いざシロアリ駆除で業者を呼ぼうと思っても、どこの業者に相談したらいいものかサッパリわかりませんよね。
ひと口に大阪のシロアリ業者といっても、その費用や腕は業者によってバラバラです。
たとえば大阪で対応してくれるシロアリ駆除業者間であっても、駆除費用は2倍ほど開くのです。
「とりあえずよく聞くところに」という選択も悪いわけではありませんが、腕がよくてコスパもいい業者に依頼するのがベストな選択です。
本稿では大阪のおすすめシロアリ駆除業者をご紹介していきます。
【10秒でわかる!!】おすすめシロアリ駆除業者
・おすすめピックアップは、安さ・スピード・高品質がウリのシロアリ110番 ⇒ 公式HPはこちら
・地元密着で費用面・アフターフォローが充実しているヤマトシロアリ研究所 ⇒ 公式HPはこちら
取材協力者
ウエック 鈴木和行
静岡県を中心にシロアリ駆除歴35年。他社では見つけられないシロアリ発生原因を見つけることもあるなどシロアリ駆除の実績、能力の高さがウリ。大手よりはるかに安い適正価格も特徴。
TEL(F兼) 053-571-2707
株式会社SUNマネージャー 井上誠吾
シロアリ駆除をはじめとして、緊急のお困りごとサービスを始めて8年。
これまで数多くの現場を経験。
株式会社SUNのシロアリ駆除は、低価格・完全自社施工・5年保証が特徴。
株式会社SUN公式HP:https://sun-osaka.net/
大阪でおすすめのシロアリ駆除業者ランキング10選
それではまずは大阪のおすすめシロアリ駆除業者を見ていくことにしましょう。
本稿では下記の基準で、大阪のシロアリ駆除業者をスコアリングし、おすすめとしています。
▼おすすめの根拠
・シロアリ駆除費用(坪単価)
・運営歴
・アフターフォローの有無
・日本しろあり対策協会の加盟状況
おすすめの根拠が知りたい方はこちらのボタンからジャンプしてください。
それでは、それぞれのシロアリ業者について深掘りしていきます。
~Pick UP~
シロアリ110番(全国) ~シェアリングテクノロジー株式会社~
シロアリ110番の評判・口コミ
他社でとった見積り額の半額でやってくれました。
シロアリ110番ってネットで調べて来てもらいましたが、業者の対応がすごくよかったです!
1320円/㎡の安心の料金設定がウリです。安価すぎて怪しむ人もいると聞いたことがありますが、質が悪いわけでは決してありません。
シロアリ110番は、東証グロース市場上場企業であるシェアリングテクノロジーが運営しているプラットフォーム型のシロアリ駆除業者です。
プラットフォーム型というのは、全国に提携するシロアリ業者がいて、いますぐ対応できる業者だったり、安く対応できる業者を派遣してくれるシロアリサービスのことです。
そのためシロアリ110番に依頼すると、シロアリ駆除は、比較的小規模な地元のシロアリ業者が来てくれることが多いです。
小規模といっても、シロアリ駆除を長くやっている業者や会社の代表自らが現場に来てくれるわけですので腕は確かです。
また、シロアリ110番は、24時間365日電話対応、スピード対応をウリにしています。
「今すぐシロアリを安く高品質で駆除してほしい」という方にはピッタリのサービスと言えるでしょう。
弊社のようなHPをもっていないような業者も、シロアリ110番に加盟しています。弊社のように、大手よりも品質が高く、大手よりかなり格安で引き受けてくれる業者もシロアリ110番を利用すれば見つかるかもしれません。
シロアリ110番について解説している記事もありますので、是非ご覧ください。
ヤマトシロアリ研究所
ヤマトシロアリ研究所の評判・口コミ
見積り時の説明が丁寧でとても印象がよかった。
シロアリ防除の資格をもっている人が来てくれて、丁寧に対応してくれた。
ヤマトシロアリ研究所は、日本しろあり対策協会の正会員にもなっている自社施工型のシロアリ駆除業者です。
シロアリ駆除料金は平均的ですが、ローカル業者で品質もしっかりしている業者の中で比較すると安いほうです。
さらに、アフターフォローでも5年間の保証だけでなく、3年目と5年目にシロアリの点検をしてくれます。
信頼感もコスパもよいので、相見積り先のひとつとして有力な選択肢になります。
リムケア
リムケアは、全国展開しているプラットフォーム型のシロアリ駆除業者かつ、自社施工も行っています。
もちろん大阪全域にも対応しています。
シロアリ駆除の坪単価もシロアリ110番と同じ4,356円(税込み)ですし、5年保証も同じくついています。
一点違いがあるとすれば、営業時間が9~20時と、仕事帰りの人にはやや利用しにくい時間であるという点(メール問い合わせは24時間)です。
トータルクリーン
トータルクリーンの口コミ・評判
自分で何度やってもダメだったシロアリをしっかり駆除してくれました。
当日きてくれてスピーディな対応でした。
トータルクリーンは関西エリアに対応している自社施工型のシロアリ駆除業者です。
日本ペストコントロール協会から優良店として指定されているほか、役所からも紹介される業者なので、評判や品質においてかなり信頼感がある業者です。
ただその分、駆除料金はやや高めの設定になっていますので、信頼できる地元業者にしっかりとシロアリを駆除してほしい方にはおすすめです。
株式会社サニックス(全国)
サニックスの評判・口コミ
サニックスさんの説明、対応がとても良く、安心して依頼する事が出来ました
数社問い合わせをした中で対応が一番早かった。
料金設定が高いものの、見積書図面付きで分かりやすいと評判です。アサンテとグループ会社です。
サニックスもアサンテと同様に、東証プライム上場企業で、シロアリ駆除をメイン事業としている会社になります。
自社施工型ですので、スピードはやや弱い反面、品質は間違いない会社と言えるでしょう。
料金は少し高いということです。
「しっかりとシロアリを駆除してほしい」という方にはピッタリのサービスと言えるでしょう。
ただし、会社としては大手であり安心ですが、担当が新人であることもあったりすることも多いとのことなので、その点は気を付けておいた方が良いでしょう。
株式会社ダスキン(全国)
ダスキンの評判・口コミ
担当者次第という口コミが多かったが、きてくれたダスキンの方は、担当者の人柄がよかった
大手で安心感があり保証が厚い
ダスキンは、東証プライム上場企業で加盟店施工型のシロアリ駆除サービスを実施しています。
ダスキンと言えば、クリーニングで有名ですが、シロアリ駆除も力を入れています。
加盟店施工型ということもあり、下請け業者(担当者)次第で質にバラつきがあるようですが、大手ということもあり、なにかあったときにサポートはあると思いますので、その点は安心です。
料金はめちゃくちゃ高いというわけではありませんが、やや割高な水準です。
「比較的早く、シロアリ駆除をそれなりの質でしてほしい」という方には見積先の一つとして良いでしょう。
株式会社アサンテ(全国)
アサンテの評判・口コミ
対応が丁寧だった
担当者が良かった
料金設定が高いものの、見積書図面付きで分かりやすいと評判です。サニックスとグループ会社です。
アサンテは、東証プライム上場企業で、シロアリ防除をメイン事業としている会社になります。
自社施工型ですので、5月付近の繁忙期は、すぐに駆け付けてくれることが難しい場合がありますが、品質にはこだわりをもっているため、安心して依頼することができます。
料金は割高ということです。
「しっかりとシロアリを駆除してほしい」という方にはピッタリのサービスと言えるでしょう。
ただし、会社としては大手であり安心ですが、担当が新人であることもあったりすることも多いとのことなので、その点は気を付けておいた方が良いでしょう。
アサンテのシロアリ駆除について解説している記事もありますので、是非ご覧ください。
株式会社ピコイ(全国)
ピコイの評判・口コミ
丁寧な対応だった
見積もり時の説明が分かりやすかった
地元で人気のシロアリ駆除業者です。
仕事が丁寧で質は高いですが、その分、料金は高めの印象です。
ピコイは、東証スタンダード市場に上場しているフリージアグループで自社施工型のシロアリ駆除業者です。
東京千代田区に本社を置いていますが、全国対応で大阪も対応しています。
質は高いですが、その分料金は高めということです。
「しっかりとシロアリを駆除してほしい」という方には相見積先の一つとして良いでしょう。
株式会社ヤマト産業
ヤマト産業は関西圏で40年の歴史をもつ自社施工型のシロアリ駆除業者です。
しろあり対策協会にも加盟しているため、高額請求などにあうリスクはありません。
ただしおおよそのシロアリ駆除費用ですら見積もりをとってみるまで、わかりません。
そういった不透明なところがありますが、見積りや床下調査は無料なので、地元の業者に頼みたいという方は選択肢に入れてもいいでしょう。
くらしのマーケット(全国) ~みんなのマーケット株式会社~
くらしのマーケットの評判・口コミ
料金が安かった
ハウスクリーニングなどで有名になってきたくらしのマーケットですが、シロアリ駆除も依頼することができます。
くらしのマーケットは口コミや評判などをユーザー自ら確認し、良いとおもった業者と直接交渉をする必要があり、時間がかかるというデメリットがあります。
「予約ができたのはいいけどすぐに対応してもらうのは難しいということだった」なんてこともあります。
また、品質はマチマチですので、自分の目利き力次第となってしまうところも不安要素の一つです。
シロアリ駆除業者選びのポイント
シロアリ駆除業者選びのポイントについて確認してみましょう。
▼シロアリ駆除業者選びのポイント
・料金
・運営歴
・アフターフォロー
・日本シロアリ対策協会への加盟
先ほどのシロアリ駆除業者のランキングは、この4つのポイントを10点満点でスコアリングしたもので、具体的なスコアリング結果は下の表のとおりです。
※スマホとPCのどちらも横スクロールできます。
シロアリ業者 | 総合スコア | 料金費用 | 運営歴 | アフターフォロー | 日本シロアリ対策協会の加盟 |
---|---|---|---|---|---|
ヤマトシロアリ研究所 | 38 | 9 | 10 | 9 | 〇(10) |
リムケア | 36 | 10 | 9 | 8 | △*¹(9) |
トータルクリーン | 33 | 8 | 10 | 6 | ✕*²(9) |
サニックス | 33 | 3 | 10 | 10 | 〇(10) |
ダスキン | 32 | 6 | 10 | 7 | △*¹(9) |
アサンテ | 30 | 0 | 10 | 10 | 〇(10) |
ピコイ | 29 | 0 | 10 | 9 | 〇(10) |
ヤマト産業 | 27 | 0 | 10 | 7 | 〇(10) |
くらしのマーケット | 24 | 0 | 9 | 6 | △*¹(9) |
※2:代わりに日本ペストコントロール協会の認可あり(害虫・害獣全般への対策組織)
このスコアリングの根拠が気になる方はこちらのボタンからご覧ください。
それでは4つのポイントをそれぞれ深掘りしていきます。
料金
大阪のおすすめシロアリ業者でも見てきたように、大阪のシロアリ駆除費用は坪単価が「4,356~10,200円/坪」と、2倍以上変わることがわかります。
坪単価で倍違うということは、駆除費用の総額だと10万円以上の開きになります。
もちろんシロアリ駆除は安ければいいというものではありませんが、高ければいいというものでもありません。
坪単価6,000円を基準にして、それよりも割高な業者はどのような保証やサービスが手厚いのかしっかり確認するようにしましょう。
シロアリ駆除業者に連絡するときは、相見積もりをとっているということを伝えると良いかもしれません。
相見積もりをとっていることが分かると、業者も高額な見積りを出しづらくなりますし、他社がシロアリの発生箇所を見つけられたのに自社で見つけられなかったら恥ずかしいと思うことから施工の本気度も変わってくる可能性が高いです。
弊社への依頼に関しては、相見積もりをとっていようがいまいが適正価格と高品質はお約束できますので、その点はご安心ください。
大手の価格が高すぎて弊社に依頼がくる場合もあります。大手の4分の1程度の価格でお引き受けできたケースもあったくらいです。それくらい料金は差があるということは覚えておいた方がよいかもしれません。
運営歴
シロアリは主に薬剤を使って駆除するのですが、その薬剤の持続時間は5年程度です。
そのため、ほとんどのシロアリ駆除業者は5年間の保証を付けていて、その期間中にシロアリが再発生すれば無料で対応してくれます。
しかし、この保証はシロアリ駆除業者が5年の間残っていることを前提にしています。
もしシロアリ駆除業者が倒産してしまうと、保証を受けることができなくなってしまうというわけです。
よって、シロアリ駆除業者はこれまで会社が長く存続していて、倒産の可能性が低いところを選ぶべきです。
アフターフォロー
先ほど「シロアリの駆除には5年間の保証がある」と説明しましたが、一部のシロアリ駆除業者はこの保証に加えて、無料の定期点検サービスがあります。
定期点検は駆除業者ごとにある程度の差はあるものの、実際に家まで来て屋根裏や床下などにシロアリが再発生していないかを確認してくれます。
そこでシロアリの再発生がみつかると、5年間の保証によって無料で駆除してくれるというわけです。
特に大阪の沿岸部にはイエシロアリという数百万匹規模にまで繁殖するシロアリが発生します。
数百万匹のシロアリが家中の木材を食べていくのですから、その被害の進行スピードはかなり早いものになってしまいます。
そのため、家の木材がボロボロになってからシロアリに気が付くのではなく、きちんと定期点検をしてシロアリがいないかを調べておくことが重要です。
アフターフォローとして無料の定期点検を実施している駆除業者を選びましょう。
日本しろあり対策協会への加盟
日本しろあり対策協会とは内閣府に認定された公益社団法人で、シロアリ被害から建物を守ることを目的とした団体です。
シロアリ駆除の人体に安全な薬剤と安全かつ確実な駆除方法についての基準を定めていて、協会に加盟している駆除業者はこの基準を守った施工をする必要があります。
つまり、日本しろあり対策協会に加盟しているなら、非常に安全かつ確実にシロアリ駆除をしてくれるというわけです。
シロアリ駆除の費用相場(料金相場)
シロアリ駆除の費用相場は平米あたり単価で表示されているサイトが多いですが、実態としてどこまでの範囲を駆除しているのかなどはあいまいな部分も多いのが現状です。
そこで、もう少しわかりやすくざっくりとした相場を井上氏にお伺いしました。
20坪までであれば、120,000円~150,000円(坪単価6,000~7,500円)程度を相場と考えてもらうとわかりやすいでしょう。
ただしこれは駆除費用単体の料金であり、シロアリの食害がひどい場合は柱や床板の補強工事が必要になります。
この補強工事はひどい場合だと100万円単位の出費になってしまいます。
そのためシロアリは早期発見・早期駆除が非常に重要ということです。
シロアリ調査は無料でできる業者に
本稿でご紹介した大阪の多くのシロアリ業者は、電話1本で無料で床下調査をおこなってくれるところが多くありました。
もちろん調査だけ無料でやってもらって、駆除はほかの業者に依頼することもできます。
シロアリは人の目のつかないところで繁殖するのが常です。
そのためシロアリに関しては安易な自己判断は避け、プロの判断にまかせるようにしてください。
業者が行うシロアリ駆除工事の流れ
一般的な業者が行うシロアリ駆除工事の流れは以下の通り。
現地無料点検は多くのシロアリ駆除業者が通年提供しているサービス。
現地無料点検の結果、シロアリ駆除が必要とわかるケースも多い。
必要に応じて、床下点検も実施。
点検の結果を写真や口頭で説明。
もしシロアリ駆除の必要性があれば、その際に説明。
見積りを作成。
金額が高い場合には、他社にも見積を依頼し、相見積もりをとることも重要。
金額に納得すれば契約。
契約後は原則すぐに施工にとりかかる。
施工内容は、シロアリ駆除だが、シロアリが今後しばらく発生しないような予防をしてくれることが一般的。
シロアリ駆除業者は基本的に5年保証をつけてくれるケースが多い。
※5年以内にシロアリが再び発生した場合には、無料で施工してくれるという保証
必要に応じて、リフォームなどを別途依頼することが可能。
シロアリがよく出る場所
さて、ここからはシロアリがよく出る場所を解説していきます。
不安であれば、以下の場所をご自身でできる範囲で確認してみると良いかもしれません。
床下
シロアリといえば床下にいるものとイメージしてもらっても間違いではありません。
床下は、湿気がたまりやすく、かつ日光があたらないため、シロアリが好む条件にぴったりです。
正確に言うともともと地中にシロアリが住んでいるところに家が建ったわけなのですが、シロアリが床下で繁殖すると、家の中にまで侵入してくることになります。
点検の場合も床下をまずはチェックします。
水回り(キッチン・浴室)
木のやわらかいところがシロアリの好物ですが、昆虫なので生きるうえでは水も必要です。
特に日本でもっともポピュラーなヤマトシロアリというシロアリは、水や餌場の近くに巣を作る性質があります。
そのためキッチンや浴室の床下はシロアリの巣になりやすく、特に配管から水漏れしている場合などはシロアリが湧いている可能性も非常に高まります。
玄関
意外かもしれませんが玄関もシロアリが、よく出る場所です。
玄関は、束や柱がないのでタイルをはがすと直接シロアリが生息する地面に接しています。
そのためがタイルに隙間ができていると、シロアリが家内に侵入しやすいのが理由です。
玄関の駆除は一般の方には難しく、タイルに穴を開けて薬剤を注入する穿孔処理という方法で駆除します。
イエシロアリとアメリカカンザイシロアリは家中に出る
先ほど触れた通り、大集団を築くイエシロアリと外来種のアメリカカンザイシロアリは、上記のよく出る場所以外でもおかまいなしに発生します。
たとえば2階の床板を食い荒らして1階部の天井が抜けたり、屋根裏なども食害の対象となってしまいます。
そうなると家中を駆除工事することになってしまうので、駆除料金も高額になってしまいます。
そのためシロアリの成虫から種類を見分けるのは一般の方にはなかなか難しいのですが、シロアリ害を察知したら業者に無料調査をすることを強くおすすめします。
シロアリ駆除によく使われる駆除薬
シロアリ駆除に使われる薬剤は、次の3つのタイプがあります。
・土壌処理剤
・木部処理剤
・ベイト剤
土壌処理剤は床下の地面(土)に撒く薬剤のことで、木部処理剤は柱や梁など家の木材に塗る薬剤のことです。
これは床下にシロアリに対するバリアを張る「バリア工法」という駆除方法に用いられる薬剤です。
一方でベイト剤というのは、毒エサのことです。
シロアリにとって毒となる成分を混ぜたエサを食べさせて巣に持ち帰らせ、巣の中のシロアリも駆除できるという性質のものです。
一見するとベイト剤を使った駆除方法(ベイト工法)は使用する薬剤が少なく効率的に思えるのですが、実際はそうではありません。
巣の位置の特定や毒エサの減り具合の確認、経過観察など、複数回にわたって業者に来てもらう必要があるため手間がかかり、バリア工法より割高になるケースがほとんどです。
基本的にはバリア工法で考えて、近くに川や池があるなど特殊な事情がある場合のみベイト工法になると考えてください。
また最近のシロアリ駆除剤は駆除と予防、木材の腐朽防止効果をあわせもったものを使用します。
シロアリ駆除はホームセンターに相談することもできる
大阪で店舗の多いコーナンやカインズなどのホームセンターでもシロアリ駆除を依頼することはできます。
ただホームセンターのスタッフがシロアリ駆除の現場にくるわけではなく、提携する地元のシロアリ駆除業者が現場にくることがほとんです。
そのためホームセンターの価格帯も、「高くも、安くもない」といった水準で、特にホームセンターならお得という価格帯ではありません。
知名度がある分、窓口としての安心感はありますが、料金だけでいうとシロアリ業者に直接頼んだほうが安くなることが多いので、ホームセンターにシロアリ駆除を依頼するときは、ほかの見積もりとしっかり比較するようにしてください。
コーナン
コメリ
DCMカーマ(ケーヨーデイツー)
引用:DCMカーマHPより
シロアリ駆除に関する注意点・豆知識
ここからはシロアリ駆除に関する注意点や豆知識を解説していきます。
シロアリ駆除で高額請求にあわないためには?
シロアリ駆除でぼったくりや不当な高額請求を避けるためには、日本しろあり対策協会やペストコントロール協会に業者を紹介してもらうという手があります。
このような協会に所属している業者は不当な高額請求を受けるようなリスクはありません。
ですが一方で、品質も確かな分駆除費用はやや割高になるという側面もあります。
またシロアリの被害が床下に止まらず家中に広がっていた場合や、シロアリの食害が進んで床下の補強工事が必要になる場合は、工事費用がどうしても高額なってしまいます。
これは不要な工事をおこなう不当な高額請求ではなく、家の耐久性や安全性を考えたうえでのちゃんとした理由のある価格です。
ただしシロアリの駆除に関わる費用が100万円を超えるような場合は、セカンドオピニオンとしてほかのシロアリ業者に見積りを出してもらうことも大切です。
いずれにせよ、見積り時から追加費用が発生する場合は本当に必要な工事なのか、その工賃は妥当なのかを確認するようにしてください。
シロアリ駆除にはどれくらい時間がかかる?
シロアリ駆除には、実質2日かかると考えておいてください。
1日目→シロアリ調査
2日目→駆除
まずシロアリ駆除業者を呼ぶと、シロアリがどこにいるか?や床下や水回りの傷み具合をチェックする調査から始まります。
この時、シロアリ駆除だけでなく補修工事が必要か不要か、やるならどの程度やるか?などの打ち合わせを行いつつ、見積もりを作成してくれます。
2日目の駆除は、シロアリの被害具合によって変動しますが、おおむね半日あれば終わるケースが多いです(大規模な補強工事が必要な場合は別)。
もちろん連続した日である必要はないのですが、調査日と駆除日の2日はかかると考えておいてください。
シロアリ駆除以外に必要な費用はどんなものがある?
シロアリ駆除費用以外によく発生する工事は「ハツリ」と言われるものです。
これは床下で移動できないときや、そもそも床下に入る侵入口がないときに、コンクリートを削って人が通れる最小限の穴を開ける作業のことを言います。
費用は5,000~10,000円前後で、家の構造によって追加で発生することがあります。
またほかには床下の湿気が多いとシロアリが繁殖しやすくなるため、床下換気扇をおすすめされることがあります。
1基10,000円程度ですが、複数台とりつけるのが常なのでそれなりの出費になります。
ただし床下換気扇のシロアリ予防効果を疑問視する専門家も実はいます。
そのような提案があったときは、業者の説明をよく聞いて、本当に必要なものかしっかり判断するようにしてください。
羽アリが庭に大量にいるのはまずい?
非常にややこしい話なのですが、家庭で見かける羽アリにはシロアリの羽アリと、黒アリの羽アリがいます。
黒アリの羽アリだった場合、シロアリのように家の木部を食べ尽くすような深刻さはないのでホームセンターでベイト剤などを購入しておけばOKです。
羽アリがシロアリなのかクロアリなのかは見た目で判断することもできるのですが、より簡易的に時期で見分けることもできます。
▼シロアリの羽アリの可能性がある時期とタイミング
・4~5月の日中→ヤマトシロアリ
・5~6月の夜→イエシロアリ
同じタイミングに飛ぶ黒アリの羽アリもいるのですが、上記の時期とタイミングに羽アリを見かけたらひとまずシロアリ業者の無料調査を受けるようにしてください。
プロの目で見て違うとわかれば、強い安心感も得られるはずです。
上記の時期やタイミングと明らかに離れていたら、黒アリの羽アリと考えて大丈夫です。
シロアリ予防って本当に必要?
ハウスメーカーで家を建てたりすると、有償の長期保証として5年に一度シロアリ予防が含まれていたりします。
ただハウスメーカーだと5年に1回20万円程度の出費になることが多く、それなりのメンテナンス費用になってしまいます。
ですがシロアリ予防は5年に一度しっかり行うべきです。
というのも、プロが使っている薬剤のシロアリの薬剤の防蟻効果(シロアリの予防効果)は5年で切れてしまいます。
防蟻効果がなくなってすぐにシロアリが発生するとは限りませんが、6年目以降はシロアリに対して無防備な状態になっていることは確かです。
ハウスメーカーが斡旋してくる業者の価格よりも、シロアリ業者に直接頼んだほうがやることはほぼ同じで安いことが多いので、予防の際もシロアリ駆除業者を活用してください。
自分でできるシロアリ予防はないの?
シロアリはおおむね床下などの地中にいるものなので、バリア工法で地中から侵入されないようにすることが必須の予防法です。
ただ日常的に気をつけることはあります。
それは庭に木材を置いておかないとか、水漏れや雨漏りを放置しないなど、シロアリが繁殖する環境を作らないことです。
とはいえ、床下に薬剤でバリアを貼ることは必須であることは強調しておきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
シロアリ業者選びになやんだら、スピードが速く、料金が安く、上場企業で安心の「シロアリ110番」を選んでおけばまず間違いないでしょう。
記事の内容やサービスに関してご意見、ご相談などがある場合は気軽に下記フォームよりお問合せください。
※記事について不明な点がある場合や記事に関連するサービスの提供なども行っていますのでお気軽にご連絡ください。
内容に応じて専門家、弊社社員もしくは執筆者よりご回答いたします。
※個人情報、相談内容は秘密厳守いたしますのでご安心ください。