し、毎月差し引かれている所得税の合計額と正しい年間所得税額を精算してくれます。

毎月の給料から差し引かれている金額が多い場合は還付という形で給料に上乗せして返金してくれます。

この一連の作業を「年末調整」といいます。確定申告はこの年末調整とやることは同じで、「年間の収入に基づいて所得税を計算する」という作業になります。

年間の収入に基づいて所得税を計算するという面では年末調整と確定申告は同じ意味合いとなりますが、個人事業主とサラリーマンは所得の種類が異なります。

個人事業主となった場合は、日々収入や経費などの支出が発生し、それらを正しく集計し所得税を計算していかなければなりません。

自分で1年間の収入と支出を集計し、所得税額を確定させ、申告・納付する

これが確定申告の目的であり流れとなります。

会計ソフトが必須な理由は自動入力機能などの効率性が高い機能の存在があるから

会計ソフトには様々な機能が搭載されており、その機能は販売会社によって様々です。

日々の取引の入力以外にも通帳やクレジットカードの自動入力機能など非常に便利な機能が搭載されている会計ソフトもあります。

振替伝票等を使って手作業で取引を集計していく場合には、

「借方科目」「借方金額」「貸方科目」「貸方金額」「摘要欄」

これらの項目を記載していかなければなりません。

例えば、

計算例

  • 毎月500件の取引がある(年間取引数が6,000件)
  • 1枚あたり1分の時間がかかる(=1時間に作成できる伝票件数は60件)
  • 1時間あたりの時給を1,000円とする

上記の条件で費用計算すると、年間のコストとしては10万円もかかってしまうことになります。

計算例

6,000件 ÷ 60件 × 1,000円 = 100,000円

会計ソフトの場合は科目名などをコード管理することや入力作業の効率化が図られているため、1件あたりの入力時間は手作業の半分以下にもなります。

つまり、会計ソフトを導入すれば、10万円まるまるとは言わないまでも半分の5万円くらいはうく可能性があります。

個人事業主用の会計ソフトで月々5万円以下のものは山ほどあります。

有料の会計ソフトを導入することで得られるメリットを考慮すると、会計ソフトを導入した場合のほうが断然お得といえます。

最初に、会計アプリの一覧を表で示しましたが、大事なポイントとして、金額を上げなかったのはそのためです。

業界に精通している筆者から言わせれば、どれもめちゃくちゃ安いため、金額ではなく素直に機能で見ましょうというわけです。

仕訳自動作成のみならず、申告書なども自動で作成される

収入から経費を差し引いた残りの部分を所得といいますが、この所得はいくつかの種類に区分されます。

会社員などの給料は「給与所得」、通常の事業を営んでいるのであれば「事業所得」、家賃や地代などの収入は「不動産所得」というように所得の種類は細かく区分されています。

その為、確定申告を行う場合は以下の所得の種類に応じて所得を集計していかなければなりません。

確定申告における所得区分の種類は以下のとおりです。

所得区分の種類

  • 事業所得
  • 不動産所得
  • 給与所得
  • 配当所得
  • 利子所得
  • 退職所得
  • 譲渡所得
  • 山林所得
  • 一時所得
  • 雑所得

このように様々な種類のものがあり、譲渡所得や一時所得、利子所得などあまり聞きなれない言葉もあるのではないでしょうか。

しかし、確定申告においては、それぞれの所得区分に応じて正しい申告書様式で行わなければなりません。

それぞれの所得の種類によって申告書の様式が異なる為、すべての申告書を手書きで作成することは非常に難しい作業といえます。

そこで会計ソフトを使用することで所得区分に応じて適切な申告書を会計ソフトが自動で選択し作成してくれます。

申告書作成後はそのまま税務署に電子申告することもできるため、スムーズに確定申告をおこなうことができます。

また、確定申告に必要な書類だけでも上記のように様々な帳票がありますが、確定申告書の他にも償却資産税の申告書や固定資産台帳、総勘定元帳や各種財務分析に関する帳票など様々な資料を出力することができます。

それらを使って細かな経営分析をおこなうことも可能です。

白色申告でも会計ソフトは必須

確定申告をする際は次の2つの方法のうち、いずれかの方法で申告しなければなりません。

ポイント

  • 青色申告
  • 白色申告

それぞれの申告方法には特徴があり、

青色申告の特徴としては、こうです。

青色申告の特徴

  • 10万円の青色申告特別控除を受けることができる(複式簿記であれば65万円)
  • 赤字となった場合、赤字金額を3年間繰り越すことができ、翌年以降の黒字と相殺することができる
  • 同一生計の家族への給料を経費にすることができる(事前の届出が必要)
  • 30万円未満の資産を一括で費用処理することができる
  • 水道光熱費など事業使用部分に相当する金額を費用計上することができる(白色申告よりも範囲が広い)

青色申告を行う場合には日々の出納帳や売掛帳や買掛帳などを作成することが義務化されており、その手間がかかる特典として所得計算を行う際の特別控除が認められることなど、税制面での優遇処置が多く設けられています。

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一方で、白色申告の特徴はこうです。

白色申告の特徴

  • 帳簿の作成が青色申告に比べると簡単(売上と経費だけを集計)
  • 確定申告の際に作成する決算書もシンプルなので簡単

白色申告については、以前は白色申告を行う場合には帳簿などの記帳義務がありませんでしたが、平成26年分からの確定申告においては、青色申告と同様に帳簿への記帳というのが義務化されています。

その為、帳簿を作成するという面では青色申告と白色申告では違いはほとんどなく、白色申告の場合でも収入と支出の集計をとるための会計ソフトが必要不可欠であるといえます。

さらに、この帳簿をより細かなもの(複式簿記による帳簿)にし、青色申告を選択することで、上記の65万円の青色申告特別控除を受けることができます。

青色申告特別控除を受けることができれば直接所得から差し引くことができる為、非常に高い節税効果を得ることができます。

現在は青色申告、白色申告のどちらも帳簿作成と保存義務がある為、作業自体の負担はどちらも大きな差はありません

それならば白色申告ではなく青色申告を選択し65万円の特別控除を受ける方が税制上有利になります。

また、令和2年分の確定申告からはe-taxによる電子申告と電子帳簿の保存が65万円控除の条件として追加されている為、会計ソフトの必要性が尚更高まっているといえます。

事業所得として認められるためには帳簿保存(会計ソフト)が必須に

さて、2022年8月にちまたを騒がせた副業300万円問題をご存知でしょうか。

実は、国税庁が、「2022年から年間の売上が300万円以下の場合は、事業所得ではなく雑所得にしなさい」というルールを作ろうとしていたのです。

しかし、これには7,000通もの否定的な意見が殺到しました。

副業を推し進める政府の方針と相反する税制を作るべきでない!!」という意見です。

そこで、国税庁は、今まで通り「社会通念上事業と認められるかどうか」で事業所得にできるかどうかを判定することに戻しました。

そして、「社会通念上事業と認められるかどうか」の判定については、帳簿保存があることが一つの判定基準になるという文言が追加されました。

したがって、会計ソフトの重要性は高まったと言えると思います。

要するに「雑所得じゃなく事業所得にしたければ、とりあえず会計ソフトを導入して記帳しておけばOK」ということです。

ちなみに、雑所得と事業所得では事業所得が圧倒的に有利になるケースがほとんどです。

電子帳簿保存法への対応

電子帳簿保存法は、ペーパーレス化を推進するために、領収書などの書類や帳簿を電子データとしてもっていたとしても、紙の書類や帳簿と同等であるものと認める法律です。

そのため、PDFファイルや写真などのデジタルデータとして保存すれば、紙の書類や帳簿は、不必要にということです。

この電子帳簿保存法への対応という点でもクラウド型会計ソフトは非常に有利であり、益々今後もクラウド型会計ソフトが普及していくことは間違いありません。

当然ですが、大手3社は全て電子帳簿保存法に対応しています。

会計ソフトを使った応用機能について

会計ソフトは入力機能だけではなく、入力されたデータを基にした分析機能(管理会計)も充実しています。

「今いくらぐらいの利益がでているのか」

「どこに経費が多くかかっているのか」

「去年のデータと比較して収入と支出の増減はどうなっているのか」

「資金繰りはどのような状況なのか」

このように財務分析からキャッシュフローといった資金面の分析まで非常に幅広く行うことができます。

また数値だけでなく、グラフなどを自動作成することで直感的に経営状況や売上の推移などを把握することもできます。

従業員がいる場合には経費精算用に使うことができる

従業員がいる場合に面倒なのが交通費などの精算です。

営業をおこなっていく上で交通費は必ず発生しますが、その場合にはきちんとした社内ルールをつくっておかなければなりません。

また、交通費精算の場合は、

「いつの交通費なのか」

「どのルートを通ったのか」

「タクシーなど必要だったのか」

「何目的だったのか」

「誰に支払ったのか」

など確認していかなければならないことや、社員も交通費が発生するたびに経理担当者に申請しなければなりません。

このように交通費の精算は社員も経理担当者も非常に面倒な作業といえます。

そこで交通費精算システムが搭載されている会計ソフトを使うことで、オンライン上で社員が交通費を申請できることや、出張先でも支払った交通費の入力などをおこなうことができます

移動時間にこれらの業務が行えることで業務の効率化を図ることができます。

また、入力項目が決まっているため、記載事項の漏れもなくなります。

損益分岐点の分析など、ビジネスをよりよくするための機能を紹介

事業を行っていくうえで大事なことは経営分析がしっかりとおこなえているかどうかです。

やみくもに働いても経費管理や売上が把握できていなければ事業を大きくしていくことはできません。

その為、会計ソフトの分析機能を使うことで現況の把握や、今後の課題を見つけることができます。

ここでは大きく分けて2つの分析機能についてご紹介します。

■損益分岐点の分析

売上に対して変動して発生する例えばリスティング広告のような費用を変動費、人件費や家賃のように固定的に発生する費用を固定費とよびます。

この変動費と固定費の比率などから、売上が何円以上なら利益がでるかという損益が分岐する売上高の額を損益分岐点とよびます

これらの分析なども会計ソフトによっては自動的にできるようなものもあります。

■資金繰りの分析

キャッシュフロー計算書を見ることにより事業で得たお金が何に使われているかなど、事業資金の流れを把握することができます。

これにより現在の事業経営状態の把握や事業資金の管理を行うことができます。

黒字倒産などという言葉を聞いたことがありますでしょうか。

売上が伸びていても、お金がなくなってつぶれてしまう会社などもありますので、やはり資金繰りは非常に大事です。

このように会計ソフトは様々な機能を駆使して経営者をサポートしてくれます。

経営者にとって会計ソフトはビジネスパートナーのような役割であるといえるのではないでしょうか。

格安で確定申告が可能な税理士

会計ソフトがあっても節税の知識などは自分で勉強する必要があります。

また、確定申告は会計ソフトがあるとしてもやはり面倒な作業です。

そこで、税理士に安く依頼できないかと考える人もいるのではないでしょうか。

ずばり、格安で確定申告を依頼できる税理士を最後に紹介したいと思います。

税理士は質で選んだほうが節税に結果的につながるから良いと税理士である筆者は主張したいところですが、

ほとんどの方は税理士を値段で選ばれているのも事実です。

そこで、個人の皆様にできる限り安い税理士サービスを紹介できないかと選んできたサービスがこちらになります。

弊社が調べた限り、このサービスより安く確定申告を依頼できるところはありませんでした。

会計ソフトのことを勉強している方でまだ税理士をつけていない方は、少しくらい費用を払ってでもいいので税理士をつけることをおすすめします。

どれだけ自分で税金のことを勉強していても、多くの方が勘違いして、理解してしまっているという現状を筆者もよく見ています。

そういった勘違いを防ぐとともに、情報収集の手間を大幅に防げるのが税理士に依頼する最大のメリットなのです。

以下の税理士事務所は10万円前後で確定申告代行を依頼できる非常に格安な税理士事務所です。

みんなの会計事務所の確定申告代行

合計の収入が数百万円程度と低い方は、みんなの会計事務所の確定申告代行サービスを利用いただくと安くなる可能性が高いと思います。

ただし、仮想通貨の収入がある方で、海外の取引所を利用している方には対応していませんので注意してください。

みんなの会計事務所はこちらから

よろしければ、お見積りをとってみてください。

まとめ

会計ソフトについて調べてみると、それぞれのソフトに特徴があることがよくわかるかと思いますが、悩んだら、やよいオンラインを選べばよいでしょう。

会計ソフトの特徴をしっかりと理解し、比較することで自分に合った最適な会計ソフトを最終的には探し出してください。

~おすすめ会計ソフトまとめ~

freee

マネーフォワード

やよいオンライン

個人 青色申告




初月無料
年11,760円
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年10,800円
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年8,800円
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個人

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年11,760円

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初月無料

年10,800円

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法人

初月無料

年23,760円

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初月無料

年35,760円

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初年度無料

※最大2年間無料

年27,800円

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使いやすさ

初心者向け

経験者向け

経験者向け

機能

クラウド会計としての機能充実

クラウド会計としての機能充実

クラウド会計として後発

公式HP

freee公式マネーフォワード個人向け

マネーフォワード法人向け

やよい青色申告オンライン

やよい白色申告オンライン

弥生会計オンライン(法人向け)

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